SARSの遺伝子診断&預貯金の海外逃避 2003年05月01日(
 

GW突入ですが、皆様いかがおすごしでしょうか?少しだけ電車が空い
ていてラッキーに感じたりしています。とはいえ今年は続けて休みを
取り難いため、結構カレンダー通りのお休みの方も多いようですね。
お天気が良さそうなのはなによりでしょうか。
 
 

SARSですが、残念ながら今のところ毎日死亡者が増えつつある様子。
今までは臨床症状からの診断が主でしたが、これからは遺伝子診断も
取り入れるようにWHOが勧告したとか。(PCR法というもので
しょうか?) たとえレントゲン検査などで肺に異常が発見されなくて
も、遺伝子検査が陽性ならば隔離措置をとっていくことになりそうです。
有効な予防法や治療法が確立されるのにはまだまだ時間がかかりそうな
状況では、物理的に隔離するのが一番確実な方法ですので、いたしかた
ないのかも。

アメリカのメディアではヤンキースの松井選手などとともに、現地入り
してSARS対策に率先して取り組んでいる医療チームを賞賛しているとか。
そうですよねぇ、今、世界でもっとも勇敢な人々の集まりかもしれません
から。自らも感染の危険性はかなり高いわけで、致死率も高く、この状況
では普通でしたら逃げ出したくもなるでしょう。最初はやはり少なからず
恐怖を感じていたらしいスタッフですが、取り組み始めた今では「患者
の健康状態の方が気にかかる」とコメントされていたよう。本当に頭が
下がります。スタッフの方々の安全と健闘を祈るばかりです。
 
 

話は全然かわりますが、郵貯の貯金残高が減っているという記事を目に
しました。年金などが振り込まれる通常貯金は増えているものの、高金利
の時の定額貯金が満期を迎え、その流出分が大きかったためのようです。
さすがにいくら国の保障がついているといっても、財政投融資などに
使われて回収があやうい…国民の方もだんだん実態が分かってきたため
にお金を移動させているのかもしれません。

とはいうものの、国内外でそれが消費されたり、投資され運用されているか
といえばそうでもなさそうです。他の金融機関にうつされただけなのが
現状なのかも。

目先のきく人、とくに多額の現金を持っている人々は、海外にお金を逃がして
いるとも聞きます。今、一番リスキーなのは日本円で資産を持っていること
だという話も聞こえてきます。とにかくいろいろなことを先延ばししている
感のある日本政府ですが、企業に期待ができない現状では、1400兆円とも
いわれている個人資産に期待するのは当然のこと。ひょっとすると新札切り
替えなんてことが行われて、例えば1万円が強制的に8千円の価値しかなく
なる…なーんてシナリオもありうるという事態も予測されるとか。

将来、海外で生活したいと考えている人などは、外貨預金などは検討する余地
ありではないでしょうか。それも日本の銀行でするのではなくて現地の金融
機関に口座を設ければ、いちいち日本円に換算する必要もありませんし。(^^)
ちょくちょくその国に行く予定のある人はなおさら有利かも。場合によっては
日本の何倍もの利息がついているかもしれませんしね。

(***ちょこっとお休みしまして、次回は8日更新の予定です(^^ゞ***)

 

新時代のサービスあれこれ 2003年05月07日(

 

ちょっとお休みしました。みなさま、GWはいかがおすごしでしたでしょうか?
去年ほどの混雑はなかったようですが、国内の観光地はそれなりのにぎわいを
みせていたようですね。
 

SARSに関しては、なかなか流行がおさまりそうにありませんが、もし日本
に入ってきた場合、まずその玄関口になりそうな東京都では、一応の備えが
できたということですよね。入ってこないのが一番いいのでしょうけど、
まずは一安心ということでしょうか?(本来ならば、国レベルでさっさと
対策を練るべきなんでしょうけど)
 

連休中、新幹線を利用しました。割と好きなんですよね、あの乗り物。(^^)
早さが売り物のこの乗り物を利用して、超特急の配達サービスが始まるとか。
駅からはバイク便で配達し、長距離陸上輸送としては最速の物流手段になる
そうですね。21世紀は「時間」の質を高めるサービスが重要視されるよう
になりそうだと何回か書いてきたと思いますが、その一つでしょうか。
時間と空間とエネルギーを如何に有効に活用していくか。ここら辺に商売の
ネタはありそうです。(まだ、東京、大阪間のみみたいですけど)
 

