元気で健康に年を重ねる人々の国 2002年08月01日(
 

日本人の平均寿命がますます伸びているようですね。男性78.07才、女性は
84.93才。調査開始以来、最高値を更新したとのこと。不景気だなんだかんだ
いいながら、日本人は幸せな生活を満喫しているといえそうです。
国民の大部分が健康で長生きできる国。日本人自身はその有り難さを認識
することもあまりないのでしょうが、諸外国の人々から見れば、羨望のまと
かもしれません。

こうなってくると、社会構造が完全に変化してきますから、インフラの整備
の仕方から、教育のあり方、企業のビジネス戦略まで、大きく変わってくる
ことになりそうです。お年寄りの定義もかわってくるかも。60歳や65歳
がゴロゴロ街を歩いているということになれば、いわゆるシルバーサービス
の対象は70歳以上にするとか。若者人口が減って元気な60代が増えると
いうことならば、この世代の人材活用が進んでくるとか。(若い頃からの
積み重ねが物をいうことになるかも…)

ただし、元気よく健康に年を重ねていくことがポイントでしょうか。今の
お年寄りは粗食できていますし、もともと若い頃身体を鍛えている世代で
しょうから、平均寿命の伸びに貢献していますが、現代の若者が年をとった
ときはどうなるのでしょう。テレビの特集などで若者の身体を科学的に調べた
結果、20代、場合によっては10代の肉体年令が40代とか50代で
あったりしています。驚きですねぇ。

健康で長生きな国民の住む国…なかなか魅力的ですよね。これもあって、
さまざまな問題が山積みといわれながらも、国民が日本を見捨てることは
今のところないのでしょう。場合によっては諸外国の著名人、財界人、
芸術家などなど、こういった方々を引き付けるセールスポイントになるかも。
こういう方達が多く日本に住んでくれることになれば、日本人もいろいろ
とその恩恵にあずかれるやもしれません。

国の進むべき道をなかなか示せない日本の政界ですが、『元気で健康に
年を重ねられる国』というのもチャームポイントの一つにできないもの
でしょうか。まぁ、それには、今のぐにゃぐにゃした若者たちを鍛えて
いく政策をとっていく必要はありそうですけどね。(^^ゞ


住基ネット導入に向けての混乱 2002年08月03日(

 

住基ネット稼動開始直前になって、参加拒否を表明する自治体が何個も
でてきています。ちょっと混乱しそうですね。とはいうものの、実施は
国の法律で決められたことですので、不参加は法律違反になってしまい
ます。日本は法治国家です。悪法(といってはなんですが)でも法は法。
正すのにはしかるべき手続きを踏んだ上でないといけません。

とはいえ…
反対派の意見は「個人情報保護法の制定とセットのハズ」というもの。
これも当然ですよねぇ。情報管理の仕方を間違えると、番号を盗み出した
赤の他人が本人になりすまして、さまざまな犯罪が行われる可能性があり
ます。指紋を登録したり、SF映画ではないですが眼底毛細血管などを
登録したりということがなく、文字のみの情報の場合はそういったことが
起きやすくなりますよねぇ。(まぁネット上で個人情報自体を入れ替えて
しまうという技も可能かもしれませんけど…)

政府は「情報管理には十分配慮する」といったコメントを出していますが、
「配慮」なんて生温い言葉を使っているようでは、本気で個人情報を保護
しようとしているのか、疑ってしまいます。日本の情報管理のお粗末さは
あちこちで露呈していますし…。

反対派も7月の終わり頃になって反対表明をし始めるというのは、いくら
なんでも遅すぎると正直感じました。ひょっとして個人情報漏えいの心配
というのは表向きで、法案反対派に煽動されてるのではないか?そんな
穿った見方もしてしまいましたねぇ。とにかく、早く混乱をおさめるべく、
政府には頑張っていただきたいです。
 
 


金融機関も自己変革を 2002年08月04日(

 

お札が新しくなるとのことですねぇ。福沢諭吉はそのままで、樋口一葉、
野口英世というラインナップのようです。個人的には夏目漱石は残して
欲しかったような気もします。新札に対応させるためにATMやら自販機
やら、その他いろいろなシステムを更新させなくてはいけませんが、その
経済効果を期待してのことでしょうか。良い影響を与えるか、悪い影響を
与えるか。さて、どちらになるでしょうか。
 
