検疫有害動物ではないクワガタムシ科昆虫
 
 
(平成11年11月24日現在)
Text:k-sugano Photo:k-sugano, A.CHIBA, BAJA, coelacanth,林原,爆発栄螺



Genus Dorcus (オオクワガタ属)

Dorcus alcides

アルキデスヒラタクワガタ

体長:♂33-98.3mm ♀38.5-48mm

分布:スマトラ


Dorcus antaeus

アンタエウスオオクワガタ

体長:♂33.8-86mm ♀33-48mm

分布:インド北東部、ブータン、シッキム、
   タイ北部、ベトナム北部、中国雲南省、
   マレー半島


Dorcus  bucephalus

ダイオウヒラタクワガタ

体長:♂51-87.2mm ♀40-49mm

分布:ジャワ島


Dorcus curvidens

= Dorcus parryi
= Dorcus hopei
= Dorcus grandis

オオクワガタ

(パリーオオクワガタ)
(クルビデンスオオクワガタ)
(インドオオクワガタ)
(タイワンオオクワガタ)

体長:♂30.1-78.6mm ♀27.6-42.4mm(curvidens)

分布:中国、日本、朝鮮半島、
   スラウェシ、タイ、マレー半島、スマトラ、
   ボルネオ、ジャワ、ミンダナオ島、パラワン島、
   インド東部、シッキム、ブータン、
   ミャンマー、タイ北部、ラオス、ベトナム北部、
   台湾 
   
 


Dorcus schenklingi

シェンクリンオオクワガタ

体長:♂33.8-84mm ♀33-48mm

分布:台湾

1989年に台湾行政院農業委員会により
「野生動物保育法」が公布された。

昆虫では「瀕臨絶保育類」として
フトオアゲハ、コウトウキシタアゲハ、
オオムラサキの3種が種指定され、
「珍奇稀保育類」として15種が指定された。

甲虫では、シェンクリングオオクワガタの他
前種の台湾オオクワガタやタイワンテナガ
コガネなども指定されている。

よって、日本では検疫有害動物で無いということで
輸入可能となったとしても、産地の台湾で輸出許可
が得られる可能性はほとんど皆無である。
 


Dorcus kyanrauensis

ミヤマヒラタクワガタ

体長:♂27.3-55.4mm ♀25-26.3mm

分布:台湾


Dorcus montivagus

ヒメオオクワガタ

体長:♂29-58mm ♀26.3-42mm

分布:日本、朝鮮半島、中国北部


Dorcus rectus

コクワガタ

体長:♂22-53.5mm ♀21.6-29.9mm

分布:日本、朝鮮半島、中国、台湾


Dorcus reichei

ライヒヒラタクワガタ

体長:♂18.2-65.7mm ♀19.8-30.1mm

分布:インド東部、ネパール、シッキム、ブータン、
   ミャンマー、タイ北部、ラオス、ベトナム北部、
   中国、台湾、マレー半島、ボルネオ、スマトラ 


Dorcus rubrofemoratus

アカアシクワガタ

体長:♂23.4-69.1mm ♀24.9-41.3mm

分布:
(rubrofemoratus)
日本、朝鮮半島、中国北部、シベリア東部
(yamadai)
台湾
(arrowi)
インド東部、ミャンマー北部、タイ北部
(derelictus)
ブータン、インド東部

上記4種は同種別亜種だと筆者は思うので載せてある。
しかしながら農林水産省の取り扱いに
ついては不明。 


Dorcus  titanus

オオヒラタクワガタ
(ヒラタクワガタ)

体長:♂mm ♀mm

分布:インド北東部、ミャンマー、タイ北部、
   ラオス、ベトナム北部、中国、台湾、朝鮮半島、日本、
   マレー半島、ボルネオ、スマトラ、スラウェシ島、
   ペレン島、フィリピン


Dorcus  tityus

ティティウスヒラタクワガタ

体長:♂mm ♀mm

分布:インド北東部、ネパール、シッキム、ブータン、
   ミャンマー、タイ北部、ベトナム北部、
   中国



参考文献:世界のクワガタムシ大観図鑑 (1994年:むし社)



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