アトムの時代 2003年01月06日(
 

皆様、あけましておめでとうございます。
この日から始動の方も多かったのではないかと思います。本年も頑張って
まいりましょう。(^^)
 

2003年…手塚治虫氏原作の『鉄腕アトム』の主人公アトム誕生の年が
この年の4月7日だそうで、テレビなどでも記念放映されたりと取り上げ
られる機会が多いよう。

実際どうでしょうか。
残念ながら、アトムのような個性をもつ、優秀な人工頭脳搭載のロボット
の開発までには至りませんでしたが、AIBOやアシモなどのロボットが
すでにお目見えしています。高齢化社会に突入しつつある現在、ロボット
の活躍が期待される分野は多くあると思いますねぇ。(^^)
ここら辺はやはり、日本のメーカーの決め細やかさがモノを言う分野では
ないでしょうか。介護などで一番苦労するのは力仕事だとききます。
力の弱い女性が多く従事しているわけですから、早くそういうロボットが
開発されればいいですね。

また日本と言えば、やはり自動車メーカーに注目してしまいますよねぇ。
ぜひトヨタなどに作ってもらいたいクルマは、交通事故を起こさない
といいますか、人やモノにぶつかる瞬間に跳ね返る車、でしょうか。
うーん、反重力の利用でしょうか?リニアモーターカーのような技術を
車にも応用出来れば可能なのかも。去年は9千人を切ったようですが、
毎年一万人近くの交通事故による死亡者が出ているこの状況は、なんとか
したいものです。

あとはやはりオート運転の自動車でしょうねぇ。高齢化社会が進めば
こういう車は絶対必要になります。高齢者ドライバーによる事故が増えて
いると思いますし、運転しないまでも年を取れば取るほど、移動手段と
して重要になってきますでしょうから。うーん。こちらは今のカーナビ
の技術を発達させていけば、可能になってくるのでしょうか?
こちらも早い時期に、ぜひ実用化していただきたいですね。(^^ゞ

何十年か前、手塚治虫氏が未来を予測して描いた世界。それがかなり
現実のものとなってきています。ほんとに未来を垣間見ていたのかも
しれません。今さらながら、このクリエイターの偉大さを実感しつつある
今日この頃でしょうか。
 



アトムの時代〜超高層ビル群 2003年01月08日(

 

手塚治虫さんが作品で描かれた未来社会で目に付くものには、超高層
ビル群もありますよね。(^^)

もともと日本の超高層建築に関する技術は、世界でもトップレベルだと
聞いていましたが、いろいろな制約があったためか、国内でよりも
海外でその技術が生かされることが多かったと思います。シンガポール
だったかマレーシアあたりに、森ビルが世界一のノッポビルを建て
たりしています。

この状況を残念に感じていましたが、ここにきてようやっと国内
でも、東京中心でありますが高層ビル群がお目見えしつつあります。
新名所になりそうな丸ビル。汐留駅の跡地にできたシオサイト。
江東区などの埋め立て地では、つぎつぎと高層マンションの建築が
おこなわれ、人気を集めている様子。

超高層ビル建築に関しては否定的な意見も聞かれますが、この狭い
地域で多くの人々が暮らして行くためには、空間の有効活用を考え
なくてはいけません。毎朝多くの人々が、ぎゅうぎゅうの電車に
乗って郊外から通勤しているのは、街が『縦』ではなくて『横』に
広がっているからだと思います。『縦』の移動だけになれば、時間
もかなり短縮されます。

東京の街をあちこち車で走っていて気が付くのですが、とにかく
ごみごみしすぎている場所が多いです。救急車や消防車が入って
これなさそうな道は相当あります。災害時などは大きな被害が
出そうですよねぇ…。

東京は世界的にも、かなり効率良く作られている街だと聞きます。
今度は空間をフルに使う事によって、多くの人が豊かな空間を確保
し、快適な生活をおくれるようになればいいなぁと思います。(^▽^)
 


