ここのところバタバタした生活を送っています。仕事もそうですが、年の
暮れも近いというのに引っ越しをしなくてはならないかも…。まぁ、まだ
本決まりではないですけどね。そろそろ年賀状の準備に入る季節なのに、
できないなぁ…。
ここ数日、元アメリカ軍人の曽我ひとみさんの御主人のことが話題になって
いますよねぇ。日本政府からは特別恩赦を求める要望が出ていますが、
アメリカ側からすれば脱走兵ということで、軍の規律や士気の問題からも
簡単にはいかなそうでした。ところがいったん恩赦にはしない方針を示した
アメリカ側も、先週末から態度を軟化させてきていますね。有り難いことです。ジェンキンスさんについては様々な情報がでてきていますよねぇ。
いなくなった状況から見て、ジェンキンスさん自身も亡命ではなくて、
北朝鮮に拉致された疑いがあるということです。軍人としての勤務にも
誇りを持ってあたっていたということですし、亡命する理由がないよう
とのこと。あちらにも「救う会」みたいな活動を続けている人たちがいる
のですね。日本でも署名運動などが盛り上がっていますし、上手く連係
して問題解決に結び付けたいものです。
これもここ数日のことでしたが、ちょっと気に入らないニュースの一こま
がありました。小泉首相が創価学会の池田大作氏をほめていた、ということ
でしたが…。撮った写真を誉めていたとのことですが、まぁ、前回の選挙での創価学会票
のありがたさが身に染みたということでしょうか。民主政治は数の政治でも
あるので、与党を形成するために連立するのは仕方ないにしても、どの相手
と連立してもいいということにはならないと思います。あまり政治家として
の道を踏み外さないように気を付けていただきたいもの。国の指導者が政ごとを
誤った場合、天変地異が起きたり大事件が起きたり…歴史的にそういう傾向が
あるようですから。とはいうものの、もとの原因をただせばこれは国民にあるということです。
あれだけ投票率が低ければ、組織票を期待できる政党が有利なのはあたりまえ。
結局、政治が悪い、政治家が悪いと言ったところで、じゃあ、その政治家を
選んでいるのは誰なの?ということになります。「投票したい人がいないから」、「どうせ変わらないから」、「自分一人くらい
投票しなくたって平気」…こういう言い訳をしていても始まりません。まずは
思いからです。自分を、地域社会を、日本を、そして世界を、より良くして
いこうと真剣に願うことから始めないと。思いは仕事をします。そして実際の
行動になり、現象となってきます。人は自分の思った通りの姿になるといいます。
そうならば、素敵な姿を思い浮かべて努力していきたいものですよねぇ。(^^)
石原都知事のお話 2002年11月06日( 水)
ちょっと前に宣伝しましたが、石原慎太郎東京都知事の講演会を聞きに行って
参りました。(^^)品川駅のそばにあるプリンスホテルの国際館パミールにて、この日の午後2時
ごろからの開催でした。あの感じだと聴衆は何千人もいましたよねぇ…。
予測どおり、若い人の姿はほんのひとにぎり、大部分は50代以上の方々、と
いった印象でした。1時間ちょいくらいの話でしたが、いろいろな話題や都知事の考えをうかがう
ことができて面白かったです。
まず力を入れて語られたのは横田基地問題。私も名前しかよくしらないこの基地
ですが、とにかく広大な土地をアメリカ軍に使わせてしまっているようですよねぇ。
歴代の首相でもこの基地の存在をまともに知らないようで、小泉総理にもヘリで
上空を飛んで見てみるように勧めたとか。(そして小泉さんも実行された様子)
これは基地問題というよりは日本の空港や運輸の問題ということが良く分かりました。
石原さんのお話ですと、あと2年で日本の空港はパンクするのだそうです。
世界中何十カ国が日本への乗り入れを希望していますが、それもかなわず。このまま
いけば近い将来、短時間で乗りたい飛行機にのるためには、オークションなどで高い
お金を出して競り落とさなければならない自体になるやも…。そうなると、ここら
辺でもダフ屋が横行したりして。(^^;東京都で羽田空港の国際線化を打ち出したわけですが、これに関しても中央官庁から
横やりがたくさん入っているようです。本来ならば国で取り組まなければならない
運輸行政なのですが、「言い出しっぺの東京がお金を出すならば、やらせてやろう」
