ガス漏れ騒ぎ  2004年03月01日(月)
 

3月に入ったとたんに雪。うちの近辺でもちらちら雪が舞いました。幸いつもる
ほどにはなりませんでしたが。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

ようやっと引っ越し敢行。「これから新しい生活が始まる!」と意気込んだ矢先、
なんとガス漏れトラブルに見舞われました。

初日、荷物の搬入は無事完了。その日はあと、夕方にガス屋のチェックが終わって
新居での生活開始の予定でした。ところがところが、夕方6時過ぎに担当者が来て
チェックし出したのはいいのですが、1時間たち、2時間たち…なかなか終わら
ない。こっちも付き合いきれないから後片付けしながら待っていたのですが、
ガス圧が上がらないとかで、何度も会社に電話したあげく、他の人を呼ぶ始末。
その日はなんだかんだで夜の10時頃まで大の男が3人がかりでチェックして、
「どこからかガスが漏れている」という結論に。本格的な対応は翌日以降になって
しまいました。

翌日、修理が始まったわけですが、この日も大事に。漏れ聞くところによると、
ここの施行業者には似たようなトラブルが、すでに2件ばかり発生しているとの
こと。浴室をリフォームしたのはいいけれど、きちんと使えるかのチェックを
しないでそのまま入居者に引き渡している様子。なんせガスの問題(しかもプロ
パン)ですから、とんでもない話ですよねぇ。風呂釜をはずし、いろいろ配管を
チェックしてもなかなか原因は分からず、午前中から始まった作業は夕方まで
かかり、結局、一旦広げた荷物をどけて畳を上げて床下をチェックすることに。

こういう作業をみるのは初めてだったのですが、身体が小さいのが有利に働く
のは競馬の騎手くらいかと思っていましたが、ガス屋さんでもそうなのだなぁ
と変なところで感心しつつ、なかば諦めムードでこの状況につき合うはめに
なってしまいました。

ここまでやってようやっと、どうやら施工業者の取り付けミスではなくて、
建物の老朽化によるガスの配管の劣化が原因らしいことが判明。(ある意味、
こっちの方が事が重大だったりする!)ま、築20年くらいたってるらしい
物件だから、そんなこともあるか。結局この日もタイムアップで治らずじまい。
あしかけ3日にわたり、外出は出来ず、ガスは使えず、従って料理もできず、
風呂にも入れず…気分は暗ーくなってしまったのでした。

(以下、次号に続く。今週中にアップできるかなぁ?(^^ゞ)




ガス漏れ騒ぎその2、プロ意識足りなすぎ〜! 2004年03月03日(水)
 

前回の続きです。(^^;

休日の午前中からお風呂場ばかりでなく台所も含めて、配管を変えるべく工事が
開始されました。壁に穴を開けるのですから、電気ドリルの音が響きわたります。
周囲にこういう迷惑をかけないように、きちんとスケジュールを組んで引っ越し
を敢行したというのに…。

「きちんと直らない場合、ひょっとしてまた引っ越しか…?」
そういう恐れもありましたので、隣近所にもご挨拶もできず(ご挨拶の品もしっかり
準備してあったのに)。情けなさいっぱいでしたか。とはいうものの、この作業自体
は1〜2時間あれば済むということでしたので、まぁ仕方ないかと自分を納得させて
おりました。

ところがところが、トラブルはさらに続いてしまいました。新しい配管を取り付けた
までは良かったのですが、なかなか作業が終わらない。どういう状況なのかよく分か
りませんでしたが上手く事が運んでいない様子。結局、午前中で終わる予定が終わっ
てみれば午後2〜3時。この日もいろいろと考えていたスケジュールをこなせずじまい。
さすがにこちらも不機嫌になってしまい、施工業者さんへの態度もつっけんどんに
なってしまいがちでした。

さて、この間ここを管理している不動産会社の対応といえば、初日に担当者が家を
訪れましたがその後はなしのつぶて。電話の一本もありませんでした。ガス漏れ
トラブルだというのになめ切った話です。足掛け3日間不便を被ったわけですが、
休日明けにも報告の連絡がなかったので(留守電メッセージもなし)、仕事から
帰宅後、こちらから電話をかけてみました。

