ここにきて一挙に春めいて参りましたよねぇ。桜並木もかなり花が
開いてきて、この週末がお花見のピークになりそうです。スギ花粉
ももう一我慢でしょうか。花粉症の方々、頑張りましょう。(^^)
4回シリーズで戦争のことについて書いてみましたが、どうでした
でしょうか。どうやら戦争は長期化の様相を呈してきました。自爆
テロを讃えるイラク政府の方針によって、いくつもの爆破テロが
実行されていると聞きます。残念ながら犠牲者がかなりの数に登り
そうです。いろいろなテレビ番組を見ていて、みな戦争は嫌っていて、アメリカ
の今回の行動を行き過ぎだと思っていましたが、それでもとにかく、
早期にアメリカに勝って欲しいと願っている人が大部分であったように
感じました。とにかく、一日も早い戦争の終結を望みます…。一方で気になる北朝鮮状勢ではありますが、戦争が長期化しそうです
ので、かえってあちら側は安心しているかもしれません。北朝鮮問題
でかかわり合いが深いのは、アメリカばかりでなく地続きの韓国に
なりますが、こちらは前任者に引き続き、太陽政策支持の大統領が
当選しましたよねぇ。金大中氏がとった太陽政策が、結局援助ばかりむしり取られ、あまり
上手くいかなかったことは明白なのではないかと思いますが、それでも
支持されているということは、現政権の存続を韓国政府および韓国国民
が望んでいるのではないか。そういう印象を受けます。もし疲弊しきっている北朝鮮が崩壊し、大量の難民が発生したら…一番
そのあおりを受けるのが韓国ということにもなりますし、ちょっとくらい
損しても援助を続け、その崩壊を少しでも先延ばししたいのがあちらの
本音なのかもしれません。韓国にも日本と同じように拉致された被害者
が多く存在すると聞きます。数からすれば日本など比べ物にならないかも。
そのご家族の方からすればとんでもない話でしょうが。いろいろと難しい問題を抱えていますが、なんとか混乱を最小限に抑えて、
普通の国家として、自由主義経済の一員として迎えられればなぁと
思いますねぇ。
「幸せな小金持ちへの8つの扉」 2003年04月03日( 木)
何回か紹介してきています、本田健さんの「幸せな小金持ち」シリーズ
ですが、その4冊の内容を丸っとまとめた、とでもいいましょうか。(^^)
そんな本が店頭に並びましたね。「 幸せな小金持ちへの8つの扉Softbank mook―ビジスタMOOK 」という
本で、130ページ程度にシリーズ4冊のポイントがまとめられています。
最後には「金持ち父さん貧乏父さん」の著者として有名な、ロバート・
キヨサキ氏との対談も掲載されていましたね。今までの本と一番異なった点は、本の中で実例として紹介されてきた
人々が、写真やインタビューとともに登場していることでしょうか。
「こんな人々が豊かで幸せな人生を送っているんだなぁ…」
と実感できるのではないでしょうか。やはり豊かになるにはイメージ
の力を利用するのが大切のようです。成功されて豊かな生活を送られて
いる方々の、幸せそうで魅力的な笑顔を見ることができますねぇ。多くを語る必要はないのかも。4冊読むのはちょっと…という方など
導入本として読まれると良いのではないでしょうか。字も大きくて図や
イラストも多く、とても読みやすい1冊ではないかと思いますね。
幸せに豊かになりたい人は、ぜひご一読を。(^^)
SARSの猛威 2003年04月05日( 土)
一旦膠着していたイラク状勢ですが、米軍が首都バクダットへ迫りつつ
あります。このまますんなりいけば、あまり犠牲者を出さずに戦争を
終結させられそうです。すでに各国の主脳が戦後処理に関しての話し
合いを始めていますよねぇ。残念ながら、というか当然のごとく利権
争いもでてくるのでしょう。思いっきり反対表明した他国に、いいよう
にされてしまわないように、日本政府もしっかり対応して欲しいと
思いますね。
戦争の一方で、新型感染症が猛威をふるい始めています。SARSと
名付けられたこの新型肺炎、日本でももし発生した場合は、強制隔離できる
ような体制にすると聞きました。こういうことをすると通常なら人権
擁護団体あたりからクレームがつきそうですが、そうも言ってられま
せんよねぇ。今のところ原因や治療法が解明されていませんし、かなり
感染力も強い様子。とにかく物理的にシャットアウトするしか、手が
ないのかもしれません。坂口厚労大臣は「外部より陰圧になるベッドの設置が望ましい」と
