開かずの間
開かずの間では、その時々にゴルとネコが興味を持った事柄について 語りを入れてしまう部屋です。あなたの気に入ったものが見つかりますように。
第1回目のお題:pinna  INADA NO OYADO へ戻る
 
第2回目のお題:宿舎の謎!?
宿舎・・・泊まるところ。宿。また、職員等の住居用にたてた家屋。                     「岩波国語辞典」より。 <解説> かゆいところに手が届く(?)台所で働くネコ。台所のスペースは  わずかに一畳弱!ガスコンロは一口、冷蔵庫は一人暮らし用の86リットル。 だけど、なぜが炊飯器だけは8合炊。(大飯喰らいだから!?)
ゴルとネコの住む宿舎は、昭和38年に建てられた御歳34才の宿舎である。 昔の建物のせいか、造りの何もかもがミニマムである。 宿舎は二階建てだが、(流行のテラスハウス!!) 延べ面積40平米(階段込)、坪にしてわずかに13坪といったところか。 この宿舎の間取図を初めて見たネコは、あまりの狭さに泣けてきてしまった。 お隣の奥さんが初めてこの宿舎にやってきたとき(もう10数年も前になるが) 玄関の扉を開けて中の光景を目にした途端、マンガのように、 手に持った荷物がドサッと落ちて、 しばらくボーゼンと立ちつくしてしまったそうだ。 そんな愛すべき我が宿舎にはいくつかの「謎」が存在している。   謎、その1:「なぜここに?使えない洗面所」 宿舎の洗面所はなぜか家の外にあった。 当然屋根なんかかかってない雨ざらしの外にあるのである。 しかも、ご丁寧に洗面ボウル付きである。 朝の洗顔、夜の歯磨きはここでしろってことか?しかし、雨の日は?雪の日は? 様々な疑問がネコの胸に押し寄せる。 現在、宿舎の住人でこの洗面所を洗面所として使っている人は・・・いない   謎、その2:「サイズの変わる風呂」 宿舎の風呂は狭い湯船、洗い場をあわせても たった一畳くらいしかないのだ。 勿論、シャワーなんて洒落たものはついていない。 そんな風呂の謎は、蛇口にあった。 この風呂場の水道の蛇口は、入居当時は湯船の縁に引っかかって 洗い場の方に回すことはできなかった。 しかし、気がつくと、なぜか楽々と洗い場の方に回すことができるように なってしまっていた。便利になって、いいんだけれど・・・ おまけに、扉を開けたときの壁との隙間が縮んできているような気がする。   なんでそうなってるのかと思うと・・・ふ、不安が・・・   謎、その3:「息が白くなる部屋」 今年の冬は暖冬にも関わらず、宿舎の中はとても寒い。 隙間風がビュービューなのだ。   喋っている口もとからもれる 息は白い!   もちろん ファンヒーターはついている!   しかも、ファンヒーターの 真っ正面に座っている!   現在、二人はゴジラのように白い息を吐きながら、 我々の置かれている人生を語っている。 寝るときは、噴火口のように白い煙を上げながら熟睡している。 冬山で遭難したときには、寝たら死んでしまうそうだが、 我々は大丈夫なんだろうか・・・? ゴルは、ネコが先に寝ると 「ね、寝るな!寝たら死ぬぞ!!」 といいながら枕で殴って安眠の邪魔をする。 ひ、ひどい・・・・。     こんな謎の宿舎だが、老朽化を理由に今年の12月に取り壊すことが決定された。 ゴルとネコもそれまでに次の宿舎に移ることになる。 今度の宿舎には一体どんな謎が待ち受けているのだろうか!?


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