高齢化が話題になって久しいですよねぇ。そして日本の資産の大部分を高齢者
が持っているわけですが、そういう人々の間で、「遺言信託」サービスの利用
が増えているとか。信託銀行のサービスとのことですが、相続をめぐる家族間
のトラブルが増えているのが原因とか。ひと昔前でしたら、「家」制度とも
いうのでしょうか、枠組みがきちんとしていたためにそうは問題にならなかった
のでしょうが、核家族化が進んだせいもあるのでしょうねぇ。これは新しい
サービスを模索している金融機関にとってもビジネスチャンスなのでしょう。
中には法的処理が必要なケースに、弁護士を紹介するサービスも盛り込んでいる
ところもあるとか。義理人情を大切にしてきた日本ではありますが、お金が
からむことはクールに処理した方がトラブルが少ないのかもしれませんねぇ…。

 

株価対策、都議会の嫌がらせ? SARS対策 2003年05月10日(

 

底値更新でなかなか上昇しない平均株価。各企業ではそれなりに利益を出して
頑張っているけれども、政府が銀行の持ち株売りを推奨している現状では、もともと
一般投資家の活動が活発ではない日本では買う人が存在しないわけで、これ
では株価もあがりようがありませんよねぇ。証券会社の企業努力が足りない
ようなコメントを、政府の閣僚がしていたようですが、もともと一般投資家
が儲けることを罰するような仕組みをずーっと続けているのですから、そこら
辺も見直す必要があるのではないでしょうか? 例えば、二重課税が問題に
なっている配当金への課税をゼロにするとか。10年以上保有した株式の売却
益に関しては非課税にするとか…。こんな時代に株式を購入したり、保有したり
する人々に利益になるようにしないと、株価も上昇しませんよねぇ。しかも
株価が下がることで、企業のせっかくの利益がとんでしまうなんて…。
 

300万票という支持を受け、再選した石原慎太郎都知事ですが、また議会
から嫌がらせ(?)を受けているのでしょうか。副知事の再任を巡って、都議会
から待ったがかかっているとか。副知事は4人までおけるようですが、任期の
残っている一人のみの体制がしばらく続くとここと。いろいろと改革を進めたい
都知事にとっては不便なことと思います。なんでも、選挙の時に支持を表明した
にもかかわらず、政党が表にでれなかったことへのわだかまりが原因とも。
某政党の方は「嫌がらせではない」と強調していたようですが…。
選挙民からは圧倒的な支持を受けている都知事ですが、その周囲の受けは必ず
しもよいわけではなさそうです。ま、物事が大きく動くときは、それを妨げ
ようとする力も大きく働くということでしょうか。
 

SARS対策で中国へ15億円の追加援助をおくることを決めたようですね。
まぁ、我が国、および周辺諸国への感染の拡大を防ぐという意味では、正しい
処置かと思います。とはいうものの、中国は日本から多額のODAをえて
いながら他国へ援助したり、軍備拡張したりしている国ですから、日本政府
にはそこら辺のバランスを考えて欲しいものです。SARS対策のポイントは
「上下水道の整備」「人口過密の解消」「十分な換気」と言われています。
日本政府の援助も、お金をただ渡すだけでなく、このようなことに効率よく
使われているか。助言し、監視していかなくてはいけないのではないで
しょうか。

 

SARSの解決法 2003年05月12日(

 

中国での感染者の数が5000人を突破したというSARS。世界中が
躍起になって対応しているにもかかわらず、感染がどんどん広がって
いく背景には、「スーパースプレッド」といわれる患者の存在がある。
そのようなことがニュースで取り上げられていますね。そのメカニズム
はよく分からないそうなのですが、その病気に対して、異様に感受性の
高い患者の存在があるのだそうで、今回、中国に感染が広がる原因に
なったのは70代の男性患者だということですよねぇ。香港の親戚を
見舞ったこの人物、自分もSARSに感染してしまい、そのまま北京に
飛行機で帰省、その後死亡。その家族が感染したのは当然ですが、
途中機内で同乗した人々多数にも感染し、入院した病院の医師や周囲の
患者にも感染が広がってしまったのことでした。

