◎ 犬鳴山温泉
 
 


平成23年7月 読売テレビで放映される(私は出演していません)

 不動口から不動滝、山周りやのぞき岩などの修験道さんが日夜俗世間から離れて心身の鍛錬に勤しんでいる山川で、奈良県の大峰山信仰と基本は同じです。 小学6年の時に豆先達の称号を授かり修行に、忍耐に、おのれにと鍛錬を重ねた頃を思い出します。
 夏休みに入るや否や親類の伯父さんに連れられて鍛錬に参りました。 大峰山の”のんぞき修行”は、斜めに岩が突き出ていて、岩の下はえぐれていて真下200mほどに不動明王?さんが立っておられ、不浄な者は落ちて来い、、と待っている様で雲が下にあることを願う事も有りました、なってたってそら怖いもん、ホントに落ちそうに成るから。
 もう一つは、麓にある(宿坊)ところに、龍泉寺が在って寺内の湧き水の池での水行も辛かったです。 なってたって、湧き水です5度ぐらいだったかな、とにかく冷たい水の中に入り般若眞行を唱えて池の周りを回る。口がガチガチ言うし、だからはっきり唱えられないのでやり直しが続く、下半身が麻痺しているようになる、でも、上がれない。 
どれも、今思うといい思い出です、辛さに楽しさが混じり「修行っていいなあ〜〜」。

平成8年11月10日に犬鳴山温泉 に行きました。

単純炭酸泉。皮膚病に効果あり。犬鳴温泉センター前ここは、行者の修行場でもあり、徒歩30分ほど山を登ったところに、身の丈30 メートルほどの不動明王が祭られています。その奥には、現在も修行のための滝があり、いかにもーーーという感じです。また、この山の名前は昔は違っていて、奈良時代ぐらいの昔話で
 ’当時非常に腕のいい猟師がししを撃ちに行ったとき、百戦錬磨の猟犬がこの時 に限ってししを目の前にして
吠えて鳴き叫びました、猟師は犬がおかしくなったと思い叱りましたが、泣き 止まず猟師の怒りは頂点になり、犬の首を刀で一刀のもとに切りました。犬の首は宙 舞って、背後に迫っていたうわばみの喉笛に噛み付き、のちに息絶えてしまいました。そんなことに気がつかず犬を殺してしまった猟師は、痛く反省して、丁重に埋 葬して後悔をしたとのこと。’

この話を時の天皇が聞き「勇敢な犬のために山の名前を犬鳴山」と命名されま した。と言う話が伝わっています。

山を南に越えれば、奥水間温泉地です。