商売には営業マンが付きモノですよねぇ。書店に足を運べばそのハウツー本が
数多く並んでいますが…。そんな中から珍しく読む気になった本2冊を紹介
します。明日香出版、石原明著。『営業マンは断ることを覚えなさい』と、
『営業マンは断ることを覚えなさい 戦術・戦闘編』の2冊です。
店頭でご覧になったことがある方も多いかもしれません。この本を読んですごいなぁと感じたことは、「営業マンの役割は商品やサービス
を顧客に売ることであって、その前段階の集客は会社が責任を持つことである」
と言い切っているところでしょうか。そういう意味では営業マンの参考書になる
と同時に、企業のトップこそ参照すべき本かもしれません。(とくに最初の一冊)2冊目の『戦術・戦闘編』は、さらに具体的に踏み込んだ内容になっています。
本をひらくとカバー部分にデカデカと、「もう、疲れるだけの営業はやめよう!」
とこれまた刺激的なキヤッチフレーズが。細かい内容は直接読んでいただくと
しましょう。とにかくモノを売るというのがどういうことか、考えさせられる
シリーズでした。
(このあいだ発売されたばかりなので、感度の良い本屋さんなら新刊書コーナー
につんであるかと思います(^^)b)著者のHPもありますので、興味のある方はのぞいてみてくださいね。
うーん、今回の場合はお勧めと言って良いのか悪いのか…(^^; かなりの劇薬
であることは間違いなさそうですし。ただ、営業で行き詰まっている方などには
今までとは違った切り口が見えてくるかと思います。本屋さんで探してみて下さい
ませ。
ディーゼル車規制が始まって 2003年10月06日(月)
東京の空気が汚いというのは、日本人でしたら共通の認識なのかもしれませんが、
それをビジュアル化といいますか目で見える形にしてみせたのが、石原都知事で
すよねぇ。(カメラの前で黒い煤入りのペットボトルを振っていたのをご記憶の
方も多いのでは?)この1日から首都圏のディーゼル規制が始まったわけですが、いろいろなところ
に余波があるようです。こういう時のマスコミの報道の仕方というのはなかなか
興味深いですねぇ。普段は弱い者寄りの報道なのでしょうか、大気汚染の被害者である沿道の住民の
味方なのが、今回はかなりトラック運転手寄りの報道がみられたような…という
よりは行政を、といいますか強行路線の石原都政に対しての批判だったのか。排ガス規制をクリアーするためには、トラックを買い替えるか高額な装置を取り
付ける必要があるわけで、現場のトラックの運転手さんたちにとっては厳しい
措置かもしれません。とはいうものの、本音ではこの取り組み自体を悪いこと
とは思っていないかも。強硬路線で石原都知事が悪役を引き受けたために、かえって物事が進みやすく
なったようにも感じました。本来ならば多くの日本人の健康にかかわる大問題。
国レベルできちんと取り組むべきものなのですよねぇ…。これで大分、東京の空気もきれいになっていくでしょうか。
自分自身の体験ですが、郊外から都心に勤めに出るようになった時のこと、
しばらくしてから自分の鼻毛(ちょっと下品ですね(^^ゞ)が伸びやすくなった
のに気がつきました。今思えば汚れた東京の空気に対する身体の防衛反応だった
のでしょうか。今では身体が慣れてしまいましたね。知り合いの体験では、地方から上京してきた当時の話らしいのですが、鼻を
かむとティッシュが黒ずんだとか。もっとも、しばらくしたらこの方の場合も
慣れてしまったということでしたが。「東京の空気は汚い」
この常識がひっくり返される日は近いのでしょうか?(^^)
人は褒め言葉に飢えているもの? 2003年10月11日(土)
ここ数日、世の中の動きも慌ただしいですよねぇ。
中国と台湾の船が日本の領海に侵入し、海上保安庁の巡視艇によって退去
させられたという…。以前からある尖閣列島がらみの騒ぎでしょうが、
台湾の活動家まで加わっているというのがいささか疑問でしたねぇ。
台湾の立場としては「一つの中国」路線は承伏しないでしょうし、
日本との関係を悪くしたいと考えてもいないハズ。これも中国あたりからの
日本と台湾、両方に対する揺さぶりだったりするのかも…?衆院解散、総選挙へ!
