** かめTAKIのフォトレタッチ講座 **
「かめTAKIのバーチャル小動物写真館」に展示してある写真は20年程前に撮影
したものがほとんどです。これらの写真の保存状態は、とても良いとは言えない状況
でした。夏になれば高温多湿になる部屋の片隅に放置されていたのです・・・・・。
かめTAKIのホームページを開設するにあたり、埃にまみれた写真を引っ張り出し
てきたのですが、変色も酷くカビが生えまくり壮絶な状態になっていました。
そこで、現代のコンピューターテクノロジーを駆使したフォトレタッチを施してみま
した。するとどうでしょう。カビだらけの写真が見事に甦ったのです。
20年前の写真がどのような状態なのか、フォトレタッチを施す事により、どんなに
変化するかを見てもらい、みなさんのホームページ作成に少しでも役立てばと思い、
ここに、かめTAKIのフォトレタッチ講座を開講いたします。
「サンプル画像 No.1」
この画像は、フィルムスキャナにより初期設定状態で取り込んだ写真です。
原版はビットマップ形式(BMP)の画像ファイルとして保存します。
画面全体が暗く、無数のゴミが点在し、画面右下にはカビが生え、左上には
大きな埃が付着しているのが分かると思います。
4隅には黒い縁が出てしまっています。
何が写っているのかもよく分かりませんね。
** この写真の細部を見る為に「Big Photo」ボタンを押して下さい。 **
「サンプル画像 No.2」
この画像は、フィルムスキャナで取り込む際に、選択範囲の指定、明度、
ガンマ特性の設定を行っています。
取り込みの選択範囲を指定する事により、黒縁が無くなりました。
明度とガンマ値を補正する事により、被写体が浮かびあがってきました。
画面全体が明るくなったので、右下のカビがハッキリ見えるでしょ。
ピントも少々あまいのが分かるようになりましたね。
** この写真の細部を見る為に「Big Photo」ボタンを押して下さい。 **
「サンプル画像 No.3」
フォトレタッチツールにより、様々な処理を施し完成した画像です。
輪郭補正機能を使って画面全体をシャープにします。
1ドット処理によりカビや大きな埃を除去します。
修正したい箇所を1ドット単位で隣接する色に変えいきます。大変手間が
かかりますが最も効果的な方法です。
小さなゴミはペン先に「水滴ツール」を指定して、周辺の色と同化させ、
目立たないようにしていきます。
ここまでの作業は、BMP等の非圧縮の画像形式上で行ないます。
BMPファイルは、非圧縮の画像形式なので修正を加える毎に何度保存して
も画像の劣化が無いからです。
全ての修正を終えた時点で、JPEGファイルにコンバートします。
JPEGは、フルカラー対応の圧縮率を可変指定できる高圧縮画像形式で、
大きなファイルサイズの写真画像を、ホームページに適したファイルサイズ
にすることが出来ます。
** この写真の細部を見る為に「Big Photo」ボタンを押して下さい。 **
もう一枚、別の写真を見てみましょうか。
「美」のコーナーに展示中の「ハナアブ」の場合・・・。