NPT脱退宣言 2003年01月10日(

 

この日は、さすがに北朝鮮のNPT脱退宣言が大きく取り上げられ
ていました。日本人にとっては拉致問題の方が大きいのかもしれま
せんが、世界の目は核問題の方に向けられているのでしょう。でも
これは仕方のないことなのかもしれません。日本でも拉致問題が
きちんと認識されたのは去年のことなのですから。

しかし北朝鮮の核問題に関しては、世界の他のどの国よりも、より
深刻な影響を受けるのは日本かと思います。北朝鮮の核兵器の第一
目標はこの日本でしょうから。すぐ隣には韓国もありますが、同胞
でもありますし地続きでもあります。自国も汚染される危険の高い
方法はとらないでしょうね。(とはいえ、絶対ない、ということも
いえないかも)

アメリカにはいろいろな筋書、プランが既に用意されていそうです
が、『日本に一発ミサイルを落とさせて、それを口実に北朝鮮を
焼き払う』…なーんて、かなり物騒な意見をお持ちの方もいるやも
しれません。この場合、アメリカに直接の被害は全然ありませんし。
もっとも、アメリカのテクノロジーの大切なかなりの部分を支えて
いるのも日本ですから、簡単にそういうことにはならないでしょうが。

結局、日本という国に責任をもつことができるのは、日本人自身しか
ないということが、今回の件でだんだん日本人にも分かってくるかも。
北朝鮮の核が問題になったのは今が初めてではありません。90年代
にも危ない時期があったと聞きます。日本国内では北朝鮮を礼讃する
勢力があったせいか、大きく取り上げられることがなかったようです。

こういう時に、普段からの友人つき合い(外交)が大切になるのです
よね。戦争というのはたいてい、始まる前に勝負が決まります。
戦略をたて、兵士を集め準備を行い、軍備物資を調達し…。どのように
戦争を始めどのように終わらすか…。それがきちんとなされている
方が勝ちます。戦前の日本のように精神論では勝てません。

政治家の手腕が問われる時ですね。他の国の例をみれば分かると思い
ますが、国内での政策にちょっと不備があっても、ここを上手く乗り
切れば帳消しになりますよねぇ。現在、ロシアを訪問している小泉首相
ですが、ロシアとともに脱退宣言の即時撤回を求めていくことで
一致したとか。金総書記がやけにならないことを願いますね。
 
 


東京の豊かさを実感する 2003年01月12日(

 

長引く不況の影響でしょう、街を歩くとホームレスの姿が目立つよう
になりました。

ニュースやドキュメント番組で取り上げる事も多くなりましたが、
やはり東京という街を中心にした現象なのかもしれません。
自動車で東京中を走り回っていると、ちょっとした公園、廃屋、川沿い
のスペース、場合によっては林の中にも、その姿をみかけたことが
ありました。当たり前のことのように感じていましたが、地方都市に
いくとそうではないことに気がつきました。

確かに、大きな公園とかには集団で住み着いているのを見る事ができ
ましたが、ちょっと中心街を離れると、大きな河原とかちょくちょく
見かけたにもかかわらず、そこにはホームレスの姿はありませんでした。

これはちょっとした驚きで、こういうところからも東京の豊かさを実感
してしまいました。地方ですと周囲の目も厳しいし、コンビニの数も
少ないし、ちょっとこぎれいにしても人込みにまぎれることが難しい
…といった感じなのでしょう。(また、炊き出しや食料配給なんかも
あったりしますしね)

うーん、しかしホームレスというのは不景気の影響ばかりともいえ
ないのかも。みると30代、時には20代のホームレスの姿も目に
つきます。日雇いの仕事などは減っているのかもしれませんが、それ
にしても…。

さまざまな人間を飲み込む事ができるのが、「東京」なのでしょうねぇ。



『となりの億万長者』 2003年01月13日(

 