電話口に出た担当者は、こちらがなぜ電話をかけてきたかにもピンとこないよう
でした。今回は大きな被害がなかったので幸いでしたが、あくまでもラッキーだった
からだと思います。場合によっては生命の危険もあったわけで。相手の反応から
こちらへ詫びどころか、報告すること自体考えていなかったのは明白でした。

いいわけに終始する担当者に対して、大家と直接話をするつもりもあることを臭わ
せるとさすがに慌てた様子。こちらの都合に合わせて自宅に報告にくることと
相成りました。(別に自宅にこなくても、きちんと対応してれれば納得したんですけ
どねぇ)

結果的に今回は施工業者のミスではなくて、配管の劣化によるものでしたが、自分
達の責任ではないような態度もよろしくない。なんせそこの建物を管理しているのは
そこの不動産会社なんですから。まぁコストを下げるためなのでしょうか、腕の悪い
施工業者に任せている印象を受けてしまいましたし、また清掃業者もそうなので
しょう。ほとんど使っていない台所や風呂場をアル綿で拭くと、すーっと黄色い汚れ
がついてきました。

「きれいに生活しよう」
そう思って引っ越して来た新居でしたが、さてどうしたものか。どのように使おうが
問答無用で退去後は壁紙を張り替え、畳を張り替えて、その費用は敷金から賄おうと
いうのでしょうから。(本来、敷金とはそういう性格のものではないようなのですけど)
カードキーへの付け替えも、設備投資の一貫なのですから本来は大家さんが負担すべき
性格のものかと思うのですが…。ここでも、さも当然のようにこちら持ちに。家賃に
関してもそう。以前はネットで振込みしていたので手間も手数料もかからずよかった
のですが、「そういう決まりになっていますから」ということで、強制的に振替えと
いうことに。1回振替えごとに210円の手数料がかならず必要になってしまいました。
(こういう手数料をばかにしてはいけません!)

日本の不動産業界は古い体質なのだなぁ…と改めて実感。とはいえ商売のやり方として
は上手ではないですよねぇ。少なくとも、「いい業者さん、紹介して」と知り合いから
聞かれて、私がここの会社を紹介するつもりは全くなくなってしまいましたから。

プロ意識なさすぎ! 今回の騒動で強く思ったことでした。(終わり)


鳥インフルエンザ騒動 2004年03月09日(火)

 

ここのところ世間を騒がせていることといえば、鳥インフルエンザでしょうか。
とはいうものの、正直な印象としては、「マスコミや政府が恐怖心あおりすぎ」
といった感じだったりします。

まるでペストや天然痘や、新種のヒト型インフルエンザでも流行っているかのような
扱い。専門家の意見をもう少し注意深く聞いて、もっともっと落ち着いた報道を心掛
けてほしいもの。なんせ”トリ”インフルエンザです。外国での人の感染例は、鶏と
人との濃厚接触があった場合ということですし、カラスに感染が見つかったと大騒ぎ
になっていますが、何万羽も鶏が死亡した鶏舎に入り込み、糞まみれになって餌を
ついばめば、なんせカラスも鳥の仲間なんですから、感染もしようというもの。

「このカラスが媒介となって感染を拡げる!?」といったコメントも見受けられますが、
カラスは渡り鳥ではありませんし、行動範囲も限られています。また大群で群れて
行動する鳥でもないようなので、その可能性も大分低いかと思われます。

今回の京都の養鶏業者に関して、会長が自殺されたことは痛ましいこととしか
言い様がありませんが、一番問題だったのは、トリインフルエンザ感染が発覚する前
に売り抜けようと(したんだろうなぁ)した結果、すぐに対応していれば発生地域から
半径30km内での封じこめで済んだであろうに、関東の方までウイルスを拡散させた
可能性もあるということでしょうか。幸いなことに関東では発生をみておりませんので、
このままシーズンを無事にやり過ごすことができれば…。

ちょうど秘書給与不正受給疑惑が取りざたされていますが、なんか構図が似ていますね。
こちらは同じ問題がちょっと前に国会で大きく取り上げられ、同じ国会議員が辞職に
追い込まれていたというのに、自らの襟を正すことなく、自分も辞職に追い込まれて
しまいました。京都の養鶏業者は、アジアの国々、そして山口県や大分県で同じような
問題に直面して苦労していたのを目の当たりにしていながら、「自分達だけは大丈夫」と
思ってしまったのでしょうか?

