最年少市長誕生 2002年04月01日(
 
年度始めです。街のあちこちで新品のスーツ姿の若者が目立ちました。
もうしばらくすると大学一年生も加わって、ちょっと華やいだ感じになる
でしょうねぇ。ただし、電車やバスの混み方もGWまではひどくなるかも
しれません。それだけ毎年のことながらやれやれです…。
(それをすぎたら、とくに大学生は淘汰(?)されてきますので(笑))
 

政治の世界は地方から次第に変わっていっているようです。
横浜市に全国でも最年少の若手政令市市長が誕生しました。しかも37才、
若いです。現職が72歳と高齢で、オール与党推薦という相変わらずの
状況に、有権者がうんざりしていることに各政党が気がついていないという
ことでしょうか。ホントに時代が変わってきましたねぇ。安全策をとった
つもりが一番危うい道であったということですねぇ。

さて、若手が誕生したのはいいのですが、やはりその技量はどうなのか?と
ちょっと心配になって経歴をみてみると、衆議院議員に3回ほど当選して
いるようですね。そして松下政経塾出身者のようです。松下政経塾はご存知の
方もいらっしゃるかもしれませんが、故・松下幸之助さんが日本の未来を
支える若者を育てるために作ったもので、自らも講師を務めていたと聞きます。
学生だったころその話を聞いて、「生きた哲人から直接手ほどきを受けるなんて
うらやましすぎる!」と正直思ったものでした。

どうやら松下さんが生前播いた種が、次第に芽を出してきていますねぇ。
素晴らしいことです。とにかく頑張って欲しいものですね。(^^)
 



狂牛病騒動の顛末は? 2002年04月02日(

 
農水、厚生労働両相の諮問機関「BSE(牛海綿状脳症、狂牛病)
問題に関する調査検討委員会」は、BSEの発生を防げなかった農水省
など行政の対応を「重大な失政」などと厳しく批判する報告書を正式に
まとめたということです。両省は報告を受けて武部勤農相と坂口力
厚労相の報酬の一部返納や幹部職員に減給などの処分を発表したよう
ですが…。

武部農水大臣の責任を問う声がいろいろなところから上がっているようで、
公明党などは辞任を求めて行く意向のようですね。自民党内でも連立維持
のためには仕方がないという動きがあるとか…。

このコラムでも、ヨーロッパで狂牛病が問題になって以来、何度となく
取り上げて来た話題ではあります。とくに日本で発生してからは何回も
書いてきました。薬害エイズ問題と同じ構図であると指摘してきましたが、
ようやっと政府もそれを認める動きになってきたということですね。
それだけでも、日本の社会も変わってきたということでしょうか。

ただし、武部さんの全責任というわけではなくて、原因となった肉骨粉の
使用全面禁止措置を取らなかった責任は、その当時の関係者にあるという
のは武部さんの言う通りかもしれませんよね。とはいうものの、発生後
の「消費者の安全よりは生産者の利益保護」という姿勢、そしてその後
の雪印食品の牛肉の表示の偽装問題の発生。社会に混乱を招き、さら
なる消費の低迷を招いた責任は免れないでしょうねぇ。
(武部さんも自分でそれを言ってしまうところが、皆を鼻白ませる原因
でありましょうか)

せっかく省庁改編をしたばかりですが、農水省がそのまま残ってしまった
のはちょっと残念です。なにせ今の状況では、作るところまでしか責任を
負わないわけですから、当然生産者よりの政策をとっていくことになりま
すしね。

とにかく、きちんとした形での決着をつけて欲しいと思いますねぇ。



一種の嫉妬だったのでしょうか? 2002年04月03日(

 
せっかく出されたBSEの最終報告書ですが、重大な失政ということは
認めつつも、「農水族議員」という言葉に自民党関係者からクレーム
がついたらしく、「農林関係議員」という風に表現が後退したとのこと。
直接的すぎるとの反応なのでしょうが、うーん、やっぱり反省して
いないと言いますか、一国の酪農・畜産業の存亡がかかっている大問題
へと発展したのという認識は薄いのでしょうか。
 

辻元清美氏の問題ですが、誰が秘書の名義貸しのやり方を教えたのかが
問題視されていました。土井党首の秘書からだということですが、
まぁ予測通りということでしょうか。私としては誰から知恵を拝借した
かというよりは、誰からこの情報がマスコミにリークされたか?という
ことに関心がありました。どうやら今は民主党関係者のようですが、
かつては当時の社会党に身をおいていた人物からの情報とのことで、
さもありなんという感じですねぇ。

この人物は、辻元氏を始めとする若手議員らの党での台頭ぶりを快く
思っていなかったらしく、自分なりに「なんとかしなければ」と
考えたのでしょうか、今回のような騒動になってしまいました。
一種の嫉妬だったのかもしれません。

