Bloomington, MN
Feb. 2001


ケネディ高校の conference 父兄面談と pep festival 壮行会
日本語クラス1
Japanese level 1
 1月23日から2学期、レベル1の新しいクラスが始まった。好きな日本名をつけさせると、ごくう、ごはん、ベジータ、カカロット、、、皆ドラゴンボールのキャラクターがお気に入りらしい。まあ、いいでしょう。
 写真は濁音、半濁音ゲームのごくう達。2つのチームに分かれて、黒板に貼られたひらがなを見つける簡単なゲームだが、白と赤のハエたたきを振り回して盛り上がる。
 かなの習得は必須事項だ。しかし退屈なものでもあるので、指導には工夫が必要。ゲームでは張り切る生徒も、ひらがな練習の宿題はさぼりがちだったりする。motivate 動機付けは、どの教師にとっても頭の痛い問題なのだろう。

日本語クラス3
Japanese level 3

 レベル2でmasu form「ます形」での基本的な文章を終了した生徒たちは、レベル3に進むとplain form (& dictionary form) 普通体(と辞書形)を学ぶ。ようやく日常会話に近づいたわけである。つまり、「お茶を飲みませんか。」の後で、「お茶、飲む?」を学ぶという具合。日本語学習は一般的にこの提出順序で行われる。
 次いで、male & female speechを説明する。「日本では話言葉に顕著に表れる性差が、女性の進出を妨げる一因でもあるだろう」という趣旨の短いエッセイも読む。女生徒の一人が「これはsad story 悲しい話ね」と感想を一言。日本という国の特殊性が見えてきそうだ。

 写真はschool spirit 愛校心を示す週、hippie day ヒッピー・デイの教室。60年代も70年代も知らない生徒たちである。thrift shop 古着屋でそれらしいものを見つけてきたらしい。この日のホールには、アフロヘアとフリンジのついたベスト(おお、ジミヘン君)や、髪に花を挿した虹色Tシャツのフラワー・チルドレンも大勢いた。
 この屈託のなさがうらやましい。性差別の国の70年代からはるばるやって来たような気がする。

Rage against Destruction
破壊行為撲滅運動
 ケネディ高校の体育館に、いつもと違ったステージが造られた。
 似たような名前のロックバンドもあるが、こちらが拝借したのだろう。"Rage against Destruction"は、破壊行為に"NO!"と言おう、と伝えながらアメリカ国内の高校を回るロックバンドである。"Rage against Noise"の先生方には評判が悪かったが、明確なメッセージは興味深かった。
 日本にも伝えられたアメリカの中学校・高校での悲劇的発砲事件など、幾つものモノクロイメージが大画面に映し出される。最後はジョン・レノンというおきまりコースはいまいちだが、生徒に何かを考えさせるきっかけにはなるだろう。

concerts コンサート
ジェファソン高校 ポップ・コンサート(左)とケネディ高校 音楽集会(右)

 日本では学年末試験や入試で慌ただしい2月、ミネソタではスポーツ(バスケットボールとアイスホッケー)や音楽集会が盛んに行われている。


Minnesota report top | Centaury Home