MIDIデータの作り方
このお部屋では、私のデータの作り方について順を追って説明しようかと思います。初心者の方に参考になれば幸いです。上級者の方には「ヘヘン」と鼻で笑われてしまうかもしれませんが(^^;;;とりあえず私はこうやってるんだよ〜ってことで。
◎音採り


私の打ち込んでる曲は、当然楽譜なんか出てないんで、自分で音採りします。まずは、メロディをとります(歌ではボーカル)。採り方なんですが、私はCDでなくてテープを使ってます。CDプレイヤー壊したくないもので(^^;;;
まず、ラジカセから大きめな音で原曲を流します。それに合わせて、SC−88Proを楽器のキーボード代わりに出来るソフトがあるので、それを使って原曲に合わせて試しに鳴らしてみます。それで地道に合う音を1音1音探って行き、めでたく合ったらメモります。これを延々繰り返します。次に同様にベース、オブリカートパートを採って行きます。
で、出来上がったのが上に示したメモです。これは銀河お嬢様伝説ユナの「恋はユラユラ」を使った時のものです。取り敢えず製作に使うのはこの3枚のこ汚いメモと原曲のテープだけ(^^;;;よくこんなんでデータ作れるなあとか自分でも思っちゃいますけど。
◎DOSレコポ2.5Fで製作
さてさて、めでたく音採りも終わったということで(ここまですら出来ないものは挫折します(^^;;)、次に実際に製作に入ります。普通の人は、メロディを曲の最初から最後まで取り敢えず打ち込んで、次にベース・・・というような作り方をしていくんでしょうが、私は違ってます。まず、16小節とか曲の区切り単位になってるところまでで、全パートを調整込みで作り込んでから次に進という手法をとってます。その区切り単位の作り方をまず説明したいと思います。
まずは、原曲を聴きながらドラムをしっかり打ち込みます。次に、メロディを作ります。なぜ最初にメロディかというと、他の音がなってないんで細かく作り込むことが出来るからなんですね。やっぱメロは重要ですから。で、なんにもリズムが無いと作ってても訳わかんないんで、とりあえず最初にドラムを打ち込むと。
次にベースを打ち込みます。この時点でベースの音採りに誤りが無いか判明します。で、次に重要なコードを打ち込みます。さて、さっきのところではコードは音採りしてなかったですよね。どうやってるかというと・・・私はコード進行の理論全く知らないもので(^^;;;まず、メロディとベースからどの音にフラットorシャープが付くを判定しておきます。次に、もしベースがCだったらCEGで、Eにフラットが付いてたらCE-G。で、FだとしたらFACという、とってもいい加減な付け方してます(^^;;;こんないい加減な方法でなんとかなっちゃうのが恐いところです。で、それで違和感があったら、ここで初めてコード表見てSUS4とかを疑ってみます。さらに判らない時は、テープかな大音量で流しながらメロとかの音採りと同様に1音ずつ捜す地道な作業をやります。
最後に、オブリカート(要するに合いの手)を打ち込んで、他に細かい音なんかが鳴ってたらそれも入れます。あと、ギターソロなんですが、これはメロとかの音採りの段階でかなり大雑把に採っておき、それを打ち込む段階でカンに頼って細かい所を打ち込んでます。だからギターソロの打ち込みヘタだっていう話も(^^;;;
◎調整
私は完成後の調整とかは全くといってやりません。普通の人は全体をまず大雑把に作っておいてから、細々とした修正を行って完成させるんでしょうが、私はそういうことやった事無いです。前述の通り、8小節とか16小節とかそういうブロック単位で作っていくからなんですね。その短い所で打ち込みながら一緒にパートごとの音量バランスとかそういう調整は済ませてしまいます。なので、データの打ち込みが最後まで行くということは調整も終わってるということなんでデータの完成という事になります。
なお、データ完成後の修正なども全くと言っていいほどしません。これは私が面倒くさがり&飽きっぽためです(^^;;;そのデータを直してるくらいだったらとっとと次のデータを作った方がいいなと・・・感想とかで修正点とか頂くとすごく勉強になるんですけど、まずそのデータは直さなくて次のデータへの肥やしにしてます(^^;;;まあ、そのデータをアップしたということは、私はそのデータを「完成」したものとして送り出してるわけであり、もし出来が悪くても(音採り違ってても)それがその時点での私の実力なんで、そのままにしておこうかなあと。なので、このHPにも昔作った今から思うと酷いデータも、昔の私を否定したくないんでそのままアップしてあったりします。
さてさて、参考になったでしょうか?ってこんなことじゃ全然参考にならないかな?(^^;;;まあ、私のなんかよりも、もっと楽理のしっかりしている方のデータの作り方を参考にした方がいいのかもしれませんが・・・まあ、ここのHPのデータはこんな感じで作られてるよ〜ってことで。