コルリクワガタの羽化写真
by えりー


この期に及んでまたまた小型種ネタである. コルリクワガタの羽化を写真に収めたので紹介したい(おそらくWeb初). 飼育データは以下の通り.


採集:福井県RR山
採集日:10月11日
蛹化:11月16日
羽化:12月5日
飼育環境:プリンカップにて発酵マット(お古)飼育(写真1),温度は室温15〜18度


写真1でお分かりのようにプリンカップ(容量約90mL)でも十分すぎる.もちろん餌替えなんて必要ない.温度さえ気を付ければかなりの確率で羽化するという話しを聞いている.また,飼育場所を占拠しないので気楽に飼育を楽しめるだろう.もっとも,このように見える場所で蛹室を作るのは希なケースだから見た目にはあまり楽しくないかもしれない(^^;;;)


予想では12月5日の夜だと思っていたのだが思いの外早く羽化してしまっていて,12月5日午後3時過ぎにはすでに羽根が伸びきっていた(写真2は1の矢印部分の拡大図).まだ羽化してからそれ程時間が経っていない証拠に,上羽は真っ白であった.他の国産クワガタ虫と違ってメタリックカラーであるため,まるで真珠のような光沢を持っているのが見て取れるだろう(写真2).腹部および腿節は本来朱色〜濃いオレンジ色であるが,この時期脚は明るい赤,腹部は白であった.羽化の瞬間が見れなかったのは本当に残念である.
上の写真3&4は6時間後に上羽が色づいてから撮影したもの.やや黒色に近い銅色である. コルリの♀にも銅色,黒銅色,赤銅色,緑銅色など個体間に色彩変異が認められる.


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