おっしゃっていましたが、まぁそれはその通り。ですが言うは易し、
行うは難し。これには病室の壁から空調から、大掛かりな工事が必要に
なります。ちょこちょこっとできるような代物ではありません。
「以前からお願いしていた…」なんてことも口にされていましたが、
そうでもなさそう。こんなところで厚労省の責任を回避するような
発言なんてしないで、さっさとできる事をしていけばいいのになぁと
正直感じてしまいました。(薬害エイズとかいろいろあるので、
気持ちは分からないでもないですが…)また国任せでなく一般人も、自衛する必要がありそうです。SARS
が話題にのぼり始めた頃、テレビのインタビューに、「恐いけど
(香港に)行きたい気持ちの方が強いから」と応えていた女性がいました。
自分自身が感染する可能性あるわけで、この場合は万が一かかって
しまっても…誰のせいにも出来ませんよねぇ。それにしても、戦争にあわせるかのように起きたこのSARSの猛威です。
せっかくの行楽シーズン到来のなか、海外旅行ばかりでなく国内観光にも
大きな影響がでそうです。ふんだりけったり、といったところでしょうか。
とはいえ、必要以上におびえることなく、きちんと情報収集につとめ、
冷静に対応していくことが、我々一人ひとりに求められているのでは
ないでしょうか。
SARS、イラク状勢、PCリサイクル 2003年04月07日( 月)
SARSについて前回とりあげましたが、飛沫感染なのか、空気感染
なのかで大分もめいているようですよねぇ。香港あたりのとあるビル
では住民の移動が禁止された、というような話も聞こえてきます。
異なる階の住民の間で感染が広がっているためとか。空調などを通じて
感染が広がった可能性があるわけで、ちょっとただならぬ事態かも。
とにかく自分だけは大丈夫、なんて甘く考えない方がいいかもしれ
ません。香港から来る人々を悪者扱いする必要はありませんが、やはり
その方面からの移動が多い地域に行かれる人々も、注意したほうが
よさそうです。
一方、こちらも気になるイラク状勢ですが、米英軍が7日午前、首都
バクダットを制圧したということですね。問題とされていた精鋭部隊
の抵抗もあまり激しいものにはならなかったということで、どうやら
戦争は短期で決着がつきそうです。この報道を受けて、世界中で株価
上昇でしょうか。原油の値段も値下がりした様子。ホントにこのグロ
ーバルな21世紀の社会では、世界中の政治と経済が連動しています
よねぇ。一国の思惑だけでどうこうできる世の中ではなくなってきて
いるのを実感。それにしても株式市場は、人々の気分とでもいったもの
に左右されるところのようです。(^^;
話は全然変わりますが、郵便局でのパソコンの回収が始まったという
ニュースを目にしました。企業のパソコンはメーカーごとに営業網を
使って回収可能でしたが、各家庭のパソコンはそういった窓口が
なかったため、全国の郵便局を窓口にすることになったのだとか。
10月以降に販売されるパソコンには、あらかじめ料金が上乗せされ
て販売され、それ以前に販売されたものについては廃棄時に料金を
支払う仕組みとか。今古い物を持っている人が不法投棄する可能性は
ありますが、まぁ妥当な線でしょうか。今のリサイクル法だと全部、
廃棄時にリサイクルの料金を支払うことになっていますから、不法
投棄を勧めているようなもの。回収したお金をきちんと管理する手間が
かかるという問題はありますが、購入する時に支払っておいた方が、
確実ですよね。4月に郵政公社として生まれ変わったわけですが、
いろいろなことに取り組んで欲しいものです。
バクダット陥落、SARSの感染経路は? 2003年04月10日( 木)
バクダット陥落。
このニュースが世界中を駆け巡りました。首都での国民の徹底抗戦
をフセイン大統領が呼びかけたわけですが、一般市民はついていか
なかったわけですよねぇ…。心酔して支持していたわけではなく、
秘密警察などの取締を恐れての行動だったということですか。イラク国内ではフセイン大統領の銅像が引き倒され、肖像画などが
やぶかれ…といった映像が見られますが、なんか不思議です。
イスラム教って偶像崇拝を禁じているものと理解していましたし。
だからこそバーミヤンの遺跡なんかも破壊したわけでしょうし。
(とんでもない話ですけどね!)うーん、指導者の場合はいいのか?それに略奪行為も行われている
