昆虫採集のススメ −街灯採集編−
タカ
昆虫採集のススメでした。
...って、違うでしょうね、きっと(^^;
と言うことで、あらためて、「昆虫採集のススメ −街灯採集編−」です。
しかも、そんな山に行きますので、まず近くには温泉があったりして...
日中は温泉に浸かってゆっくりとし、夕方からおもむろに街灯採集へと向かうわけです。
時には朝から温泉に入ることも...
ひゃぁ〜! 最高っす!!
おかげで最近、すっかり温泉好きになってしまいました(^^
そしてまた、採集地で他の採集者にお会いして話をする、と言うのもまた楽しみです。
最近はまったく採集報告もない所に行くことも多くなり、誰にも会わないことも多くなりましたが、地元を遠く離れた所で、同じ趣味を持つ人とお会いし、しばしお話をする。
これがまた楽しいのです。
時には折角のゴールデンタイムを、採集もせずにずぅ〜っと話し込んでしまうことも。
もったいないと言えばもったいないのですが、本当に楽しいですよ。
その後、親しくお付き合いをさせてもらうこともあります。
ただ、欠点はそんな時、私の口が軽くなってしまうことでしょうか(^^;
ネット上では決してお話しない採集ポイントなのですが、そんな時はつい口を滑らせてしまうことが...
私から採集ポイントを聞きたい方、是非採集地でお会いしましょう(^^;;;
オオクワ採集の楽しさはなんでしょうか(^^;
私の場合、多分、なかなか採れないのに、微妙に採れるところのような気がします。
採れないのも駄目なのですが、採れすぎても駄目なのですね(^^;
だから、あまり採れてしまうと飽きてしまいます。
一番適当なのは一産地で1♂2♀くらいでしょうか。
更に言うと、採れて嬉しい順番もあります。
私は標本はやらず、ブリードは少々と言うのがその理由で、♀、♀、♂の順に採れると最高です。
♂だけ採れても、あまり嬉しく無かったりして(^^;
そして、そこそこの数が採れると、また別の産地に移るわけです。
で、またなかなか採れない。
それでもしつこく通い、遂に採れたときには「やったぁ!」と新たな喜びに浸れるのです。
と言うことで、オオクワ採集の楽しさはやはり、なかなか採れないオオクワを遂にゲットした瞬間が忘れられないと言うことだと思います。
また、樹液採集の場合、林や木が生えている所まで行かなくては話になりません。
で、何が嫌かと言うと、藪蚊です。
私の場合、体格が体格ですので、人一倍蚊に食われます(^^;
もちろん、防虫剤を掛けていくのですが、汗で流れてしまうせいでしょうか、やはり食われます。
最近はかゆみ止めの薬が良くなっていて、塗ると瞬時にかゆみが止まるのですが、しばらくするとまた痒くなります。
おかげで、かゆみ止めの薬が手放せなくて(^^;
もしも、瞬時にかゆみがとまり、そのまま永久に痒くならない薬か、あるいは、決して蚊に食われない薬や道具が出来たら、また、樹液採集を再開するかもしれません。
誰か、そんなの作ってくれませんかねぇ(^^;
ただ、樹液採集の場合、何と言っても一番自然な形での採集と思われますので、採集できた時の感動は言い知れないものがあります。
やはり、「一度は樹液で大きなオオクワのオスを採りたい」
この気持ちだけは、決して捨て去ることは出来ないとは思うのですが...
で、ライトトラップの場合には、当然ながらお金と時間がかかります。
お金はライトトラップのセットを揃えるために必要。
もし私がライトトラップを揃えるなら、こんな装置にしたいなぁと思うものの場合、15万円くらい掛かってしまいそうです(400Wくらい)。
まして、最近新潟で行われる何千Wなどと言うライトトラップの場合、もう私にとっては天文学的な金額がかかります。
そんなにお金を掛けて採るほどのものかなぁ...と言うのが、私の場合チョット引っかかってしまうのです。
(何しろ、一産地で2〜3頭採れれば充分なもので...)
また、セッティングと片づけが大変です。
最近は色々と工夫され、片づけが簡単なセットにしている人もいますが、通常はえらい騒ぎです(^^;
しかも、ライトにもフレームにもシートにも、それはもう嫌になるほど羽虫や蛾が...
一生懸命払って片付けたつもりでも、いつの間にか車の中にも沢山の虫が入り込んでしまいます。
私自身は最近はそれでもいくらか慣れましたが、こんなのを家族に見つかったらもう大変ですね(^^;
まして、ゴールデンタイムに他のポイントに移動するなんてことはチョット出来ません。
「もしかしたら、今日はあそこなら沢山飛んでくるかも...」
とか思いがちな性格なだけに、移動しづらいのはチョット辛いです。
ただし、ライトトラップの場合、街灯採集より確実に採集できる可能性は高そうです。
また、数も街灯採集より沢山採れます。
街灯の無い山の中でも出来るのも長所ですね。
その点は街灯採集はライトトラップには遥かに及びません。
ライトトラップもまた、捨てがたい魅力を持っていることは言うまでもありません。
またライトトラップは、皆で楽しめるのが最大の長所です。
バーベキューでも囲みながら、皆でワイワイガヤガヤ。
これはもう楽しいです。
こればかりは他の採集方法では出来ない楽しみですね。
ただし、私の場合、ついついバーベキューや話に夢中になってしまい、このパターンの場合、一度もオオクワを採ったことはありません(^^;
禁断の採集方法と言えるかもしれませんね(^^;;
ただ、最近のライトトラップは、街灯採集で知れ渡った採集地で行われている傾向にあります。
折角どこでも出来る採集方法なのに、何も人が集まる所でやら無くてもいいのに...と言うのが私の感想です。
私だったら、もっと誰も知らないような所でライトトラップをしてみたいなぁと思うのですが...
