再出馬表明とピッキング被害 2002年05月08日(
 
ちょっとお休みをいただきましたが、皆様、いかがお過ごしでした
でしょうか? 帰省ラッシュを避けるつもりで、二日の夜に新幹線
に飛び乗るつもりが残業と相成りまして、三日の早朝に出発。早い
時間にも関わらず、すでに道路も渋滞で電車も満員でした。ホント
民族大移動です。世のお父さんお母さん、お疲れ様でしたー。
 

お休みの間もいろいろなことがあったようですが、また石原都知事が
紙面をにぎわせていますねぇ。来年の4月で今回の任期が満了する
石原都知事ですが、再出馬に意欲を示したということで、マスコミに
大きく取り上げられていますね。「東京都でなくては、できないこと
もある」とのべられたようです。マスコミの方は期待感からか、
まだまだ動きは不透明のように予測といいますか、自分達の希望論
を展開しているようですが…。私としてはきちんと形になるまで、
『東京』という街を変えていっていただきたいので、もっともっと
頑張って欲しいといつも期待していますから、とっても嬉しいかも。
 

安全が売りの日本の社会で、治安の悪化が問題になっていますが、
近頃また首都圏で、ピッキングの被害が相次いでいるようです。
一時期、住民の防犯意識の高まりによって減少したかに見えた
ピッキング犯罪ですが、一時期だけだったようです。中国人犯罪者
グループと日本の暴力団が手を組んでいるケースが多い様です。
物騒な話です。日本人の防犯意識の低さにつけこんだ犯行との
こと。家や事務所に現金や通帳・印鑑を置いてあることが狙われる
原因のようです。やはり貸し金庫を利用するとか、きちんと
セキュリティー対策を行うなどの自衛策は必要なのかも。犯罪者
グループはきちんと情報を仕入れて動いているとか。甘いところは
狙われやすいようです。

都知事ではないですが、ホントに日常生活が脅かされつつあります。
近ごろでは、普通の日本人が知らず知らずのうちに犯罪者グループ
に利用されてしまうケースもあるとか。中国人だけで動くと目立つため、
運転させる目的で犯罪に加担させられてしまったOLの話を聞きました。
本人としては善意のつもりだったのでしょうが、結果として犯罪者に
なってしまったわけです。日本人のお人よしにつけこんだといえる
でしょうか。

お人好しであること自体は悪いことではないですが、周りは必ずしも
そうではないということですね。あまり隙をみせるとつけこまれる
恐れがあります。そういうことを踏まえた上で、賢く他の国の人々と
交流していきたいものですねぇ。
 



治外法権侵犯 2002年05月09日(

 
ニュースで大きく取り上げらていますが、中国の日本総領事館に、
北朝鮮を脱出してきた住民とみられる5人が駆け込もうとし、それを
警備の中国武装警官がこれを阻止したということでした。最初は
5人とも総領事館の外で取り押さえられたと報道されていましたが、
実際はうち2人が総領事館構内に入りながらも、警察官が中まで
追いかけて取り押さえていたことがわかりました。

うーん、ずいぶんと日本もなめられたものです。同じような出来事
がアメリカ総領事館でもあったようですが、この時は武装警察官の
干渉は受けていなかったとのことです。事前に駆け込み情報は
得ていたようで、その証拠に一部報道機関できちんと事件の撮影に
成功しています。

日本政府がどのような対応をするのかと注目していましたが、
日本大使が中国側に抗議、5人の身柄引き渡しを要求したようですね。
阿南惟茂・駐中国日本大使が、中国外務省で外務次官補と会い、
日本総領事館内に許可なく武装警察官が入り、北朝鮮住民と見られる
男女を連行したことについて「明らかな国際条約違反だ」と抗議、
連行した5人の身柄を日本側へ速やかに引き渡すよう改めて申し入れた
とのこと。まずは筋の通った対応でしょうか。

ただこれで終わってしまう可能性も大きいのかも。中国との外交では
腰の引けた政治家や官僚が多いようですし、国民の生命の安全が
脅かされていても、それに対し有効な手を打つことがなんら出来ないで
いる国です。中国側もそういう国を相手にしているのですから、タカを
くくってるのかもしれません。

ここできちんと抗議し、5人の身柄の引き渡しに成功すれば、日本の
国際社会での評価があがるかも。逆にもし言っただけに終わったら…
日本の信用はガタ落ちでしょうか。いろいろな手を打つ必要はあり
そうです。相手が『パワー』信奉するお国柄ならば、アメリカなどの
手を借りて対応した方がよいのかも。

普段からなぁなぁで物事を処理してきていると、相手がこのような
ゴリ押しをしてくるようになってしまう実例でしょうか。とにかく
日本政府にはきちんとした対応をお願いしたいです。



治外法権侵犯その2 2002年05月11日(

 
世界中に衝撃的な映像が流れました。
(残念ながら、日本がとった映像ではないようですけど)

