次世代低公害車の発売 2002年07月02日(
 
 

成功に終わったと言えるであろうW杯日韓共催。韓国では凱旋パレードも
行われたりしているようですね。両国にとっていい雰囲気のまま終わりを
迎えるかと思われた矢先、水を刺すかのような北朝鮮と韓国の軍事衝突が
起きてしまい、さすがに日韓首脳会談も重苦しい雰囲気もただよっていた
とか。厳しい現実がとくに韓国政府に突き付けられました。まぁそれこそ
が北朝鮮の目的だったのでしょうけど。これをきっかけに韓国の太陽政策
にも変化がみられるのでしょうか。

一方すぐ近くで、着々と軍備増強を進めている国もあります。
中国の人民解放軍がロシアから新鋭潜水艦8隻を購入したとか。こちらは
台湾海峡の海上封鎖が目的というのがアメリカ側の意見のようです。
こちらも日本のすぐ近くのことです。いざことが起きれば無関係というわけ
にはいきませんよねぇ。

いろいろときな臭い極東地域です。せめて普通の国なみの備え(法的にも
実務的にも)を日本政府も真剣に考えて欲しいと思います。
 
 

全然話は変わりますが…
トヨタが次世代低公害車の『燃料電池車』の販売を今年末には始めるとか。
ガソリン車と違って、水素を燃料とするこのエンジンでは、排出されるのは
水だけなのだとか。まだまだ車のコストや水素スタンドのインフラの整備
などの問題があるため、実際に普及するのは平成22年くらいになるようです。

販売を早めたのは、気候変動枠組み条約・京都議定書を各国が批准しはじめた
からということです。日本も二酸化炭素削減に取り組まなくてはならなく
なったことが一つ。そして、次世代車では日本の規格を世界標準にしたいと
いう政府と企業の思惑が一致したからのようですね。開発に費用がかかって
も、世界シェアを大きく握れればペイしますし。
(まだ高いので、政府が中心となって買い入れることになるのでしょうか)

世界が知りたがっているのは、日本という国がどういう方向を目指している
のかということではないかと思います。こういう製品などもその一つでは
ないでしょうか。日本の高い技術力が、地球の環境保全に大いに貢献する…
素晴らしいことですね。こういうところは官・民がどんどん手を組んで
いっていければ良いですよねぇ。日本の弱かったところはそういう部分
ですから。
 


マイナス面よりはプラスの面をみよう! 2002年07月03日(

 
 

株主総会が6月末に集中して行われたようです。同じ日、しかも平日に
行った企業が多いのは相変わらずですが、個人株主向けに週末に企画
したりと少しずつ変化も見られている様子。某食品メーカーなどは、
個人株主を自社製品のユーザーとしても期待しているようで、新製品の
試食会など獲得に懸命になっていました。

大きな変化としては、社外取り締まり役が増えてきたという点でしょうか。
司法関係者、女性が増えてきたのが特徴のようで、今のところ、まだまだ
任命権がCEOにある場合がある会社が多いようですが、様々な業種の企業
の不祥事が続いている中、消費者側からのチェックが働くようになること
を期待しますねぇ。
 
 

新聞の投書を読んで、ふむふむと思ったのですが、映画館でさまざまな
サービスデーが設けられているところがありますが、主夫をしている男性
から「レディースデーは男性差別じゃないか?」という声がありました。
そういえば知り合いもそんなことを言っていたなぁと思い出しました。

うーん、「差別」ってどうとらえるのか難しいですよねぇ。
この男性が現時点で利用できるサービス、将来利用できるであろうサービスも
あるでしょうし、それに関して「逆差別だ!」なんて声をあげることも
しないでしょう。レディースデーにしても企業側の客寄せ企画の一つで、
あくまでも売り上げを増やす戦略でやっているものかと思います。
(男性客が増えるよりは、とくに若い女性客が増えるほうが、映画館の
雰囲気といいますか、イメージが華やかになるのでやっているのかなぁ
と勝手に想像していたり(^^ゞ)

将来、主夫業がもっと一般的になって一大勢力になれば、「主夫デー」
(どうやって認定するのかが難しいけれど…)なんてのもできるやも
しれませんよね。平日の昼間に映画を観る時間的ゆとりのある男性が
増えれば、そういうサービスを企業側も考えるのではないでしょうか。

私もレディースデーを利用することもありますが、やはり友達同士や
カップルなど、複数人で観ている人が多いようです。レディースデー
の女性につられて男性も観に来ているところ、この企画は成功している
かと思います。

マイナス面を観るよりは、逆にどのようにサービスを活用できるかとか、
どのようなサービスを提案できるとか、また逆にこの主夫の男性も、
奥さんを誘って行ってみるとか。(お金の節約にもなるし、ついでに
デートもできる!)いろいろプラスの面を見ることができると、
人生もっともっと面白く、楽しくなるのではないでしょうか?(^^)b
 


BSE騒動その後 2002年07月04日(

 
 

7月4日はアメリカの独立記念日ですが、とりあえず何ごともなく過ぎた
ようですね。よかったよかった。(^^)
 

BSE関連の国の牛肉買い取り制度を悪用した産地の偽装が発覚し、
それを行った企業が解散に追い込まれるケースが何件か起こって
います。消費者の生命や健康の安全を軽視したツケはかなり重かった
ということですねぇ。BSE騒動の時には他の関連会社も影響を
受けたわけですが、その逆境を乗り越えたところも多いわけです
から当然と言えば当然かも。

