ちょっとへんな色のヘラクレス

by たんたん

 12月に入って最近はまっている小型種採集も積雪のためひと休み。これから暫くは飼育に熱を入れることになります。私のところにも何種類かの外国産カブトいますがこの時期はどうしても温室か暖房がいるので場所を取るので大変です。

さてその何種類かの中にヘラクレス原名亜種ってのがいます。これはカリブ海に浮かぶ島にのみ生息する亜種で胸角が太くなりやすいのが特徴ですが、私の飼育技術では未だにそんなに格好の良いのは羽化してません。

ところが最近お亡くなりになったオスの中にちょっと変な色のヘラクレスがいます。生前は真っ黒でちょっと羽化不全気味の個体でした。大きさは12センチ位でそんなに大きくなく当然胸角も細めで私の手抜き飼育を物語る個体です。

変色しだしたのは死亡して1週間ほど経ってからです。温室の上にほったらかしにしてしばらく乾燥させるとこのような色になって来ました。現在も乾燥中なのでもう少し変色が進むかも知れません。

写真にはこの虫の兄弟の普通の色の個体も並べてます。このほかにも同腹のメスには緑系と黄系もあってひょっとしたら血統的になんらかの原因があるのかも知れません。

もっと青い色がはっきり出てくれば綺麗なのですがなんか中途半端です。この個体の他にも未だに蛹や幼虫の弟たちもいますのでその中からもっと綺麗なのがでれば嬉しいのに世の中そんなに甘く無いでしょうねえ。

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