くわ辞苑 さ行




材割採集 (ざいわりさいしゅう)
 おもに冬期に朽ち木を割って幼虫や新成虫を採集する方法。ほとんどの種がこの方法で  採集できる。

サキシマヒラタクワガタ Dorcus titanus sakishimanus
 国産クワガタ大型種。ヒラタクワガタの亜種。原名亜種に比べ第一内歯はほぼ中間に位置する。  八重山諸島に分布する。
酢酸エチル (さくさんえちる)
 殺虫用剤。薬局で購入できるが印鑑が必要。未成年者は購入不可。

シェンクリングオオクワガタ Dorcus schenklingi
 外産クワガタ大型種。大型♂は羽化不全することが多い。台湾に分布する。
種 (しゅ)
 分類の基本的単位。属の1階級下、亜種の1階級上。

終令 (しゅうれい)
 幼虫の最終段階。3令とも言う。

樹液採集 (じゅえきさいしゅう)
 おもに夏期に樹液に集まる種を採集する方法。この方法では一部の種を除き採集できる。

触覚 (しょっかく)
 クワガタの感覚器官の一つ。おもに通常の触感のほか、においなどを感受していると思われる。

初令 (しょれい)
 幼虫の第一段階。1令とも言う。

スジクワガタ Dorcus striatipennis striatipennis
 国産クワガタ中型種。スジクワガタの原名亜種。コクワガタに似るが内歯の形状や上翅の  点刻列に特徴がある。ほぼ全国に分布する。
スジブトヒラタクワガタ Dorcus metacostatus
 国産クワガタ大型種。ヒラタの名が付くがヒラタクワガタとは別種である。上翅の点刻列  が特徴。徳之島・奄美大島・加計呂間島・請島に分布する。
前蛹 (ぜんよう)
 3令幼虫が蛹になる直前のほとんど活動しなくなる状態。蛹室内で体が一直線に伸びた状態に  なる。

前胸 (ぜんきょう)
 クワガタムシのほぼ胸部に当たる部分。腹側が前胸腹板、背中側を前胸背板という。

属 (ぞく)
 分類の単位。科(または亜科)の1階級下、種の1階級上。


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