悪用した企業が悪いのは言うまでもありませんが、このように
ごまかしがしやすい制度を導入した農水省の責任も問われるべき
かと思います。結局は消費者よりも生産者、業者よりの政策を
採ってしまったのが原因なのでしょうが、食品の原材料を生産する
ところまでが農水省の担当だから、こちらも当然と言えば当然か。
省庁改編を行ったわけですが、ほとんどそのまま、丸ごと残って
しまっている農水省には、さらなる変革が必要なのではないで
しょうか。
 

BSEといえば、日本では牛の全頭検査が義務付けられ実施されて
いるわけですが、OIE(国際獣疫事務局)のメンバーでBSE対策
に詳しいハイム博士が来日、これについてコメントされました。
「生後24ヶ月未満の牛を検査しても意味がない。牛肉の安全性
とは無関係」とのこと。
全頭検査を実施しているのは日本しかなく、24ヶ月未満の牛をを
検査しても感染の有無はチェックできないから無意味ということ
です。

制度導入当初から、国内の専門家の間でも同じような声が聞こえて
いましたが、世界的権威からこのように指摘されてしまいました
から、この制度も見直しがせまられるかもしれません。
多額の費用がかかりますし、現場の検査員が場合によっては夜も
徹して検査を行うことになり、かなり負担がかかっています。
その上、自殺者もでていますし…。

感染をさける一番のポイントは、感染部位である脳や脊髄などの
特定危険部位を確実に取りのぞくことですから、改善すべきは
解体作業工程ということになります。とりあえず検査を実施する
ことで消費者の不安を抑えようとしたのでしょうか。

何を目的で政策を実施していくのか。BSEの場合は消費者への
感染を防ぐことが最大の目的となりましょうか。日本政府も
そこら辺をきっちり考えていただきたいと思いますねぇ。
 


大人用ミニカー発売 2002年07月06日(

 
 

7月4日は無事に過ぎたというものの、まだまだ米軍の緊張は
続いていたようで、アフガニスタンで結婚式場を誤爆するという
事件が起きてしまいました。死傷者は100人以上にのぼる様子。
なんでも祝砲の音を勘違いしたとか。ブッシュ大統領はすぐに
カルザイ大統領に謝罪の電話をいれたようですね。とにかく
不幸な出来事です。米軍の方は「誤爆は避けられない」という
コメントを出しているようですし、アフガンの人々の受難は
まだまだ続くということでしょうか…。
 
 

『タカラが新車発売!』
こんな記事をみかけて、「?」とちょっと注意してみてしまいました。
なんせタカラといえば玩具会社。何で自動車なんだろうと目を
惹いてしまったわけです。

内容は、独自開発した電気自動車「Q―CAR」という製品で、
小型の1人乗りのオープンカータイプで、11月に100万円程度で発売する
とのこと。自動車販売会社や家電量販店などで流通させる計画だそうです。
最高速度は50キロ。家庭用の電源で約8時間充電すれば、時速30キロなら
約80キロの走行が可能。運転には普通免許が必要とのことですが、
車検はいらないようです。

免許が必要なので子供向け、というわけにはいきませんが、小回りが
効きしかもそれなりのスピードを出せる車のようですので、高齢者
が増えつつをある日本の社会です。バスや電車で出かけるのがおっくう
になりがちのお年寄りを中心に売れるようになるかも。荷物を乗せる
スペースを上手く確保できれば、女性にも受けるかも。(^^)

今はそれぞれの企業が、その会社を有名にした分野以外でも、生き残りを
かけてどんどんトライしてきますねぇ。高齢化社会到来が避けられない
ものならば、その状況をうまく活用するような戦略を練った企業が、
将来伸びていくのかも。見てる方も楽しみですねぇ。
 


景気は底を打ったのか…な? 2002年07月07日(

 

W杯の大きな話題の一つに、イングランドのベッカム選手のモヒカン頭
ありましたよねぇ。街を歩いていると、たまにそういう頭の男性を
見かけます。(あえて顔は見ないようにしてますが…(^^ゞ)
とはいうものの、当のベッカム選手はすでに新しいヘアスタイルになって
いるようで、「ウルフカット」というものになっているとか。
まぁ、モデルも出来そうな御仁ですから、何やっても似合いますねぇ。
日本で流行ることはないか…な?
 
 

日本はホントに不景気だったのか。街を歩いているとそう感じることが
よくありました。海外旅行者は多いし、ブランド物の売れ行きは良いし、
お店に依りますがバーゲン会場には人だかり、人気レストランには
行列ができていますし。

この日銀座に行く機会がありましたので、ついでにプランタンにも足を運んで
みましたが、セール期間だったこともあるのでしょうが、店内は若い女性
を中心にかなり込み合っていました。でも雰囲気が少し前と違った感じも
受けましたねぇ。日本人も長引く不況が底を打ったのを感じているのかも
しれません。なんとなく華やいだ印象を受けました。(^^)

売れる物は極端に売れて、売れないものは全然売れない…。そんな状況
なのかもしれませんねぇ。高度成長期と違って物を作れば売れる時代は
日本では完全に終わってしまったようです。消費不況と言われていますが、
市場のニーズを少し早めに適格にとらえ、サービスや形にした人物や
企業が、これから勝ちをおさめて行くのでしょう。(そしてそのサービスや
製品の寿命はかなり短くなると思われます)

チャレンジ精神旺盛な人にとっては、大チャンスの時代に突入しつつある
ようです。自分でそういう事業を起こすのが難しい人は、そういう人を
見つけてくっついているのも手かも。(^^)b
 


ウォーレン・バフェット氏、動く 2002年07月08日(

 

いよいよ小泉改革も正念場、でしょうか。日本の長い慣習を改めるのは
なかなか大変な作業のようです。政治は妥協の産物…とはいいますが、
現状維持派、つまり現在既得権を持っている人々の抵抗はかなり激しい
様子。とはいうものの、すでに時代は大きく動きつつあります。この流れを
止める事はできないでしょうねぇ。

小泉首相がとくにこだわっているのが郵政改革なわけですが、ここは
ホント、さまざまな人々の思惑のからみあった複雑な世界のようで、
一挙に改革することは難しいかもしれません。ですが、とにかく変わり
始めました。最初の一矢を打ち込んだのが小泉首相ということに
なりそうです。さてどうなるか。近いうちに解散、総選挙があるので
しょうか?
 