といった感じの対応だったようで、「よーし、ならば…」と埼玉、千葉、神奈川と
いった首都圏の自治体を巻き込んでの大きなプロジェクトを練ると、慌てふためいて
阻止しにかかったとのこと。たとえ国全体が困っても、自分達の権限が減るのは困る
といった動きのようです。結局、省庁再編は形だけ、中身は何も変わっていないよう
ですねぇ。(他にもさまざまな問題があるようです…)
また時間をとって話されたのが教育問題だったでしょうか。とくに歴史教育、それも
近代史の教育の大切さを切々と説かれていましたか。若い代議士から「何を勉強したらよいのでしょう?」と聞かれると、「歴史を勉強
しろ」と答えられているようですが、していると答えた代議士さんの勉強内容と
いうのが、歴史大河小説というのが現状のようです。議員さんの勉強不足がうかがれ
ます。もっと頑張れー、若手議員たち!歴史は繰り返す、といいますよねぇ。石原さんもそれを話されまして、明治時代には
歴史から先人の知恵を学んでさまざまな困難に立ち向かってきたわけだから、その
明治時代の先人達の活躍からも学ぶことが多くあるハズ。現在の学校教育では大昔
から始めて、近代史は時間切れでまともに学ばないままに終わってしまっているから、
(私の場合もそうでした)近代史から勉強するようにした方が良い。そのように
述べられていました。うーん、同感です。近代史の方が絶対エキサイティングだと
思いますし。…日教組がまだまだ幅を利かせている現在、先生たちの方に
教える技術と自信がないのやもしれませんけど。(^^;;
他にもいろいろなことを話されましたが、産経新聞主催だったこの講演会、近日中に
その要旨も掲載されるのではないかと思います。あ、そういえば銀行についてもかなり
きわどい話が…。紙面に載るでしょうか?(^^ゞ
成功の目はいつの時代にも 2002年11月08日( 金)
都知事の講演会の詳細は、16日の産経新聞に掲載されるようです。(^^)
なにやら都知事はせっせと動かれている様子。この日も小泉首相と面談したとか。
何を話してきたのでしょうねぇ。「東京から日本を変える」…この言葉を実践され
ているのでしょうか。
拉致被害者を国をあげて救済する動きに、ようやっとなってきた感じですねぇ。
被害者やその家族の永住帰国とその生活を支援するための、「支援法」の制定が
本格的に着手されたということですね。被害者の方々が一番心配していたのは、北朝鮮に残してきた自分の子供達のこと
ですよねぇ。四半世紀に及ぶ北朝鮮での生活です。将来的なことを考えれば、
日本に住んだ方がいいに決まっていますが、生活習慣などが全然異なる国にいきなり
放り込まれる不安はかなり大きいと思います。救出がこんなに遅れたのは政府の責任
ばかりでなくて、他人ごと、絵空ごととして無視してきた日本人全員にあるハズ。
やはりきちんとバックアップしていかないといけませんよねぇ。
不景気な話が多いですが、景気のいい話も探せばでてくるものですねぇ。
ここ数年、その手軽さで利用者も増えつつある『楽天市場』。
7―9月期連結決算は営業利益が4―6月期に比べて14%増の6億8600万円と、四半期では
過去最高になったとのこと。また 売上高も10%増の26億200万円とのことで、今年に
入ってかなり利用者が増えているのがうかがえます。値段もかなり安いようですねぇ。こうなると普通に店舗を抱えているお店が全部潰れてしまうのでは?…と心配にも
なってしまいますが、どういう状況になっても探せばチャンスはあるものなのでしょうか。
例えばアメリカでは、日本でもお馴染みになりつつあるインターネット本屋さんの
アマゾンがある一方で、カフェを隣接した本屋のチェーン店(名前、忘れてしまいました(^^ゞ)
も人気だとか。目で見て、手にとって、ゆっくり本を選ぶ楽しみというのは、きっと
なくならないと思います。(^^)それにいくらネット商売が発達しても、それをきちんと正確に流通させるシステムが
あってこその商売ですから、それに関連する流通業界などのニーズはますます高まっていく
と思われます。どんな時代でも、生まず弛まず創意工夫を続ける人々が存在し、そういう人々が世の中を
発展させ、成功していきます。自分もそういう人間の一人になりたいものですねぇ。(^▽^)
率直に語る政治家 2002年11月10日( 日)
この日は石原都知事、テレビに登場しまくりといった感じでしたね。(^^;
