近江・水口

---議論の分かれる三成の出世城---


水口古城(岡山)城の石垣

石田三成の城−水口城

【城 跡 名】水口古城(別名:岡山城)
【所 在 地】滋賀県甲賀郡水口町
【交通機関】近江鉄道水口駅下車。駅から山頂まで徒歩15分程度。
      中腹まで車乗り入れ可能。駐車場あり。
【築城年代】戦国末期(1583年以前)
【廃 城】1635年
【形 式】連郭式山城(標高281m)
【主要城主】石田三成、中村一氏、長束正家ら
【主な遺構】石垣、堀切、削平地らしきものなど


水口城・・・といえば、三成が初めて一国一城の主となったとされる記念すべき城です。
ただ、その城は現在市街地の中心部に整備されて残っている水城の水口城ではありません。現存する水口城は、徳川家光のころ作られたものです。

三成が城主であったと伝えられる水口城(水口古城)は、市街地から程近い大岡山という丘陵にあります。かつては岡山城と呼ばれていました。
現在、城跡は公園になっています。

三成が果たして本当に、水口城主であったか、ということについては諸説あります。
当時の史料から、三成が水口城主であったことを裏づけることができないからです。在城はしていても、単なる代官であった、と言われる方もいます。
ですが、水口古城は盟友・長束正家の城でもあり、関ヶ原前後でも東西対立ポイントの一つにもなったことから、いずれにせよ三成にゆかりのある城であることには違いありません。


――――水口古城の現状

 水口古城の現在の姿です。

水口古城遠望

    水口古城のある大岡山を望んだものです。
  
 
城址碑

    城址碑は岡山城となっています。

 
石垣跡

    何箇所か、苔むした穴太風の石垣が残っています。
    下草が枯れた時期でないと良くわからないかも知れません。
    
 

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