 

バフェット氏動く。
アメリカの投資会社バークシャー・ハザウェイが、新興通信会社に一億
ドル(118億円)を投資することになったという記事を読みました。
ウォーレン・バフェット氏といえば、私でも名前を知っているアメリカ
でも屈指の投資家です。その人の動きは世界中の投資家が注目し、
その人の売買によって株価が左右されるといわれている人ですよねぇ。

コカコーラなどの大株主として知られるバフェット氏ですが、その投資
手法はオーソドックスで、いままで流行りのハイテク関連など、ニューエコ
ノミー企業といわれるところには手を出さないことでも有名だったと
思います。この人が動いたということは、アメリカの通信業界で、何か
新しい動きがあるということでしょうか?

ここのところ低迷ぎみのアメリカの株式市場ですが、これを受けて
アメリカの通信会社や関連会社などが見直されるかもしれません。
大きな動きがありそうですねぇ。長谷川慶太郎さんなどは、最近の
日本市場は必ずしもアメリカ市場に連動しなくなってきたと述べていまし
たが、さてさて、どういう動きがでてくるでしょう。ちょっと見物かも。
 



 

デフレ時代はまだまだ続きそう 2002年07月10日(

 

台風6号、日本列島に上陸。岐阜県などでは浸水の被害がでているよう
ですねぇ。交通機関も麻痺ぎみで、新大阪朝6時台の新幹線が夜に12
時間もかけて到着したりしていました。梅雨前線の影響もあって大雨に
なってしまいました。毎回思いますが、自然の力はあなどれませんよねぇ。
 
 

今年の1月いっぱいで平日半額サービスをやめたマクドナルドでしたが、
再び、しかもさらなる値下げサービスを始めるようですねぇ。

藤田田会長が、「デフレ時代は終わった」と判断したことから打ち切ら
れた平日半額セールでしたが、売り上げは20%近く減少し。来客数も
減少。どうやら、その見通しが間違っていたと改めて判断し、今度は
ハンバーガー1個59円と、過去最低価格で勝負にでるようです。

同時にチーズバーガーを79円、フランクバーガーを75円に下げ、
しかも今度は平日のみならず固定価格とするようです。ただ単に
同じサービスを実施すれば、顧客から「それ見た事か」と言われて
しまいそうですが、さらに強力なサービスとして繰り出してくる
ところはさすがかも。

デフレの時代はなかなか終わらないといいますか、とくに先進国では
長期間続きそうですね。不景気で大変な反面、消費者はデフレによって
物価がさがり楽になるという体験をしてしまいました。そうなると
簡単に商品の値上げは出来ないでしょうねぇ。

またインフレの時代がくるか、といえば20世紀のように戦争が
世界中でおきれば、莫大な資源が消費されますから、再びインフレに
突入するでしょうが、東西の冷戦が終了した今となってはそれは
考えにくいし、そうなって欲しくもありません。個人も企業も国も、
「デフレ」を念頭においた行動をとることが求められることになります。



台風6号と粉飾決算とメール便 2002年07月11日(

 
台風6号はさらに北上、日本列島にかなりの被害を及ぼしました。
なかでも大雨の影響が大きかったようですねぇ。避難した方も
かなりいるようですし、亡くなった方もいる様子。たかが台風、
されど台風といった感じで、自然はあなどれません。それにしても
なんで台風が来ている時に、川の中州などに出かけるのでしょうか。
「自分だけは大丈夫」と油断してしまうのでしょうか?
 
 

アメリカの経済界はなかなか大変です。粉飾決済が問題になる中、
ワールドコム社が大手証券会社ソロモン・スミス・バーニーと
癒着して、同社幹部がIPO(株式公開)前のハイテク企業の株を
優先的に割り当ててもらっていたという疑惑が浮上。これを受けて
アメリカの株式市場もかなり値を下げているし、つられて日本の
市場も値をさげてしまっています。ここできちんとケリをつけて
いただかないと大変なことになりますので、ブッシュ大統領、
頼みますよぉ。
 
 

郵便事業へ参入するか否か、その動向が注目されるヤマト運輸
ですが、この日報道陣に「クロネコメール便」の自動仕分け機
を公開したとのこと。郵便局と違って定形用ではなくて、ハガキ
大からB4サイズまで同時処理オッケーの優れもの。1時間に
3万通を最大600の方面に仕分けられるとか。

テレビなどの討論番組で、いわゆる郵政族議員が民間の参入に
否定的なのは、「過疎地が切り捨てられる」とか「全国一率
サービスができなくなる」といった理由のようですね。それに
対してヤマト運輸の小倉さんは「同じサービスを全国に提供
できなければ、商売がなりたたない」と反論。あくまでも
規制でがんじがらめにしようとする国と、宅配便の時のように
対決していく構えなのでしょうか?

