下関の観光と温泉  
  恒例の年始家族旅行です、新大阪から新下関までグリーン席は家族だけで貸切。冬の下関といえば「ふく」ですね、一般的には「ふぐ」なのですがここは下関の慣例に合わせて地元の呼び方で通します。
新下関駅に立ち聳え立つ下関タワーを右に見ながら分からないままにバスに乗り、水族館へ向かう、小雨は降っているが傘は要らない程度だ、入り口のホエールと一緒に記念写真。鯨の全身骨格標本といわしの大群が回遊するのを見ながら(骨は回遊してません)次の唐津市場に向かいましたが、正月休で閑散としたものでした。取立ての魚介を使っての握り寿司を謳い文句にしている寿司屋だけは威勢良く営業していました、唐津の市場は休みなのにどこの市場からネタを取ってるんでしょうか、食べる人の人だけど。昼食は関西人のものだねでで、下関の回転寿司はどんなかなあーと回転寿司に入りました、残念でした大阪の回転寿司のほうが新鮮でプリプリしていて安い。  
山頂展望台は観光客が少ないため閉鎖されていますのでロープウエイも当然止まっていますから足元はタクシー、自家用車ですとの事観光中止、明日のタワーに賭ける。  タクシーで下関グランドホテルに向かう、健康ランドのような温泉施設が併設していた。弱塩でリュウマチ、神経系などに効果あり、関門海峡に沈んでいく太陽が刻々色が変わっていくのを露天風呂で眺めは絶景だった。
夕食は、ふくを主体にした料理を有名店の’春帆楼’で取る。刺し、ゆびき、てっさは流石と言わなくてはならない技と味でした、プリプリにて絵柄がはっきり分かる薄さに引かれたものが歯ごたえが十分あるのには感心した。いけなかったのは鍋で、私はアツアツをふうふう言いながら食べれると思ったのに伊藤博文や天皇陛下のように分け取りして十分冷ましてからお姉さまが「どうぞ」と掛け声を待ったの食事はいけまへんなあ、はっきり言って美味くありません、「ほといてんかあ」と言いたかったが、ここの食べ方に従いました。ちょっとお鼻が高いようですね、大阪の食にとは異なりますなあ、私だけかもしれませんが。タクシーの運転手さん2名に地元有名人の行くふくのお店を聞いときました、次回はそちらに。
しかし、赤間神社で神前結婚をして春帆楼で宴会をするのが一番のステイサスとのことで批判はこのくらいで、’結婚おめでとうございます、末長い幸せを祈念します’。 
  朝5時に起床してしまい入れ替わった温泉に2度入って時間調整をして朝食を済ませて本日の予定は海を門司まで歩いて渡る、赤間神社に参る、講和祈念会館を見学する、タワーに上るです。鉄道、道路の併設道で、建設時に使っていたものを歩行者用に開放即ちタダ(ランニングと浮浪者がいました、おしっこの匂いがこもって少々つらい)、  1Kmほどを渡り戻って赤間神社へ、途中玄関先のしめ縄が関西や舞鶴と違うのに気がつきパチリ、TV物語によく出てくる構図でパチリ、無病息災をお願いして破魔矢を拝領いたしました、ふらっと裏に回ってびっくり、「耳なし法一」を祭ったお堂と平家一門の墓が在りました、講和記念館への途中に「安徳天皇」の菩提が奉ってありました。このへんは、日本歴史が嫌いでない私には嬉しくてフムフムと独り言を言いながらタワーへ移動した。  
  タワーは2階建て構造になっていて途中で乗り換えをして展望の階へたどり着く、対岸の門司港を望みながら一周すると、唐津市場、赤間神社、巌流島、鎌倉時代の下関港あたりなどがきっちり展望できました、これは安いが、ひとつ注意点があります、「船酔い」する人は止めたほうがいい、塔そのものがユーラーユーラー前後左右に揺れているので酔っちゃいます(確認できるよう成っています)。下関から新下関駅に移動して時間待ちしていると、それまでかんかん照りだったのが急に雲と雷雲がきて、ピカピカゴロゴロになりどしゃ降り、やはり雨には会わない家庭なのかなを確認する天候だあった、ふくをもう一度。