中国の日本総領事館に保護を求めて駆け込んだ、北朝鮮住民と
みられる5人。前回書いた時点では2人だけと思っていましたが、
ニュースの映像で見ると全員が領事館の敷地内に入っていました
よね。門を入った直後に捕まえられて引きずり出された女性や
子供3人と、待合い室まで入ったにも関わらず拉致されてしまった
男性が2人。

一番あぜんとしてしまったのが、総領事館職員の対応でしょうか。
騒ぎに気付いて出てきた外務省の職員は、中国の武装警官を制止
するのでもなく、叱責するのでもなく、近くに落ちていた警官の
帽子を拾う以外なすすべもなく立ちつくしていました。世界中に
日本のふがいなさを知らしめてしまった責任は大きいと思いますね。
これで先の大戦の時みたいに全く責任を問われることがないよう
ならば、外務省は人員を総入れ替えした方がいいかも。

この問題にきちんと対処するのは当然のことですが、それだけ
北朝鮮の一般国民がひどい飢餓状況に置かれて、脱出の機会を
伺っている人々が山のようにいるということを、日本人もきちんと
知っておかないといかないでしょう。そのうち中国ばかりでなく、
日本にも大量に流れ込んでくる可能性があります。その時に
どのように対応するのか。きちんと考えておかなくてはいけない
でしょう。

ことが起きてからでは遅いわけです。今からそういう事態を想定
しておく必要がありますねぇ。



芸術の都へ 2002年05月12日(

 
中国の日本総領事館に保護を求めた5人は、アメリカへの亡命を
希望しているようですね。アメリカ総領事館に逃げ込んだ北朝鮮の
人たちもアメリカへ行きたがっているとか。12日にはさらに
カナダ大使館への駆け込みもあったようで、中国政府も頭が痛い所
でしょう。日本政府も、皆の行き先希望がアメリカだからといって、
やっかいばらいができたとは思わないで、今後次々と起こってくる
であろう事態への対応をきちんとしておく必要があるでしょうか。
 
 

休み明けに書こうと思っていたのですが、ついつい物騒な話題が
中心になってしまって、潤いがなくなってしまいがちです。(^^ゞ

GW中に名古屋市美術館で開催中のモネ展を観に行ってきました。
モネといえば印象派として日本人の間でもファンは多いかと思います
が、中でも有名なのは『睡蓮』のシリーズでしょうか。
かなりの枚数が展示されていまして、50号をこえる作品ばかりの
館内はなかなか見ごたえがありましたね。

今回はじめて知ったのですが、睡蓮シリーズを描くにあたって、
モネは自宅の庭をモチーフにするために大改造していったようです。
ですから晩年になるにしたがって、作品のスケールが大きく、素晴らしく
なっていくのが見物でした。自宅の庭と行っても大邸宅でして、
日本の大きな公園くらいの規模はありそうな庭園ですねぇ。
印象派の画家は、生前から成功を収めた人たちが多そうです。きっと
パトロンもたくさんいたのでしょう。

今回の展示も、個人所有の作品が数多くみられました。
芸術というのはお金持ちの道楽から生まれてくるようです。芸術家達が
経済的、この世的な心配をすることなしに、思いっきり創作活動を
することができるようにバックアップする。そうして生み出された
作品群が後世の人々の心を潤し魅了する…素晴らしいことです。

ところが今の日本の仕組みでは、お金持ちが道楽にお金を使うことに
対してとても懲罰的な社会の仕組みになっているといいますか、
せっかく生前集められたコレクションが、持ち主が亡くなってしまう
ことでバラバラになってしまいがちです。

もっともっと、お金持ちや芸術家が住みやすい国になっていく方が、
日本にとっても得かと思います。文化の都、芸術の都ということで、
世界中から敬意を払われるようになり、人が集まり、さらなる繁栄に
つながるとも思いますしね。(^^)



外務省の体質改善を 2002年05月13日(

 
日本総領事館への亡命事件ですが、日本側の調査結果も川口外相から
発表されましたね。完全に中国の主張を退けるものでした。それに
しても中国の方はさっさとコメントを発表していたのに、日本側は
『慎重』なのはいいにしてもちょっと時間がかかりすぎのような気も。
大した国際問題に発展してしまったのですから、もっと素早い対応を
して欲しいものですね。

日本総領事館の警備用の監視ビデオの調子が不具合だったという話
ですが、日本側の主張をきちんと裏付けるような証拠物件もないのが
きついですよねぇ。支援団体によるあのビデオがあったから、中国の
強弁に一方的に言い包められることなく済んだようにも感じますし。
日本側の言い訳のひとつに、「対応した副領事官は厚生労働省からの
出向者であり、外交の素人であったから」というモノがありましたが、
北朝鮮のとの国境近くの総領事館ですし、そのような情けない言い訳が
通ると思っている外務省の体質こそ問題なのかと思います。