『報道2001』と『サンデープロジェクト』、日曜日はこの2つの番組をはしごして
出演する政治家が増えましたが、その代表格でしょうか。6日の特別講演会で語られた内容が、かなり入っていました。
前にちょっと書いた、銀行のきわどい話も堂々と語られていましたか。今年の4月に
大型合併で鳴りもの入りでスタートした、みずほ銀行のことです。もともと東京都
は富士銀行をメインバンクにしていたわけで、一番のお得意さまとも言える顧客ですが、
合併直後、システムダウンして世間を騒がせましたよねぇ。しかもその原因が顧客を
軽視した縄張り争いといいますか、旧第一勧銀系の人間が面子にこだわったための
トラブルでした。さすがに事態を重く見た東京都が、「内容をみせろ」とせまったとのことですが、なんだ
かんだと渋って応じなかったために、一部預金を引き上げるという手段にでた様子。
(さすがに社会的混乱を引き起こさないように、全部引き上げるようなまねはしなかった
ようですが…) ようやっと応じた中身をみると、その財務内容はかなりひどいとのこと。
「来年の4月までに、これこれこうしないと、もっと内容が良く、金利もよい他の銀行に
預けかえる」と脅して(?)尻をたたいているようです。こういう時、外国の金融機関というのはそつがないようで、どこから聞きつけたのか、
早速、某外資系金融機関が接触してきたとか。(^^;不況と言われはじめて10年くらいが過ぎましたが、日本の銀行の体質改善は一部を
のぞいてはあまり進んでいないようでお寒い限り。なかなか景気が回復して行かないのも
仕方ありませんよねぇ…。まともに融資を行う能力がないため、優秀な中小企業が資金繰りに困り倒産の危機に瀕して
いるとも語られていましたね。日本経済を支えているような貴重な技術や製品を生み出して
いるような企業です。きちんと状況を把握して、率直に語る政治家が少ないわけで、石原慎太郎という人は貴重な
存在かも。(まぁいろいろと物議も醸しますが…) 国民の期待が集まるのも分かります
よねぇ…。
体質改善が必要でしょうか 2002年11月12日( 火)
ユニークな発明として結構世界が注目しているらしい、犬の気持ちを翻訳する
『バウリンガル』については以前にもとりあげましたが、このほど米誌タイム
が2002年の最高の発明品42点の一つとして、取り上げたようです。
やっぱり着眼点がいいのでしょうねぇ。世界の人にも分かりやすい発明品なの
かも。(^^) 他にも日本からは、地球規模の気候変動を解明できるスーパーコン
ピューター『地球シュミレーター』も選ばれているとか。アメリカ人受けする
のは、こういったものなのですね。なんか納得。
何度あっても物議を醸してしまう、李登輝氏の来日問題。最近、また政治活動を
始めているようではありますが、一応第一線からは退いた方なのではないかと
思います。慶応大学での講演会に参加するためにビザを申請していたとのこと
ですが、結局大学側もトラブルを敬遠したのか計画自体がなくなって、李登輝氏
側からビザ申請を取り下げてしまったとか。これも、うーんやれやれといった
感じです。中国側が抗議するのは立場上当然としても、日本の外務省が必要以上
に「中国を刺激しないように」といった態度で、なるべく事なかれ主義で済ませ
たいという態度がいつもミエミエですよねぇ。前回も申請そのものがなかったかの
ように扱って問題とされましたが…。高齢でもありますし、心臓の持病を抱えているということでもありますから、
一個人としてもう少し柔軟に対応できないのかなぁとは感じます。日本にも縁の
深い方ですしね。とにかく外務省は北朝鮮、中国とホントに弱腰の外交をずっと
続けてきました。相手に配慮する…といえば聞こえはいいですが、外交は駆け引き
です。引けばどんどん相手につけこまれますし、諸外国相手に『配慮』なんて
ものはあまり通用しないのが現実ですよねぇ。それよりは筋を通した方が相手に
尊重されると思います。日本の社会、全体に言えますが、世界と対等に渡り合って
いくための体質改善が必要のようです…。(日本の美徳も失わないような
バランスも必要かとは思いますけど(^^);)
デフレ対策は難しいのですねぇ… 2002年11月14日( 木)
デフレ、デフレと叫ばれて久しいですよねぇ。また「デフレを何とかしなくて
はいけない」とマスコミもいろいろな識者も、あちこちで叫んでいます。