 

日本の金融機関の現状というか問題点について、実際に金融機関にお勤め
の方を交えて話す機会がありました。日本で改革が遅れている行政や
教育の分野ともども、日本の景気回復の足を引っ張っているのは金融機関
なのだなぁと実感。

本来、銀行の役割は新規事業に資金を提供し、新しい産業を育成するところ
にあると思いますが、日本の銀行はさにあらず。お金を融資する条件は、
相手の年収がいくらとか、担保の有無とか。その事業のアイデアとかプラン
を検討しているわけではなさそうです。そもそも起業しようという人々には
アイデアはあってもお金がないから融資を申し込みに行くわけです。残念
ながら、日本の銀行には新規産業を育成する力はなさそうです。

おそらく私などが融資の申し込みをすれば、「女性だから」という理由で
断られる可能性があると、周りの方から言われました。うーん、なかなか
厳しいですよねぇ。

金融は社会の血管ともいえるでしょうか。そうするとお金はその中を流れる
血液ですね。今はうまく血液が流れない状況なのでしょう。その期間があまり
長引くと身体(日本経済)がダメになってしまう可能性があります。
今は盛んに『自己責任の時代』という言葉が使われていますが、それは金融
機関も同じことです。本来の役割に立ち返り、自らもリスクをとり、本当の
意味で実力をもった産業へと生まれ変わっていって欲しいものですねぇ。
 
 
 


猛暑の日本列島、広島平和記念式典 2002年08月06日(

 

日本は確実に暑くなってきています。
この日、天気予報で予告はされていましたが、各地で猛暑でしたよねぇ。
東京でも35度以上、名古屋などでは37度、静岡にいたっては39度くらい
あったとのこと。体温ほどの暑さですから各地で熱射病で倒れる人とかが続出
の様子。自分だけは大丈夫と思わないで、無理しないことが大切かも。
気候自体が変化しているとともに、社会インフラや生活習慣の変化の影響も
大きいのでしょうか。街はアスファルトに覆われ、店も家庭も交通機関も
ギンギンに冷房を効かせています。冷した分、その熱が周囲に放出されて
しまいますしねぇ。こういうのは都市計画にもからんでくるのでしょうけど、
どういった街づくりをしていくのか、国民全体で真剣に考えて行く必要も
あるのかもしれません。
 
 

またこの日は、毎年恒例の広島平和記念式典が開催されました。いうまでも
なくこの式典は、先の大戦で広島に投下された原爆の犠牲者を追悼し、その
恐ろしさを語り伝えるというものです。式典の中継をちょっとテレビで見ま
したが、アメリカの高校生の姿も見られました。アメリカの若い世代は、
そろそろ自国の歴史として冷静な目で考えられるようになってきたのでしょう
か。

2個の原爆投下に関して、アメリカは一度も謝罪していません。前のブッシュ
大統領の時でしたか、コメントを求められた大統領は「I'm not sorry.(悪い
とは思わない)」と答えたとか。当然ですよね。もし謝ってしまったら、
その翌日には大統領が暗殺される可能性もあったという話を耳にしました。
国家のため、正義のために闘って死んでいったご先祖の名誉を傷つけるような
マネは許されないのが国際社会では普通のようです。

とはいうものの、原爆投下が一般市民を標的にした大虐殺であったことも
また事実であったろうと思います。普通の人がこの事実に向き合った時、
やはり良心の呵責に耐えかねるのではないでしょうか。アメリカ人が冷静な
目でこの出来事と向き合えるようになるまでには、もう少し時間がいるの
かもしれません。そのためにも今しばらく、日本においてこういう式典を
きちんと行っていかなくてはいけないでしょうねぇ。
 


性善説より性悪説で 2002年08月08日(

 

住基ネット導入時に混乱を招いた原因に、日本の行政機関における情報
管理の甘さが懸念されることがありましたが、今回の防衛庁のシステム
のデータ漏えい事件は、まさにその心配が現実化したものだったので
しょうか。

今回データを持ち出したとされる男性スタッフは、富士通の正規社員では
ないようですよねぇ。本人は元自衛官と名乗っていたとのこと。また
富士通にデータの買い取りを持ちかけたグループには、元海上自衛官が
含まれているとのこと。告訴された側は「情報漏えい防止が目的だった」
ということですが…やれやれです。