また、この事件直前に北京の日本大使館で阿南大使が会議を開いていた
ようで、大使は不審者が許可なく大使館に侵入するような事態が起きた
場合には「とにかく追い出せ」との趣旨の指示を出したという話も
聞こえてきます。会議は事件発生の約4時間前の8日午前10時から開かれ、
大使は一連の発言の中で人道問題などが生じた場合は「私が責任をとる」
とも述べ、6日の大使館幹部会議でも同様の発言をしたようだとのこと。
うーん、こんなお達しが出ていれば、とくに外交の素人の副領事が
固まって傍観してしまうのも分かるような気も。

外相の更迭なんて意見も野党から出ていますが、この間就任したばかりの
川口外相を首にしても何の問題解決にもならないとは思いますね。
外務省の体質改善こそが急務でしょうか。きちんとした国際外交を
行っていく上で必要なことですね。
 


日本単独最下位へ 2002年05月15日(

 
日本にとってはなかなか厳しい国際評価がなされているということ
でしょうか。

米系格付け会社のムーディーズが、イタリアのユーロ建てと外貨建て
の長期債格付けを「Aa3(ダブルAマイナスに相当)」から
「Aa2(ダブルA)」に一段階引き上げると発表した。欧州単一
通貨ユーロ導入に伴う一連の公的債務の削減努力を評価した、との
ことですが…。

これまでイタリア国債は日本国債と並んで先進7カ国(G7)の中で
最低水準の格付けでしたが、この結果、日本は「単独最下位」となって
しまいました。ムーディーズは日本国債をシングルA格に引き下げる
方向で現在最終調整中という話も聞こえてきます。日本政府が異例の
抗議を行ったにもかかわらずです。ムーディーズは一民間企業にすぎま
せんが、その格付けの影響はかなりなものに思われます。日本人自身も、
長引く不況、なかなか進まない構造改革、不良債権処理にいらだって
きている中、残念ながら他国の日本を見る目はかなり厳しいようです。

同じような課題にとりくんだ国は何カ国もあります。問題解決の道筋
はいくつも示されているわけですから、その気になればできるハズ。
官僚に任せておいても改革は進まないでしょう。こう言う時こそ政治家
の出番かと思うのですが、国会も肝心な審議がなされていかないような
印象を受けてしまいます。(報道の仕方に問題があるのかもしれませんが)

ですが、これは政治家だけのせいでも、官僚だけのせいでも、マスコミ
だけのせいでもないでしょう。そういう存在ややり方を容認してきた、
日本人一人ひとりの責任のように感じます。長年続いてきたことをかえる
のは、とくに変化を嫌う日本人にはつらいことかもしれませんが、
やはりまず「本気」で「強く」変革を望むこと。まず思いありきでしょうか。
 


政治家の世代交代が必要なのでしょうか 2002年05月16日(

 
日本総領事館問題は、あくまでも中国主導での解決がはかられそうな
見通しのようですね。毅然と自国の立場を貫けないところが、日本の
情けない現状なのでしょうか。一応、外務省の側の調査結果が出たよう
ですが、中国側のそれと比較してもあいまいな印象を受けてしまいます。
電話のやり取り等、かなり詳細な部分まで再現された中国の調査に比べ、
日本の調査は見劣りしてしまいます。これでは日本も自国の利益を守る
ことが難しくなってしまいますね。

5人のアメリカへの亡命の意志を記した手紙の存在についても、最初は
隠そうとしていた様子。その場で副領事は確認していたようです。
やはり阿南大使が指示したように「不審者は中に入れるな」というお達し
が、外務省全体の意志なのでしょう。亡命者は受けいれない、やっかい事
は避けて通る、という感じでしょうか。

なぜか今回の騒動の引き起こした原因をつくった当事者たちの責任を
問う動きが、見えてこないことも気掛かりです。外務省の内部で処分が
できないというのならば政治家がきちんとすべきだと思いますが、
今のところそういう動きはないようですねぇ。親中派議員の声の方が
大きいのでしょうか。

今回の事件は、日本のお寒い国際外交の現状と、戦前から続いている
であろう外務省の体質を、日本人にきっちり認識させることになったという
点はよかったといえましょうか。今、政治のトップにいる人々(まぁ団塊の
世代あたりになるのでしょうか)では、頼りにならないというのならば、
早いところその世代には引退願って、若手政治家の台頭を期待してしまい
ますねぇ。
 


日本の税制のあり方 2002年05月18日(

 
W杯の代表メンバーが発表になりましたね。中山選手が選ばれたのには
驚きましたが、嬉しいですねぇ。賛否両論あるようですが、一旦決まった
からにはとにかく頑張れ日本代表です。(^^)
 

税金というものは国のあり方を決めるといいますか、国を支える大切な
モノですよねぇ。日本も税のあり方を考え直す時期に来ています。
あまり詳しくはないのですが、今いろいろと改正が進められている様子。

