全く予想が付かない試合が始まる。 先ずはメンガタカブトがリングに上がった。 こいつは図鑑にも載っていないタイプだ。 胸部はごつくてオオクワに挟まれたってビクともしなさそうである。 遅れて現れたメタリフェル。 67ミリ。やや小型。 ゴングが鳴った。 しばらくどちらもじっとしていたが、相手に気づいた メンガタがメタリフェルに向かって急に突進を始めた。 こいつは思ったより楽しませてくれそうである。 メタリフェルはもう目の前だと言うのにメンガタは 突進をやめない。 一方メタリフェルは射程距離内だというのに未だ動かない。 こりゃ勝負は決まったな。 メンガタは突進を続け、とうとうメタリフェルに接触した。 そしてそのまま突き落とすかに見えたのだが、メンガタは 何とメタリフェルの体をかわして前に前にと突っ込んで 行った。 そして、メンガタは落ちた。 この勝負はメンガタのリングアウト負け。 |