ところが具体的にどうしたらいいかとなると、どこからも見えてこないのが
現状のような気がします。私も「いったいどうしたら出口に向かうのだろう」と、よく考えてみるのです
が、そんなに経済の仕組みに詳しいわけではないので、答えはなかなか
出てこないものですねぇ。結局、日本が最先端の国になってしまったために、問題解決のモデルとなる
他国の政策や出来事がないため、戦後のようにアメリカの後を追って行けば
順調に成長していけるということがなくなってしまったのかも。確かに、一足
先に90年代の不景気を体験した欧米諸国は、思いきった不良債権処理や、
大幅リストラ(政府も含む)をおこない、とりあえずは危機を脱しているよう
ですが、日本のようなタイプの技術大国が直面した例は他にないかと思います。
(結局、アメリカだって日本の技術力なしではやっていけませんし)今、日本の経済の足を引っ張っているのが不良債権ですが、その処理がなかなか
進まなかったのは、どこから手をつけても大変なことになるので、この10年
くらい先送りにし続けた結果だと、邱永漢さんあたりが述べられていましたか。
結局、不良債権といってもどこで線引きするのか難しいようですねぇ。ちょっと
金回りがよくなれば不良債権ではなくなるものもかなりあるということです。
ですから景気がよくなれば、不良債権問題も自然と解消していく見込みがある
とのこと。でも、景気は簡単にはよくならないでしょうし、う〜んといった感じです。
この状況に対し、上手い処方箋を考える事ができたなら、ノーベル賞ものかも
しれませんねぇ。(^^;
いろいろな横やり 2002年11月20日( 水)
ちょっとさぼり気味ですね。(^^ゞ「元北朝鮮の工作員を国会に招致する」…このニュースを耳にしたとき、
日本も大分変わったものだなぁと正直感動を覚えましたが、直前になって
与党議員からの反対がでてしまい、中止になってしまいましたねぇ。
本人の身分確認ができないというのがその理由のようですが…。この理由はこじつけっぽいですが、まぁこういうことが行われると、困る
議員さんも何人も存在するということでしょうか。結局、北朝鮮の拉致
問題に関しては、与党も野党もひっくるめて政治家が責任をとったという
話は全然聞きませんしね。ここら辺もきちんとかたがつかないと、この
問題が解決したことにはならないのかもしれません。
クリントン前大統領が来日して、水戸の高校生を相手に講演会を行った
とか。驚いたのがそのギャラ。講演料は約40万ドル(4千8百万円)
だそうで、「元」とか「前」とかでもアメリカ大統領というネームバリュー
は相当なものなのですねぇ。なんとなく感心。とはいうものの、現在のアメリカはクリントン政権時代の政策を否定する
ような政策をどんどん打ち出しているわけで、そういう人物から若者に
対して未来社会を語ってもらっても、なんだかなぁと感じてしまいました。それよりは一度は慶応大学で企画された李登輝氏の講演の方が、ずっと
日本の若い世代にとってはためになる話が聞けたのではないかと思います。
いろいろと横やりが入って中止に追い込まれたのは残念としかいいようが
ありませんよねぇ…。自由なようでいて、なかなか不自由な社会なのかもしれませんよねぇ、
この日本という国は。
世界へのアピールは大事 2002年11月22日( 金)
高円宮さまが急逝されました。47歳とのこと、お若いですよねぇ。
いろいろと国際親善に活躍されていたようですので残念です。
御冥福をお祈りいたします。ただでさえ少ない皇室の男性がだんだん減っていってしまいますねぇ。
そろそろ女性天皇の誕生でしょうか?今では政治に直接関わることも
ないわけですし、華やかさという点では女性の方が国際親善に貢献
できるのかも。世界に類をみない長い歴史を持った日本の皇室ですが、
こちらも転機なのでしょうか。天の声やもしれません…。
アメリカが中心となってイラクへの制裁を強めています。イラクが
査察を認めない場合は軍事行動も辞さず、そんな動きですよねぇ。
とはいうものの、ドイツなどは今回の軍事行動には不参加を表明
しているようですし、すべての国が諸手をあげて賛成というわけ
でもないようですが…。いずれにせよ、「テロ撲滅」という大義名分を掲げ、実質的に世界
ナンバーワンの力を持つアメリカに対して面と向かって楯突く国は
そうはないわけで(得する事はないですし(^^;)、どの国もなんら