社会党という政党は、本来ならばソ連が解体し、東ヨーロッパの
社会主義政権がなくなっていった段階で、その存在意義に?マーク
がついた政党かとも思います。本人としてはよかれと思ってした
ことかもしれませんが、このままいけば次回の選挙では、かなり
厳しい判断が下されるやも。

社会主義思想というのは一見平等にみえますが、結果平等の世界です。
勝利者を憎み、金持ちを目の敵にし、努力することを否定する思想
だといえるでしょうか。もともとそういう思想に惹かれていた人物の
行動ですから不思議はないのかも。20世紀の精算がここでもついて
いくのかもしれません…。



人の流れにそった郵便ポストの設置 2002年04月05日(

 
阪神タイガース、開幕6連勝!なんでも46年ぶりのことだとか。
すでに阪神電鉄の株価は上昇しているとも聞きます。このままの勢い
ですすめば、その経済効果は結構なものになるかも。(気が早いです
が)もしVなんてことになれば、1億円くらいの効果があるとかない
とか…。(笑)
 

小泉改革の大きな柱のひとつであろう郵政事業の民営化。進めて
いくためにはいろいろと障害もあろうかと思いますが、このほど
総務省が、郵便事業への民間の参入をみとめる信書便法案の中で、
郵便ポストの設置基準を緩和する方針を表明したとか。これにより
例えばコンビニエンスストアなど屋内に設置する場合、簡易な
「差出し箱」でもオッケーになるとのことです。現在のポストを
設置するにはスペースも必要になるし、費用も5万円くらいから
16万円ほどかかるということで、この負担が大きかったわけですが、
これならば2万円ほどで可能のようです。

そうなると後ポイントとなるのは、設置場所と回収作業ということ
ですね。必ずしも人の流れにそった位置に郵便ポストが設置されて
いるわけではないので、郵便物を入れるのに寄り道をする必要が
ありましたが、こうなってくると買い物ついでにポストに投函する
ことができ、時間も節約できますね。

民営化すると、過疎地とか離島へのサービスがおろそかになる、と
いう反対意見も聞かれますが、サービスの競争になるでしょうから、
そこら辺は企業努力が行われるでしょう。現に今の段階で宅配事業は
日本全国きちんとおこなわれているわけですし、そのシステムを
応用すれば難しくはないと思います。

すでにヤマト運輸などが参入を表明しているとか。コンビニともども
ここら辺の企業はまだまだ伸びてくる可能性がありますね。どんな
サービスになるか、ちょっと楽しみかも。(^^)
 



手を組むことも必要かも 2002年04月09日(

 
大阪の街では、阪神タイガースの快進撃で盛り上がっているようです
ねぇ。気が早いといいますか、すでにデパートなどでは「快進撃セール」
なるものが行われているとか。大阪らしいといえばらしいです。(笑)
とはいうものの、問題も出てきているようで、阪神ファンのマナーの
悪さも目立ってきている様子。地元での試合ではさらなる混乱もあり
そうなため、フーリガン対策のような警戒体制をあちらの警察も
とらざるを得ないとか。うーん、こういうのはホントのファンとは
言えないですよね。気持ちよく応援したいものです。
 

東京都が、資本金外形標準課税資金量5兆円以上の大手金融機関だけを対象に、
その業務粗利益を基準に課税するとして物議をかもした『外形標準課税導入』
に関して、大手銀行側が裁判所に訴えていたわけですが、銀行の言い分を
ほぼ全面に認め、東京都側の敗訴となりました。これは同じような税制を
導入しようとしている大阪府にも影響を与えそうです。

まぁ、裁判所というところは法律を厳密に解釈するところでしょうから、
確かに『公正性』という部分に焦点をしぼれば、大手銀行だけをねらい
うちにしたといえる今回の税金は法律違反になるのでしょう。大手銀行
側としては訴えるのが当然かもしれません。

とはいうものの、現在の長引く不況の原因が、金融機関の抱える巨大な
不良債権にあることも確かで、それを救済するために多額の税金を投入
しました。預金者には相応の利息を払うのが当然なわけですが、
スズメの涙ほどの支払いしかせず、それがさらに消費を冷え込ませて
しまっています。おまけに税金を投入するにあたって、当時の責任者と
か誰にもその責任を問うてはいなかったのではないでしょうか。

そのうえ赤字を出しているという理由で、まともに税金も納めていない
わけですから、中小企業(場合によっては一部大手企業)がどんどん
潰れていく中、国民感情としては「公平じゃない」と感じるのが普通
かと思います。

4月1日にスタートしたみずほ銀行ですが、お互いの面子を優先して
利用者の便利を軽視した結果でしょう、まともにATMの相互利用も
出来かったり、公共料金の引き落としができなかったり、あまつさえ
二重引き落としなどのミスが続出しています。大手銀行には甘えと
いうのか、驕りの姿勢があるのかも。