このニュースが昨日の朝からずっと流され続けています。今度の選挙の
キーワードともいうべきなのは「マニフェスト」でしょうか。どうやったら
手に入るのかについてもテレビでやっていましたが、簡単には手に入らない
のが現状みたいですねぇ。国によっては書店などでも手に入るとか。日本も
早く、政治家や政党の活動指針がはっきり分かるマニフェストを手軽に
読めるようになりたいものですねぇ。まず読むとしたら、自民党と民主党
のものと思いますが、自民党はまだ作成するかどうかが決まっていないようで。
前ふりが長くなってしまいましたが、人は褒め言葉に飢えているものですよ
ねぇ。かくいう私も子供のころから褒められて育った記憶があまりないのかも。
ただ一方で、素直に褒め言葉を受け取っていない自分もあるのかなぁとも
感じています。相手から感動されたり感謝されたりして、褒め言葉をいただいた
時に、そのまんま受け取って自分も嬉しくなる。そしてその嬉しさをまた別の
誰かへ伝えていく…。そういう善の循環といいますか、感謝の循環ができては
いないのかもしれません。なぜこんなことを考えていたのかといいますと、先日、職場の買い出しに行った
時のこと。お茶やらコーヒーやら、どっさりカゴにつめてレジへ。その時のレジ係
の女性が気のつく方で、私を茶坊主と見てとったのでしょう、「領収書をお作り
しましょうか?」とすかさず聞いてきました。レシートで用は足りたのでお断り
しましたが、後でその心配りに対して「ありがとう」の一言がすかさず出て来ない
自分に気がつきました。何でだろう…とちょっと考えてみました。『相手がそうしてくれるのが当然』と
いうように思っているのかもしれません。そして普段、周囲の人々の行動に対して
あまり注意を払っていない自分があるのも原因かも…。人は褒め言葉に飢えているもの。そして自分自身もそうであるならば、まずは自分
自身が、他の人々良い面や心配りに対する素直な感謝の気持ちや褒め言葉を気軽に
口にできるように。そう努めていきたいなぁと思ったのでした。
お能にはまりつつあります(^^ゞ 2003年10月14日(火)
突然ですが、お能にはまりつつあります。(^^)
そう、あの日本の古典芸能の「お能」です。先週末に舞台を初体験して
きました。調べてみると結構、能を見れる場所はあるものですねぇ。学生時代、予備校通いしていた頃、宝生能楽堂の横をいつも通り過ぎて
いまして、場所になじみはありました。私の好きな漫画家さんが「お能」
を題材にした作品を描きだしたこともあります。なによりも何か日本の
文化に精通したいなぁと、前々から思っていたことが大きいでしょうか。そんなこんなで突然思い立ち、飛び込みで見てまいりました。こういう
自分の欲求には最近素直にしたがうことにしていますので…。(^^ゞ記念すべき一作品目は『橋弁慶』。五条橋で弁慶、牛若丸が対決する
話ですね。んー、実はかなり派手な作品だと思っていたので、素人目には
いささかがっかりな舞台でしたが、ひょっとしてもっと違う見方があるの
かもしれません。またの機会に期待!2作目は能舞台では有名らしい『井筒』。すごーくゆったりした、静かな
舞台だったためもあるのでしょう。居眠りしてしまいまして…。(演者
の皆様、ごめんなさい)前日に十分な睡眠をとる必要性が、よく分かり
ました。(^^;;最後は『殺生石』。これが一番、装置も動きも派手で楽しかったかも。
お囃子もこの作品が一番かっこよかったといいますか。すごかった。
能の世界にも若い人たちが結構多いのにちょっとびっくり。前もってあらすじを読んではいましたが、、セリフはよく分かりませんで。
でもあの独特の間といいますか、雰囲気にはまりそうですね。他にも
衣装やら能面やら…いろいろと美術も楽しめそう。勢いで、今週末もチケット予約をしてしまいました。(^^ゞ
そのうち自分でも始めてしまうやもしれません。(お素人さんも習えたり
するのです〜♪)
人にはそれぞれの正義や言い分があるようで 2003年10月18日(土)
前回、お能にはまりつつあると書きましたが、テレビもそう思って注意
していると能や狂言の番組もあるものですねぇ。契約してはいたものの