前回も書きましたが、SARS対策のポイントには、「上下水道の整備」
「人口密度の解消」「十分な換気」などがあげられます。いくらワクチン
開発をすすめても、これらの問題がきちんと解決されなければ、効果が
あがりません。日本政府はこういったことを注意して、中国への援助を
行ったり、現地の日本企業への指導などをおこなっていく必要があります
よねぇ。

残念ながら流行地にほど近いところにある日本です。流行する可能性は
十分にありますよねぇ。やはり不要不急の流行地への観光旅行は、今の
時期は避けた方がよいかもしれません。

坂口厚生労働大臣は、「保健所などが中心となって…」なんて悠長な
コメントを述べていますが、それでは住民自らが直接保健所などへ問い
合わせたりしない限り、きちんとした対応はできないかと思います。
大臣自ら、テレビや新聞、インターネットなど、あらゆる手段を講じて
国民に直接語りかけ、どのように行動したらよいか、指示すべきでは
ないでしょうか。もし、日本にも「スーパースプレッド」患者が入って
きたら…あっという間に感染が広がってしまいますしね。

日本人一人ひとりの行動にも注意が必要ですよねぇ。もし、感染が疑わ
れるようならば、いきなり病院へ行くような危険なことは避けて、まず
電話で問い合わせて、SARSへの対応が可能な医療機関にかからなく
てはいけませんよね。

世の中のグローバル化もいいことばかりではありませんねぇ。とはいう
ものの、きちんと対応できればSARSとはいえ、そう恐れることはない
のかもしれません。

 

工業と農業の融合  2003年05月14日(

 

有事関連法案が本国会で、どうやら成立しそうですね。なんとか与野党で
合意したのはなにより。まだまだ問題はあるかもしれませんが、最初から
完璧なものを作るのは無理というもの。不具合はそのつど修正していけば
いいのですよね。普通の国へとまた一歩前進です。(^^)
 
 

21世紀の社会で要求される能力といいますか、活躍する人材というのは、
様々な分野の才能や経験、技術を融合させることができる人物かもしれま
せん。

タマネギを切っていて人を悩ませるのが、ポロポロ出る涙ですよねぇ。
この問題を解決し、涙のでないタマネギを開発した会社があって、しかも
もともと電子部品メーカーだという記事を読みました。お茶の葉を利用し、
栽培技術を工夫することで、この問題を解決したようです。涙の出る成分
は辛味のものでもあるので、甘味も従来のモノの1.7倍とか。一石二鳥と
いったところでしょうか。

電気屋さんがこういったことに取り組んでいるということで、結構な話題
にもなっているようです。まぁ、枠にとらわれない自由な発想の社長さん
だったことが、成功につながっているのでしょうねぇ。「多分野の人材を
いかに多く巻き込むか」が成功のポイントとコメントされていました。

人は普段考えている通りの人生をおくると言います。その人を知りたければ
普段使っている言葉に注目すればいいとも。言葉は人を作ります。明るい前
向きな発言が多い人はそういう人生を送ります。逆に暗く後ろ向きな言葉を
使う人は、そのような人生を送ることになります。

自分に枠をはめられるのは自分自身だけ。ですから枠を外そうと本気で願え
ばそうなります。インターネットが発達してきた現代社会では、かつての
ような情報格差は存在しません。すべての人にチャンスが開かれていると
言えましょう。それでしたらそのチャンスを生かそうと、まず思うことから
はじめたいものですよねぇ。


台湾医師からの感染?  2003年05月17日(

 

昨日からちょっと大変なことになっていますね。

台湾でSARS治療にあたっていた医師が、先週来日し、西日本を旅行して
いたことがニュースになっています。しかも旅行中に発熱症状がみられた
にも関わらず、そのまま観光旅行を続けたとのこと。とんでもない話です
よねぇ。しかも帰国後感染が発覚、旅行ルートを中心に日本も大騒ぎに
なっています。今は短時間で簡単に移動できる世の中です。気をつけないと
日本のあちこちで患者が発生する可能性がでてきました。(USJなんかも
訪れているとききます)

台湾の勤務先の病院が、「台湾から逃げ出したわけではない」とか、いろ
いろな言い訳をしていますが、単なる素人集団ではないわけで、確信犯なの
ではないかと疑ってもしまいます。SARSの治療に全力を尽くしている
医療関係者には頭がさがりますし、以前から計画をしていて楽しみにして
いた旅行かもしれません。ですが事がことです。観光中に利用していたバス
の運転手も体調を崩していると聞きますし、これで日本国内にSARSが
広がるようなことがあれば…。