ようですよねぇ。大きな家具やらなんやらひきずって歩いている姿
も見られました。コーランにはそういうことはダメだと書いていな
いのか? まぁ極限状態に置かれると、人間の行動にそう大差はない
ということでしょうか。戦後はとにかく予測どおり国連主導の動きになりそうです。まぁ、
アメリカの(ある意味)先走りから始まった今回の戦争ですが、
事後承諾でオッケーということになっていくのでしょうねぇ。
一方SARSですが、香港で住民の移動が禁止されていたという
マンション。どうやら排水の逆流が原因だったという話がちらほら
聞こえてきます。SARS感染患者の入院している病院に見舞いに
いった住民の親戚が、たまたまこのマンションに宿泊し、ここの
排水を汚染して感染が広がったとか。そうなると空気感染、飛沫感染の可能性とともに、経口感染の疑い
も出てくるわけで…、当分状勢は落ち着きそうにもありませんね。
それにしても、排水の逆流…? ストレートに逆流することはない
でしょうから、たとえば貯水タンクのすぐそばに排水タンクもしくは
配管が存在し、それらが劣化して汚染したとか。日本でも古いタイプ
のビルに見られるコンクリート製の貯水槽ならば考えられますよねぇ。それにしても、この手の騒動は言ってはなんですが中国発というケース
が多いです。さすがマンモスなお国柄というべきか。(^^;
しばらくこの騒動は続きそうです。。。
SARS予防マスク&投票所に足を運ぼう 2003年04月12日( 土)
SARS騒動ですが、まだ原因が確定されていない現状では、物理的に
防ぐしか手がなさそうです。流行地に行かないのが一番なのでしょうが、
そうとばかりは言ってられない人もいるでしょうし、医師や研究者など
立場上現地入りしないといけない場合もあるでしょう。この影響で医療用マスクの需要が高まっているようですよねぇ。とは
いうものの、もともと医療従事者用に作られた特殊なマスクです。生産量
には限りがあります。この種のマスクを扱っているいるメーカーは対応に
追われているとか。とはいうものの、普通の人が付けて活動するには不向
きらしいですよね。目が細かいため長時間つけていると呼吸が苦しくなる
とか聞きました。今のところ猛威をふるっているSARS。とはいうものの病原体が風邪に
類するものであったら、もうしばらくすれば自然におさまっていく可能性
もあるのかなぁとも思ったり。(マスクが増産される頃にはおさまって
いたりして)とはいえ予防法も治療法も確立されていないし、致死率もまだ
まだ高いこの感染症。はやく有効な治療法が確率されることを願いますねぇ。
イラク、SARSなど、世界中でいろいろなことが起きている中、今ひとつ
盛り上がりにかける選挙。とはいうものの、名前をひたすら連呼する選挙
カーが少なかったのはありがたい限り。こうやってリストをみていると、
代議士の数がものすごく多いなぁと感じますねぇ。政治家というのは国や
自治体のあり方を決める機関なわけですが、人の数が多すぎると結局大切
なことは何も決まらない、という状況になってしまいそうです。一般公務員
の数を削減していくことも必要なのでしょうが、多すぎる代議士の数も
もっと見直されていくべきかなぁと、正直感じてしまいます。有権者からみれば、あまり関心も向かない今回の選挙なのかもしれませんが、
貴重な一票をもっているわけで、この権利を行使しないのはもったいない。
日本人は成人に選挙権が与えられるのは当たり前と感じているのか、投票率
が発表されるとかなり低いですよねぇ。道行く人々のインタビューや、周囲の人々の話を聞いていると、皆かなり
政治の現状に不満がある様子。でしたらこの意思表示の機会をのがしては
いけませんよね。実際に意志表示しない人々に文句を言う権利もないかと
思います。投票しないのは現状を追認したのと同じになるのではないで
しょうか。まず投票所に足を運びましょう。一人ひとりの行動から、世の中
が動き始めますでしょうから。
自分の懐には自分で責任をもつ 2003年04月14日( 月)
先日とあるセミナーに参加してきました。ファイナンシャルプラン
ニングについてのお話だったのですけど。(^^)最近、この手の言葉はよくきかれますけど、平たく言えば「どのように
お金と上手くつきあっていくか」、「どのように豊かな生活を送って
いくか」、そのための方法を学ぶといったところでしょうか。講師のFPの方は中立的な立場から話をされていましたので、大変有益