古びたシステムを守ろうとする勢力と、新しいものを作ろうとする
勢力の争い、といった感じでしょうか。どちらが頼りになり信用
できるか…近いうちに結果がでるかとは思いますね。



厚労省の姿勢、国民の姿勢 2002年07月13日(

 
食品の添加物がいろいろと問題になっていますよねぇ。なるべく
天然の食材を使用しようという厚労省の姿勢は悪くはなかったと
思いますが、結局、事なかれ主義になってしまったのはいただけ
ません。

海外では認可されているけれど、日本で使用を禁止されている
添加物とか、残留農薬とか…何年も前から業界側から注意を喚起
されていたにもかかわらず、たとえば食塩から検出されたフェロ
シアン化合物に関しては、「国内ではいってくるのは、ルールを
知らない小さな商社が原因で、まともな商社は輸入しないだろう」
という理由で、何も対策をとろうとしなかったとか。

厚労省の腰が重いのはこれに始まったことではなくて、薬害エイズ
などいろいろとありますよねぇ。今までは「まぁ、大丈夫だろう」
で済んでいたのでしょうが、世の中は変わりました。慌てたの
でしょうか、海外で安全性が確認されている25品目の添加物の
認可を検討し始めました。うーん、今までの姿勢はなんだったの
でしょう。

天然の素材を使用する…理念としては立派なことです。ですが、
実際に天然物を利用するには手間もかかるし、お金もかかります。
国内で純粋に農業で生計を立てている人も少ないでしょう。
これに関しては、企業の農業経営を認めれば解決するかもしれませんね。
もっとも、国内の農家を保護するという名目でなかなか認められない
でしょうけど。

まぁ日本人が、今のような食生活を続けていこうと思ったら、
天然ばかりにこだわってはいられないですよね。何を選択するか。
どういう生活を望むのか。それによって採られるべき政策も変わって
いかないといけないのではないでしょうか。



米中の駆け引き、朗読の必要性 2002年07月14日(

 
先週、日本列島につめ痕を残した台風ですが、また次の台風が
縦断しそうな勢いですねぇ。すでに沖縄を通過したということ
ですが…。梅雨前線とあいまって今まで被害がでたことがない
地域にも影響がでているようです。油断禁物、災害は備えが
ないところに襲ってくるようですから、御用心です。
 
 

アメリカ国防省の年次白書が発表されました。その内容は、中国
の軍拡を警戒するものでしたが、それに対して中国政府が反発して
いる様子。「中国は平和を愛する国家で、専守防衛の国防政策を
実行しており、軍拡競争には加わっていない」ということでした。
うーん、という感じです。アメリカ国防省の発表だと、中国の
軍事費は公表の3倍とのこと。台湾問題や日米に対抗するために
軍備を着々と増強しているとか。

こういうのも一種の駆け引きでしょうし、それぞれの軍の思惑も
あるかもしれませんが…。政府の嘘をあばく機会があるのは、
どちらかといえばアメリカの方でしょうねぇ。日本も無関係と
いうわけにはいきませんね。
 
 

最近書店によると、「声に出して読みたい日本語」という題名の
本が平積みされていますね。この作者の斉藤孝さんが、テレビに
出演されていろいろ語られていました。(たまたま出演していた
石原都知事とご一緒してましたね)

教育については、いろいろな場所で、様々な人々が問題にして
いますが、この方は子供たちに「名文を朗読すること」の大切さ
を教えて回っているとか。ひと昔前なら当たり前のように行われて
いた朗読。授業時間も減り、薄くて簡単な内容の教科書を使うよう
になった現在では、子供たちに朗読をさせる機会も減って当然か。

子供達に丹田呼吸法と自然体というものを、教えている様子が
放映されていました。これによって大きな声で本が読めるようにに
なるようです。声を出して読む事で、目でみるだけでなくて
耳からもその文章が入ってくることになり、自分の中に強くイン
プットされることにもなりますねぇ。

斉藤さんは子供達に、物事をまねて盗む力(昔の職人さんのイメージ)
をつけたり、海外でも見劣りしないような、はっきり自分の考えを
述べる力をつけたいとも述べておられましたか。なんでも今の子供
たちには、口の中だけでもごもご話す喋り方が、軽い感じでうけている
のだとか。確かに、はっきりと自分の考えを語る方が主流の国際社会では
不利になってしまいます。

世の中にはいろいろな方がいますねぇ。まだこの本を読んで
いなかったのですが、目を通してみる必要がありそうです。(^^)



長野県の騒ぎに思う 2002年07月16日(

 
国政でも地方でも、政界は様々な人が辞めさせられています
ねぇ。長野県知事の田中康夫氏は前例のない、「失職」という
形になりました。次回の選挙への出馬意欲は満々のようですね。
対立候補が出てくるのは難しい状況かもしれません。とはいえ、
田中知事が再選して何かなしとげられるのか…。長野県民は
どういう判断をくだすのでしょうか。

なんか書いているうちに、東京都の一代前の青島幸男氏のこと
を思い出してしまいました。
公約を守って、準備の進んでいた都市博覧会を中止にしたまでは
良かったのですが、結局、跡地利用のまともな代替案もなかった
ため、あとは鳴かず飛ばずといった感じでしたでしょうか。

政治家としての経験がそれなりにあった青島氏でさえこの有り様
ですから、かけひきや説得術などのスキルのなさそうな田中さん
の場合はなおさら大変だったのかもしれません。何かやろうにも
ブレーンも友人もいないわけですし。(その点、石原都知事は
顔が広そうですから実行力がありそうです)

