ピクトン (Picton)

4月16日朝7:30頃クィ−ンズタウンを出発して、テカポ湖、マウントクックを経由してクライストチャーチで昼食を取り、カンタベリー、鯨の街カイコウラ、ワインの街ブレナムを通り過ぎ、夕方6:40分頃今日の最終目的地ピィクトンに到着しました。イースターも今日で終わってしまうこともあって、簡単にホテルを探し出す事が出来ました。ここでは、ちょっと贅沢にアメリカーノ・モーターインというコテージで宿泊しました。今振り返ってみるとここが一番綺麗なホテルで、部屋にはダブルベットとシングルベットが1つずつとトイレやシャワーも各部屋に付いていて、さすが1泊2人で90ドル(約4500円)払っただけのことはありました。
クラッシック・カー
4日間のイースター・ホリデーで各地でいろんなイベントが開催されていました。弟の住むハミルトンでは、たくさんの飛行船が上がっていたし、クライストチャーチでは、写真のようなクラッシック・カーの大会があったらしく、NZ中から沢山のクラッシック・カーマニアが何日もかけてクライストチャーチ目指して集まって来ていました。
ピクトン市内観光
4月17日朝、午前11時30分発のピクトンからウェリントンまでのフェリーが出発するまでの時間にピクトン市内中心地の観光をして来ました。と言ってもここは、メイン通りが1本しかないので、全部回っても歩いて1時間足らずで回ってしまいました。天気が素晴らしく良かったので、港の公園で出航時間まで山や海を見ていました。
ピクトンのみどころ
このピクトンは、狭いいりくんだ入り江の奥に位置している為、年中波が穏やかで海の動物達にとっても生息しやすい環境だそうでイルカやペンギンなども時期や運が良ければ観察できるそうです。特にイルカの観察ツアーでは、フレンドリーなイルカがボートと一緒に泳ぎ、ジャンプする姿をかなり高い確率で、間近に観察できるそうです。
ピクトン博物館
写真の港の公園の門の横に、小さな博物館『ピクトン博物館』がありました。ここには、ピクトンの歴史を知る為の展示品がたくさんあり、得に捕鯨基地として栄えた頃の捕鯨関係の展示品は見ごたえがあるそうです。これらの展示品を見た限りでは、現在、日本を目の敵にして捕鯨禁止を強硬に訴える国とは思えません。
エドウィン・フォックス号
ピクトン駅近くの港の岸壁に停泊しているのが、エドウィン・フォックス(760t 全長48M)号です。1853年から1897年までイギリスからニュージーランドまでの入植者や戦争の兵役輸送、囚人輸送などで活躍したそうです。現在は、完全復元を目指してこの船の博物館や船の内部などを公開しながら修復作業をしているそうですが、見た感じあまり進んでいるようには見られませんでした。
ピクトン〜ウェリントンへ
行きのウェリントンからピクトンへの航海は、強風で2度もキャンセルされ大波でゲロゲロに酔ってしまったので、帰りのピクトンからウェリントンまでの航海がかなり心配でしたが、この日はNZ中が全部晴れの素晴らしい天気で波も無く予約してあった高速船に乗船出来たため実に快適な船旅をすることができました。おまけに途中、イルカの群れに出会い、たくさんのイルカと並んで航海するという体験もできました。
ピクトンを定刻通り、午前11時30分に出航して午後1時30分にウェリントンに到着しました。ウェリントンで国会議事堂や最高裁判所などを見学して午後2時30分に一路、ハミルトンに向かって出発しました。途中、タウポ湖で給油して約6時間走り抜き、午後8時30分にハミルトンまで帰って来ました。4月13日にハミルトンを出発して4月17日にハミルトンまで帰ってくる迄に実に総走行距離2,803KMを走破し、4月9日のハミルトン〜ウェリントンの往復を合計すると何と3,863KMも走っていました。こんな無茶は兄弟だから出来た事だと我ながら感心しました。しかし今度、NZに来た時はこんな無茶はせずホテルを予約しておいて飛行機で旅行しようとつくずく思いました。
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2001/5/5 produced by EIJI ANDO