な話が聴けたかと思います。普通、テレビや雑誌などでコメントして
いる方々は、残念ながらスポンサーを背負っていますから、そちらの
不利益になるような発言はできませんものね。話の中でそういった方々の資産状況についてもでてきましたが、とある
雑誌の特集を参考にすると、例えば株式投資や投資信託の購入を勧めて
いる人々の資産の大半が預貯金で締められていたりするとか。まぁ、
そういう市場を信用していないということなのでしょうか。正直なところ、現在の日本においては美味しい話はないようです。昔の
ように郵便局に10年間預けておけば倍になる、なーんていう夢のような
時代は日本にはもうこないようです。では方法はないのか? 世界に目を向けると利回り10%以上で廻って
いる金融商品は結構あるようで、そういうものを利用できれば、複利
効果が期待できれば、老後の不安なんてふっとんでしまう。そのような
話もありました。最近話題の年金ですが、日本ではまともに運用されていませんから、
将来当てにできなくなっているわけです。方法がないわけではないらしい
のですが、実績のある外国のファンドなどへの投資をすることが出来ない
らしいので、どうしようもないようなのです。どこにお金が流れているかといえば、財政投融資ということで、道路工事
や採算のとれないような事業につぎこまれてしまっています。この状況
を打破するには、日産のゴーンさんではないですが、海外から経済の辣腕家
でも呼んで、一刀両断してもらうしかないのかもしれません。。。自分の懐について、自分の人生については、自分自身できちんと責任を
もたなくてはいけない。そういう時代に突入してようですね。
SARSの原因ウイルス、TRON搭載パソコン 2003年04月16日( 水)
SARSの原因ウイルスが特定されつつありますね。WHOの発表に
よると新型コロナウイルスだろうということで、SARSウイルスと
名付けられたとか。原因がはっきりすればワクチンも開発できます
から予防も可能になるでしょうが、今しばらく時間がかかりますし、
開発されたとしてもインフルエンザのように、完全な予防が難しい
ウイルスであることも考えられます。一つ病気が克服されたと思えば
また新手の病気…。なにやらイタチごっこですよねぇ。もともとの発生地は広東といわれていますが、そこの住民へのインタ
ビューを見ていると、「香港は騒ぎすぎだ」なーんてコメントしている
人々が…。北京など中国国内でも問題になっているのに、お気楽だなぁ
と正直感じてしまいました。大分前から発生していたにもかかわらず、
中国政府の発表が遅れたために、世界中に感染が広まってしまったとも
言えるのに、あまり非難されることがないのは何故なのでしょうねぇ。(^^;マスクが売れたり、風邪に効く漢方が売れたり、ビタミンCが売れたり
…ホント、何が流行るか分からない世の中です。しかもあっと言う間に
そのブームも過ぎ去ってしまうので、ブームが来てからそれに乗るのも
難しい。不景気が叫ばれる昨今ですが、地道にきちんと商売をやって
いる方がチャンスが巡っている可能性が高いのかも。
全然話はかわりますが、新しいパソコン発売のニュースをみました。
パーソナルメディアという会社が出した機種で、なんとTRONを
標準搭載しているとか。TRONというのはこのコラムでも何回か
とりあげてきていますが、日本で開発されたオペレーションシステム
(OS)で、英語圏で開発されたモノよりも漢字などに強く、アジア
言語に強みを発揮するとか。ウインドウズも一緒に搭載されている
とのことですから、使い分ければアジア相手のビジネスに活躍するやも
しれませんよねぇ。いまのところノートパソコンだけのようですが、パソコンがメモリも
ハードディスクも大容量時代に突入したことならではでしょうか、
二つのOSを搭載したパソコンとは。日本もかなり電算化が進んできていますよねぇ。政府機関なども電子
システムを導入しつつあります。そのシステムに使用するOSに
日本で開発されたTRONを使うことは…ないのかなぁ?まぁどちらかと
いうと、家電製品などに強みを発揮していると聞いたことはありますね。こういう分野でもそうですが、何がブームになるか分からない時代です。
常に半歩先位を見据えることのできる人が成功していくのかもしれません
ねぇ。あんまり先が見えても人がついてきませんし、あるブームに固執