例えば証券税制ですが、これがなんかとても分かりにくい。
現在は源泉分離課税と申告分離課税の2本立てですが、これが2003年
には申告分離課税に一本化されます。ここまではいいのですがその他が
ややこしいです。税率が26%から20%に引き下げられますが、それも
2003年から2005年の間に1年超保有した株式を売却した場合には
10%とか。2001年10月から2005年末まで、1年超保有株式の
売却益は100万円まで非課税とか。

まだまだあるようですが、なんでこんなややこしいことになるのでしょう。
実際に投資を行っている人々ではなくて、いわゆる専門家が机の上で考えた
ものなのかも。一般の人々の投資活動を盛んにする目的で改正を行ったと
思うのですが…これでは逆効果のような気もします。もっとシンプルに
分かりやすい税制改革を行わないと、やはり数字に強い一部の人々の懐を
潤すだけになってしまうのではないでしょうか。

また相続税と贈与税。
現在は生前贈与の場合はかなり高率に課税されてしまいますので、相続が
中心になるようですが、消費不況だといわれる今の不況。日本の個人資産
の大部分を握っているのは高齢者だといいます。この世代は預貯金でお金を
持っていることが多いため、超低金利の時代に元本を切り崩してまではお金
を使いたがりません。まぁ当然ですよねぇ。これを相続税率と贈与税率を
同率にして若い世代にお金をシフトして、消費してもらおうという動きなの
だとか。

うーん、それにしても最高で70%の課税率とは恐れ入りますねぇ。
なんにもしないでいると後は国ががっぽりもっていく仕組みになっている
ようです。「難しいことは分からない」と敬遠しるのではなくて、一人ひとり
が対策を錬っていく必要がありそうです。

国民の生活が豊かになれば、文化も花開きます。過酷な税制が改まれば
大金持ち、有名人、優秀な技術者がよろこんで住んでくれるでしょう。
それがさらなる日本の繁栄につながります。日本の未来を考えた税制
を政治家の方々には考えていっていただきたいものです。
 


さまざまな動き 2002年05月19日(

 
W杯開催が近付きました。世界各国から人が集まってくる一大イベント
なわけですが、なぜか盛り上がりに欠けるような気がしています。
一カ国開催の場合でしたら、その恩恵にあずかれる自治体ももっと
多かったのでしょうけど、今回は日韓共催ということで、訪れる人は
半分…とはいいませんが、普通の大会に比較して数も少ないでしょうし、
地元に落ちるお金も減ってしまうわけで、これが景気回復の起爆剤には
ならなそうなのが残念かも。まぁ、これをきっかけに、日本と韓国、
そして他の国の人々との交流が深まれば良いと思いますねぇ。
 

牛肉の偽装表示が問題となって解散した雪印食品ですが、警察の捜査
の結果、組織ぐるみの犯行であったことが明らかにされてきた様子。
役員2人が逮捕されたとのこと。元社長の逮捕もありえるようです。
「消費者により良いサービスや商品を提供する」という商売の基本を
忘れてしまった企業の存在を知らしめる事件でしたが、消費者を軽視
するとどのような末路がまっているかを示した意味では象徴的な出来事
でした。「上から言われたことをやっただけ」という意識では、下手
をすると自分の勤め先をなくしてしまう時代に突入したようです。
社員一人ひとりが商売の基本を忘れず、会社の看板を背負う意識が
必要なのでしょうか。
 

評論家の竹村健一さんが、マスコミ活動50周年ということで、
盛大な記念パーティーが開かれたとのこと。テレビでその様子を見ました
が、とにかく財界、政界、マスコミ関係の著名人が大勢かけつけて
いましたね。小泉首相もお祝のために壇上にのぼり、いろいろやり取り
をして会場をわかせたりしたしていました。すごいのは、中曽根康弘氏、
石原慎太郎氏、牛尾治朗氏(ウシオ電機会長)そして竹村健一氏の4人
による対談が行われたことでしょうか。牛尾さんが「日本の経済力は
今でも十分に一番優位にいる。ただ欧米の味方が優先しているだけ」と
なかなか心強いことを述べられていました。ただアピールが下手で、
欧米とは尺度が違うのだと。そして、小泉首相に脅し(?)をかける
石原さんがなんかすごいです。「きちんとやらないなら、新党を結成
するぞっ!」て。ここが一番笑えました。

竹村さんは豊富な情報をお持ちで、いろいろなモノの見方を教えてくれる
のでよく意見は参考にしています。ただ、本人の希望が入るのでその予測
が外れてしまうこともありますが…(^^;
ますますの御活躍を期待しますねぇ。
 



パソコンの携帯電話化 2002年05月21日(

 
携帯電話の普及率ですが、20代では90%を超えているという調査結果
を聞きました。次世代を担う若者達がもっているのが当たり前のツールと
なっているわけで、商売をやっていく人々にとってははずせない現象
でしょうか。

