'99/06/07撮影
この画像でおわかり頂けたでしょうか?
羽化する時は、蛹はうつ伏せとなり脱皮を始めますが、この個体は、おそらくうつ伏せに
なれなかったために羽を閉じることが出来ず、「羽開き」の状態になってしまったのだと思われます。
理由は、前足両方の符節と後足片方の符節がほとんどないということがひとつ。
また、もう片方の後足の符節も短いですし、変な方向に向いてしまっています。
そして画像ではわかり難いかもしれませぬが、両後足はとんでもない方向に向いてしまっています。
更に中足は、左右ともほとんどありません。人間で言うと二の腕の途中から先が無いような状態です。
これでは起き上がるのは困難だと思われます。そのため、うつ伏せとなることが出来なかったのでしょう。
おそらく蛹の時点で足に異常があったものと思われますが、よく見てなかったっす。(^^;;
なお、蛹室は特に問題となるようなものではありませんでした。
蛹化時、羽化時に振動を与えてしまったなどということもありませんでした。
また、いつもながらどうしてこのような個体が発生したのかはわかりません。
よくあることなのでしょうか?大型個体故の悲劇なのだろうか...
同じマットで飼育している残りの個体が羽化したら、また結果を報告したいと思います。(^^;;
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