するとすぐに世の中から取り残されるし…。難しい反面、おもしろい
時代になったものです。あらゆる人にチャンスのある世の中なのかも
しれません。
株価急落、有事法制の整備を 2003年04月19日( 土)
イラクでの戦争がほぼ終結して、一旦上昇した株価がここのところ最安
値を更新し続けてニュースになっていますよねぇ。まぁ買いが入らない
から下落しているわけですが、今回の原因は持ち合い株の解消とか、
厚生年金基金の運用分の株式を換金化する動きがでる、と読んだ投機筋
が空売りを仕掛けてそれが成功しているからだとか聞きました。
(ま、どういう局面でも儲けている人は存在するのですよねぇ…)株価や日本のマスコミの報道だけみていると、「日本経済はもう終わり
か?!」という気分になってしまいがちですが、きちんと増収増益して
配当もふやして、というところも増えているわけで。必ずしも悲観的に
なることはないのかも。とはいうものの、小泉政権はこの状況に対して
財政出動はするつもりはないようなので、(さらに財政を悪化させて
しまうためのようです)実態経済を反映した自律反発を待つしか手が
ないと聞きました。ちょっと辛いところですが…。
イラク状勢が落ち着いてきて、もう一方の悪の枢軸国ですが…強気に
でていた北朝鮮が、ここにきていろいろな動きをみせていますよねぇ。
結局短期で終決した今回の戦争。アメリカ軍の圧倒的な力をみせつけ
られて金総書記もあせったのか、多国間会議を画策しようとしている様子。
ですが、これも本気でどうこうしようというよりも、時間稼ぎでその間に
核開発など軍備を増強するのが本当の目的だとも言われています。
ソフトランディングできればそれにこしたことはないのですが、長年
それを続けてきた結果が今の状況なのですよねぇ、残念ながら。
戦争が(ある意味)あっという間に終わってしまったので、またまた
難航、棚上げ状態になりそうな気配がしているのが、「有事法制」の
整備ですよねぇ。今回の戦争で日本人のはっきり分かったのではない
でしょうか。日本自身がかなり危ない位置にあること。そして日本を
守るためには日米安保を堅持していく必要があること。たしかに今回
の戦争は、アメリカの独断先攻という面がありましたが、日本がそれに
対して独自に賛成、反対を述べることができる立場にはありませんでした。残念ながら、相手が譲歩すれば、弱腰ならば、どんどん強気に攻めて
いくのが今の国際外交の現実のようです。自国を自分自身で守る気概の
ない国がなめられてしまうのは仕方がないのかも。本来ならば地下鉄
サリン事件が起きた後に早急に整備すべき法律だったわけですが、
未だに未整備のまま。今まで無事だったのはラッキーだったということと、
やはりアメリカの睨みがあってこそなのではなかったのでしょうか。国土と国民の生命と財産を守ることが国家の役目…。政治家の方々には
しっかり頑張っていただきたいものです。
北朝鮮問題に対するアメリカの本音 2003年04月21日( 月)
圧倒的強さをみせて再選した石原都知事。週末にはテレビ出演して、
いろいろと吠えまくっていましたねぇ。やはり一番言及していたのが北朝鮮のことでしたでしょうか。時節柄
イラクの話も多く出てきましたが、やはり日本の立場を考えると北朝鮮
問題とは切り離せないと考えられているのが良く分かりました。なぜか
日本では取り上げられることが少ないですが、北朝鮮がイラクに武器の
提供を行っていることもきちんと取り上げていました。米中朝の3カ国会議が行われるかどうか、日本にとっては大きな関心ごと
になりますが、これに関しても重大なことを話していましたよねぇ。
日本ではこの多国間会議に最初からかかわれないことを不満とする声も
聞こえてきますが、アメリカが日本や韓国には問題を解決する能力がない
と見ているというか、当てにしていない現状を指摘されていました。そこら辺の国会議員よりも、各方面にかなり広い人脈をお持ちの石原さんです。
アメリカにとってはイラク問題にくらべると、どうでもいいということでは
ないのでしょうが、かなりウェートの低い問題であるのが現実のようです。
(なんせ遠いですし)北朝鮮問題に関しては、問題解決を中国に任せてしまいたいのがアメリカの
本音だと述べられていました。日本には問題解決能力はないですし、韓国は
表向きは統合を望んでいるようにみえるが、その後の国力低下を考えると