久しぶりに本の紹介を。(^^)
トマス・J・スタンリー&ウィリアム・D・ダンゴ著、『となりの
億万長者
』という題名の本です。「金持ち父さん 貧乏父さん」
シリーズのヒット以来、いわゆる「お金」に関する本が数多くでて
いますが、その走りともいえるアメリカのベストセラーでしょうか。
ロバート・キヨサキ氏も本の中でとりあげている一冊です。

どの分野においても、さまざまなレベルの人間が存在すると思われ
ますが、お金持ちにも段階といいますか、レベルがあるようです。
「金持ち父さん〜」シリーズがかなりハイレベルなお金持ちについて
描かれているのに対して、この本はまず人々が目指すべきお金持ちに
ついて述べられていると感じました。地に足がついている、とでも
いいましょうか。

本書では1万人以上の億万長者にインタビューとアンケートを行い、
資産、年収、職業、消費行動のタイプを徹底的に調査した結果から、
彼らが億万長者になったプロセスには7つの法則が存在する、と
しています。実際に何かは本書を読んでいただくとして、倹約の
大切さと時間の使い方の重要性が説かれていましたね。

収入の範囲で生活することは基本ですが、それだけでは十分ではなく、
支出をコントロールすることが大事。「守りの経済」が大切である。
そう書かれていました。いわゆるお金もうけについてのハウツー本
ではありませんが、どういった心構えで日々の生活を送っていったら
よいか。その指針になる一冊です。お勧めです、ぜひご一読を。(^^)
 



花粉症グッズ商戦、靖国参拝 2003年01月15日(

 

ちょっと油断してしまいましたが、去年と同じ1月中旬に、スギ花粉
の第一陣が飛んだようです。前日に4月初旬なみの気候で温度が
上がって、次の日が強風…条件が揃っていたのに油断してしまいました。
新聞での特集もちょうどこの日だったのに。見事に症状が出てしまい、
我ながら情けなかったです。。。(^^;

今年は全国的に、例年よりも花粉の飛散量が多くなりそうとのこと。
飛散が始まる時期も早まる、という内容でしたが、早速、的中して
しまいました…。

新聞の特集は花粉症グッズについてだったのですが、目薬、内服薬、
漢方薬、マスク、コートその他、ここ数年、関連業界がしのぎを
けずっているようです。不況にもかかわらず売り上げを順調に伸ばして
いるとか。花粉症の場合は原因をとりのぞけば、大部分の人が症状が
改善されると思われますが、これでは政府も本腰を入れては取り組む
こともないでしょうか…? もっとも労働者の生産効率がかなり下がる
と思われますので、長い目で見ると損の方が多くなってしまうかも。
 
 

小泉首相が14日、靖国参拝されましたね。例のごとくマスコミが
書き立てています。「近隣諸国の感情を逆なでする行動」とか、
「中国や韓国政府から抗議の声」とか…。やれやれまたか、という
感じでしょうか?

中国や韓国の政府が「靖国参拝についてどう思われるか?」と質問
されれば、立場上どうしても遺憾の意やら、不快感やらを表明しなく
てはなりません。近隣諸国というのはこの2国を指すのだろうと思い
ますが、この国々が反対しているのは、日本のマスコミが大々的に
報道するから、ともいえます。(場合によっては外交カードに使え
ますしね)

これについて、森前総理大臣がマスコミ対応を批判されていた様子。。
「大事なこのときに中国、韓国を刺激するのはどうか、と書くのは日本
のマスコミだ。中国も韓国もわかっている。そういうことをしては
いけないと報道することが誤っている」ということでしたが…。

やっとこういうまっとうなコメントが、政治家から出されるように
なったのですねぇ。日本人も無条件にマスコミを信用するくせを
改めて、もっともっと賢くあらねばいけません。