結果、通報や対応が後手後手にまわってしまい、本来被害者であったものが加害者にも
なってしまい、今回のような事態になってしまいました。雪印の事件でもその傾向が
ありましたが、とくに日本のマスコミは一丸となって『犯人さがし』を行い、つるしあげ
をしがちなので、並の神経ではなかなか太刀打ちできないかもしれません。ここら辺は
直すべきところかも。犯人さがしより原因究明を優先にして事態を収拾し、今後同じ
ようなことが起きないように対処するのが、国民にとっての利益になるのではないで
しょうか?




日本人ってパニックになり易いのか、それとも…? 2004年03月15日(火)
 

最近、斎藤一人さんの本&CDにはまっています。
変な人の書いたツイてる話』、そして『変な人の書いたツイてる話(PART2)』です。

斎藤一人さんの著書は何度か紹介したことがあると思いますが、この本もなかなか楽しい
です。長者番付にランキングされることを楽しみ、商売を楽しみ、人生を楽しんでいる…
そんな印象の凄い人だったりします。マスコミに登場することがまずない一人さんの、
最初で最後の講演会内容を書き起こした本であり、また肉声を録音したCDがついてきます。
聞いているだけで自分もツイてる人生をおくれそうな気にさせてくれる、そんな本でしょう
か。まぁ、だまされたと思って聞いてみて下さい。これを素直に受け取れたら、きっと
善いことが起こりそう!(^^)b
 

さて、本題です。まぁ世界中でいろいろなことが起こっていますが、先週からちょっと
した騒ぎになっていたのが、前回も書いたトリインフルエンザでしょうか。どういうわけ
だか、国もマスコミも、国民の不安を思いっきり煽るような報道をくり返し…って印象
でしたでしょうか。専門的なことが分からないのはいたしかたないとしても、それを認識
せず、いたずらに一般市民をおびえさせるのが、権力を持った立場の人々のとる行動で
しょうか?

とりあえず、他にいろいろな事件が起きたせいもあり、パニックはおさまっているようなの
で安心しましたが、ホントに日本人、および日本のマスコミって極端ですよねぇ。熱し易く
冷め易いというのか。両極端に振れ過ぎ!まぁ、1ヶ月もたって、インフルエンザシーズンが
過ぎれば、「トリインフルエンザ? ああ、そんなことあったっけ」ということになるの
かも。そしてまた来シーズンになって再流行により大騒ぎをくり返すのか…。(今度の冬は
新しい病気がはやったり、SARSが再流行したりとかもありかなぁ(^^;)

長年飼っているペットを不安になって捨てたり。食べ物からの感染例は世界的にも報告され
ていないにも関わらず、学校給食から鶏肉を外した自治体もあるとか(でも鶏卵は使用して
いるので、とても中途半端)。野鳥の死骸を見つけては、「トリインフルエンザか!?」と
大騒ぎしている様子をみるにつけ、うーん、という感じでしょうか。

基本的に人は人型のインフルエンザに罹り易いのであって、普通に生活している人々が
トリインフルエンザに感染する可能性は相当低いでしょうねぇ。あえて心配するとすれば、
濃厚に接触する機会の多い養鶏業者の方々でしょうか。これらの人々への対策はきっちり
練る必要がありますよね。

マスコミは発行部数や視聴率を伸ばす方向で、センセーショナルに報道しがちです。
そこら辺を割りひいて物事を判断しないと、情報に振り回されることになるでしょうね。
それとも、日本人は単なるお祭り好き、イベント好きなのか? 今回の騒動を見ていて正直
思ったのでした。


習い事、訃報、狂犬病の予防接種 2004年03月23日(火)

 

ゆっくりマイペース。(^^ゞ 1週間が早いなぁ…年度末ですねぇ。

ここのところ絵を習おうと、いろいろ物色中なのですが…なかなか上手く進まず。
自分の人生を見直していく一貫なのですが、意外にもきちんと絵を習ったことが
なかった自分自身に気がついて、びっくりしています。私が受けてきた教育という
のは、「好きなことは趣味でやればいい。つらくても苦しくても、堅実な仕事を
して暮らしていきなさい。」というもののだったように思います。そしてこれは
大半の日本の家庭や学校で行われてきた(いる)教育そのものだと痛感している
今日この頃。これでは幸福感薄いですよねぇ。とはいうものの、親や教師を恨む
のは簡単だけどそれでは何も解決しないし、遅ればせながらいろいろトライして
みようという気になっているのでありました。(^^)
 