かといって長野県議会の方も、なにか決めてにかけますしねぇ。
マスコミを味方につける努力がたりないように感じます。日経
あたりでしたでしょうか、悪役顔した老議員は引っ込んで、
イメージを良くするために若手議員をマスコミ対策に活用すべき
ではないか。そんな意見でしたでしょうか。テレビ中継される
涼やかな顔をして出ている田中さんと、しかめっつらしたり、
タバコをぷかーっとふかしているような議員さんたち…どちらが
県民に良い印象を与えるか。いうまでもないと思います。

県民や国民に受ける事だけを狙った政治は困りものですが、
実際に何かをやりとげようとした場合には、あらゆる手を使って
実現させていく必要があるのではないでしょうか。きれいごと
ばかり言っていられないかもしれません。時には妥協も必要かも
しれません。

そして有権者がその結果を評価する機会が、「選挙」ということ
になります。今の長野県の状況は長野県民が選択した結果という
ことになります。投票しなかった人も文句はいえませんよね。
「好きにしてください」
と意思表示したためなのですから。



問題を解決する 2002年07月17日(

 
ここのところ、いろいろな本を読み返したり、人の話を聞いて
いて目についたり、耳に残るフレーズに「問題を解決する」
というものがあります。最初に本を読んだ当時は、「ふーん」
という感じであまりピンとこなかったのですが、改めて
読み返してみると、その言葉の意味がだんだん分かってきたように
思いました。

世の中の成功者といわれる人々がやってきたことというのは、
「多くの人々が困っている問題を解決する」ということだった
のだなぁと、しみじみ感じたわけです。例えば松下幸之助氏。
良い家電製品を安く、大量に提供することで、日本人の生活を
豊かにしようという。人々を単純でしかも重労働な日常の作業
から解放し、より精神的で高度な生活を送ることを可能に
したわけです。

「ニーズを満たす」と言い換えてもいいのかもしれませんが、
この対象になる人数が多ければ多いほど、成功し裕福になれる
ようです。これはどの人にもあてはまることで、どの人も仕事
をする目的は「問題を解決すること」になるのではないでしょ
うか。このことを考える時間が長い人ほど成功していくのかも
しれません。

ただ単に時間が過ぎるのをまち、一日の楽しみはお昼時、給料日
が来るのをいつも心待ちにし、もらった給料の額の少なさに不満
をもらす…そのような日々を送っている方々も結構いるのでは
ないでしょうか? 自分の周りの問題を発見し、それを解決する。
挑戦しがいがあると思いますよぉ。(^^)



禁煙への取り組み 2002年07月18日(

 
とある会社で社員の禁煙運動に取り組んでいることが、新聞や
ニュースでとりあげられていました。禁煙宣言をした社員
(既婚者対象)の名前のリストをメールで全社に流します。
その社員には3万円がプレゼントされるのですが、そのかわり、
周囲の人(家族も含む)に監視され、もし破った場合は倍の
6万円のペナルティーとなって、それを密告(言葉が悪いなぁ…)
した人には1万円の賞金が出る仕組みになっているとか。

まぁ、ユニークな取り組みであることは確かかと思いますが、
精神面、肉体面の両方から解決を測らないと、上手くいかない
のが「禁煙」なのではないでしょうか。

私自身はタバコを吸わないのでわからないのですが、喫煙者は
「タバコを吸うとすっきりする」といいます。でも実際に
タバコを吸った前後で、計算問題や箸での豆つまみに挑戦させる
と、タバコを吸ったあとの方が成績が落ちるという調査結果も
あるようです。実際に身体の中で何が起こっているかといえば、
人間の活動を活発にする脳内物質の代わりをニコチンが務めて
いるだけの話なので、血液中のニコチンの濃度が下がれば、
「ニコチンくれ〜」と身体が要求してしまい、タバコを口にする
ことになります。そしてもし吸えなければイライラがたまると
いうわけです。(身体本来の機能も低下してしまってるとか…)

禁煙への取り組みの成功例を聞いてみると、同じような取り組み
をしている仲間とか、周囲の人々の応援とか、医者のカウンセリング
やサポートも大切でしょうか。暗示療法にとりくんで上手くく
いった例を、テレビで放映していたのを見た記憶があります。

周りの人への影響がなければ、こんなに問題にはならないの
でしょうけど、喫煙者にはマナーの悪い人も目につきます。
火の付いたタバコを手に大手を振って歩く。吸い殻はポイ捨て。
煙りや灰もあたりに飛び散ります。ひどい人になるとパッケージ
やビニールまでそこら辺に落としていきますし…。

嗜好の問題もからむので難しい面もありますが、吸っていても
百害あって一利なしのものかと思いますね。欧米では公的な場所
は禁煙が普通のようですし、要人は喫煙している姿を周囲には
見せないともいいます。(自己コントロールのできない人間と
見られる可能性があるとか)

まぁとにかく難しいのが「禁煙」。確実に禁煙できる方法
が発明されれば、ノーベル賞ものかも。(^^;



アメリカの市場と中国製ダイエット食品 2002年07月20日(

 
アメリカでは大変なことになっていますねぇ。ここのところ
株価を大幅に下げている事が、連日ニュースになっています。
経済を支える大事な指標の一つでありますから、アメリカの
議会はスケープゴートが欲しいのか、証券取引委員会(SEC)
の委員長の辞任を求めたりしているようですが、そんなこと
してみても問題は解決しないと思いますね。