それを望んでいないのがホントのところではないか。そのように判断している
らしいとのことです。20日に時点の話ですが、一応ブッシュ大統領は、日本や韓国の立場にも配慮
しているコメントをつけていましたが、「北朝鮮問題を解決するカギは中国
にある」という発言をしています。石原さんお持ちの情報源はかなり中央に
近いということでしょうか。(友人がたくさんいらっしゃるようで…)
SARS被害の広がり 2003年04月23日( 水)
中国を中心としてSARSの被害は拡大していますね。感染した人が肺炎に
なるのが10〜20%くらいと聞きましたが、死亡率が3〜4%が最近は5%に
上昇しつつあるとも。一旦肺炎になると重症化する病気のようです。(まだ
有効な治療法が確立されていないせいもあるのでしょうけど)
WHOも北京やトロントなどへの渡航延期勧告を出したとか。こうなって
くると、いつも(ある意味必要以上に)中国政府に気をつかう日本政府と
はいえ、日本人の渡航に関しても厳しく望む必要がでてきたのではないで
しょうか。今の段階では『急ぎでない旅行は避けるようにする』程度の
呼びかけしかしていなかったような…。こんなことで及び腰にならないで、
国内で感染が広がるのを抑える措置はきちんととって欲しいものですよねぇ。これだけ問題化してしまったのは、中国政府の対応のまずさ、遅れも原因
でしょうねぇ。ここにきてようやっと中国政府もSARS対策本部を設置、
国内の感染拡大防止に乗り出したとのこと。国際的に対応の遅れを批判され
ていますから当然でしょうか。とくに農村地域などへの拡大を防ぎたいよう
です。北京市では感染者の出た建物自体を封鎖する措置をとるようですね。事務所
やマンションだけでなく、ホテル、学校、感染者の入院している病院まで
その対象にするようです。もちろん生活必需品はきちんと配給されるわけ
ですが…。かなり市民生活にも影響がでそうです。どれだけ長引くか分かり
ませんし、問題が解決してもきちんと仕事に復帰できるかという不安も
あるでしょうか。それにしても、ようやっと退治したと思ったら、また新手の感染症がでて
くるのが世の中のようですよねぇ。今回の原因はウイルスといわれていま
すが、ウイルスというのは単純な構造の生き物なのですよねぇ。生き物、
というのも正確ではないかも。単独では自身の子孫も残すことができない
のですから。原因が究明されて予防、対策ができたとしても、インフルエンザ
のうに定期的に流行のおこる病気になる可能性もあります。とにかく、早く
今回の流行が終息にむかうことを願いますねぇ。
『ワン・ミニッツ・ミリオネラ』 2003年04月25日( 金)
久しぶりに本の話題を。(^^)
『お金持ちになれる1分間の魔法』という題名なのですが、「心のチキン
スープ」という世界的なベストセラーを書いている作家ハンセンと、金持
ち父さんシリーズでもその名前を見ることができる投資家のロバート・
アレンの組み合わせが目をひく一冊です。(徳間書店)この本が異色なのはそれだけではありません。共著というよりも1冊で
2冊分楽しめてしまいます。本の右側のページでは、夫に先立たれ、子供
たちを金持ちの親戚に奪われ、取り戻すためには90日以内に100万ドル
のキャッシュをどうにかして稼がなくてはならなくなった母親の奮闘の
物語が、ハンセンによって描かれていきます。一方本の左側のページでは、
アレンよって、経済的に自立するため、経済的に成功するための、実践
方法が展開されていきます。そして物語の内容と実践論がリンクしている
ところがまた工夫されていますね。理論派も情緒派も、双方にとって入りやすい本なのではないかと思います。
実際にどのような物語か、どのようなことが実践ポイントとしてあげられて
いるかは、本書を読んでみてくださいませ。この手の本を手にとると、「こんなことは知っている」、「当たり前のこと
じゃないか」といった反応をする人がいますが、果たしてそうでしょうか。
その人自身が成功していないのなら、豊かでないのなら、幸せでないのなら。
その本の内容を文字として知識として持っていても、身に付いていない、
理解していないということではないでしょうか。昭和の日本の哲人、松下
幸之助さんも「素直さが大切」と力説されていたと思います。豊かな人々の
話を素直に聞き、実践することができたなら、その人の成功は間違いない
ものとなるかと思いますねぇ。(^^)
