トヨタ・プラッツへ取りつけてみました。            2002/05/05

用意する物
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IG key用のカプラ-ハーネス(エンジンリモコンスターターやターボタイマーを取りつけるものが自動車用品店で入手できる)
価格はメーカーにより1,400円〜4,000円位ですが、一番安い物で良い。
今回はカーメイトから発売されてりうハーネスを使用しました。(店にあった物の
中で一番安かった為)
取り付けに用意した工具と部品
左より
検電テスター、テスター(電流を調べる為に何れかが必要)
電線(0.75〜1.25スケア)1メートルくらい
ニッパー、無ければ鋏でも良い
電工ペンチ
ギボシ端子10セットくらい
ワンタッチコネクター(2個)
他に
絶縁テープ、タイラップ、コードホルダー
圧着端子、ワイヤーハンガーの針金
3 あれば便利な物
取り付け車両用の配線図。全ページがあれば最高ですが、IGNITIONスイッチ周辺・及びオルタネーター関連の配線図だけでもあれば便利(配線の色を調べる) 通常ディーラーでコピーを貰える。


一般的な車両への取り付け例です(一部の車種では若干異なる場合もありますが、リモコンエンジンスターターのカプラ-ハーネスを入手できる車両であれば、殆ど問題ありません。但しイモライザー装備車は取り付けできません。
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用意したハーネスで必要な箇所は本来ついているIG用のカプラ-と車体のカプラ-の中間に入れるハーネスとカプラ-だけなので、
余分な部分(黒いビニールチューブの部分)を切り落とす。
切り落とす時に、今回は配線図が無かったために、電流を調べる
目的で一部残して切り落とした。
2 IGキーをACCの位置に回してハーネスの各線の中で12Vが来ている線を探す。見つけたら配線色を記録する。
(この配線はIDSSには使用しないが、他のアクセサリー類を取り付ける時に使用するのに便利)
3 IGキーをONの位置に回して同様にハーネスの各線の中で12Vが来ている線を探す。最近の車では2本ある場合が多い。
今回の場合は橙色と赤色が該当した。(1本はIG用・他の1本はワイパー・ウインカー等電装関係用)
4 ギアがニュートラルの位置にある事を確かめて、IGキーをSTARTの位置へまわし、12Vが来る線を探す。(1本だけのはず)今回は、紫色と緑色の配線が切断されて黒のビニールチューブの方へ配線されていたので、適当に切断して緑と紫の線をギボシ端子で接続すると同時に、IDSシステムの青色の線を接続する為に、ギボシ端子を平行に接続した。(サンヨーテクニカのリモコンスターター用のハーネスには一本だけギボシ端子がついている線が出ていたので、これをそのままスターター用に使用できる)
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ONの位置で12Vが来ている線が2本ある場合、どれかがIGNITION用、別の1本はワイパーや方向指示記用です。エンジンを始動させて何れかを線の中央部で切断する。エンジンが停止した方がIGNITION用であり、IDSSのをキー側の線へ、反対側へ黄線をギボシ端子で接続する。
今回使用したカーメートのハーネスでは赤がIG用で、両カプラ-の中間で切断し、IDSシステムの赤と黄色の線を接続する為にギボシ端子を取りつけた。
もう一方の橙色の方は、IDSシステムの電源用に、チェック用に残しておいた線へギボシ端子を接続した。
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写真がピンボケで恐縮ですが、IDSシステムはダッシュボード内部のフレームに
12mmの穴があいていたので、それにボルトで取りつけた。
システム本体から出ている6P(大・小)と4Pカプラ-を取りつける。
7 エンジンフードを開けて、オルタネーターの端子を外す。(通常3本線・ホンダは4本線が一つのカプラ-にいれてある) オルタネーターにL・IG・Cの配置(ホンダ車は他にFR)が書かれたシールが貼ってあるので、それに従ってL端子へ接続される配線を見つける。今回はこのシールが無かった為に、カプラ-を外してエンジンを始動し、テスターで12Vが発生している端子を探した。今回は黄色がL端子である事が解ったので、この配線へワンタッチコネクター(0.75〜1sq)を使用して同色の黄色の線を接続してエンジンルームの中間くらいまで引きこみ、IDSシステムの白色の線へ繋いだ。






エンジンルームから車内へ配線を引きこむのが、かなり厄介な作業であるが、今回は理想的な箇所に未使用のゴムのプラグがあったので、そのプラグへ穴をあけてそれを使用した。
エンジンルームの内部の線の引きまわしは線が熱などの影響を受けないように場所を十分に吟味して引き回す事。
8 IDSSへ6Pカプラ-、スイッチカプラ-を接続させ、安全トリガー用の細い青線のカプラ-も接続する。この青線をとりあえずボディーアースしておく。 ここまできたら99%完成。一寸一休み
いよいよ試運転
9 IGNITION キーをONの位置まで回す。スタートスイッチのLEDランプが点いている事を確認して始動ボタンを押す。
エンジンが始動します。 停止ボタンを押してエンジンが停止する事を確認します。
10 次は、安全装置トリガーの配線です。ハンドブレーキのカバーを外して、ハンドブレーキへ来ている線へワンタッチコネクターを使用して接続し、絶縁テープでしっかりと固定する。ハンドブレーキのスイッチは単にアースへ落とすだけのスイッチなので、1本だけの配線。この場合は黄/赤の線が途中で見つかったので、配線コネクターでIDSシステム4Pカプラ-から出テいる青線を接続した。
11 ハンドブレーキをかけてエンジンを始動し、ハンドブレーキを解除した状態でIDSSの停止ボタンを押してもエンジンが停止しなければ、OKです。
12 余分な線等まとめてタイラップやコードホルダーで、運転の障害にならないように固定します。あとはロアーダッシュボードパネルを元にもどします。始動・停止スイッチボックスは適当な所へ付属のスタンドを使用するか、両面テープで固定します。
以上で、作業終了です。
13 作業の難易度は中くらい。作業時間は私の場合で1時間30分でした。上記の電流を測るのはテスターが無ければ検電テスターや12Vの豆球でもかまいません。配線図があれば、いちいち配線を探す手間が省けるので、作業時間はさらに短縮できます。
オルタネーターのL端子から取り出した線はエンジンが始動している状態で、絶対にアースしないで下さい。オルタネ-ターを破損します。以前、私はこの過ちを犯してオルタネーターの交換に7万円くらいも支払いました。
車種によっては、エンジンの始動ミスが起きる場合があります。始動ボタンを慌てずに再度押すと始動します。このミスを防ぐ為に、エンジン始動シンクロ装置を自作する事ができます。費用は5千円位


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