舞岡中学校の剣道部は、戸塚中学東分校当時、剣道部同好会として生まれました。
私が小学６年生の時(s36=1961)、今のグラウンドは無く農業用水池が２個あり、側には戦争中の軍需工場の残骸 が残る野原の片隅に木造２階建校舎がありました。ある日、遊びに来た時校舎の方から竹刀を打ち合せる音を耳 にしその音につられて教室を覗いて始めて剣道を知ったのでした。
その時の人たちが後に同好会を部へと創り挙げてゆく大先輩の方々でした。
私が中学へ入学した時(s37=1962)は、舞岡中学校になっており第１期剣道部になっていました。
小学校からの友人も誘って報課後に階段下の部室だか物置だか区別のつきにくい所で入部の手続きをしました。
その時の先輩は小太りでいつもニコニコしていた方だったかと思い出されます。そしてその年の新入部員は１５ 名位で ３年生の各先輩、２年生の各先輩方を合わせ総勢２４人位だったかと思います。 当然稽古場の教室(技術 室)では全員が一緒には稽古が出来ず校舎の廊下で擦り足や、素振りなどの基本動作を各グループ毎に諸先輩方 から御指導頂きました。今思うに剣道部発足後の新入部員教育が組織的に且つ合理的に剣道部創始者の方々を顧 問で居られた 大窪先生 の御指導があったからこそ出来たのではなかろうかと思われます。 当時の練習風景は現在の様な、袴姿に黒胴、名前の入った前垂れ等は無く、体操服に白のトレパン姿で毎日基本稽古 で終る繰り返しでした。面白かったのは校舎の長い廊下を連続空打ちで抜けていく稽古は、みな喜んでやっていた様です。
１年生の後半には白地に格子のさしこと紺袴姿に変わり全員竹胴の防具が支給されました。大変に高価な防具で すが大窪先生の熱心な御助力でなにもわからぬ腕白剣士達も少しずつ剣士らしくなりました。
今、この竹胴の防具はどうなったのでしょうか ? 防具店で購入すれば１０万円や１５万円はかるくするでしょう 。それとも時代の流れに流されてこの様な防具では見栄えが悪く、現代の少年剣士達には受けないのでしょう。 しかしこの時代は黒胴をつけた少年剣士はめっつたに見る事はありませんでした。それも黒胴などは柔道などと同 じように段位を頂いてから着用するものと思っていたから初段を頂いたら黒胴をつけられるの想いで稽古に励ん だものです。その結果３年の初秋に初段を頂き今は亡き祖父が１万５０００円の黒胴を横浜の子手兼防具店で購 入し、プレゼントしてくれたのを思い出します。
この頃から５期ＯＢの方々が１年生にもかかわらずメキメキと頭角を表し大会毎に上位入賞を果たすようになっ てきました。その理由は、たしか新入部員が２５、６名あり、新しく柔剣道場が県下で始めて完成して､練習場に恵まれた事と 新入部員達の競争意識が起因して、上達を早めたのではないでしょうか。その様なＯＢ方々は卒業後も大変に結束が強く ”同期の桜”意識の様な特別な連帯感があるようです。それでは３期ＯＢはというと,みなかなりの マイペースで、出ると負け地獄から抜け出たくて各自必殺技を研究し、その１、２年生相手によく打ち込ませていたのを覚えています。 ２年生の(４期ＯＢ)に至ってはこの１年生パワーに引きずられながら、今でゆう中間管理職を誠実に 努めていました。その柔軟な発想の４期ＯＢのお陰で、一種独特な先輩後輩の関係が生まれ､以後の躍進へと繋がって いったのではないでしょうか。

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           （ ＯＢ方で 中学時代のエピソードなどありましたら 連絡下さい｡）
              	  TEL FAX 045-811-7492
            (只今 編集中です。 出来しだい 追加します）
 
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３年生時 ??

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舞岡中学創設より剣道部の顧問、体育の教諭、悪童指導 等でご活躍頂きました。
神奈川県で始めて柔剣道場を校内に 建設するように各方面に働きかけ実現 してくれました。

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