centaury books19
読書メモ19
ここ数年の間に二度入院をした。いずれもさほど深刻ではない手術の後、それでも点滴やら何やらの管が付けられ病室に横たわって読んだのは、分厚いハードカバーの翻訳ものだった。文字通りの非日常にいた数日間、密林の奥や極北のベーリング海でヒトが逃げようもなく運命づけられた試練の日々を潔く淡々と送る様を、半ばぼんやりと読み続けた。彼らはわたしを圧倒し、同時に助け起こす。極限を歩き続けたヒトビトの遠い声が、治癒を支えてくれたように思うのだ。
2019年1月1日〜
- ひと皿の小説案内 ダイナ・フリード (マール社) Thanks again, Mr.K!
- 工場 小山田浩子 (新潮社)
- 夫の後始末 曽野綾子 (講談社)
- 永遠のアンネ・フランク マティアス・ハイル (集英社)
- 『アンネの日記』を訪ねる 黒川万千代 (新日本出版社)
- 作家との遭遇 全作家論 沢木耕太郎 (新潮社)
- 数奇なる奴隷の半生 フレデリック・ダグラス自伝 (りぶらりあ選書/法政大学出版局)
- 愛と勇気を与えた人びと5 アンネ・フランク リチャード・テームズ (国土社)
- パリ歴史地図 ジャン=ロベール・ピット (東京書籍)
- 「隠れ家」で日記を書き続けた少女 アンネ・フランク キャロル・アン・リー (偕成社)
- 下町ロケット ゴースト 池井戸潤 (小学館)
- ののはな通信 三浦しをん (角川書店)
- 病気自慢 からだの履歴書 玉村豊男 (世界文化社)
- インフェルノ(上/下) ダン・ブラウン (角川書店)
- 愛と勇気を与えた人びと6 ライト兄弟 リチャード・テームズ (国土社)
- 隠れ家 アンネ・フランクと過ごした少年 シャロン・ドガー (岩崎書店)
- 日本文学の大スタア 総特集筒井康隆 (別冊文藝)
- パリ オルセ美術館と印象派の旅 丹尾安典・南川三治郎他 (新潮社・とんぼの本)
- ベルギー 美術と歴史の旅 森洋子 (河出書房新社)
- 孤独のすすめ 五木寛之 (中央新書ラクレ)
- 炎と怒り トランプ政権の内幕 マイケル・ウォルフ (早川書房)
- われらの時代に アーネスト・ヘミングウェイ (講談社文庫) 再読
- 日はまた昇る アーネスト・ヘミングウェイ (新潮文庫) 再読
- 増補新訂版 アンネの日記 (文春文庫)
- オンナの奥義 阿川佐和子/大石静 (文藝春秋)
- ヘミングウェイ・アドベンチャー マイケル・ペイリン (産業編集センター) 再読
- 移動祝祭日 アーネスト・ヘミングウェイ (新潮文庫) 再読
- A Moveable Feast the Restored edition Ernest Hemingway (Arrow Books)
- 小林秀雄全集 第10巻 ゴッホの手紙 (新潮社)
- 思い出の作家たち 谷崎・川端・三島・安部・司馬 ドナルド・キーン (新潮社)
- 世界の文字とことば 町田和彦・編 (河出書房新社)
- Gettysburg national military park official guidebook (museum visitor center)
- ファーストラブ 島本理生 (文藝春秋)
- 銀河を渡る 全エッセイ集 沢木耕太郎 (新潮社)
- 人みな眠りて カート・ヴォネガット (河出書房新社)
- 一切なりゆき 樹木希林のことば 樹木希林 (文藝春秋)
- パパ・ヘミングウェイ(上/下) A.E.ホッチナー (ハヤカワ文庫ノンフィクション)
- カラー版・近代絵画史(上/下) 高階秀爾 (中公新書)
- 私を最後にするために イスラム国に囚われ、戦い続ける女性の物語 ナディア・ムラド (東洋館出版社)
- 不良老人の文学論 筒井康隆 (新潮社)
- アメリカ黒人の歴史 上杉忍 (中公新書)
- 日本の同時代小説 斎藤美奈子 (岩波新書)
- 凍 トーマス・ベルンハルト (河出書房新社)
- エドガー・アラン・ポーの世紀 巽孝之&八木敏雄・編 (研究社)
- レオナルド・ダ・ヴィンチ(上/下) ウォールター・アイザックソン (文藝春秋)
- ハリエット・タブマン 「モーゼ」と呼ばれた黒人女性 上杉忍 (新曜社)
- 自由への道 ハリエット・タブマンの物語 池田まき子 (学研)
- Harriet Tubman--Leading the way to Freedom Laurie Calkhoven (Sterling Publishing) 再読
- 月と六ペンス サマセット・モーム (光文社文庫) 再読
- 定年夫婦のトリセツ 黒川伊保子 (SB新書)
- バースデイ・ガール 村上春樹 (新潮社)
- 暮らしがわかるアジア読本 ビルマ 田村克己・根本敬 (河出書房新社)
- 東南アジアの伝統と発展 世界の歴史13 石澤良昭・生田滋 (中央公論社)
- ビラヴド トニ・モリスン (集英社文庫) 再読 初読は'98年
- ウルフ・ホール(上/下) ヒラリー・マンテル (早川書房)
- マイ・ストーリー ミシェル・オバマ (集英社)
- 百花 川村元気 (文藝春秋)
- バベットの晩餐会 イサク・ディネーセン (ちくま文庫)
- 教師人生 フランク・マコート (図書刊行会)
- 忘れない味 「食べる」をめぐる27篇 平松洋子・編 (講談社)
- 新・世界でいちばん美しい街、愛らしい村 世界の写真家たちによる美の景観 (MdN編集部)
- ある秘密 フィリップ・グランベール (新潮社)
- 猫を拾いに 川上弘美 (マガジンハウス)
- いい女ふだんブッ散らかしており 阿川佐和子 (中央公論新社)
- マインドマップ英語勉強法 クリス・フォスケット (サンマーク出版) 再読
- 恐怖の男 トランプ政権の真実 ボブ・ウッドワード (日本経済新聞社)
- 時を超える美と信仰 日本の歴史 ネリ・ドゥレ (創元社)
- すぐわかる日本の仏教美術 守谷正彦 (東京美術)
- 掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン (講談社)
- もっと知りたい 東寺の仏たち 根立研介・新見康子 (東京美術)
- ネイティブ・アメリカン 先住民社会の現在 鎌田遵 (岩波新書)
- 青い眼がほしい トニ・モリスン (ハヤカワ文庫)
- 20世紀ラテンアメリカ短篇選 野谷文昭 編訳 (岩波文庫)
- 孤独の意味も女であることの味わいも 三浦瑠璃 (新潮社)
- 蕪村 藤田真一 (岩波新書)
- そしていま、一人になった 吉行和子 (ホーム社)
- 一万年の旅路 ポーラ・アンダーウッド (翔泳社)
- わたしのいるところ ジュンパ・ラヒリ (新潮クレストブックス)
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updated 12/26/19
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