タレントのいかりや長介さんが亡くなられたことが大きく報道されています。
ここ数年は「タレント」、というよりは「俳優」というイメージの方が強かった
印象がありますよねぇ。『踊る大捜査線』は主役の青島くんがとても良いわけ
ですが、大先輩の和久さん(この字でしたっけ?)のひょうひょうとしたキャラ
がまた抜群だったわけで、代わりの人が演じるのは難しいですね、きっと。
多くのファンが見送ったという葬儀の様子を映像で見て、その存在の大きさを
感じました。御冥福をお祈りいたします。。。
 

この日の朝、新聞を開いた時に、「おっ?」と思った記事がありました。狂犬病
の日本への上陸を防ぐために、4ヶ月未満の子犬の輸入を制限するというもの。
BSE、鳥インフルエンザと動物がらみの騒動が立続けに起こっているここ何ヶ月
ですが、なんか唐突な記事に感じました。

幸いにも島国である日本ではここ何十年か狂犬病の発生はありませんが、世界中を
みると狂犬病発生国の方が圧倒的多数なのですよねぇ。そして犬ばかりでなく、
多くの動物が感染し、人間も感染する可能性がある病気です。そして感染し発病した
場合、まず助かりません。

すっかり油断しまくっている日本人に対し、この機会に警鐘をならすのが目的なのか。
はたまた何か事件が起きているのか…なーんて思ったりもして。(^^ゞ
実際、ペットブームで珍しい野生動物が密輸されたり、飼い犬への狂犬病ワクチンの
接種率が低下しているという近年です。流行する恐れは残念ながら高まっています。
愛犬を守るばかりでなく、人間を守るのが目的の予防接種です。ぜひ、飼い主の皆様
には愛犬に注射を受けさせて欲しいなぁと思いますね。(ちょうどシーズンですし(^^)b)
 
 




 

サムライが見直されてきたのは 2004年03月31日(水)

 

鳥インフルエンザ騒動の引き金になったともいえる、浅田農産の社長が逮捕された
ようですね。どうやら早い段階から鳥インフルエンザが発生しているのを認識して
いた様子。うーん、分かってはいたのだけれど現実を受け入れたくなかったために
このようなことになってしまったのか…。

またここ数日、ニュースやワイドショーでかなり取り上げられているのが、六本木
ヒルズの自動回転扉での子供の事故死ですが、こちらも設計したメーカーの三和
シャッターとビルを管理する森ビルを、警視庁が家宅捜査したというニュースが
聞こえてきます。どちらも腰が重いと言われる行政が、かなり思いきって行動して
いるという点が目をひきますね。

事件の内容としては全くことなる分野ではありますが、どちらにも似たような印象
を持ってしまうのは、その企業のトップに、会社は社会の公器であるという認識が
欠けているのではないか。そう思ってしまうところでしょうか。

戦争に負けてのち、GHQの方針もあったのでしょうが、戦前の日本の制度や文化、
そして教育などが全て「悪」として否定されてしまいました。そんな中、良い意味
でのエリート教育までがなくなってしまい、社会のために活躍することの意義が
子供達に説かれなくなり、そういった人々を敬うことを教えられる機会も少なく
なってしまっています。

その国をダメにするのに効果的な方法は、その国の教育を骨抜きにすることだと
聞きました。戦後一世代以上たった現在、その悪しき影響が確実に現われてきて
いるようにも感じます。

ここのところ映画「ラストサムライ」のヒットなどに見られるように、『日本精神』
というものの良さが見直されてきています。外国の人々に指摘されてというところが
味噌かもしれませんね。必要以上に自信を喪失していた日本人もようやく我にかえり
始めたということでしょうか。

『日本精神』という言葉を聞くと、なんとなく連想するのが台湾の李登輝さんだったり
します。著書を拝見すると感じるのですが、古き善き日本人の姿が垣間見えるようです。
(また、そこら辺の日本人が太刀打ちできないような、流暢で立派な日本語を操られる
のですよねぇ) 台湾はなかなか大変な事態になっているようです。かなりご高齢では
ありますが、まだまだ活躍してほしいと思いますねぇ。

さすがに多くの日本人が色々な面で、「このままではいけない」と感じ始めたらしい昨今。
かつての『サムライ』の姿の中に、その解決の糸口が隠されているのやもしれませ んね。(^^)
 
 



 

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