台湾ではどうやらSARSの流行が拡大の傾向にあるようです。患者の隔離
に失敗し、どんどん院内感染などで患者が増加しているとか。人権の尊重を
建て前とする自由主義国家の弱味でしょうか。日本も他人事ではありません。
SARS対策についても、すぐに人権尊重を訴える政治家とかいますが、
多くの人々の生命と健康がかかっているということになれば、そうも言って
いられないでしょう。まずは感染者を入れないこと、感染を拡大しないこと、
感染者を出さないこと…。やらなくてはならないことは決まっています。

日本人一人一人にも自重が求められますよねぇ。乗った飛行機の隣に、
たまたま症状がでていない感染者が乗り合わせたら…。今は何でもありの
世の中ですしね。週明けに台湾に対して厚労省は正式に抗議をする予定とか。
まぁ、これは当然か。とはいうものの不必要に騒ぎ立てるようなことも
避けたいもの。責任追求よりは事態にきちんと対処する方が先決ですしね。
 
 



 

きちんとした株価対策を  2003年05月19日(

 

ちょっとした騒動になったSARS感染者の日本入国問題ですが、
月曜日をまたず台湾側が謝罪をしましたし、多少時間がかかったと
はいえ、日本での宿泊先や旅行先も公表されました。皆、不利益を
被る可能性がありながら、あえてそれを引き受けたわけですから、
後は日本人一人ひとりが無用に騒ぎ立てることなく、冷静に対応
するのみでしょうか。阪神淡路大震災のような大惨事の時にも、
パニックにならず、冷静に対応できた国民性です。今回もきちんと
対処できることと思います。(^^)
 
 

つい、この間スタートしたばかりの「りそな銀行」。公的資金2兆円
規模導入が決まりました。2度目の導入といいますから、今度失敗
したらやはり小泉政権の責任は大きいかと思います。

国民の人気はまだまだ高い小泉総理、今までの首相と比べて、かなり
思いきった改革を進めてきたことも事実ではありますが、こと経済
問題、株価対策ということに関しては取り組み方が甘かったと
いえるでしょうか。かなり下がった平均株価が小渕内閣時代でしょうか、
一旦盛りかえしましたが、またずるずる値をさげて現在にいたって
います。

その間企業の経費削減努力は続き、リストラなども断行され、懸命に
収益をあげてきたわけですが、どんどん下がる株価に利益が吸い取られて
しまっています。そんなこんなで企業の苦労は続いています。(目端の
きく企業はさっさと売りに出して、既に身軽になっているのかもしれま
せんけど)

株価の下落が年金など、国民の懐に直接打撃を与える事態にもなって
きたことは、最近マスコミでも取り上げることが増えたので、ご存知の
方も多いかと思います。すでに資産家だけが損する事態ではなくなって
きています。

株価の上り下がりは、その政府の政策に対する評価といいますか、その
国の未来に対する投資家たちの期待度のあらわれともいいます。株価
を上げるためには、株式の売買が活発に行われるような政策をとらなくて
ならないでしょうか。どうも日本人といいますか日本のお役人は、その
手の政策に対して、「金持ち優遇だ」ということで拒否反応を示す手合い
が多いようですが、お金持ちをいじめては、国が豊かになることも、
経済的に困窮している人にお金がまわっていくこともありません。稼ぐ
能力のある人に稼いでもらわないと、経済はまわっていきませんよねぇ。

やらなくてはいけないことは見えているのに、やたらに抵抗勢力の力
が強くて物事がすすんでいかない日本の社会。この状況を打破するのは
政治家の役目かと思います。ホント、日産のゴーンさんではないですが、
日本人の政治家にその能力がないのだったら、いっそのこと、日本社会に
対してしがらみのない外国人のエキスパートでも連れてきた方がよいの
かとも思ってしまったり。(招聘する立場の政治家が賛成しませんか…(^^ゞ)
 
 


食中毒の季節がやってまいりました   2003年05月21日(

 

大分、過剰に反応してしまった感のあるSARS感染医師の入国騒動
でしたが、このままいけば、そろそろ潜伏期間といわれる10日間を
無事にやりすごせそうです。厚労省は23日にも安全宣言を出したい
意向とか。前にも書きましたがウイルスというのは細菌と違って、単独
ではそう長生きできません。しかもSARSウイルスはエタノール
などの市販されている消毒薬で、きちんと除去できるようですから、
落ち着いて対処すれば大丈夫かと思われます。