なんでも、ミサイルや戦闘機などのハードを製作する時は、ネジ一本に
至るまでチェックが厳しいとのことですが、そのハードを動かすもとに
なる肝腎のソフト製作の現場に対してはガードが甘かったようです。
テレビのインタビューに持ち出したとされる人物が答えていましたが、
「期日までに仕上げるためには、自宅へ持ち帰って作業する必要があった」
というようなことを話していましたか。納品日やコスト面が大事なことも
分かりますが、国家の安全を守るべき任務を背負った防衛庁のシステム
データが簡単に外部に漏れてしまう…。優先順位を間違っていると
思いますねぇ。

性善説より性悪説で。長い間性善説の社会で暮らしてきた日本人には
なかなかなじまないことと思いますが、人の善意にたよった物事のすすめ
方は、グローバル化のすすむ現代社会において、とくに行政や司法など
の分野では通用しなくなってきています。危機管理のあり方をもっともっと
考えていかないといけないのでしょうね。
 


『平凡なのになぜかお金が貯まる人の8つの習慣』 2002年08月10日(

 

長い題名ですが…『平凡なのになぜかお金が貯まる人の8つの習慣
(リック・イーデルマン著、PHP研究所)という本を読みましたので、
そのご紹介を。(^^)

最近はもっぱら経済のことに関心があるので、その手の本を読みあさって
いますが、世の中もいわゆる「お金」について語ることは悪い事ではない、
むしろ人生にとっては必要不可欠である、という風に変わりつつあるので
しょうか。そういう本が次々と出版されていますねぇ。

『平凡なのに…』というところがポイントなのかもしれません。お金持ち
になる方法はいろいろありますよねぇ。スポーツ選手になったり、ミュージ
シャンになってヒットを飛ばしたり、売れっ子漫画家になったり小説家に
なったり…。とはいうものの、お金持ちといわれる人々すべてが特殊な才能
に恵まれていたかというとそうではなくて、いわゆる「平凡な人々」の方が
圧倒的多数なのかもしれません。そういう人々がどのように資産を築いたか
について書かれた本です。

この中で、住宅ローンについてかなりのページを割いて述べられていましたが、
新しい考え方、物の見方を学ぶことができました。そしてこういう人々は、
普段からお金に関して良い習慣を持っていることがよく分かりました。
(これが『8つの習慣』ですね)実際にどのような内容かは本書を参考に
してくださいませ。

著者のイーデルマン氏はアメリカでも屈指のファイナンシャル・プランナー
ということです。また日本の読者向けに、訳者の方波見寧氏が解説をつけて
くれています。著者と相談の上とのことですから、安心して読めると思います。
資産形成に興味のある方は、ぜひご一読を。(^^)
 
 


トップの判断とその責任 2002年08月11日(

 

トップが判断を誤ったために、その企業の業績が悪くなる…最近、そんな
例をかなりみかけます。まぁいつの時代でも、責任者が適切な判断を下さな
ければそうなるのでしょうけれど、とくにバブル崩壊後10年が過ぎた日本
社会では、それが顕著になっているのかも。

マクドナルドの場合、平日に伸び悩む客足を伸ばすため、平日半額セールを
実施、順調に客足が増えてきた矢先に起きたBSE騒動のため、結局売り上
げが減少してしまい、店舗数を縮小し人件費削減に努めましたが、さらに
「デフレはもう終わる」と判断した藤田田氏は、平日半額セールを2月に
打ち切りました。この見通しが間違っていたのは誰の目にも明らか、という
感じでしょうか。(その結果、中間経常益が去年の同時期の95%減という
数字が…)

またBSE騒動がらみですが、業界最大手の日ハムも牛肉偽装問題を引き起こし、
その責任を追求されつつあります。あちこちのデパートやスーパーで日ハム
製品が撤去されてしまいました。「現場の営業部長が独断で行った」と言い
続けていますが、副社長まで知っていたらしいとのことですよねぇ。この
状況でその言い訳は通用しないかと思います。もし本当だったとしたらなお
一層問題かも。お飾り社長なのでしょうか?