この国で改革がおくれているのは、銀行、教育、マスコミ、なのかも
しれません。国外より国内に敵が存在するわけですから、「気概が
ない」と小泉首相を攻めるわけにはいかないのかも。それよりも
参拝を重ねていって、当たり前のことにしてしまうのが、一番波風
が立たない方法かもしれません。だってどこの国でも自国のために
戦って、散っていった英霊を祀ることはきちんと行われているわけ
ですから…。



心の洗濯、貴乃花関の引退 2003年01月20日(

 

少しあいてしまいました。(^^ゞ
週末を利用して、風光明媚な場所ですごしてまいりました。某研修
に参加してきたのですが、静かな海に囲まれ、ゆったりとした時間
が流れるその場所は、慌ただしい日々を送っている者にとっては、
本当に心洗われる思いがしました。のびきったお餅状態(笑)とでも
いうのでしょうか。

戻ってからまた日常にもどりましたが、まだその気分は残っています
ねぇ。毎朝思っていることですが、電車に乗っていても、道を歩いて
いても、とにかくしかめっ面の方が多いです。これから苦行に向かう
とでもいいましょうか…。どおりで世の中には成功者が少ないわけで、
成功している人や豊かな人は表情も楽しそうで豊かだと、本で書いて
いた方がいましたか…。まぁもっとも、そういう人たちは通勤ラッ
シュ時の電車やバスに乗る必要のない人たちなのかもしれませんけど。
 
 

貴乃花関が引退を表明しましたね。朝、ニュース速報が流れたのを
みました。横綱として、スタートして、なんだかんだと叩かれてきは
しましたが、結果としては22回の優勝を誇る横綱として、立派に
務めてきたのではないでしょうか。

今回のニュースを見て、ふと千代の富士関の引退を思い出してしまい
ました。この人も立派な横綱でありました。こちらはニュースで
速報が流れた時にはかなりショックでしたねぇ、まだ続けるだろうと
考えていましたから。

この時と違うのは、千代の富士の場合は貴乃花に破れて、「体力の
限界」を感じての引退劇だったので、次世代のスターが育っての
引退であったかと記憶しています。今回はどうでしょうか。どこか
華やかさに欠ける今の相撲界ではないかと感じてしまいました。

これは貴乃花関の責任ではないでしょうねぇ。相撲協会の、そして
相撲界全体の問題なのでしょうねぇ。時代おくれというのか、時代
に合わせて進化していっていないというのか。歌舞伎などの伝統芸能
もどんどん変わっていっています。相撲も日本の伝統文化として、
変革していけるでしょうか?
 


ゆったり早く&『差』を楽しむ 2003年01月23日(

 

風光明媚なところで過ごしたせいでしょうか、今年の豊富といい
ますか、目標がやっとさだまった感じです。(^^)
「ゆっくり早く、ゆったり早く」
などという言葉が思い浮かんできました。一見矛盾しているよう
ですけど、心は悠然と構え、行動は早く、というところでしょうか。
街を歩いていて感じるのですが、人が多く歩いているせいもある
かもしれませんけど、なんかだらーんと歩いている人が目につく
ような。緊張感がないといいますか。うーん、心に余裕ができれば
もっと感じ方も変わってくるのでしょうか?
 
 

イラク、北朝鮮に関する問題を始めとして、2003年も大きな
問題を抱えてのスタートとなってしまいました。時代の過渡期
なのでしょうね。政治、経済とともに教育に関する問題も避けては
通れないでしょうねぇ。

「ゆとり教育」ということで、教育内容が大幅に削減された新教育
指導要項が実施され、子供たちの学力低下が心配されていることは、
このコラムでも以前から何度も取り上げてきましたが、その一方で
「ジェンダーフリー」なるものも押し進めようとしている動きが
あるようなのが気になります。

少子高齢化が進んでいる中、女性も労働力として、戦力として認めて
いかなくていけない時代へとなりつつありますが、実際は女性の
給料、昇進などが、男性に比べると不利になっているのが現状の
ようです。同じ労働条件で働いているのならばこれは問題で、やはり
男性優位の日本の社会の現状を示しているのでしょう。