かの形で協力することになるのでしょう。で、我が国はどうかといえば、北朝鮮との拉致問題を抱えていること
もあるのでしょうが、なんかこの問題への取り組み方は今一つ。
ニュースの扱いもどこか小さいですよねぇ。どことなくずれた国だ
なぁと感じてしまいます。同盟国としてどういう協力をし、どういうことはしないのか。そういう
ところが全然見えてこないのが情けないところかも。北朝鮮という
もう一つのテロ国家がすぐそばにあり、今まさに拉致問題解決に取り
組んでいるために安全保障上、日本の装備(イージス艦など)を
貸すことができないこともありましょうか。そうならそう主張すれば
諸外国も納得するかも。(それとも各国の政府に対してはしているのか?)「言わなくても察して欲しい」…というのは日本以外では通じなさそう
ですし、とくに一般の人々には分からないと思いますよねぇ。日本国民
そして世界の人々へ、日本がどういう考えを持って行動する国なのか、
機会があるごとにアピールしていく必要はあるのではないでしょうか。
『金持ち父さんの子供はみんな天才』 2002年11月24日( 日)
ベストセラーになった『金持ち父さん 貧乏父さん』シリーズの第4弾
(日本で出版されているのでは5冊目)が書店に並びました。(^^)
『金持ち父さんの子供はみんな天才』という本です。
このシリーズはホント、楽しみですが、今回もまたまた読ませてくれま
した。題名の通り、子供に対するお金の教育に関する記述が中心の本ですが、
それには留まらず、既存の教育システムの問題点をするどくつき、親
として子供の才能をどのように把握し、それをどのように伸ばしていった
らよいか。自信の体験をもとにくわしくのべられています。著者のロバート・キヨサキ氏は実の父親である「貧乏父さん」と
友人の父親でお金に関する教育を施してくれた「金持ち父さん」という
2人の大人から影響を受けるという貴重な体験をされているわけです
が、今までのシリーズでは「貧乏父さん」としてどこか悪者として
描かれていた実の父親の優れた面が、かなり詳しく述べられています。教育者として優れた「貧乏父さん」は、キヨサキ氏の性格をきちんと
把握し、学校で机に向かって学ぶのではなく、実際に身体を動かして
学び取っていく学習法を勧められたそうです。ですから、他家の父親
の影響を色濃く受けるなどということは、普通の父親でしたら自分の
プライドが許さないところかと思いますが、著者の父親はそうでは
ありませんでした。いかに息子の才能をきちんと伸ばしていけるか、
そのことに注意されていたようです。現在でしたら学習障害児としてレッテルを張られ、その才能をつみ
とられていたかもしれない著者の幼少時代。実際にどのようなもので
あったかは、本書を読んでみてくださいませ。ぜひご一読を。(^^)
タンカー座礁、銀行と生保の業績 2002年11月26日( 火)
ちょうど新聞で、大島に座礁したまま2ヶ月も放置されているタンカー
についての記事を読んだばかりだったのですが…。
昼にニュースを見ていたら、燃え上がるタンカーの映像が目に入って
きました。かなり長い時間燃え続けていたようですが、どうなったの
かなぁ。周囲を重油が流れ出していたようですし、環境汚染が心配
されます。ノルウェー籍の船のようですが、いつ撤去が行われるのか
全然見通しが立っていないということですねぇ。四方が海に囲まれた日本では、こういう話はよく聞きますよねぇ。
何が原因なのでしょうか。海流が原因なのでしょうか?それとも
航行するのに難しいコースが多いのでしょうか?この手のタンカー
が座礁した時の周囲への影響はとても大きいと思います。もし、
きちんと航路が整備されていないために過密状態での航海を強いら
れているためとか、灯台の整備がされていないためとか、悪天候の
中を無理に航行してとか…人為的なことが原因なのだとしたら、
きちんとした対策が必要なのかもしれません。港湾関係には
かなりのお金(税金)が注ぎ込まれているようですが、効果的に
行われているかといえば心もとないようですし。(^^;
銀行の中間決算が出されましたね。あちこちからいろいろとつつ
かれて、ようやっと銀行も不良債権処理を本格的に始める気に
なったのか、とりあえず半年前の10%減ということになった
ようです。とはいえこの中身はどんなものだったのでしょうか?