不景気不景気と言われても、すべての企業の業績が悪いわけではありません。
中には他の会社がもがいてるのを尻目に、売り上げを伸ばしている会社も
あります。すでに時代は変わりました。年功序列システムに支えられ、トップは
ただ単に椅子に座り、回ってきた書類に決済のハンコを押し、高い給料をもらって
いられたある意味幸せな時代は過ぎ去ってしまいました。社会状勢に常に
気を配り、的確な判断を下し、イノベーションをかけていくことのできる、
そういう人物が求められているのでしょう。
 
 


8月15日をまえに 2002年08月14日(

 

8月15日を前に、都心も道路が空いています。クルマで走っていても
スイスイ、電車も大抵座れますので楽チンです。なんか嬉しいですよねぇ。
…とこんな感じで暦通り仕事しています。(^^ゞ
 

また8月15日がきましたね。今年こそは小泉首相は靖国神社の英霊に
追悼の意を示しにいくのでしょうか? この件に関してはなぜか日本の
政治家やマスコミが中国や韓国の顔色をうかがって及び腰ですが、
他の国では自国のために戦って死んでいった英霊を祭るのは当たり前の
こと。それができない国家やそのトップを信用してはもらえないようです。
その証拠に靖国神社自体存続しています。戦後、日本人の底力を恐れた
アメリカが取り壊しを考えたこともあったらしいですが、とあるドイツ人
神父の進言で免れたとのこと。「国の英霊を祭ることは、どの国にとって
も権利であり義務でもある」からと。
 

結局、そのようなことをやっているから、他の国になめられっぱなしなの
でしょうねぇ。W杯の共催で韓国は身近になったと感じている人も多いか
と思いますが、国レベルではそうとも言えない様子。

国際海図にある「日本海」の表記を、韓国が「東海」に改めるよう求めて
いるようですが、それに関して国際水路機関事務局が、来年改訂する国際
海図づくりのガイドラインでは「日本海」を削除して空欄とする最終案を
加盟国各国に提示しているとのこと。日本政府は加盟国が案に賛成しない
よう要請するようですが…。

また竹島問題。歴史的にみても日本固有の領土なのですが、韓国が実行支配
を強めようと、国定公園かなにかに指定しようとしていますね。あわよくば
日本の領土をかすめ取ろうということでしょうが、大きな問題の割には
マスコミのとりあげ方は小さいですねぇ。日本政府も遺憾の意を示して
いるだけでよいものなのでしょうか。

普通の国家になれるのか。国際社会にきちんと筋を通して主張ができるのか。
経済問題もそうですが、日本という国は基本的な問題が山積み状態です。
こんなところも原因で景気もなかなか上向かないのかも。(気分も暗くなって
しまいますし…)



日本のお盆 2002年08月16日(

 

なぜだかお盆近くに仕事が慌ただしくなって、さぼりがちになっています。
同僚にも法事などで休暇を取る人が多いせいもあるのでしょうが、普段家に
いない人が一斉に休みをとったために、カレンダー通りの仕事をしている
人間はかえって忙しくなってしまったような気も…。数年前まではこんな
ことなかったように記憶していますので、日本人にとって、お盆休みって
ご先祖をしのぶ時間ではなくって、単なるお休みの一つになってしまった
のかなぁとしみじみ感じてしまいました。学校では当然のことながら、今
では家庭でも宗教教育がきちんとおこなわれている家は少ないでしょうねぇ。
どうなっていくのだろうとちょっと不安にもなってしまったり。
(まぁ、長引く不景気で自宅で過ごす人が増えた、ということも考えられますね)
 

8月15日ですが、残念ながら小泉首相は参拝されなかったようですね。
今年の4月(でしたか?)、他の行事で参拝されたからというのが、その
理由のようですが。うーん、ゴタゴタ続きの国会でしたし、これ以上の
トラブルは避けたいのかもしれませんね。でもやっぱり参拝して欲しかった
です。代わりになのかもしれませんが、内閣に閣僚4〜5人が参拝されて、
石原都知事も何年か連続で参拝されています。そしてマスコミは例のごとく
の質問をしていました。
「公人としてですか?私人としてですか?」(若い女性記者でしたか)
石原さんも例のごとく
「つまらんことを聞くな。当たり前のことをしているだけだ」
という返答。マスコミももういい加減にすればいいのにと思いますね。
国を守って散っていった英霊達に、静かに哀悼の意を表する気持ちには
なれないものなのでしょうか。どこの新聞社やテレビ局の人間がそういう
質問をしてくるのか、きちんと伝えて欲しいものですねぇ。
 

なんかほんと慌ただしくなってしまったお盆シーズンでした。私自身は
それなりにご先祖の供養もしましたし、来月にも遅い夏休みをとって
お墓参りもしてくるつもりです。みなさまも年に一度のことですし、
静かにご先祖ことを考えてみてはいかがでしょう?