アメリカは世界一借金国でもあるので健全な経済状況とは
いえないかもしれませんが、ここの市場を世界中の国々が
当てにしているともいえます。簡単にどうこうということは
ないと思います。今回の株価下落は、大企業の何年にも渡る
粉飾決算に対しての投資家の失望感、といったところで
しょうか。ブッシュ政権がどのように対応するか、ですよねぇ。
 
 

日本で連日ニュースになっていることに、中国のダイエット
食品による被害の問題がありますね。死亡者も何人かでていま
すし、被害者は120人以上にものぼると厚労省の発表があり
ました。

今回話題になった中国製ダイエット食品ですが、日本で普通には
手に入らないものですので、インターネットを利用した個人輸入
ということでしたね。はっきりいって、こんな得体の知れないもの
をわざわざ輸入して口にしたのですから、子供や若者が被害者なの
かと思いきや、30代〜50代の人がかなり多くいる様子。
「自分の身は自分で守る」という意識が弱すぎるといいますか、
不用心すぎます。

ネット社会の恐さの一つなのかもしれません。家にいながら
クリック一つで世界中のあちこちのサイトに飛べてしまうこの
便利さ。匿名でもホントのところは分かりませんよねぇ。事実上
ノーチェック状態ともいえます。

ネット社会とのつき合い方はこれから模索されていくのでしょうが、
結局、最後は自分自身、自己責任ということになっていくのでしょう。
カモにされやすいと思う人は、一度立ち止まって、周囲の人に相談
してみる方がよさそうです。



日本の税制のあり方 2002年07月21日(

 
梅雨明けしました。日本全国猛暑に見舞われていますねぇ。
ちょうど子供達も夏休みに突入して、海を中心に人が繰り出して
いるようですが、こういう時は水の事故のニュースも増えます。
やっぱり油断大敵なのでしょうか。「自分だけは大丈夫」という
甘い考えは捨てた方が良さそうです。個人の場合も、備えが甘い
ところに災害がふりかかってきそうですしね。
 
 

なかなか進まないように感じる日本の金融・税制改革ですが、
それでもだんだん形ができてきたようです。
 

今の若い世代が、国からの年金をあてにすることは不可能になって
きましたが、それに変わる確定拠出型年金を普及させるための
優遇税制拡充の要望を、厚労省が出しているとのこと。これから
の日本もアメリカのように、『自己責任』がキーワードの時代に
確実に突入していくようです。お金に関する教育が大切になって
きますねぇ。学校教育にはこのカリキュラムはありませんから、
家庭でしっかり行うか、自分で自分を教育するか。いずれかと
いうことでしょうか。
 

アメリカでベンチャーの起業が盛んに行われている一方、日本で
あまりみられない原因の一つに、会社設立時の最低資本金規制度
があります。株式会社で1000万円、有限会社で300万円以上、起業
するには必要で、担保主義というある意味安易な融資方法にたよって
きた日本の銀行は、ベンチャーへの融資はほとんどしない様子。
これによりアイデアはあっても資金がない日本人が国内で起業する
ことが難しくなっています。政府はこの制度を年内にも事実上撤廃
することを決めたようです。(まぁ設立後5年以内、という条件の
ようですけど)

竹村健一さんが、口をすっぱくしてテレビなどで言い続けてきた
ことが、やっと実現しますねぇ。お金が動きやすくなれば経済も
動きます。アイデアがあって、やる気のある若者がどんどん活躍
できる時代に突入してきそうです。まぁそれにともなって失敗も
増えるでしょうが、失敗は成功の母。そういうチャレンジ精神の
持ち主を尊ぶ世の中になっていって欲しいものです。
 

年金にもからんでくるのでしょうが…政府税調は、妻が専業主婦
の世帯の税負担をより軽減する所得税の配偶者特別控除の縮小を
検討する意向を示したとの記事を読みました。これからはさまざまな
控除というものをなくしていく方向になるのでしょうか。
税制はシンプルなモノがいいです。そうすれば国民が簡単に確定申告
できるようになり、納税する事で国のことを真剣に考えるように、
なるでしょうから。

税金は軽くなるし、年金のための支払いはする必要なし…ということが
通用しなくなってきた。ない袖は振れなくなってきたということ
でしょうか。とくに小さなお子さんがいる家庭では、母親が家に
いることができるのが理想ですよねぇ。
子育て支援政策なのでしょう、産休が3年間くらい取れるように
なりましたが、普通の職場では他の人への負担がかなり大きいです。
私の周囲もベビーブームなのか、次々と子供が生まれていますが、
基本的にめでたい反面、正直きついです。その人がいない穴を補充
なしでうめなくてはいけないわけですし。女性も働く形態を真剣に
考えていく必要がありそうです。



高速道路の赤字と銀行の融資のあり方 2002年07月22日(

 
高速道路の40路線中27路線で、累積赤字になっているという発表が
日本道路公団からなされました。東名高速道路などは既に償還を終え、建設
総費用の二倍近い純益が不採算路線の建設に回っていて、黒字路線で
赤字路線を賄う形になっているとのこと。建設費用は財政投融資からも
借り入れしているわけで、27路線で赤字は3兆円に達しているとか。
聞いてはいましたが、郵便貯金のうちの半分がすでに回収不可能である
という話は本当なのかも。改革が必要な分野であることは、間違いが
なさそうです。
 
 

担保主義でベンチャーにはなかなかお金を貸さない、銀行の融資の仕方
に問題があると昨日書きましたが、これに関して新しい動きも見られる
ようです。

日本政策投資銀行が、情報技術(IT)などを使った事業の仕組みを
独占的に利用できる「ビジネスモデル特許」を担保に、ベンチャー企業
向けの協調融資を実行したとの記事を読みました。こういう銀行がある
のは全然知りませんでした。今までも他の知的財産権を担保にした
ことがあるようですね。銀行がこういうものに融資する場合、銀行の
融資担当者にはそのビジネスの将来性を判断する目が必要になってきます。

