2. IRSyncへの長い道

私のメインマシンはMacである。家で使っているのは7200/90と、パワーとしては非常に非力ではあるが、デスクトップタイプの強味で、内蔵で3.2G、外付けで20GのHDDを増設してあり、また128MのMOとCD-RWも接続してある。他のマシンのドックとして使うにはそう捨てた状態ではあるまい。これが私のベースステーションにあたる。

環境としてマックだけで完結できるならそれに越したことはなかったが、いかんせんマックのノート型は大きすぎる。そこで私が選択したのは、とことん大きさにこだわった、LibrettoSS1000。Win95のまま使用している。これがワークパッドからみての母艦にあたる。ただしこの母艦、シリアルを内蔵していない。I/Oアダプタは所有しているが、いちいちつけたり外したりするのは面倒である。また、出先でのSyncも考えれば、ここはクレードルではなく、IRSyncをフルに活用するのがもっともよかろう、と考えた。

さて、帰宅して、MacPacのCDをセット。Palm Extrasフォルダの下の、IrDA Filesのさらに下、Install on your Palm handheldの中にあるfile(AMX.prc, IrLib.prc, SerialIrPnl.prc, SerIrCommLib.prc)を選び、WorkPadにインストール。すると、たしかにWorkPadのシステムメニューに赤外線の項目は出来た。でも、なんかマニュアルにある記述と違う。
不安を覚えつつも、Librettoに本来のWorkPad添付のPalm Desktopをインストール。赤外線HotSyncを試そうとするが…案の定、出来ない。

結局、MacPacからインストールしたIr関係のファイルをすべて削除した上で、Windowsの方で最初のHotSync時に自動でインストールしようとするファイル、具体的には\WorkPad\Add-on中のpadhtall.prc, serircom.prc, syncpane.prcの3FileをいったんMacの方に転送してからWorkPadにインストールし直す事によって、ようやくIRSyncが可能となったのであった。いやいや、思ったより手間取った。

(2000.03.20仮版)


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