六本木ヒルズ、SARS、人間の盾 2003年04月27日( 日)
先週末にオープンした六本木ヒルズ。来場者が95万人をこえたとか。
丸ビルの倍の記録ですが、GWはじめの週末だということもあったので
しょう。本当ならば国外旅行をしていた人々が、SARSや戦争の影響
もあって、かといって割高な国内旅行も嫌って、近場でレジャーを済ま
そうとしたのかもしれません。3時間待ちのレストランもあったとかで、
平日にも満員電車で通勤している人も多いでしょうに、つくづく日本人
って、人と同じ行動するの好きなんだなぁとか思ってしまったり。(^^;
SARSですがこちらの騒動もおさまりそうにありませんよねぇ。
死亡率も6%を超えたと聞きます。中国を旅行したのちに韓国入りした
日本人が感染の疑いで入院しているとか。韓国では感染者はまだでていない
ということですから、もしそうならば大騒ぎですよねぇ。ニュースの
インタビューに応えている人を見ていると、流行地を旅行する人でも
「自分は大丈夫」といった反応が見受けられます。が油断は禁物という
ことでしょうね。
戦争の時、『人間の盾』として何人かの日本人が現地入りしたのが
話題になりました。まぁ爆撃が激しくなるとホテルに避難したりして
いたようですから、ホントに身を張っていたのかどうか評価がわれる
ところでしょうが、アメリカ軍の行動を多少なりとも制限してしまった
のかも。結局それがフセイン政権を生き延びさせる一助になっていたと
したら、その責任が問われることはないのでしょうか?どうやらこの『人間の盾』を、フセイン政権の情報機関IISが扇動
していた疑いが強いとか。この組織はアルカーイダとも深い関係にある
とも。日本のイラク大使館の外交官にIIS情報部員が3名いたとも
聞きました。『盾』として現地入りした人は自分の意志で行動したと
思っているのでしょうが、結局はフセイン政権に利用されただけでは
ないでしょうか。そうでなければビザも発行されなかったでしょうし。本人たちはそれを承知の上で行ったと言い張るかもしれませんが、無事
に帰ってきたからよかったものの、もし死傷したら、アメリカ軍を含む
大勢の人々の手を煩わせることになったのではないでしょうか。
そういう行動を大目に見てくれる自由のある国で生活している、幸せを
満喫しているのですねぇ、私達日本人は。
アメリカは取引きに応じるのか? 2003年04月29日( 火)
つい一言ふれたくなるSARS。お隣の韓国でも感染者がはじめて確認
されたとか。なかなかその騒ぎはおさまりそうにありません。ASEAN
諸国と中国が共同で対策を練るようですが、それに1億5千万円ほどの
資金提供を中国が行うことになったということですよねぇ。4ヶ月間、
情報を隠していた結果、世界的な流行に発展した経緯もあるので、責任
を感じてのこと…というより、信用回復のためというほうが近いのか?
イラクに関してはようやっと終戦宣言をアメリカは出しそうですが、
もう一方の悪の枢軸国、北朝鮮もいろいろと動きを見せています。とにかく
交渉の相手はアメリカと思っているのでしょう。韓国や日本はあまり相手
にされていないようですよねぇ。韓国は新大統領が太陽政策を掲げて
いるためか(そうせざるをえない?)、あまり強気にでれないにしろ、
北の核兵器所有をそのまま見過ごすことはできないはず。。。アメリカがどういう対応にでるのか、一番注目しなければならないのは
そこですよねぇ。相変わらず脅迫外交といいますか、核兵器・ミサイル
開発の放棄の見返りとして、現体制の維持と経済支援をアメリカのみ
ならず、日本からもかなり引き出したい様子。うーん、どうなるのでしょう?
北朝鮮の現政権が生き延びることは、世界の、そして当の北朝鮮住民
の幸せにつながるのかどうか…。今までの流れからいくと、アメリカがこの手の取引きに応じるとは考え
にくいですが、うーん、日本が切れるカードがあるのでしょうか。
日本政府には帰国した拉致被害者5人の家族の身柄の安全を保護し、
他の数多くの被害者の安否をつきとめる責任があります。どのように
対応していくのでしょうか。イラク、SARSと、なんとなく熱が冷めてしまった雰囲気の拉致
問題ですが、解決に向けての取り組みは、日本政府のみならず、マス
コミ、そして日本人一人ひとりが関心を持つことで、やり続けなくては
いけないことですよねぇ。(一筋縄ではいかない相手ですが、それでも)