石原都知事がなげいていたように、日本そして世界の最先端技術を
支えるような中小企業への融資さえも、その規模が小さいが故に
融資の継続を打ち切るような、そんなやり方をしてきた結果なの
だとしたらとても問題があります。手放しに処理が進んだことを
喜んでばかりいないで、そういう面も国はしっかり見張って
いかないといけないのではないでしょうか。10年間、護送船団方式で処理を先送りにしてきたツケを、いよ
いよ払わなくていけないくなってきた感じですよねぇ。また半年後
に向けて、いっそうの不良債権処理が進みそうです。(となると
まだまだ景気への影響は大きいか…)これで終わりかといえば、そうでないのが日本の状況の深刻な
ところ。その後ろには生保業界が控えています。株式などでの
資金運用はここのところの株価低迷で上手くいかず、逆ざや問題
が大きくクローズアップされています。これを解消するために、
予定利率の引き下げを政府が検討しはじめた様子。とはいえ、
一度契約したことを破り、利用者にその損益を追わせることに
なり、これが実施されると生保業界の存在意義にも関わってくる
やもしれません。反面、死亡率の低下や高齢化によって得られて
いる利益もかなりあると聞きます。ここら辺も放出させてからの
ことですよねぇ。(それとも、その部分もすでに相殺されてしま
っているのか!(^^;)一筋縄ではいかない状況が続きますねぇ…。
新しいOS誕生か? 2002年11月28日( 木)
1995年にウィンドウズ95を発売してから、マーケティングの
巧などで世界中でその地位を不動にし、一人勝ち状態が何年も続いて
きた感のあるマイクロソフトですが、世の中には他にも優秀なソフト
が存在します。その一つがUNIXから発展したLinaxという
OSです。私は利用したことがないのですが、オープンソースのこの
ソフト、世界中のプログラマーが協力して開発を続けているせいも
あって、日々進化している様子。むしろこちらの方がいろいろ加工
のしがいがあっていいと知り合いから聞いた記憶もあります。当然ロイヤルティーなどをはらう必要もないため、企業でも取り入れる
ところが増えてきていたようですねぇ。この動きに対抗するために、
マイクロソフト日本法人もウィンドウズの設計図を無料公開する事に
決めたようです。(条件付きとのことですが…)これはどうも、日本政府や自治体が取り入れようとしている電子政府
構想でオープンソースのOSを採用しそうな動きに対抗してのようです。
「政府の情報の中枢部を外国の一企業に握られていいのか?」
それを危惧してのようですね。まぁ当然ですよねぇ、これからの社会は
電子ネットワークによる情報管理が中心になってきます。その核と
なるOSを下手に外部に握られていてはたまりませんし。Linaxが採用されるとなると、ここまで普及したウィンドウズです
が、その立場が日本においては一挙に逆転する可能性もありますねぇ。
さてさて、どうなるか。(^^)
コンピューター関連には伝説の人物が何人か存在しますよねぇ。
Appleの創業者、スティーブ・ジョブズ。マイクロソフトの
ビル・ゲイツ。ネットスケープ(だったですよねぇ…)のジェフリー
・ヤン。アラン・ケイという人物もその一人でしょうか。この人は確か、
オフコンが中心の世の中に初めて、「パーソナルコンピューター」
という概念を生み出した御仁だったでしょうか?パソコンの父とも
いうべきこの人物を、今度、ヒューレット・パッカード社が取り込んだ
とのこと。どうやらこちらもオープンソースのOSをベースに、
全く新しいソフトウェアシステムの開発に当たらせるようです。ちょっと停滞気味にも思えたこの分野、かなり熱くなってきそうです。
久しぶりにPCの勉強もしたくなってきたかも。(^^)