とはいうものの、男性と女性には差といいますか、違いがあるのは
厳然たる事実で、男性向きの仕事、女性向きの仕事があると思います。
(例えば、教育分野や医療分野での女性の力は大きいでしょうねぇ)
それを一概に、「男女平等」とか「ジェンダーフリー」とか声高に
叫んで押し進めるのもどうかなぁと感じてしまいます。

ここ数年、私の大きな関心事になっている、「豊かさとはなんぞや?」
ということがありますが、例えばアメリカの億万長者を対象にその
生活習慣を調査した『となりの億万長者』という本などでは、蓄財
優等生の家庭では、いわゆる専業主婦ががっちり財布を握っている
と書かれていたように記憶しています。男女差別とかそういうこと
ではなくて、それが現実のようなのです。

とくにウーマンリブを主張する女性活動家といいますか、政治家など
を中心に、このジェンダーフリーとやらが叫ばれているように思い
ますが、中学生になっても体育の着替えを同室でさせるところもある
とか耳にしますと、うーん、どうかなぁと疑問ですねぇ。

『この世の中がどうして存在するのか』、なーんて大袈裟な物言いに
なってしまいますが、とにかく『多様』ですよねぇ。(^^) 人間にして
も男女はもちろんのこと、いろいろな民族がいます。動物にしたって
植物にしたって、その種類の豊富さに圧倒されます。バラエティーに
富んだこの世の中を、この世をこえる存在が作り出しているのかも。
なんかまとまりがなくなってしまいましたが、『差』を認めるという
ことは、『多様性』を認めるといいますか、楽しめるというとこかと
思ったわけです。

人による『差』を認めた上で、個人の実力を正当に評価し遇する…
21世紀はそういう社会になって欲しいものですねぇ。(^▽^)
 


大きな視点をもちたいもの 2003年01月25日(

 

さしもの日本のマスコミも、ようやっと北朝鮮の危機を日本の、
自分達の危機と認識できるようになってきたように思えますが、
それもまだ一部、まだまだ有事立法をするかしないか、その
レベルに留まっているのが現状ではないでしょうか。

その大きな原因を作ってきたのは、国民に「日本の軍事国家か?」
とすぐに声高に叫ぶマスコミにもあるでしょうし、それを受け入
れてきた日本人自身にもあるでしょうねぇ。その結果として、
場合によっては核ミサイルが日本に飛んでくるかもしれない、
といった事態になってしまったのかも…。

北朝鮮側も、「まずイラクから」という認識があるのか、ホントに
迷惑な話しですが、瀬戸際外交と言われる外交を展開しています。
あくまでもアメリカが相手で、情けないことですが、日本政府は
あんまり相手にされていない感じですよね。どうしてこういう
状況になっているのか、もっと日本人も考えなくていけないのかも。

テレビのワイドショーなんかで、今週の出来事、のようなコーナー
ではどこでも、小泉さんVS菅さんの場面、「大したことではない」
との発言を鬼の首をとったかのように、大々的に取り上げていました。
菅さんのなんか得意げな顔も大写しにされていましたが…。

うーん、もっともっと大きな問題山積みな状況なのが、今の日本なの
になぁ…というのが正直な感想です。せっかくですからもっと
もっと、ダイナミックな党首同士の議論を期待したいものです。
 
 


立場に甘えずに 2003年01月27日(

 

ペットブームが続く日本。ここにも空気に支配されやすいといい
ますか、熱しやすく冷めやすい日本人気質というものが見えて
きます。

某消費者金融のCMによって一躍人気者になったチワワ。ペット
ショップに並んだ先から売れていくと聞きます。今は一匹当たり
40万円するとか。そうなると無理なブリーディングが行われて、
弱い体質の個体も数多く生まれてくる可能性が高まります。また、
ブームに踊らされて買ったものの、結局飼いきれずに捨てられる
チワワが、数年後に急増する可能性もありますねぇ。

