クワガタな生活

安達真一著

 くわ馬鹿に記事を投稿するのもなんか久しぶりのような気がします。
今回はコラム風?に過去を振り返ってみたいと思います。     

 さてさて、日本には○○ブームというのが良くあるがクワガタムシ
もカブトムシもその仲間入りしていたのかも知れない。現在は海外の
昆虫も正規で国内に持ち込めるようになり夏場は目に触れる機会も多
くなりました。私は認可前に輸入した経験があり植防から電話がかか
ってきて返送、破棄処分になったことも。今、思うと懐かしいなぁ。
ある新聞に書いてあったのですが某銀行では預金の契約をするとアト
ラスオオカブトがもらえるそうです。こんな所まで外国産昆虫が浸透
してきているのですねぇ。最近始めた方には分からないだろうと思い
ますが外国産生体が出始めた頃はリストも白黒のコピーであったり、
写真の脇にLIVEとかどう見ても生きているのに標本とか書いてあった
りとアングラチック?でリストを見ながらワクワクしたものでした。
当時の値段はそりゃもう高価でこれがまたマニアの物欲をくすぐるの
ですよ。図鑑や標本でしか見たことがない昆虫が自分の手のひらで動
いているのを見た時は超感激!ファミコンがスーファミ、さらに64
になった時のマリオをやった時の感動に似ています(意味不明)。個
人売買も今ではネットが主流のようですがフリマ雑誌などでプリクラ
サイズの白黒写真を見たり、ほんの数行の文を読んで電話で注文した
ことも。。。そんでもって現在の飼育の主流である菌糸瓶!最初は確
か2000円位だった記憶があります。もちろん1本ですよ。しかも
ヒラタクワガタ系には合わないとか。まぁ、そんなことはなくてちゃ
んと大きくなりましたがね。ホント安くなりました。クワガタ界にも
デフレの波が押し寄せているのでしょうか?いや適正な値段になりつ
つあるのかもしれません。                   

この記事を読んでいるあなたもインターネットに繋いでいるわけです
が上記のようなアナログな時代はパソコン通信で情報交換をしていた
訳で。。。非常に少ない情報、めちゃくちゃ遅い通信速度と高額な通
信料金。今ではオオクワとでも検索すれば飼育の仕方や採集できる場
所など労せずに手に入れることができます。当時はやっぱり月刊むし
などの専門誌が大切な情報元でした。今では雑誌やマニュアル本も増
え昆虫の知識が全くなくても採集、飼育できるように。私が初めに買
ったモデムは14400BPSそして28800〜56Kになり、現在
はADSLの固定料金。天国のようなインフラです。ハマって電話代
何万っていう友人が結構いましたからね。ちなみにその頃に知り合い
になった虫関係の繋がりは今でも続いていますよ。で、インターネッ
ト接続環境が私の住んでいる福島県福島市でも整備されてきてパソコ
ン通信から切り替え始めて書き込んだ掲示板がまちかね掲示板でした。
その頃のメンバーで今でも名前を見ることのできる方もいますが、他
の初期の常連さんはどうしたのでしょうか?もうクワガタやめちゃっ
たのかな?                          

そろそろマスコミも黒いダイヤモンドとして記事に取り上げる時期に
なりました。今年はいったいどのくらいの値段がつくのでしょうね?
雌雄型や各地で外国産の採集も報告されるでしょう。ちなみに私の所
には外国産の採集の話がすでにメールと写真で届いています。   

最後に昆虫採集・飼育があなたにとって一時的なブームで終わらずに
長く付き合える趣味になることを祈って終わりにしたいと思います。

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