湯原温泉と三朝温泉と三徳寺
   平成20年6月27-29日


 山陰の温泉と気に懸かるお寺の三徳寺に参りました。
三朝温泉には3度で、斎木別館に2度泊まり今回は、その時に気になった大和屋さんに宿を定めました。 理由は、玄関の杉皮の神殿造りの歴史と重厚さを感じさせるもので、ネットではいろいろの評価が有りますが、個人の感性。 下足番のおじさんは、優しくて1度で顔を覚えておられるのか個人名を出して返事などをされる、「これは客としては、優越感をくすぐられますなぁ。」 料理や接待に関しては打てば響く感じで、翌日の三徳寺の事を訪ねると山岳を登らないといけません! 先立と案内を紹介いただきました、大峰山を思い出しました。 
 露天風呂は、外からは悠雅のように推測していたが実際は、取って付けた様で少々残念、しかし、室内の初めから在る川床からプクプクと泡と共に沸きいずる温泉は気持ちよかった、世間の流れに流されたのは仕方ないことかもね、露天の設営は。 ちなみに最新の設備にウォッシュレットが設備されているのは驚きのひとつです。 妻の立っての希望で蛍とカジカ蛙の鳴き声を観賞し蛍狩もして一応は納得との事でした。 三朝の繁華街は以前に十分見せてもらい地元の酒屋さんを覗き、スリップ劇場の看板を見て、民宿を物色し白狐の膝元で温泉を飲酒して界隈を1週して宿に戻った。今回は、川面の露天には入りませんでした、大勢の男性が入っていた為。
 翌日、ガイドの方と三徳寺の入り口で待ち合わせして、いざ入山、と思いきや、普通の靴やパンプスなどでは少々危険なので、”わらじに履き替えて”と進言されました。 投入寺まではそんなに険しいんだ! すごく楽しい経験が出来そうな予感! 熊さんを避ける為の鈴を腰に付けて門をくぐりました。前々日の雨でまだ、ズルズルの山道を木の根っこに足を掛けながら、鎖を頼りに登ったり、ここから落ちた人がいて探すのに3日も係った! そんなお話を聞きながら、景色、歴史、いわれなどとてもいい勉強をさせてもらいながら、いつしか、出張った山肌を曲がると突然に対岸の岩肌に投入寺が現れ感激、先立ちの許可と県の許可がないと足元や建物には入れませんとのこと、ここからでも十分満足する景色です。記念や景色の写真を撮って麓へ岐路に着きました。
 入山の処に寄進の案内があり、尾道の方が多額なご寄進をしておられるのに気づき、”私も!”社務所を訪れるととても暖かいお出迎えを頂き、こちらが恐縮、その上、説法まで聞かせていただきホントに徳をしました、”徳”と言うのは、このようなことなんでしょう?! わが子や孫にも経験と徳を授かるようにしたいです。  麓で地元のうどんと炊き込みご飯を頂き遅めの昼食を取り、湯原温泉に向かいました。

 畑や田んぼのあちこちに源泉があり、歴史も古い温泉街です、ダムの建設で湯が枯れたらなどの反対があったが、影響は無かった、ダムの下流の河川敷から湯が溢れ出てきたので、村の管理で無料の露天風呂施設を作り現在に至る。 
全国有数の温泉でしかも、混浴です、恥ずかしいなら水着はだめで、バスタオルか浴衣ならOK、当然ヌードは由までもなくOK!!
砂湯の入り口の看板にマナーとして、看板の絵で書いて在ります、外国人も描いてあります。
 私は、好き者ですので、3度は入りに行きました、そのなかで、何故か皆さんが湧き出ている湯船を避けておられるのに、”なんで??”と思いながら、若い奥さん風とスキン頭のおじさんの横に入りました。とても綺麗な般若とトラのモンモの入ったお二人さんでした。 堂々として入浴されいて、私も堂々と入浴し軽く会釈をし合いました、今の旅館の入浴にはモンモいるはダメですから、大きな良心のあるお二人であるのに間違いないと思います。

 宿は、**でJTBさんお勧め、ごく普通の料金のお部屋をお願いしたのですが、とても綺麗で整ったお部屋を頂きました。 宿の位置が、1番ダムに近い、砂湯に近いところで眺めのよく、大満足でした。