松下電器産業が折り曲げたり丸めたりできる軟らかいシート状の基板を開発
したと発表しました。携帯電話に使えば、基板の占める容積が約半分になる
ので、腕時計程度の大きさの携帯電話ができるとのこと。
新基板は3層構造をした厚さ25マイクロメートルの樹脂製フィルムで、その中
の1層に、配線や抵抗、コンデンサーなどの素子を組み込むようですが、
折り曲げても、素子と配線がともに柔軟に変形するので、配線と素子の間で
接触不良などが起きないのだそうです。

うーん、いろいろな技術が開発されてきますねぇ。
去年の夏頃の話ですが、証券アナリストの佐々木英信さんの話を聞く機会が
ありまして、その中で新聞のように折り畳み可能なパソコンのことがでて
きていました。仕事では使っているものの個人的にはあまり携帯の必要性を
感じていなかった私ですが、「携帯がパソコン化したら、買ってもいいなぁ」
とワクワクしてしまいましたね。どの企業が開発するのだろうと楽しみにして
いました。

まずは携帯電話のさらなるコンパクト化へと技術が利用されそうですが、
パソコンにもこの技術が応用されていくのではないかと思います。
この技術に触発されて、関連企業もどんどんいろいろな製品をあみ出して
くるかもしれませんよね。どの企業がのびてくるかも楽しみかも。

デジカメの時はパソコンメーカーとカメラメーカーが、それぞれ製品を
開発競争してきましたが、個人的にはもともとカメラメーカーが作った
デジカメの方が、使い勝手が良いようなので好きだったりします。
この技術はどのように展開していくのでしょうか。パソコン機能搭載携帯
か。はたまた携帯機能搭載のパソコンか。どうなっていくのでしょう。
これからの展開に期待しちゃいます。(^^)



間違いから学ぶ 2002年05月22日(

 
日本総領事館の事件ですが、5人の北朝鮮の人々は無事、ソウルについた
ようですね。やれやれでした。日本側は今後、韓国で5人への事情聴取を
行いたい意向のようです。さて今回の事件の対応で、外務省内部での処分
は全然行われないのでしょうか。なんだかうやむやのうちに事件が終わって
しまいそうな気がしてしまいます。やはり減点主義社会の弱味なのか、
日本のシステムが劇的に変化するというのは難しいようですね。
まぁあせらずに、少しずつ変えて行かなくてはいけないのかも…。
 

W杯出場国の選手が続々来日、キャンプを開始していますが、いろいろな
理由で到着が遅れたりと結構混乱が続いている様子。一番大変そうなのは、
肝心の試合チケットがいまだに届いていないということ。さて間に合うの
でしょうか。最悪、会場での手渡しという事態になるようで、ただでさえ
大変な会場警備に混乱を招かなければよいと思いますねぇ。

とある地方自治体で、キャンプ受け入れにあたっていた課長さんが自殺した
ことが話題になりました。習慣や文化の違う相手に悩んでのことのよう
ですよねぇ。あんまり外国人と接触したことがない人だったのかもしれま
せん。さらにいろいろなこトラブルが起きてきそうなW杯です。これ以上
そのようなことが起こらないことを願います。

似たようなことが少し前に北海道でもありましたよねぇ。国内4頭目
(でしたか?)のBSEの発生があったわけですが、その牛の生体検査に
あたった女性獣医師がそれを苦にしたのか自殺してしまったという
ニュースに驚きました。生体検査のみでBSEの確定診断を行うのは無理
かと思いますので、何をそこまで思いつめてしまったのか…。

片方は50代の男性、もう片方は20代の女性と違いはありますが、
どちらも完璧主義だったのかもしれません。そのこと事態は悪いことでは
ありませんが、心に柳のような柔軟性がない場合、強い風にあおられると
折れるしかありません。「間違うことは悪いこと」「答えは一つ」と
いった感じで、ずっと教育を受け、減点主義の社会で仕事をしてきた
日本人には、割合この手のタイプの人が多いのかもしれません。

「間違いから何かを学び、さらに大きく成長していく」
こういうマインドがこれからの日本の社会に必要かと思います。
成功から学び、失敗からはさらに学び、どんどん人間として大きく
なっていく、常勝思考というのでしょうか。人は成功よりも失敗から
学ぶことが多いです。間違いは自分の弱点や問題点を指摘してくれる
人生の教師ともいえましょう。21世紀の日本の社会で伸びていく
のはそういう人材になると思います。



株式投資は自己責任で 2002年05月23日(

 
いろいろな企業の3月の決算報告がでてきました。やはり注目される
のは自動車業界で、トヨタやホンダなどは不景気ながらその数字に
感心してしまいます。

やっと少し景気が回復してきた感がありますねぇ。ここのところ株式
市場の動きも上昇基調で、とりあえず日経平均が1万2千円近くに
回復、全体的にのぼり調子のようです。