夏休みも終わりに近付きました 2002年08月19日(

 

またまた台風直撃…と思ったら、どうやら避けられました。やれやれです。
 

お盆を過ぎればもう秋の雰囲気がただよってきますねぇ。そろそろ
夏休みも終わりが見えてきて、子供達もたまった宿題のことなどで
頭が痛くなってきているところでしょうか。

こういう時に、「学校がなくなってしまえば、宿題やらずに済むなぁ」
「家で事件が起きれば、宿題やらなくてもいいかなぁ」なんて子供の
ころ考えたことがある人も多いのではないかと思いますが、頭の中
だけで終わっていたハズです。ところが今の子供の中には実行して
しまう子がいるのですねぇ。自宅に放火されたと父親に訴えて、警察
沙汰になって嘘がばれて補導された子供がいました。

現実と空想との区別がつかなくなっているのですねぇ。幼い頃から
便利な生活を享受してきた今の子供達。生きる力が弱くなっているの
かもしれません。やはり楽なことばかりさせないで、あえて不自由な
合宿生活やスポーツを体験させることが、とくにエネルギーの有り
余っている男の子達には必要なのかも。

また、ゆとり教育への批判が高まっていますが、子供達の自主性に
任せるとどうなるか。夏休みなどをみれば分かるのではないでしょうか。
前倒しで計画的に勉強できる子供は少数派だと思います。しかもそういう
家庭では、親御さんが積極的に子供の教育に取り組んでいると思いますし。
教育は学校任せの家庭の子供は大変です。ほとんどの子供が自分から
進んでは勉強に取り組まないでしょう。自分が子供の頃を思い出して
みてもそうでした。(今ではもっと勉強しておけばよかったと後悔して
います…)

もうすぐ2学期。日本の資源である「人材」を育成するためにも、
子供達の教育に大人の側も、もっともっと関心を払わなくてはいけ
ないのではないでしょうか。



日朝赤十字会談&日ハム問題 2002年08月20日(

 

日朝赤十字会談が行われていますね。北朝鮮側は戦後に夫に伴って
北朝鮮に渡ったまま連絡の取れなくなっていた日本人(いわゆる
日本人妻)の行方不明者6人の安否を明らかにしたようですが…。

北朝鮮としてはこれで誠意を示した、としたいところでしょうし、
外務省も一定の成果はあがったということにしてしまいそうな
気もしますが、拉致された人々のことは何も分かっていません。
これで前進とするのはまずいと思います。

いわゆる日本人妻というのは、自らの意志で北朝鮮に渡った女性達
ですよねぇ。強制的に連れ去られた人々とはわけが違います。
北朝鮮の狙いが、拉致問題をネタに日本から物資や資金援助をできる
限り長く引き出すためであろうことは、ちょっと考えれば分かります。
日本の外務省にこういう国相手に駆け引きができるか。それが一番の
問題でしょうか。(してもらわなくては困るのですけど…)
 
 

また連日大きく取り上げられている、日本ハムの牛肉産地偽装の問題
で、日ハムの社長が辞任しましたね。業界最大手の企業の不祥事です。
BSEの時のように消費が落ち込むまではいたっていないのかもしれ
ませんが、今後対応を間違えると、場合によっては雪印食品の二の舞い
ということにもなりかねませんよねぇ。

卵が先か鶏が先か…。長引く不景気のせいでこういう事件が起きるのか、
事件が起きるからさらに不景気が長引くのか。両方でしょうか。
日本全体のシステムが新しい時代に合わずにほころんできています。
新しい時代に向けて変わろうとする勢力に、そのままでいたい既得権
を持った勢力が激しく抵抗しているのが現状でしょうか。なかなか
膿が出切りませんねぇ。