SARSに関しては、いろいろと話を聞く機会がある予定なので、
新しい情報など仕入れたら、次回にでも書いてみたいと考えています。
 
 

その一方で、またまたやって参りました、食中毒の季節ですよねぇ。
ニュースをみていたら、「高校の調理実習で55人が食中毒、うち2人
が入院」というモノが目に入りました。カンピロバクターという細菌が
検出されたということで、作った親子丼やカレーピラフに入れた鶏肉
が原因の可能性が高いということですね。

カンピロバクターによる食中毒は、やはり鶏肉が原因になっていること
が多いです。この場合は典型例ともいえます。家庭科の教師というプロ
がついていたわけですが、認識が甘かったようですねぇ。もともとこの
種の細菌は動物が腸管の中に普通にもっているものですから、常に食中毒
の危険性はあります。この菌の場合は十分に過熱を加えれば死滅します
から、さっと火を通しただけの調理方法では危険ということですよね。
親子丼などは手ごろなので取り上げたくなる気持ちはわかりますが、
普段料理もやらないような素人集団がやるわけですから、メニューを
選ぶ時も、その点を考えないといけませんよねぇ。(卵も扱いを気を
つけないと、サルモネラ食中毒の危険性があります)

食中毒はやはり夏場に多く発生しますが、1年を通してみられます。
とくに今から暑くなりかけのジメジメしたこれからの時期に、結構
起こるもの。やはり油断があるのでしょうねぇ。昔の人とちがって
今の日本人は清潔嗜好、お腹の中もかなりクリーンになっていて、
細菌に対抗できなくなっているのかもしれません。一晩ぐらい放置
しても大丈夫、なーんて甘く見てると…危ないでしょうか。

カレーなんかも手軽なメニューですが、これも食中毒の多い食品の
一つですよね。何年か前に毒入りカレー事件が起きましたが、この
時、保健所の所長が最初に食中毒と判断したことが批判されたように
記憶していますが、仕方なかった一面もあると思います。もともと
食中毒を起こしやすい食品でもあるわけですし、まさか毒が入って
いるなんて考えもしなかったと思いますねぇ。(それにそうなると、
すでに警察の仕事ですしね) ホント、何でもありの世の中になって
しまいました。自分や家族の安全は、警察任せ、国任せではいけない
時代なのでしょうねぇ。



『絶対成功する千回の法則』  2003年05月23日(

 

日米主脳会談が行われていますね。ブッシュ御夫妻から歓待を受け
ている小泉首相ですが、ものすごく丁重な扱いをされている様子。
物議を醸したイラク戦争への早期の支援表明でしたが、これを
アメリカ政府がとても評価しているということなのでしょう。
以前にも書いたかと思いますが、今回の支援の判断は正しかった
と言えましょう。北朝鮮問題に関してアメリカから全面的な協力
を得ることができそうですしね。そしてそれは金総書記がもっとも
恐れていることでしょうから。(横田御夫妻が訪米したことも
あるのかもしれません)
 

SARSについて書こうと思っていたのですが、予定を変更して、
本のご紹介を。(^^)
『斉藤一人の絶対成功する千回の法則』
という題名の本です。今、新刊コーナーに並んでいるでしょうか。

この方の本は何冊か読んでいるのですが、長者番付に9年連続で
10位以内に入っているすごい人です。この間発表された番付では
2位でしたか。しかも、株式譲渡益や不動産売却益での収入が目に
つく中、事業収益でランキング入りしているという異色の人物の
ようです。

本を読めばわかるのですが、この方のユニークなところは、税金を
納めることも楽しんでいるというところでしょうか。どうせ払うの
なら楽しんでしまおうと、周囲の方々と競争しているとか。まぁ、
もちろん、税金として納めずにもっと有意義な使い方をしたいと
考えることもあるらしいのですが、(多分、お役人よりもずーっ
と社会に有用な使い方をされそうですけど)払うことが決められて
のいるのだから、きちんと納めて社会に役立てば、それでいいじゃ
ないか。そのようにお考えのようです。

