驚愕の本土ヒラタ80mm
まき hmaki@sannet.ne.jp
友人のT氏が驚くべきサイズの本土ヒラタをブリードしました。
事の初めは、初夏のある日、T氏が「家に75mmを遙かに超えそうな本土ヒラタの蛹がある」
とのたまったことです。それを聞いて私は、「それはパラワン、スマトラ?」と聞き返し、
あんまり本気にしませんでした(ゴメンナサイ)。それから約1月後、その蛹が羽化し、
サイズは80mmとT氏が自信満々に教えてくれました。早速見せていただいたのがこいつです。
うーん、デカイ、本土に見える。何でも親は兵庫県南部で民家の灯火に飛んできた
wild雌35mmだそうです。それに同じくwild雄65mmをペアリング
させて、幼虫を15頭ほど採りその内の1頭が目に見えて大きくなり、羽化したと
のことでした。幼虫時の体重は30gオーバーで、飼育は小麦粉添加発酵マット、
羽化まで8ヶ月だそうです。兄弟の雄は普通サイズで50〜65mm位でした。
それでは各部のアップを

大顎
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裏返したところ
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後ろ足
ノギスで測定
如何でしょう?あんまりすごいので画像をまちかね掲示板近畿支部の
方々に判定していただきました。また、涼の父さん
魔法使いの弟子さんには実物を直接見ていただきました。
その結果。形からは本土ヒラタに見える。と言う結論に達しました。
こんなのがいるんですね、全く驚きです。
参考までにT氏の飼育している外産ヒラタはスマトラとパラワンのみで
上のヒラタとは全く別の形状の奴らです。飼育中のHBの可能性も
無いと言うことでした。
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