とにかく今、大きな変化が起きつつあります。変化をモノにする側に
なりたいのか、それとも取り残される側にいたいのか。それを選択する
のは各々の自己責任ということになります。どのようにしていったら
よいのか。そのヒントは社会のあちこちにゴロゴロしているのでは
ないでしょうか。



物騒な事件が増えていますが… 2002年08月22日(

 

日朝赤十字会談が行われていますね。北朝鮮側は戦後に夫に伴って
北朝鮮に渡ったまま連絡の取れなくなっていた日本人(いわゆる
日本人妻)の行方不明者6人の安否を明らかにしたようですが…。

北朝鮮としてはこれで誠意を示した、としたいところでしょうし、
外務省も一定の成果はあがったということにしてしまいそうな
気もしますが、拉致された人々のことは何も分かっていません。
これで前進とするのはまずいと思います。

いわゆる日本人妻というのは、自らの意志で北朝鮮に渡った女性達
ですよねぇ。強制的に連れ去られた人々とはわけが違います。
北朝鮮の狙いが、拉致問題をネタに日本から物資や資金援助をできる
限り長く引き出すためであろうことは、ちょっと考えれば分かります。
日本の外務省にこういう国相手に駆け引きができるか。それが一番の
問題でしょうか。(してもらわなくては困るのですけど…)
 
 

また連日大きく取り上げられている、日本ハムの牛肉産地偽装の問題
で、日ハムの社長が辞任しましたね。業界最大手の企業の不祥事です。
BSEの時のように消費が落ち込むまではいたっていないのかもしれ
ませんが、今後対応を間違えると、場合によっては雪印食品の二の舞い
ということにもなりかねませんよねぇ。

卵が先か鶏が先か…。長引く不景気のせいでこういう事件が起きるのか、
事件が起きるからさらに不景気が長引くのか。両方でしょうか。
日本全体のシステムが新しい時代に合わずにほころんできています。
新しい時代に向けて変わろうとする勢力に、そのままでいたい既得権
を持った勢力が激しく抵抗しているのが現状でしょうか。なかなか
膿が出切りませんねぇ。

とにかく今、大きな変化が起きつつあります。変化をモノにする側に
なりたいのか、それとも取り残される側にいたいのか。それを選択する
のは各々の自己責任ということになります。どのようにしていったら
よいのか。そのヒントは社会のあちこちにゴロゴロしているのでは
ないでしょうか。



なかなか合理的にいきませんね 2002年08月24日(

 
忘れたころにまた、神奈川県でBSEにかかった牛が発見され
ました。さすがに最初のころと比べてその衝撃は大きくなかった
ようですが…。結局、牛肉の産地偽装事件が起きる大きなきかっけに
なったのは、農水省の牛肉買い取り制度ですよねぇ。

日ハムの事件では一応、会社の方としてはけじめをつけた形に
なりましたが、消費者が納得いくような形にはなっていない
ようです。店によっては店頭に並べはじめたところもあるようです。
お店の言い分は「お客の要請だから」というものですが、実際は
日ハム側からの要請という話も聞こえてきます。(後々、有利に
取引きを進めたいというお店側の思惑もあるのかもしれませんが…)

こういう混乱を引き起こした原因は、消費者を守ることよりも、
企業救済を重視した制度をつくった農水省にもあると思います。
もちろん制度を悪用しようとした会社側の責任もありますが、
制度を運用する時は、性善説ではなくて性悪説でいくべきですねぇ。
悲しい事ですが、必ず悪用する人はでてくるようですし。

本当は消費者の不安を取り除くためには、BSEの原因となった
飼料がいつごろ生産されたモノなのかははっきりしてわけですから、
イギリスのように対象になった牛を買い取るなどすれば済むわけです。
いちいち全頭検査して、陽性反応が出るたびに大騒ぎしているのでは、
その方が費用もかかりますし、消費者や景気への影響も大きいと
思いますね。

こういう制度を考えだした人の責任は全然問われていませんよねぇ。
もっと合理的に考え動く事のできる国へと、早く生まれ変わって
いかないといけませんねぇ。


規模相応に生まれ代わりを 2002年08月26日(

 
さすがに世間の批判に対してまずいと判断したのか、日ハムの会長
と副社長の名誉職就任を取り止め、一切の役職から退かせることを
決定したようです。武部農水大臣からも批判があったため、さすがに
堪えたということでしょうか。(でもやっぱり、農水省の責任は
問われないのですねぇ…)