また、環境を完全に壊してしまう点が気になっています。
徹底的に材割してしまうと、オオクワが産卵する場所がなくなってしまいます。
まぁ、実際にはそれでもしぶとく生きていってくれてはいるのですが、一番採集地を破壊する採集方法は間違いなくこの材割だと思います。
材割した後の見た目も良くありません。
と言うことで、私自身は「もう絶対に材割はしない」なんてことは考えていないまでも、あまり材割をすることは無いかなぁとは思っています。
なにより、素人でも一番簡単に採集できるのはこの方法だと思います。
もちろん、オオクワがいそうな所をかぎ分ける能力は必要なのでしょうが、
「犬も歩けば棒に当たる」
方式でも、それなりに採集可能です。
第一、何より一番手軽です。
採集に必要な道具は、懐中電灯と虫を入れるケースのみ。
まぁ、あって損は無いものとしても、虫取り網くらいでしょうか。
また、ライトトラップと違い、場所取りをする必要も無く、好きな所にいけるのも長所です。
駄目そうなら他の場所に移るのも容易。
と言うか、どんどん場所を移っていくのが醍醐味ですね。
街灯採集と言っても、1本の街灯の下に張り付いて、ずぅ〜っとクワガタを待っているのはお勧めできません。
それではあまり楽しくない。
もしかすると、あそこの街灯に来ているかもしれない。
そんなことを思いながら、次々に街灯を見て回る。
これが楽しいのです。
まぁ、次々に移れると言っても、それなりに時間がかかるため、そうそう移動は出来ないわけですが、先日、どうやらあまり虫が飛ばない日だったらしく、あまりにも採れなくて、遂に6箇所もポイントを移したこともありました。
移動距離は何百kmかだったと思います。
おかげで午後7時頃始めたのに、最後の採集ポイントを出る頃には夜が明け始めていました(^^;
まぁ、これも良し悪しですが、ライトトラップにはそう簡単には出来ない技ではないでしょうか。
体力を必要としない。
私の場合にはこれが重要です。
何しろ、車で移動しますので、一番楽ちんです。
しかも、最近は街灯の下を探す時も運転席からと言う、なんとも手抜き採集をしています。
それでも、
「あっ、あれはオオクワに間違いが無い!」
と言う瞬間にめぐり合うことが出来ます。
いやもう、街灯採集を始めたら、他の採集方法には戻れません(^^;
体力に自信の無い方、もうこれっきゃありませんよ。
ただし、そんなこんなでひたすら運転を続けてしまうことがあります。
気がついたら総採集行52時間中(睡眠、休憩時間を含む)、30時間運転していたなどと言うことも...
運転する体力だけは必要かもしれません(^^;
で、温泉にも種類があります。
私の一番好きなのは野天風呂です。
その次が日帰り温泉で、いわゆる温泉宿はクワガタ採集の時には泊まった事がありません。
と言うことで、決して採集地に近いとは言いかねるのですが、この辺の有名な野天温泉をいくつか紹介します。
1.長野県小谷温泉の露天風呂
2.長野県燕温泉黄金の湯、河原の湯
3.長野県切明温泉河原の湯
4.新潟県六日町の三国川ダム下の温泉
5.群馬県尻焼温泉
6.群馬県聖天露天風呂
7.福島県木賊の河原の湯
8.福島県下郷町湯野上温泉の河原の湯
9.栃木県塩原の不動の湯、岩の湯
10.栃木県那須の高雄温泉
11.山形県米沢付近の広河原の湯
ちなみに、行きたい、行きたいと思いながらもまだ行ったことの無い温泉も入っています(^^;
詳細については、サーチエンジンで検索してください(^^;;
真昼間(と言うか朝?)からこんな温泉に浸かり、のんびりと過ごす時間、もう最高っす。
この温泉、全部に入っても500円も掛からんのじゃないかなぁ。
まぁ、どんなに頑張っても1日で入り尽くすのは無理ですが(^^;
「昆虫採集のすすめ」と言うことで書いていますが、温泉にも入れる昆虫採集の良さと言うことで書いておきますね。
ただ、そこで留まって欲しくはありません。
有名産地と言うのは、確かにオオクワが採れる確率が高いです。
何度か行けば、必ず採れると言っても過言では無いかも知れません。
が、はっきり言って、そんなのはほんの入り口に過ぎません。
そして、(自分の)新産地を探して、方々に散っていって欲しいのです。
誰から聞いたわけでもなく、自分で見当をつけた産地でオオクワが採れれば...
そんな夢を見て、そして、いつかそれを実現して欲しいと思います。