音楽のお話
えっとー、このお部屋ではプロフィールの延長線な感じですが、私がどのようにしてこんな風にMIDIデータを作るようになったのかを書きたいと思います。音楽の自分史みたいな感じですね。お暇な方はお付き合い下さい(^^;;;
◎小さい頃は…
今でこそ、アニソン・GMばかりを率先して聴いてる私ですが、昔は違ったんですよ〜・・・と言いたい所なんですが(^^;;;昔からどうやらアニソンばかり聴いてたようです。先日、昔のカセットテープが出てきたんで聴いてみたらアニソンが録音されてました。小学生の低学年の頃、TVでやってる音をスピーカにテープデッキ近づけてそのまんま録音してたようです。弟に対して「うるさい!録音中なんだから黙れ!」って言ってるのがそのまんま録音されてるし(^^;;;みなさんもこんなこと小さい頃やりませんでした?
で、その頃聴いてたのはマジンガーZを再放送で観てたり、タイムボカンシリーズとかうる星やつらとか鉄腕アトムリメイク版とかですかね。覚えてるのは。ロボットアニメはあまり観てなかった方でしたね〜。どちらかというとギャグ路線が昔から好きだったようです。あと、バッタもののテープも持ってました。アラレちゃんとかガンダムとか。全部中身はオリジナルでない偽者なんですよね。子供心に「これは違う!」と思っとりました。それが今日に影響してたりします(^^;;;
◎パソコンとの出会い
さて、そんなこんなでとりあえず音楽は好きだったらしい私ですが、小学3年の頃父親が突如「PC−8001mkII」というパソコンを買ってきました。今でこそ笑っちゃうほど機能は低いですが、当時はベストセラーな機種でした(異論がある人はいるでしょうけど(^^;;;)。んで、なんでそれが音楽と結び付くかというと、音楽が鳴ったんですよ。そのパソコン。単音ビープが(笑)ビープ音を制御するマシン語(懐かしい響き〜)プログラムが載ってて、それを打ち込んで、MMLもどきなのを入力すると単音でBEEPがメロディを奏でたんですねえ。それがDTMにはまったきっかけですね(核爆)。それ以降、いろいろな曲を単音ビープで鳴らしたもんです。確か中2の頃まで続きました。OUTRUNまで打ち込む始末(^^;;;
◎S先輩との出会い
ここではGMのことについて書きます。GMっつーても、某米国車会社のことじゃないっす。GAME MUSICの略ですね。さて、その後中学に入学した私ですが、天気図を書くことが趣味だった私は「天文気象部」に入りました。これが私の人生の歯車が狂ったキッカケでした(笑)まず、中2の時にその部の友人にマンカの世界にはめられました。まあ、これは違う所で書くからいいとして…その部の1年上の先輩でSさんという方が居られました。よくよく考えると最初からあのお方は妖しかったですね。あ〜るくんの下敷き持ってたし(私は当時あ〜る君は知りませんでした…)。
で、部室でかけてたんです。AC版グラディウスを。当時ゲームセンターなどほとんどいったことなくて、グラディウスはファミコンでしか知らない私にとってはかなりの衝撃でした。「こんなにさわやかな音色のグラディウスはいったいなんなんだ!」と。そこで、速攻で借りましたね。そのテープ。そしたら一緒にOUTRUNが入ってました。「かっこいい曲だなあ。なんかのミュージシャンの曲かな?」と思いS先輩に何の曲か聴いてみたところ…「OUTRUNってゲームセンターのゲームの曲だよ」という答えが。メチャメチャ驚きましたね。今までGMというのは「ピコピコ音」というイメージだったのに、こんなにクォリティの高い音が鳴るとは。そういうわけで、今から考えるとGMとの出会いが幸せすぎた私は、その先輩の導くままに(その先輩はナムコ信者であった(^^;;;)、当然の如くGMにのめり込んでいくのでありました。
◎FM音源
さて、GMにはまった私。当然のことながら、それがどういう仕組みで鳴ってるのか興味が出てきます。そこで知ったのが「PSG(SSG)」「FM音源」「PCM音源」でした。そこで、CD聴いて衝撃を受けたのがイースでした。当時まだ、ビープ1音でDTM?をやってた私は同じパソコンから鳴ると言う凄さを知って、思わず買っちゃいました。PC−8001mkII用のYM−2203のFM音源を(^^;;;当然お店には売ってないんで、NECに勤めてる親戚の叔父さんに頼みましたけど。そしてしょっぱなに作ったのがやっぱり「イース」・・・無謀すぎますね。その時作ったものをテープにとってありますけど、もう酷すぎました。出来が。しかし、当時は満足してたんだよなあ…
◎マイコン無線部!!