明るい見通しがでてくると、だんだん市場へと参入してくる投資家
が増えてきますが、ここのところ個人投資家の熱い注目を集めている
のが中国株なのだとか。書店に行っても「中国株」の文字が目を引く
書籍が並んでいたりします。持続する高い経済成長、WTOへの加盟、
北京五輪の開催等々…。そして日本企業では株式を取得するのに何十万、
何百万円とかなり豊富な資金が必要なのに比べて、十万円程度の
手元資金で投資できる手軽さが魅力となっているようです。

多分、この現象の発端は邱永漢さんあたりにあるのではないかと
思います。少し前くらいからですが、この『株の神様』は中国株
への投資をあちこちで勧めている様子。中国の株式は日本の市場
とはかなり異なるようで、A株、B株と別れていて、外国人はB株
しか買えなかった(逆だったか?)とか。うーん、なんか分かり
ずらいかも。

なぜ邱さんが中国株を勧めているかといいますと、歴史は繰り返す
からといいますか、今後、日本がかつて通った道を行きそうなのが
中国だからということのようです。台湾や韓国ではすでに同じような
ことが起きてしまったので、次に期待できるのが中国、ということ
でしょうか。

私自身はどうかといいますと、上手い儲け話しになるかも、と神様
に言われても、いまのところそういう動きに乗ろうとは思わなかったり。
政府の鶴の一声で社会の仕組みが変わってしまうような国の市場は
正直恐いし、あまり信用できないと感じていますので。
確かに日本人の中にも一儲けする人がでてくるかもしれませんが、
そういう人はきちんと中国市場について勉強を重ね、世界の景気動向
に気を配り、人任せにしないタイプの人かと思います。(でも、
そういう人でも失敗することがあるのが投資活動ということでしょうか)

最終的には『自己責任』ということが分かっている人が、ここでも
勝ちをおさめるのかもしれませんねぇ。



結局は人間次第 2002年05月25日(

 
江ノ島の海岸で、トビが問題になっているという記事を
読みました。何かというと、地元住民や一部観光客が面白がって
餌付けをしたのがきっかけとなって、観光客が手にしている食べ物を
直接奪うようになったとか。猛禽類のためカラスなどよりもかなり
大きめで、鋭い爪と嘴をもった鳥類ですので、怪我をする人も出てきて
いるため、地元では注意を呼びかけているとか。

同じような問題はカラスで起こっていますよね。こちらは餌付けをした
わけではありませんが(一部やっている人もいるかもしれませんけど)、
豊富な餌(ゴミですね要するに)がある都心部で増加したカラスが、
とくに子育てシーズンなどに巣に近付いた人に襲いかかったりする
のが問題になっています。去年あたりから東京都では巣の撤去などを
行ったり、捕獲にも取り組んでいるのでしょうか。(野鳥ですので
普通の人が手を出すことはできませんけど)ですがイタチごっこ状態
とか。お金や人手がかかる割には効果があがっていない様子。
根本的な解決方法が探られることになるでしょう。

人は勝手なもので自分が何か被害にあうと、直接目につくものを
排除したり、法律をつくって規制するべきだという声を上げがちですが、
それでは対処療法にすぎません。結局は同じことの繰り返しになるで
しょう。それに何でもかんでも法律で規制された社会がよいとは思え
ませんし。

カラスに関しては、道を歩いている時に観察していると、きちんとゴミの
管理をされているところ(網を使ったり、蓋付きの容器を使用するなど)
はやはり荒らされることが少ないように感じます。住民一人ひとりが
その街を良くしようとしている地域では問題が少ないのではないでしょうか。
ゴミの回収の仕方も問題かもしれませんね。鳥目のカラスです。銀座のように
夜のうちに回収できれば荒らされる心配もなくなりますよね。

結局、人間次第なのかも。自分の住んでいる地域を良くしようと思う人が
多ければ多いほど、その地域は素敵な街になっていくのでしょうねぇ。
 


『第二の人生を10倍充実させる習慣』 2002年05月26日(

 
久しぶりに本の話題を。(^^)
竹村健一&和田秀樹共著、『第二の人生を10倍充実させる習慣』という
本です。題名からは年寄り向けの本かと思われる方もいるかもしれません
が、そうでもありません。御年配の方にも、若い人にも、いろいろと参考に
なる一冊ではないでしょうか。

和田秀樹さんは精神科医で、ユニークな著作活動を展開されており、この
コラムでも何度か著書を紹介しています。この本を読んで大変参考になった
のは、日本の老人医療の現状について垣間見ることができたことでしょうか。
「まだ高齢者向けの治療は始まっていない」
という意見には正直びっくりしました。少子高齢化がこれだけ問題視されて
いる日本だというのに、老人を治療する病院は都市部にわずか3軒しか
ないとか。そして高齢者医療用のガイドラインがないのだとか。

都市部の方が一見有利に見えますが、これについては和田氏が面白い話を
されていまして、先端医療を受けられる都市部の方が、平均寿命が短いの
だとか。いろいろ検査した結果、老人ですからなんらかの異常は発見されて
しまうわけで、自分の病気を知ってしまったことで身体の免疫機能が低下し、
寿命を縮めてしまっているのではないか。そう推測されていました。

