徒然日記特掲 4/16/2021

 コロナ低感受性の日本人(東アジア人)の感受性
        
欧米人感受性で評価した場合の仮説
 



  ここで示されている重要な事実は、英国は実際のピーク時に1日7万人近い感染者に対応していた。日本の場合なら1日12万人となる。現在でも日本の医療ひっ迫状況は相当厳しいし、医療スタッフも不足している。大阪知事は全国から医師とナースを大阪救援のための派遣を要請することを考えている。かっての米国、ニュ-ヨークが行った方法だ。
 確かに関西は大変だ。関東は現在必死に感染拡大を抑え込もうとしている。しかし英国のとった厳しいロックダウンに比べると、かなり、いや全然緩いものである。初冬と初春の違いはある。

 実際の英国の感染者数推移

 日本人の新型コロナ感染数と死者数は、大雑把な数値ではあるが英国の1/15(人口10万人当たり)に相当する。

 日本での感染対策は英国BBCで酷評されているくらいであるが、この感染率の低さは日本人のコロナに対する抵抗性からくると仮定するならば、欧米人並みの感受性があった場合の、感染者数推移カーブは左図のごとくなる。

 第三波のピークでは1日発生感染者数は約12万人となり、現在の第四波の立ち上がりでは、7万人近くとなっている。
 実際の英国では日本の第三波ピーク時に、やはりピークを迎えているが、1日感染者数は6万8000人となっている。
 現在は1日発生数は2,500人と減少している。日本の場合なら156人相当である。屋外集会やイベントはフリーとなっている。

 4/14、日本を含め東アジアの国と米英のコロナに対する感受性の差を、感染者数と死者数で比べているので参照のこと。
 
真剣に、深刻にコロナ対策に取り組むのは、医療スタッフだけではなく、地方行政の担当者だけでは無いはずだ。首相や閣僚達が率先して悩み、状況を専門家達と絶えず検討し、最善では無く、ベストの対策を考えるべきだ。各国の首相や大統領は、その語りの中に、全責任は自分がとるという、強い決意が感じられる。大阪知事のやつれ方は、彼がいかに悩み苦労しているかを示唆している。米国州政府は連邦政府によって絶えず援護されている。今日、日本国の首相は、米国大統領と親善のための会談に出かけた。