9.キーボードが欲しい

ここんとこ繰り返し書いているように、どうもキーボードが欲しくなった。WPにもキーボードはつくが、Libretto所有者としては、

なのである。となると、はなからWPではなく、キーボード付き小形PDAの類を求めた方が早いことになる、と結論した。

WPの代替ならサイズが最重要となる。となると、現時点では候補としては、Jornada、Psion 5mx、Psion REVOあたりであろう。各機種について、Webでみつけた仕様を見て、そのあたりに転がっていた紙くずで、サイズ模型を作って比べてみた。

WP30J(プラスティックカバー付き)の120 x 83 x 18 mm程度(定規で測定)に対し、5mx170 x 90 x 23 mmということで、幅はWorkPadとあんまりかわんないし、長さも25%増しって感じか。REVOにいたっては、157 x 79 x 18 mmと、更に縦横1cm、厚さで5mmも小さい。両者の...特にREVOの小ささがよくわかる。

これに対し、Jornada690189(W) × 95(D) × 34(H)mm。比べてみると相対的に大きいのがわかる。
ちなみにLibretto215mm(幅)×125mm(奥行)×24.5mm(前高さ)/25.4mm(後高さ)。Jornada690は、幅はちょうどLibrettoと5mxの中間くらい。奥行きはLibrettoよりは5mxより。しかし、厚みに関してはリブの方が薄い!!(^^;印象としては、Librettoとあまりサイズが変らない。CE機の悲しさで起動も遅目(カードの認識に時間がかかるとか)だというから、使い勝手もまさに中間的位置。あまりにも中途半端であるくせに値段は10万超。完全却下。

そうなると、サイズ的にはPsion
ここで、キーボードが欲しいという動機に立ち返ると、タッチタイプが難しいとされるREVOは却下となるだろうか。

さらに、REVOは内蔵充電池な上に、その充電池がメモリ効果のあるタイプとの情報がある。5mxの単三が二本という手軽さ兼安心感に比べれば、そういう点でもちょっとひいてしまう。サイズとギミックはいいんだがねえ…。

ちなみに、WPでも30Jと40Jの決定打が乾電池(単四が二本)対内蔵充電池だった。進歩がないといえよう(笑)

ただし、Psionにも不安はないわけではない。最大の不安は日本語環境。WPでもGraffitiはともかく漢字変換のタコさが、入力の快適さについて、大いに足を引っ張っている事からすると、ATOKなどを使用できるJornada等に対しては不安は残る。

各機種ともそういう意味では決定打を欠く。その一方で、WPが気に入らぬための浮気ではないあたりのためらいも残る。
たとえば、内蔵ソフトでもMemoは使い勝手がすぐれていて、日誌兼日記としてもっとも愛用しているし、予定表も、WPの携帯性ゆえか当初想定したよりもはるかに使っている。ToDoはチェックリスト付きのメモとして試薬調整などのプロトコル記述に非常に便利だ。JFileとFileMakerProの組み合わせも、非常に便利だ...まあデータ入力が及ばず、今一データの網羅性が薄くて使いこなしていない感もあるが(^^;。Excelとの同期が可能のQuickSheetもすばらしい(使いこなしに関してはJFileと同様だが...)。そのほか、腰に付けて持ち歩くに便利、いつでもどこでも使える、など環境としては非常に有意義なのだが、肝心の文字入力が進まないのでは…。どうにかならんか。

(2000.05.23/05.31加筆修正)


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