竹村健一さんはご自身の体験から、どのように年を重ねていったらよいか、
どのように人生を楽しんでいったらよいか、その秘訣を明かされています。
身体も心も素敵に年を重ねて行くにはどのようにしていったらよいか。
ヒントが満載でしょうか。

この本を読めば『老人』という言葉から受ける印象が、おそらく変化する
ことと思います。現在すでに年をとられている方だけでなく、これから魅力的
な年寄りになりたいと思っている方にもお勧めの一冊です。ぜひご一読を。
 


若気のいたりとばかりは… 2002年05月27日(

 

数日後にW杯の開催を控えて、人の移動も激しくなってきました。それに
よって様々な出来事が起きてきています。まず韓国で、イギリス人男性が
本国に強制送還されました。イギリスはフーリガンとして騒動を起こす可能性
のある人物に対して、パスポートを取り上げるという出国禁止措置にでると
いう、かなり強硬な行動にでているにも関わらず、こういう事になっています。
この男性は麻薬所持や暴行などの前歴があり、フーリガンに変身する可能性の
ある要注意人物のリストに記載があったためそうなったとか。

韓国では断固たる措置ができたようですが、同様の事が起きた場合、日本政府
はきちんとした処置をとれるのか。ちょっと心配ではありますねぇ。
すでにイギリス人ジャーナリストの名を語り、韓国で不正に取材用IDを取得した
白人男性が日本に向けて出国してしまったという話も聞こえてきます。
何が目的なのかは分かりませんが、無気味な話です。

1ヶ月の間、大きな事件が起きないことを望みます。まずはチケット配送遅延
による会場でのトラブルがないように、関係者の方々には頑張っていただきた
ですねぇ。

今回の英国政府の措置では、ブラックリストに載せられてしまったがために
大会の開催期間中、出国ができなくなった人は約1700人にのぼるとか。
そしてさらに、要注意人物としてリストアップされているのが349人ほど。
この中には、すでに心を入れ替えて、純粋にW杯を楽しみにしていた人たちも
いるかもしれませんよね。それでもそういう意向はお構いなし。不祥事の前歴の
ある人物を一律に扱っています。日本でしたらどうでしょうか。すぐに人権
問題に発展しそうですねぇ。

欧米諸国では、自分の思想を一度表明した場合、それを簡単に撤回したり転向
したりすることが難しいと聞いたことがあります。そういう人間は信用がならない
と見なされてしまうとか。それだけ自分の行動に責任を持つことが徹底されて
いるのと同時に、他の人の思想も尊重することにつながっているのかもしれません。
翻って我が国はどうでしょうか。昔ばりばりの共産主義、社会主義だった人々
でも、日本の世論の変化に伴って、そのようなことはまるでなかったかのように
行動している人々もいるのではないでしょうか。

若気のいたりで一度大暴れしてしまったがために、一生ブラックリストに載せられ
てしまうのは酷である、と日本人は考えがちかもしれませんが、自由には責任が
伴うということも忘れてはいけないと思いますねぇ。
 


「メール私語」と学校教育 2002年05月28日(

 
大学の授業中の私語の多さが問題視されるようになって久しいですが、今では
逆に、たとえ「静かさ」であっても問題があると指摘された記事を読みました。
携帯電話げ普及しパソコンよりもむしろ、携帯での電子メールの利用が若者の
間では一般化しているため、授業中にメールのやりとりをする「メール私語」
増えたのだとか。

大人の側からすれば「とんでもない」ということになるのかもしれませんが、
きちんと講議を受けたい人間の妨げにならないのならば結構ではないかと、
私なんかは正直思ってしまったり。講議内容がつまらないのに出席だけやたら
に厳しい先生がいるのも事実ですし。大学は義務教育ではないのですから
本来学びたい人間だけ行けばいいところであって、勉強するしないは本人
次第かと思います。やる気のある先生とやる気のある学生によって、熱気
ムンムンの講議が行われている大学もきっとあることでしょう。

自分自身はどうだったか。携帯メールは普及していませんでしたが、
つまらない授業では確かに自主学習(講議に関係のない読書)をして
いたこともありました。先生、すみません…(^^ゞ
まぁ私の場合、有り難いことのに親が学費を出してくれましたので、つまらない
授業にしろ何かしら学ぶところはあるハズだから、と採った講議はほとんど出席
していました。お金がもったいないですし。
私語は…多少していたかも。小声でしたけどね。(^^;

教育に関しては、やはり大学よりは小学校や中学校の方が問題でしょうか。
子供達からすれば、「将来、直接役に立たない勉強なんかする必要があるのか?」
という疑問もあるのでしょうが、そこはやはり親御さんがきちんと説明しなく
てはなりませんよね。この時期は将来の可能性を広げる時期であって、さまざま
な科目を勉強するのは一種の思考訓練といえるでしょうか。頭は鍛えなければ
使い物にはありませんし、それがしやすいのは若い頃でしょう。