ほとんど観ることのないwowwow。ここで野村万斎スペシャルがちょうど
放映されていました。能や狂言も古さを保ちつつ新しい表現に挑戦してい
るようで、イギリスでのハムレットをもとにした新作狂言を発表していま
した。さすがに上手いですねぇ。今日も能楽堂に足を運ぶ予定です。(^^ゞ
昨日は2つの大きなニュースがありましたよねぇ。
阪神・星野監督の引退発表と、道路公団の藤井総裁の聴聞会ですが…。星野監督に関してはびっくりでしたが、そんなに具合が悪かったとは…。
そんな中、いささか過激なファンが多い人気球団で、しかも長らく低迷
していたタイガースを優勝に導いた功績は立派でした。これから日本シリ
ーズですが、タイガースナインの奮起を期待。あ、もちろんホークスナイン
にも頑張っていただいて、ぜひシリーズを盛り上げてほしいものです。藤井総裁ですが、予想されたとはいえ本当に徹底抗戦するおつもりの様子
ですよねぇ。まぁ「政治利用された」、「名誉毀損で訴える」というのが
藤井氏の主張のようですが…。日本人独特の勇退の美学が前者にはあり、後者にはない印象を正直受けまし
たが、藤井氏の行動はある意味、日本の社会の問題点を浮き彫りにしたわけで、
その点は評価できるのかも。役人が政治家の進退や国の政治を左右してきた日本の社会…。これを『政治家
が国の進路と政策を決め、役人がそれをきちんと実行する』という形に戻す
きっかけにしていけるのか。藤井氏のおっしゃるように「死人が出る」可能性はありますか。(^^;
今回の件は日本全体の利益にはならないでしょうか。一番受けた印象は、
『人には人それぞれの正義や言い分がある』ということでしょうか。
さまざまな混乱が今回の騒ぎをきっかけとして整理されていくことを望み
ますねぇ。(日米首脳会談のあつかいが小さいなぁ…)
皇族好きの日本人…なのかな? 2003年10月21日(火)
北朝鮮が日本海に向けてミサイルを発射したらしい…とか。はっきり
分からないところがなんか情けないところ。自分達の力で事実確認も
できず。それゆえに自分達に有利に物事をすすめることもままならず…。
まぁ日本人も前回のテポドンで慣れてしまったのか、今回は扱いが
非常に小さいなぁ。もっとも、一発まともに発射したらそれで終わり
ですけどね。(^^;
大正時代で途絶えていたという有栖川宮家。この継承者を名乗って
結婚披露宴を開き、祝儀などをだましとったということで男女3人が
詐欺容疑で逮捕されたとのこと。なんでも約400人がこれに招待
されていたそうな。あらかじめそれと分かって映像をみると、「なんで騙されるのかなぁ
?」と不思議に思いますが、かっこ(装束)と体裁(披露宴会場)を
きちんと整えられてしまうと、多少不自然に感じても「まさか皇族を
かたる不届き者はいないだろう」と考えるのが、大部分の日本人なの
でしょうか。そういう日本人の素直な感情を利用した詐欺事件だったわけですよねぇ。
戦前だったら『不敬罪』なるものが適用されてかなり罪が重くなりそう
ですが、今でしたらどうでしょう。すでに断絶された宮家ということも
あって、そう罪に問われることもないのかもしれませんよねぇ。騙された人々を悪く言うのは簡単ですが、逆に日本人の良い面といい
ますか、優れた面をみることもできるのかも。人を信用し、皇室を敬愛
し、伝統を敬うという、素晴らしい特質を。世界中を見渡しても、日本の皇室ほど長い歴史を誇るところはないわけで、
そう考えると現在世界で一番歴史のある国が日本なのですよねぇ。皇室が
あるのがあたりまえな私達には分かりにくいですが、外国の人々にとって
はかなりインパクトのある存在のようです。世界で有数の経済大国で、文化も発達し、清潔な町に暮らし、平均寿命もも
世界トップレベル。おまけに歴史ある天皇家も抱えているこの日本。この
国に生まれたということだけでもとても運の強いことかもしれませんね。(^^)
礼を失しているのではないのか? 2003年10月25日(土)
阪神の2連敗からスタートした日本シリーズ。どうなるのかと思ったら甲子園
で3連勝。日本一へ王手をかけました。まぁ、上手く盛り上がったということ
で第六戦、虎も鷹も頑張れー!
