くわ馬鹿必須アイテム(か?)
by ピーコ & coelacanth




 この世に生を受けた者が避けて通れないことのひとつに「別れ」がある。そんな別れの辛さを想い出のひとつに変えるがために一人の腕の良い石材加工職人、naritaファミリーの大黒石柱?が立ち上がった。そして完成したのがこのクワカブ慰霊碑、その名も「くわ墓」である。(そのまんまやん。(^^;;)


くわはか

御影石100%使用。素材の選択から完成に至るまで、全て腕の良い職人「narita」氏が担当。
ちゃんとゼリーが供えられるようになっている。くわ馬鹿でもある「narita」氏の拘りと優しさを感じる逸品である。

 尚、完成してから結構な時間が経つが、未だに価格は未定。また完全受注生産ではあるが、こんなに手間ひまをくう物の注文を受け付けるつもりはないとのことである。(なんだそりゃ、、)

 更にnarita氏は、海外での昆虫採集経験もあるためなのか、はたまた旅だったクワカブ達への思いが勢い余ったためなのか、なんと洋風バージョンまで作成してしまった!まさしく「くわ墓達」となってしまった!和風と比べてみよう。

国産種用? 外産種用?





 職人narita氏に刺激され、工作マニアcoelacanthも燃えた。死んでしまうまではなんといってもこいつらはエサを食う。今日そのエサの主流はゼリーであるが、ゼリーのエサ台は一つで100円以上もする。一つや二つならともかく、何十、何百と飼っているクワ馬鹿ともなるとそのために全部エサ台を買うのも馬鹿らしい、がエサ台がないとすぐゼリーがひっくり返り、マットは汚れるエサは無くなる、、、まことに悔しい。こうなったら自力で作るしかない!


 はじめは、土台の木切れに紙筒(ロール芯のようなもの)の切れ端を接着したりしたが、やはり紙では弱い。なんとか強いものを、と思って試行錯誤を繰り返すうちに、はたと思いついた。ミヤマ採りにnarita氏と足げく通った山の竹を切ってきたらどうだ?
 こうしてゼリー大、小にぴったりの径の竹を選んで切り、最初にノコギリでざっざっと傷をつけて上り易いような足場をつけ、余り木切れにグルーガンで接着した。大変に具合がよろしい。石材職人narita氏はまたしても、御影石製の台を作ってそこに竹や塩ビパイプを接着して試作しているようだが、それもあまりに大変なので注文を受ける予定はないとの事である。幻のプレミアムグッズと言えよう。

写真は、完成したエサ台サンプルと、工作の要となるグルーガンである。

グルーガン


2000年秋号もくじへ