ただ現在の学校教育にも問題があるのは確かで、一つの問題に一つの模範回答、
これ以外は間違い。という教え方をしているのが大概でしょうか。実社会はそう
ではなく、一つの問題に対していくつもの解決策があり、「これが正解」という
ことはないのが普通かと思います。ここら辺が創造力&想像力ということに
なるのかも。これからの課題でしょうか。
 


ビジネスと優れたシステム 2002年05月29日(

 
吉野家、松屋、ゼンショー、なか卯…、牛丼のチェーン大手4社の13年度の
決算が出そろいました。長引く不況やそれに追い討ちをかけるようなBSE問題
など、これらチェーン店にとっては厳しい状況がこの数年続いてきたわけですが、
それも乗り越えて、それぞれ増収を記録したとのこと。

いまではすっかり定着した200円台メニューですが、最初は吉野家と松屋で
値下げ合戦が始まったようにも記憶しています。増収に一番貢献したのは、
やはりこの合戦だったのではないでしょうか。そして BSE問題が発生してから
は牛肉以外の新メニューの開発にも積極的だったのも一因でしょう。
人の噂もなんとやらで、日本人もBSEの衝撃にも慣れたのか、お店をのぞくと
とくに立地条件の良い店舗は、お客の入りも好調のようです。

とはいえ値段が安ければ良い、というものでもないと思います。やはり値下げに
よって味が落ちたり、サービスが悪くなったりでは客足も遠のいてしまうでしょう。
ここ数年の各社の工夫によって女性の利用も増えているようですよね。
並々ならぬ努力の賜物なのかも。

ビジネスに大切なのは、『優れたシステム』だと聞きます。
これらのチェーン店では、人に依存しなくてすむ優秀なシステムを構築している
おかげで、安く早くどこでも同じ味のメニューを提供することが可能なのでしょう。
優れたシステムを持っている会社としてあげられるのが、マクドナルドでしょうか。
その結果、世界中に多くの店舗を構えることが可能になったわけですよねぇ。
店舗の新築、改築。材料の調達。調理と配送。従業員の教育…等々。
もちろんアイデアがまず大切かと思いますが、それが実現化するかどうか。この
システムが構築できるのか。商売が成功するかどうかの秘訣なのかも。
 


総合学習の意義 2002年05月30日(

 
いよいよW杯開催ですが、結局、チケットが届かないままのお客さんが残って
しまいました。うーん、何が原因だったのでしょうか。これによって試合当日
の会場整理や警備に、さらなる負担がかかることになりますよね。しかも車椅子
席3000枚とのこと、大変なことですねぇ。チケットの印刷を請け負った会社
はイギリスの会社とか聞きましたが、日本語印刷をするノウハウをきちんともたない
にもかかわらず受注したのでしょうか。余分にかかった費用分は請求した方が
よいのかも。
 

ゆとり教育の一貫なのでしょうか、総合学習という科目が取り入れられている
ようですよねぇ。自分の職場にもたまに子供が問い合わせの電話をかけてきたり、
手紙を送りつけて「資料や写真を送ってください」なんてものもあります。
まぁ子供だから仕方ないかもしれませんが、返信用の封筒や切手などは全く同封
されず、自分の質問だけを描き綴った手紙のみなんてのもあります。
こういう時、親御さんや先生方は相談に乗らないのでしょうか。世の中の仕組みや
礼儀を教えるためにも良い機会だと思うのですが…。
(ま、それでも返事は出していますけどね)

この総合学習に関して、とある記事を読みました。
この科目を利用して児童がヤギの飼育に取り組んだ小学校があるとの内容だった
のですが、ここまでは普通のことかもしれません。ですがその後が少し問題かなぁ
と正直感じました。近くの農家で生まれた雄の子ヤギ二頭を譲り受けてはじめられた
授業だったようですが、その子ヤギが成長して大きくなり角が生えて、獰猛になると
飼育できなくなると学校が判断したため手放したとか。校長先生は「動物の飼育は
生と死を考えるヒントにもなる」とかコメントしていましたが、これって逆効果の
ような気も。大きくなって手に負えなくなったら手放せばいい。そんな風に子供達に
教えてしまうように感じました。大体最初からある程度大きくなるのは分かっている
ことで、「生と死について教えたい」というのならば最後まで責任を持って飼うこと
こそ教えるべきかと思います。

うーん、この子ヤギ、最後まで飼ってもらえるのかなぁ。雄だし。
引き取り先の農家が余裕があって、ペットとして飼育できるところならいいのですけど、
農家だって遊びでやっているわけでもないでしょうし。経済動物って最終的には人間の
ためにその命を捧げてくれているのだということ、まだ子供達は知らないのでしょうねぇ。
 



 

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