日本の銀行の足を引っ張っている原因に、この土地を中心とした「担保
主義」があるわけです。右肩上がりの経済のときは担保をとっておけば
その物件を売って損失分をすぐにカバーすることが可能であったとのこと。
今はこれが不良債権化して経営を圧迫しています。

昔、松下幸之助さんがなじみの銀行に融資を断られた時に、「担保を
とって融資をすることは、素人でもできることだ。プロなら担保なしで
貸しなはれ」とせまり融資させたという話を聞いたことがあります。
経営者の腕前と銀行のビジネスチャンスを見抜く目と、どちらも重要に
なってきますよねぇ。

世の中は変わりつつあります。行動力のある人にとってはチャンスが
あちこちに転がっている時代になってきました。成功するのもしないのも
『自己責任』の時代がやってきたのかもしれません。




 

デフレ社会とディスカウントストア 2002年07月23日(

 
東京駅構内のコンビニで起きた店長刺殺事件ですが、犯人が逮捕。
執行猶予中だったため捕まりたくなくて逃げたとのことですが、
殺すつもりではなかったのでしょう、警察に自主してきたようですね。
日本もだんだん安全とはいえなくなってきました。ビジネスをやって
いく場合、従業員の犯罪に対する危機管理教育がはずせなくなって
きてしまうとは…。
 

ここのところディスカウントストアの閉店が相次いでいます。
それなりに名前が通ったお店でしたし、長年利用していたお店なので
ちょっと残念です。この現象をみて不景気の影響というよりは、
社会のデフレ化の影響をもろにくらったような印象を正直受けました。

ディスカウントストアというのは、経済が右肩上がりの時代には
「安さ」が最大の売りになり、お客を引き付けることができたと
思いますが、この頃のように、商品の値段が安いことが当たり前に
なってしまうとそれだけでは無理ですよね。値段が安く、品質が良く、
しかもみんなが使っているもの、がヒット商品や流行るお店の要件
ということになりましょうか。

「みんなが使っている」というのが曲者で、一度あたると大きい
のですが、ユニクロのフリースに見られるように消費者に飽きられる
のも早い。商品の寿命がものすごく短くなっていますよねぇ。まさに
売り手に地獄の世界になってきています。

ずっと勝ち続けるのが難しくなってきましたが、一回ヒットを飛ばせ
ばものすごい儲けが転がり込んでくる時代になりました。若くして
億万長者になる人も日本でも増えてくることでしょう。
こういう社会では常にイノベーションを続ける人物が成功をおさめて
いくことになります。昔のようにお金持ちになるのに、貴族や大富豪
の家に生まれる必要がなくなってきたわけです。どんな人が活躍して
いくのでしょう。楽しみですねぇ。(^^)




 
 

国民にもっともっと語って下さい 2002年07月25日(

 
サラリーマンの医療費負担の割合が、来年にも3割に引き上げられ
そうですよねぇ。1割から2割に引き上げられてから間もないし、
値上げというのは本来嫌なもの。しかもデフレ社会が到来し、物価は
全体的に下がっていますし。

いろいろな方が指摘されていますが、小泉総理は国民に対して言葉が
少なすぎますねぇ。マスコミが報道するに任せておくと、国民が損する
ことばかりニュースにして騒ぎ立てる傾向があると思います。
そうなれば例え国民の負担を減らすような改革も合わせてやっていた
としても、そこら辺は国民の目につくことはありませんから、支持率
とか下がっていってしまいます。

医療費負担率の引き上げは、ない袖は振れない、ということなのでしょう。
お金がないのならば、今までと同様のサービスを提供するためには、
負担する額を増やすしかありません。ですが同時に、無駄な部分を
見直すことも必要なわけで、医療関係者が制度を悪用して利益を出すこと
に対しての規制を強化するとか、また利用者も軽い風邪程度(甘く
みてはいけませんが…)でやたらに病院に通わなくても済むように、
国民への普及啓発を進めるとか。

やっていないのならば仕方がない…というかトンでもないことですが、
自分が進めようとしている改革を、もっともっと国民にアピールして
いって欲しいですよねぇ。日本人はきちんと説明すれば、それを理解し
応援してくれるレベルの高い国民だと思います。例えば石原都知事が
MXTVをフルに活用しているのを見習って、小泉総理にもどんどん
アピールしていただきたいですねぇ。(・・)



年金について知ろう 2002年07月27日(

 
この日、とあるセミナーへ足を運びました。年金制度とライフプラン
についての話でした。内容のせいでしょうか、すでに年金をもらって
いるような人とか、もうすぐ年金をもらう対象になるかならないくらいの
年代の人ばかりで、ちょっと浮いていたかも。とはいえなかなか勉強
になりました。

参加者は公的年金以外にも、いろいろと収入の道を持っているような
感じの方々でしたね。まぁこうやって勉強にくる姿勢を持ち続けて
いるからこそ、ある程度の資産を築き上げてこれたのだと思います。
金持ちはどんどん金持ちになるというのは、ホントのことのようです。

私といえば、このセミナーで話を聞くまでは年金制度について、漠然
としたことしか知りませんでした。基本的な仕組み、受給資格条件、
リタイア後の年金の受け取り方…等々。やっと全体像がつかめた感じ
です。まぁ私達の世代は、もう今の年輩者が受けている余禄の部分は
なくなって、受給も原則65歳から。額も減らされていくのでしょう
ねぇ。こりゃ自分でなんとかせにゃあと実感しました。