これだけ成功した秘訣、物事の考え方を、この本で披露している
のですが、「努力したらいけない」というセリフがありました。
根性論が大好きな日本人にはちょっとピンとこないかもしれませ
んが、好きなことをそっちのけで、嫌なことを無理矢理やるよう
な努力をしても幸せにならないということなのかなぁと、本を
読みながら感じました。

他にも成功するため、経済的に豊かになるためにはどのような心
構えで過ごしていったら良いのか。斉藤一人流が満載の1冊です。
素直に受け止めることができたら、きっと良いことが起こる…
そんな予感のする本でした。お勧めです、ぜひご一読を。



ナイチンゲール方式でSARSを防ぐ  2003年05月25日(

 
SARSについての話を聞く機会があったので、書いてみたいと
思います。

SARSに感染した台湾医師のことで、先週は大騒ぎだった日本
ですが、とりあえず何ごともなかったようでやれやれです。とは
いうものの、まだまだアジアではSARS患者が発生しています
から油断はできません。

新型ウイルスであるために、ワクチン開発に時間のかかりそうな
SARS。WHOでも対策に苦慮している様子がうかがえます。
ワクチンが使えない感染症に対しては打つ手がないのか…。これ
については、SARSの封じこめに成功したベトナムの例が参考
になりそうです。

ベトナムでも成功例ばかりでなく失敗例もあるようですが、どこに
差があるかというと、立地条件や建物の作り、患者の寝かせ方や
密度にあるらしいと推測されます。立地条件としては風が強く吹く。
建物の作りとしては必ずしも頑丈である必要はなく、換気が十分
行え、上下水道がしっかり完備、管理されている。しかもこの場合
の換気は自然換気(要するに窓を開けること)でよいとのことです。
そして患者はそれぞれベッドが窓の方を向き、患者は同室でも構わ
ないが、十分なスペースを確保できること。これがどういうことか
と言えば、院内感染を防ぐ方法ということになります。ひと昔前、
ワクチンがない時代に人類がとっていた方法…「ナイチンゲール
方式」と呼ばれる方法だと聞きました。

現代社会ではワクチンに頼る方が楽だし安価なため、それに慣れきって
打つ手がないようにWHOまで考えているようですが、さにあらず。
衛生環境を整え、人間の自然治癒力を高めることで、病気に対抗する
ことが可能になります。日本の厚労省がやろうとしている陰圧式の
病室に隔離する方法はこれには合致しませんよねぇ、そうすると。

ウイルスは人の便の中でかなり長い時間生存するようです。通常便
だと2日間、尿中だと1日、下痢便中だと4日間生存する。そして
56℃の過熱で失活する。そのようにWHOは報告しています。
つまり、患者の排泄物中にも多く存在すると考えられるウイルス
を手早く、確実に処理していくことがポイントになりそうです。
トイレや水、寝巻きやリネン類の管理をきちんと行うことで、院内
感染も防ぎ、周囲へのウイルスの拡散も防ぎ、そして患者自身を
助けることが可能になりそうなのです。

今、流行している地域について、共通項を拾ってみるとハッキリ
してくるかと思います。風通しの悪い地域で、上下水道も未整備、
設置されていても管理が不十分な地域。そして、人口密集地域…。
この場合、衛生状態の改善がSARSに対抗する、根本的な解決
方法になりそうです。インフラを整備するのには多額の資金が
必要になりますし手間もかかります。安い労働力を売りにしたい
中国政府にとっては、こういうコストをかけたくないのが本音かも
しれませんが、WTOにも加盟したような国なのですから、もっと
国民の生活環境に注意を払う時期にきているのではないでしょうか。

日本政府もSARS対策で中国などへ多額の援助をするのも結構
ですが、見当違いの使われ方をしてはもったいないというもの。
患者を隔離してそのまま殺してしまうようなことにならないように、
その使いみちに関しては目を光らせていくことが必要ではないで
しょうか。
 


外務省と国民の意識のギャップは大きそうです  2003年05月27日(

 
東北地方を中心に大きな地震がありましたね。震度6弱ということ
ですからものすごい揺れを感じたことでしょう。あちこちで被害
がでているようですが、亡くなられた方がいなかったのは不幸中
の幸いでしょうか。まだ余震の心配があるとニュースなどで言って
いたかと思います。注意が必要ですよねぇ。大震災はホントに忘
れたころにやってきますね。地球は生きているというのを感じます。
天変地異は昔から、政ごとを間違えた場合とか、その地域に何か
問題がある時に起こりやすいとも聞きます。地球という巨大な
生命体から、おごりがちな人間たちへのメッセージなのかもしれ
ません…。
 