中学と来たら次は高校です。チャランポランな受験勉強の結果、地元の公立では上から2番目のランクの(実体はバカ養成所(ォ)T高校に入学しました。中3の冬に高校入学祝いとかこつけて(まだ受験もしてない時期に…)PC9801EXを父親が買ったので、本気にFM音源をやろうと思ってました。そこで部活紹介のときにマイコン無線部のときにFM77AV40でTMネットワークのデビュー曲が鳴ってたので「DTM(って当時は言わないけど)やってる人がいる!これは入らねば!!」と即刻決定した私は部室の戸を叩いているのでした。が、しかし、入ってみたらFM音源やってる人なんてその部活には皆無だったという。結局自分一人でやらねばならなかったという。だまされた〜!!(笑)
さてさて、入部してコツコツとFM音源をBASIC使ってやってたわけです。所で高校1年のときにかのガイナックス製作の「ふしぎの海のナディア」がやってました。ええ、みごとにはまったとも!これがキッカケでアニメのCDを買いあさるようになり、現在のアニソン聴きまくりの原形が出来上がったようなものです。
この部活、2年上の先輩が同人活動をしてました。パソケでゲームを売るという。一度「手伝ってくれない?」と言われて渡されたドライバーがあの「PMD」でした。まあ、その時のお話はお流れになりましたけどね。でも、高校3年のときにその先輩より98版PMDを頂いてからは完全にPMDに移行してました。このドライバー使い易いですからねえ。しかも、そのサークルより音楽データ集を2枚も出してたりします。持ってる人いますかねえ?(^^;;;なんと!その後それがキッカケでかの同人CD「SYNERGY」に私のデータが収録されるという驚くべき事態に発展するんですけどね。
◎MIDIとの出会い
いつまでたってもMIDIの話が出てきませんが(^^;;やっとの事で登場します。最初の出会いはやはりマイコン無線部でした。1年下の後輩でHNが『NI.』というお方がいます(某ネットじゃ違うらしいですが…)。彼が入部したての頃、たまたまMSXで鳴らしてたFFの曲を聴いて「ニヤッ」っとした私が、彼をGMの道に引きずり込んじゃったんですけどね(^^;;;そのNI.君がMT−32…じゃなくて機種名忘れましたがローランドのLA音源のCバスワンボードのやつを買いました。それで聴いたのがはじめですね。「へー、世の中にはこんなものがあるのかあ」という感じでした。まあ、LA音源でしたので、相当のテクがなきゃ大した音が出ないんでそう感じたんでしょうけど。
で、その後はというと、KORGのM1というシンセサイザを触る機会がありました。文化祭で「ロックフェスティバル」というのがあったんですが、友人が「打ち込みで殴り込みをかけよう」というお誘いを頂いて、そのまま乗っかってやった時に、初めて触ったのがM1です。結構いい音出すシンセなんですけど、当時知識の無い私は「ロクな音が出ないな〜」と酷い事を言ってました(^^;;;さらに、サンプラーも初めてみせてもらいましたね。その時に。
その後1浪して大学に入ったので、入学祝いで念願のMIDIを買おうということになりました。やはり無知な私は55mk2を買おうとしたんですが、NI.君が「それ買うんだったら高いですけどこっちの方がいいですよ!」と薦めてくれたのが発売されたばかりのSC−88でした。いやー、ホントNI.君には感謝です。55買ってたら、MIDIなんて途中で飽きてたかも(^^;;;
◎通信との出会い
さてさて、この話も大詰めです。MIDI買ったはいいけど、元々自分でデータを作って楽しむのみの目的で買ったのでした。ところが、MIDIを買ったと言うことでマイコン無線部の1年上の先輩でHNが「志筑」というお方が、ネット上で出まわってるMIDIデータたちをいっぱい持ってきてくれました。そこで、他の人達の素晴らしいデータを聴いてるうちに「私も通信やってすばらしいデータをもっと聴きたい!!」という欲求が高まっていったのでした。まず、大学の学内ネットでカキコを始めたんですが、そこでデータのやり取り以上だけではなく、カキコして意見交換するという素晴らしいものを通信に感じるようになって通信の虜に…しかし、その学内ネットもPCの入れ替えで消滅してしまったので、ついにパソコン通信をはじめて日本一の草の根DTMネット「ゆいネット」へ入会するのでありました。
◎データの移り変わり
さて、最後に私のMIDIデータについて述べたいと思います。最初の頃はフリーウェアでMML2MIDってのを使ってました。これは結構融通きかないやつでなかなかに大変でした(^^;;;その後レコンポーザに移るわけです。この頃のデータといったら…音がとても薄くてホント出来良くなかったですね〜まさに初心者のデータでした。所が…ナムコのサイバーサイクルズのデータを境に、出来が「ガラッ」っと変わってしまいます。これは本当に驚きでした。特にエフェクト関係の設定を変えたわけでもなくて作り方もいつもと一緒なのに…以降は、まあ今のデータの感じですね。
あと、もうひとつ変わった事といえばときメモPS版の吸い出しデータをSC−88用に全曲作りなおしたって事でしょうか。これはネットで「たかみまるむ」さんがやっておられたことを引き継いだんですけどね。まあ、こんなデータアップ出来るわけないんですが、似せようと努力した結果、本当によく音色を覚えましたね。最後の最後に私のデータですが、レベル的には現在は「中級者」のレベルだと思ってます。「初心者」ではないんだけど、「上級者」と呼べるほど、データに気を使ってないですし…まあ、性格がいいかげんなので永久に上級者にはなれないでしょうね(^^;;;
これでおわりです。いかがだったでしょうか?どうも最後まで付き合ってくれてありがとうございました。