欧米人に比較して、どうも日本人というのは動物との付き合いに
慣れていないというか、洗練されていないといいますか…。
その例として、盲導犬や聴導犬、介助犬の扱いがあげられます
でしょうか。

今は法律が強化されたせいもあって、公共の場所や店舗への
盲導犬などの立ち入りを理由もなく断ることが禁じられたかと
思いますが、実際はどうかといえばなかなかそうはいかないのが
ホントのところかも。

自分の周囲でもなかなかその姿をみかけませんが、たとえば
スーパーやデパートの食品売り場で、自由に動き回っている
犬の姿を見かけたら…普通の人はその店を敬遠するかもしれ
ませんよねぇ。店によっては対応マニュアルなどをきちんと
作成しているようですが、大歓迎とはいかないようです。

ですがそれは店側の無理解が原因とばかりはいえなくて、
言葉は悪いですが、不良障害者とでもいいますか、態度の悪い
障害者の存在もあるとききます。例えば視覚障害者の中に、
自分の「目」として働いてくれている盲導犬の手入れをきちん
としていないために匂いがひどい人もいるようで、その人たち
が来店しただけで分かってしまうような不心得ものがいるとか。

盲導犬というのは一頭を養成するのに、大変な手間とお金が
かかります。そういう貴重な財産を預かっておきながら、必要
なことができないというのならば、きちんと世話ができ、周囲
の人への気配りもきちんとできる他の視覚障害者に、その犬を
譲るべきかと正直感じてしまいました。

目が不自由なのは気の毒なことかと思いますが、だからと言って
周囲に迷惑をかけていいことにはなりません。障害者の人生の
可能性を広げる犬たち…。そのケアや年老いた時にどうするか
などなど、これからさまざまな問題がでてくるでしょう。その
時により良い選択のできる社会であることを願いますねぇ。



これ以上の先送りがないように 2003年01月29日(

 

前日が暖かくて、次の日が強風…そんな日は時期的に早くても
花粉が飛んでしまうのですが、この日は少しだけのようで、
やれやれでした。(^^)
 

2月末がタイムリミットとも言われていたイラク状勢ですが、
「攻撃は3月か?」などという報道も見られます。まだ予断は
許しませんが、湾岸戦争当時でもアメリカとイラクの戦力の差
はかなりのものでした。現在はもっと開いていると考えられ
ますし、それはイラクの首脳部も分かっていそうですよねぇ。

双方とも慎重に和平交渉も進めていくことになるのでしょう。
戦端が開かれないことを願いますが、もし開かれなかったから
といって、日本も安全保障問題をこれ以上棚上げにしておいて
いいことにはなりません。

95年の阪神淡路大震災、そして地下鉄サリン事件…。本来
ならば日本こそがこの出来事を通じて、テロ対策や住民保護
対策をきちんと練るべき立場になったでしょうに、実際に
この出来事をふまえてテロ対策を見直したのは、アメリカを
始めとする他の国々であったようです。

それでも、貿易センタービルへのテロ事件が起きてしまいました。
それなりの備えをしていた国でさえ、こんな予測もつかない
ような事件を引き起こされてしまったわけです。日本なんて
お寒い限りですよねぇ。

北朝鮮の拉致問題がきちんと取り上げられるように、やっと
去年なったわけで、国民の生命や財産の保護、といった観点が
いかに政治の場に欠けていたかということでしょうか。
これ以上、先送り、棚上げにしないで欲しいものです。
政治家の方々にはきちんと仕事をしていただきたいですよねぇ。

今、北朝鮮から冬季アジア大会参加の選手団が来日しています。
十三年ぶりの参加ということで、いかにも政治的な駆け引きに
使われている印象を受けます。多くの国民が飢えて死んでいって
いる中で、この人たちは各国からの救援物資やらなんやらで
豊かな生活を謳歌しているのかと思うと、この人たちが生き
抜いていくためには仕方ないのでしょうが、複雑なものを
感じてしまいます…。




 

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