1999年5月末、ようやく念願のISDNを導入した。それまではオムロンの288モデム。でもなぜか不調で144でしか使えていなかった。144環境からISDN。実に劇的に快適になった通信環境は感動物であった。ちょうどその頃は、2400を借りており、これをメインに通信に使っていた。
夏ごろ、今から思えば2400の返還をひかえて、メインを7200に戻したあたりから、おかしなことが生じてきた。Mail, Webとも、読み込みはなんの問題もなく出来る。だが、数行以上のちょっと長いメールは送信出来ない。それ以上に長いメールを出したいときは、いくつかのメールに分割して送信しなくてはならない。これに伴う具体的な問題としては、PostPetが使えなくなってしまったのであった(^^;。
始めはプロバイダを疑った(失礼!!)。しかし同じプロバイダを使っている友人に聞いてもそのような症状は見たことがないという。当初は、Geocityの方ではその症状が出ていなかった。そこで、しばらくメールサーバとの相性問題かとも思ったが、そのうちGeocityとでも同じ症状が起こるようになった。これも今から思えば、まずAsahiへのアクセスを7200に戻し、Geocityにはしばらく2400の使用を続けていたというところなのだろうが、当時は気づかなかった。
また、Librettoとの間のファイルのやり取りを行おうとすると、Libretto→7200のバックアップはなんの問題もなく行えていた。しかし、7200でダウンロードしたLibretto用のファイルをLibrettoに転送しようとすると、これが全然成功しない。完全な一方通行である。
そう。すでにピンと来た方もおられるであろう。悪名高い7200でも最大の問題点の一つ、EtherPortの不具合であった。
しかし、恥ずかしながら、私はそれに気づかなかった。7200当時...PCI Macの出始めの問題点として、OpenTransportの不具合があったのは承知していた。だが、それとは別に、7200/90初期ロットの不具合として、Motherboard上のEtherPortにも不具合があったのだった。症状は、ある大きさ以上のパケットが出ていかない。まさしくこの症状である。
10月31日(日)に、OpenTransportの不具合との関係を疑った私は、ついに使い慣れた7.6.1からOSをバージョンアップさせることにした。折しもMacOS9が出て間も無いころ。本来出始めは嫌だ主義の私としては、OS8.6あたり、とも考えたが、別に安くなっているわけでもなし、何を今更、とMacOS9を買ってしまった。インストールを終え、TCP/IPを設定。Librettoとの間でFetchを行ってみる。例によってLibretto→7200は無事。しかし7200→Librettoではなんの改善も見られていない...。
11月1日の出勤前に、Macintoshトラブルニュースを再々度検索。ようやくEtherの不具合の事実を発見したのであった。要は私はカスを掴んでいたのだ。しかし今更言っても始まらない。仮にまだ修理が可能であっても、こんな馬鹿馬鹿しいことでメインマシン(笑)がしばらく無くなるのもいやな話だ。そこで仕事を早々に切り上げ、新宿に出て、PCI用のイーサーカードを物色。ヨドバシカメラで最も安かったI/Oデータの物を購入。帰宅してセットアップ。かくして問題発生から約4ヶ月、ようやく7200からEtherが使えるようになったのであった。
ちなみにこのI/Oデータのイーサーカード、ドライバはOS8以上にのみ対応。かくしてMacOS9も無駄にはならなかったのである(苦笑)。
ご意見ご感想は、ii9t-iwsk@asahi-net.or.jpまでどうぞ。