これで消費者の信頼は回復できるのか。日本人は忘れるのは早い
ですが、この件に関してはどうでしょうか。近所のスーパーに
立ち寄ったところ、すでに日ハム製品が山積みになっていました。
しばらく興味をもって売れ行きを眺めてしまいそうです。

日ハムは今回のニュースを見ていても分かったのですが、同族経営
の会社ですよねぇ。手元の資料によると従業員数は三千人あまり。
やはり業界最大手の人数という感じです。(系列会社を含めると、
もっと大規模になりますね)

今回の事件は同族会社の弱味が出たのでしょうか?
同族会社という点をマスコミは悪い事、弱点のように報道していま
したが、同族会社が必ずしも悪いとはいえないですよねぇ。むしろ
情報伝達が早くいくということで、従業員数30〜100人くらいの
規模の企業では有効に動けると聞きました。問題は業界大手になって
も同じ体制をとっていたということで、組織運営とかチェック体制
とか商売の基本とか…そういったモノがなおざりにされてしまった
ところかもしれません。

組織は規模に合わせてやり方を変えていかなくては、成り立たない
ようです。とくに規模が大きくなってくると、一番の基本「商売」
という視点がおろそかになってくる傾向があるといいます。
今回の事件も、「お客」よりも「会社」を重視した結果かと思いました。
雪印の事件に日ハムの首脳部は学べなかったのですねぇ…。
 
 


自分の可能性を広げる 2002年08月28日(

 
ここのところ、枠にはまった自分というのか、枠にはまった物の
考え方をしてしまっていた自分を実感しています。人の人生を
決めるのはその人のもっている考え方や言葉ですから、そういう
自己限定してしまうような考え方をしたり、言葉を発したりして
きたため、自分の可能性そのものを狭めてしまっていたのかも
しれないと反省している今日この頃です。

こういう自分になってしまった大きな原因は、学校教育にあると
思い当たりました。学校教育は必要なものであり大切なものでも
ありますが、現行のシステムには問題があります。高度情報化
時代をむかえるこれからの社会ではなおさらかも。

現行の学校教育では、一つの問題に一つの正解。それ以外の答えは
間違いで、間違いや失敗をした場合、注意されたり怒られたり
してしまいます。こうなると失敗を恐れる型にはまった人間が
量産されていくことになりますよねぇ。
(自分がまさにその状態だったのを実感したわけです(^^ゞ)

高度成長時代にはそういう人間が多く必要とされていたのかも
しれませんが、これからの社会は違ってくると思われます。
間違いを恐れず、新しいことにどんどんチャレンジし、創造性を
発揮できる人間…。そういう人物こそが成功していくことに
なるのではと思ったわけです。

学校では基礎はしっかり教えなくてはいけませんが、同時に
子供達の創造性をのばす教育技術をもった教師を採用しなくては
いけないでしょう。まぁもっとも、家庭できちんと教えられて
ればそうでもないでしょうか…。



アメリカの動き、北朝鮮の動き 2002年08月31日(

 
ここに来て、政界のというよりは小泉総理の動きがクローズアップ
されていますね。まずアメリカ。イラクに対して本格的な軍事行動
に出そうな気配。(選挙対策でしょうか?)それに対し日本も金銭
面での支援ばかりでなく、人的支援(まぁ要するに軍事支援)を
要請されています。ここできちんとしなければ日米同盟の存在意義
が問われることになりますし、かといって何でもアメリカの言いなり
というのも問題ですし…。さてどうするか。

そして北朝鮮への訪問。9月17日に小泉総理自ら乗り込んで行って
金総書記と対談すると30日に電撃発表でしたね。うーん、いつの間
にこんな話が進んでいたのでしょう。北朝鮮も大分焦っているようですね。
アメリカのイラクへの軍事行動も近くあるかもしれないわけで、
イラクと同様、悪の枢軸国と名指しされましたし、このまま勢いづけば
次は自分の番かもしれませんしね。

しかし、あの食えない国がどうしていきなり対談に応じてきたのか…。
いろいろとテレビや雑誌や新聞などで取りざたされていますし、
また小泉総理自身のコメントなんかもあるかもしれないですし、
ちょっと注意深く見ていないといけませんねぇ。
 
 



 
 

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