カブト馬鹿奮闘記(15)/カブトバトル世界大会


亀有カブト




ある日岩手のGO氏より極秘の情報が寄せられた。
GO氏によると、岩手県の遠野に謎の秘密結社があり、金に糸目を 付けない貴族や民宿経営者や大物政治家達などをスポンサーとし世界中の 高価なカブトムシを集めて戦わせていると言う。

最初は信じられなかったが、GO氏が命がけで入手した確かな 証拠写真がきっかけとなり、格闘技場の係員になりすましてGO氏と 共に潜伏し、その事実を捉える事に見事成功した!

謎の秘密結社のアジト

偶然にも河童が写っている。さすが遠野!

今回のカブト馬鹿は命がけで入手した大変貴重なスクープを お届けする。





遠野と言えば様々なおとぎ話で有名だが、謎の秘密結社も 「御伽社」と言うその地に合った名称をつけてカモフラージュしており 普段は観光客相手に様々な観光情報を提供している。

御伽社は一見地元の優良企業に見えるが裏では密かにそのアジトの 屋上や地下の格闘技場で世界中のカブトムシのバトルを 行なっており大枚を稼ぎ、その金で社長は競走馬のオーナーになったり 月に行ったりしている。

前に一度国税庁の査察が入りそうになったのだが寸前で取り消しに なったこともある。
政治家を抱えているのだから当たり前だ。


GO氏と私は昆虫ゼリーの配送員になりすましアジトの中に入り 二手に分かれた。
GO氏は売店の販売員。私は清掃係となってバトルの始まるのを 待ち続け、ほんの数試合だがカメラに収める事に成功した。


それではそのすばらしい試合の数々をお見せしよう。










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