街を歩いていて、『北朝鮮に拉致された人々を救おう』と呼びかけ
署名運動をおこなっている人々がいました。雨の中を頑張っておら
れましたね。北朝鮮が拉致を認めてからか、それともミサイルが
日本の上空を飛んでからか…日本人の意識は明らかに変化してきて
います。4〜5年前と現在とでは、ホントに変わりました。

このコラムを書き始めたのが1998年頃からだったでしょうか。
当時は北朝鮮に対し批判的なことを書くと、反発を受けたりもし
ました。今でもありますが、どういうところから来ているのか、
なんとなく分かるようにもなりましたし、賛同してくれる方が
増えたのを肌で感じますね。

さすがのマスコミも手のひらを返すかのように、北朝鮮の問題を
取り上げていますが、残念なことに諸外国に対する日本の顔とも
いうべき外務省の意識改革が遅れているようです。まぁ、それだけ
根深いものがあるのでしょうけど。

ニュースや新聞で報道されているのでご存知の方もいらっしゃるかと
思いますが、日米首脳会談でブッシュさんと小泉さんが「北朝鮮に
は対話と圧力をもって…」とトップが意志表明しているにも関わらず、
北朝鮮を刺激するからと、それに強硬に反対して報告文書から
『圧力』の文字を勝手に削除した、外務省の役人がいたことが問題に
なりました。

この人物が北朝鮮と個人的にどういうつながりにあるのか、それは
良く分かりませんが、一役人が日本の総理大臣やアメリカの大統領
よりも立場が上だと思っているのでしたら、それは問題ですよねぇ。
きっとおとがめはナシなのでしょうが…。

政治家や中央官庁の高官には、日本人にとって、日本にとって、
そして世界にとってどういう道が好ましいのか。それをしっかり
見据えて行動していただきたいなぁと願います。
 
 


予定利率引き下げは誰のため?  2003年05月30日(

 
ここ数年、国会で話題にのぼっては立ち消えてきた、生保の予定
利率引き下げでしたが、いよいよ30日、保険業法改正案が衆院
本会議で趣旨説明と質疑を行い審議入りしたということですね。
「保険契約者保護の観点からやむを得ない場合に限って行われる
もので、基本的には契約者の利益に資する」と竹中さんとかは
強調しているようですが、本音はやはり生保会社の、そして銀行
の保護、というところではないでしょうか。

ターゲットにまずなるのが、予定利率の高かった80年代から90
年代前半くらいに結ばれた契約ではないかと聞きます。これを聞い
たからといって、慌てふためいて契約解除する必要もないかと思い
ます。世間には評価の高い保険会社も存在するわけで、そういう
会社の商品を選んで契約している人まで慌てることはないわけです。
(残念ながら、日本の保険会社には少ないかもしれませんが…)

とあるFPの方が言っていたのですが、これって契約違反ですよねぇ。
高い利率を約束したからこそ利用者は今までお金を払いこんできた
わけで、その運用に失敗し自分達の台所事情が苦しくなってきた
からといって、そのツケを契約者に押し付けようというのですから。
商法にも違反するのではないでしょうか。まぁ、そこまで日本の
生保会社は追い詰められていて、なりふり構っていられないという
ことでもあるのでしょうね。

私も個人年金の契約を持っていたりします。生命保険も以前はもって
いたのですが、就職直前に近所の生保レディーが自宅に押しかけてきて
(私からするとそういう印象でしたね)、断りきれずに契約してしま
った感じでした。もし私が不慮の事故などで亡くなったとしても経済
的に困る人間は誰もいなかったわけで、数年後、非常に無駄に感じた
私は解約してしまいました。

年金もこれを機会に見直すのもいいかもしれません。残念ながら
右肩上がりの経済成長を続けられた幸せな時代は終わってしまった
ようですし。30年もお金を払い込み運用を任せていたとしても、
きちんと増える見込みは少ないかとも思います。これはかなり
リスキーな話ですよねぇ。

これからは金融資産の運用も勉強しなきゃなぁと思っています。今は
昔と違ってそういう情報も得られやすくなりました。現状をきちんと
把握して対処できれば、必要以上におびえることもないのではと考え
ています。
 
 



 
 
 

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