衆院比例代表の73歳定年制でちょっとした騒ぎになっていますよねぇ。
中曽根氏と宮沢氏、総理大臣経験者に対して小泉総理が引退勧告を行って、
宮沢氏はそれを受け入れ、中曽根氏はそれを拒否しました…。世間の反応はいろいろで、「気持ちは分かる」というものや「老害なのでは」
「若い人に道を譲っては?」というもの様々。どちらかといえば『引退』に
賛成する意見が多かったような印象でしたか。私も正直、かなりご高齢ではあるのでぼちぼち引退されてもいいようにも感じ
ますが、中曽根さんが最後の一仕事として取り組んでおられる、改憲問題や
教育問題というのはこれからの日本にとって、とても大事なことであるとも
思います。これを志半ばで終わらせてしまうのは、日本国民にとっても小泉
総理ご本人にとっても損なことかも。小泉総理の今回の行動について感じたことは、『礼を失している』ということ
でしょうか。一国のトップをつとめた、同じ政党の大先輩に対してああいう
物事のやり方をしてもいいものか。国内にも国外にも小泉さんよりもずっと
影響力のある人物に対してそういうことで大丈夫なのか…。世界有数の経済大国である日本の総理大臣をつとめるならば、それ相応の
品位と謙虚さが不可欠であろうかと思います。どうか小泉総理には、後々の
禍根を残さないように動いていただきたいものですね。
株価対策から選挙戦を観てみるのも面白いかも 2003年10月28日(火)
選挙戦スタート。ちょっと騒がしい日々になりますね。今回の選挙では区割
りが変更になったりとちょっと混乱があるやもしれません。自分のところは
どうか、気を付けなくては。結局、中曽根さんも引退を表明し、世代交代をアピールしたいらしい小泉総理
の思惑通りに運んだようにも見えますが…さて? 恩や礼儀を忘れたようなやり方
では、いずれ自らに還ってくるやもしれません。有権者はどう判断するので
しょうか。この間の埼玉での選挙の投票率も低かったようで、文句を言って
いる割に日本人は、はっきり意思表示する機会を放棄していますよねぇ。
『自分一人が投票しても変わらない』というのがそういう方々の主張で
すけど、卵が先か鶏が先か。物事を変えたい、世の中を良くしたいのならば、
まずそう願うことから始めないと。そしてそれを形にする絶好の機会が、選挙
なのではないでしょうか。
日本シリーズですが、3連勝の勢いでタイガースが行くかと思いましたが、
ダイエーが踏ん張りましたねぇ。おめでとうっ!虎が勝った方が優勝セールなどで経済効果が大きいかなぁとも思いましたが、
全国ネットはダイエーの方ですし、タイガースも『応援感謝セール』ということで、
勝っても負けてもきっちりセールしてましたね。(そしてきっちり行列する
人々もいましたねぇ)とりあえずイベントする口実があればオッケーなのかも。
やっぱり日本は豊かな国だなぁ。(^^)長引く不況といいますか、デフレの世の中もだんだん定着してきたのか、
ようやっと株価も上昇中。銀行や生保、証券業界などはホッと一息といった
ところでしょうか。数日前、500円くらい一挙にさがって新聞やニュース
などが「大変だ!」といった報道をしていましたが、全体としては上げ基調
のようです。長谷川慶太郎さんなどもそのように分析されているようで、順調に上がりすぎ
たので調整局面に入ったのではないか、自身のコラムでそう書かれていましたか。
また鳴り物入りでヤフーが東証一部上場する影響で、いわゆる機関投資家が
それに備えるべく株を手放したために値をさげたという話も聞こえてきますね。株価が上昇することで世の中にお金がまわるようになり、中小企業の資金繰りも
安定し活気が出、結果国民の生活も良くなってくる…こういうサイクルがある
ことはさすがの日本人も分かってきたのではないでしょうか。今度の選挙、こういう方面の対策をどうしようと考えているのか。教育問題も
憲法問題もとても大事だしアピールもしやすいけれども、日本の経済をどうして
いくつもりなのか。こういう観点から候補者の演説を聞いたり、配付物を読み
こんだりしてみるのも面白いかもしれませんね。