とはいえ、払っている以上完全ゼロになることもないでしょうから、
全体像を把握しておいて、もらえるものはもらわないと損です。自分
のライフプランを立てる一助になったことは間違いありません。プロ
の話を聞くのは有効だなぁと思いました。探せばこういうセミナーは
結構あるものです。しかも低額とか無料だったりとか。(^^)b

FPの先生が心配されていたのは、今の若者層が年金に加入しなく
なっていることでした。かといって他に手を打っているわけでもなさ
そうですから、将来困ったことになるのではと。年金をもらうには
基本的に25年以上の加入期間が必要です。実際にもらう年代近くに
なって、加入年月が足りないとかで青い顔をして慌てている人の相談
が増えているということでした。

今まではずっと老後のお金の心配は、国や会社がしてくれていました。
そしてそれが終身雇用制度、そして戦後の日本の経済的成功を支える
原動力となってきたことは確かです。でも時代は変わりました。
やっぱりキーワードは「自己責任」と「自助努力」。自分の人生の
主役には自分である必要があるようです。



『相続税をゼロにせよ!』 2002年07月28日(

 
久方ぶりに本の話題を。(^^)
渡部昇一先生の『相続税をゼロにせよ!』という題名の本です。(講談社)

専門が経済学というわけでもなく、会計士や税理士の資格をお持ち
というわけでもないのに、昔から税金に関しては鋭い目とユニークな
アイデアを展開されています。大学生の頃読んだ『歴史の鉄則』と
いう本もそうでしたが、マルクス主義がはびこり、私有財産を憎む
社会は貧乏になるしかない。衝撃的な話でしたよねぇ。

この本でもズバズバと持論を述べられていまして、所得税は上限
10%、相続税はゼロ、遺言状を有効にし遺留分を廃止。どういった
理由や根拠でこのようなこと主張するのかは、本書を読んでみて
ください。

渡部先生が心配されているのは、個人がお金を使うことを罰し、国が
税金として取り上げて公共事業などに使う事は、国の伝統文化を破壊
し、人を代々住んできた場所から追い出し、家族をバラバラにする
ことにつながりかねないことのようです。

日本が将来栄えて行くためには、懐や才能が豊かな方々に喜んで
住んでもらえる国に変えて行かなくてはいけません。それには
現在の処罰的な税制を、アメリカに先駆けて変えて行く必要がある。
そうも述べられていました。

税制のあり方というのは、その国のあり方、行く末を決めるもの
です。とくにサラリーマンは源泉徴収されているせいもあって
税金について考える事自体が少ないとは思いますが、考えるきっかけ
として、ぜひご一読を(^^)。




 

『女性が元気になる心理学』 2002年07月29日(

 
昨日に引き続き本の話題を。
『女性が元気になる心理学』という題名の本です。
(和田秀樹著、PHP文庫)

和田秀樹さんはもともと勉強法についての著書が多いですが、
精神科医としても優秀な方かと思います。本屋さんで気楽に読める
本を物色していた時に、このタイトルに惹かれて購入してみました。

シゾレフ人間とメランコ人間というユニークな性格分析をされる
のですが、この本にもあちこちに適用されていましたね。具体的に
どういう性格分析なのかは、和田秀樹さんの著書をお読みください
ね。

タイトルは『女性〜』とのことですが、十分男性が読んでも活用
できる本だと思います。女性の社会進出がすすんだ今の社会です
から、仕事上、参考になる項目もいっぱいです。また当然ながら
恋愛に関するページもかなり割かれています。この中で一番
ユニークな話だなぁと思ったのは、「あなたがもてない本当の理由」
というところでしょうか。人がもてるかもてないか、ルックスより
も重要なポイントがある。これが何かについても、本書を参考に
されてくださいませ。(^^)

日々の生活に行き詰まりを感じているのなら、視点をちょっと変える
のに役立つ一冊ではないかと思いました。ぜひご一読を。
 



首都高料金の値上げの是非と民営化委員会の動き 2002年07月30日(

 
朝のニュースで、「首都高速道路の料金の値上げ」が大きく取り上げ
られていました。現行の700円から100円アップの800円との
ことです。王子線といいましたか一部路線の開通にともない、その建設
費用を、プール制つまり他の路線の通行費で徴収しようというものです
よねぇ。うーんという感じです。

そういう仕組みになっているから、というのが首都高速道路公団の言い分
なのでしょうが、実際のところどうなのでしょうか。デフレが進行しつつ
ある社会ですから、建設費も材料費も人件費も安く抑えられるようになって
きているハズです。しかもかなり交通量の多い首都高です。開通してから
今までの収支決算はホント、どうなっているのでしょうねぇ。

今回の報道を受けて、道路関係4公団民営化推進委員会からは、公団に対し
遺憾の意を表明するようです。小泉総理が頑張っていれた猪瀬氏もおられる
ことですし、どうするのが日本の将来にとって、首都圏の将来にとって、
国民の生活にとってより良い道なのか、きっちり検討して示していただきたい
と思います。

道路公団と民営化委員会との対決、という図式なのかも。いろいろと提言が
出される前にやってしまえ、という考えもあるのかもしれません。とにかく
現在の社会状勢に逆行するような料金の値上げです。ホントに必要というの
ならばその根拠となる資料を提出させ、ないというのならばその動きを正して
いくことを民営化委員会には期待しますねぇ。(そして当然、経営の効率化
をはかっていっていただきたいと思います)




 
 

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