東京都としてはこのまま引き下がってはいけないと思います。
確かに、現行の法律ではそのような判断になるのかもしれませんが、
たとえば同様の動きをしている大阪府と手を組むとか、やり方は
いろいろあると思いますしね。今後の成りゆきに注目です。



W杯の影響あれこれ 2002年04月10日(

 
W杯が近付いてきましたが、決勝戦が行われる横浜国際総合競技場
で、神奈川県警や埼玉県警など9県警で編成した関東管区機動隊ら
約1000人が、テロやフーリガンの暴動やテロを想定した大規模な
合同訓練を実施したようです。ニュースなどでも大きくとりあげて
いましたが…。かなり本格的な訓練で、警察も甘くはみていないと
いうことですねぇ。一般市民、とくに会場近辺にお住まいの方も
気を引き締めてかかった方がいいかもしれません。
(災害は、備えをしていないところに襲いかかる傾向があるようですし)
 

W杯の影響はいろいろなところにでてきています。韓国との共催
となった今回のW杯ですが(これもアジアの国をなめているとは
思いますけど)、これがいわゆる教科書問題にも影響を与えている
様子。韓国への配慮なのか、来春使用の高校教科書ですが、対朝鮮
半島史で異例の厳しい検定を実施。韓国が去年、中学の歴史教科書
についてしてきた修正要求を、高校の検定で受け入れる形になった
とか。せっかく去年すじを通したのに、残念なことです。

うーん、学習内容の3割削減といい、文部科学省は日本の若者を
スポイルし、将来、日本という国をダメにするつもりなのでしょう
か? まぁ、そういうつもりではないにしろ、文部科学省が出して
くる教育改革案は的をはずしているなぁと正直感じます。

昔に比べてかなり薄くなってしまったという教科書。こうなると
ホントに親子で頑張らないと大変なことになりそうです。私学の
人気がますます高まってしまうでしょう。何度か書いていますが、
親御さんの経済力の差によって、教育の格差が生まれてくる恐れが
ありますねぇ。

ゆとり教育…自分の子供時代を振り返って思いますが、やはり
自ら進んで学校の勉強に励むというのは、結構きついことでした。
子供の自発性にまかせると、いわゆる落ちこぼれがどんどん増加
することになろうかと思います。もっと大人の側が真剣に憂いる
必要があるのではないでしょうか。
 



東京都の「ひきこもり」対策 2002年04月11日(

 
少し前に「ひきこもり」の高齢化が日本で社会問題化する、という
ことで取り上げたと思いますが、このほど東京都教育庁の検討
委員会では、インターネットを活用した指導などを行う新タイプ
の通信制高校「トライネットスクール」を平成17年度に多摩
地域に開設すべきだとの報告書をまとめたようです。

今までは通信制高校に入学しても、「ひきこもり」の生徒は
登校が必要な面接指導を受けられずに単位が取得できない、
などの問題点がありましたが、現行制度の枠にとらわれずに
柔軟に対応していくことなりそうですね。

日本の社会は他の先進諸国に比べて、ひきこもりの問題が深刻
だと聞きます。早くから子供の自主独立を心掛けて育てていく
欧米社会と違って、もともと子供と親の距離がかなり近い日本
の社会文化。昔ならば子供も大勢いたためにひとり1人に
それほど手間をかけてはおられなかったので、とくに問題化
しなかったのでしょうが、豊かになり、少子化が進み、
親子の関係が密接化した現在では、かなりの数のひきこもり
の子供(すでに30〜40代になっている人も相当数いる?)

テレビで25年間、ひきこもり状態を続けている男性のドキュメント
を放映していましたが、インターネットでの交流のおかげか、
現在ではだんだん外出できるようになってきていましたね。
有効な手段のひとつになるやもしれません。

まぁ、「ひきこもり」は結局は本人の問題なのかとは思いますね。
同じような環境に育ってもきちんと育つ人は育つわけですし。
言い分を聞いていると、自分がこういう状態になった原因は周囲
の人(例えば両親)にあると主張していることが多いようですね。
打たれ弱いタイプなのかもしれません。

昔ならのたれ死にするしかなかったわけですが、日本の社会も
豊かになり余裕があるということですねぇ。上手い解決法方が
見つかっていくとよいのですが…。
 
 


『生産者サイド』から『消費者サイド』へ 2002年04月13日(

 
消費不況が長引く中、その原因の一つとなってしまったのが
BSE(狂牛病)なわけですが、政策の失敗によりそれを引き起
こしてしまった責任を問われたから…だけではないと思いますが、
農水省が日本農林規格(JAS)法に違反した製造・販売業者に
対する懲役刑の導入を検討しているとか。

ついこの間、農水省へ新しく配属された職員への訓示で、
「生産者の立場にたった…」と話している場面を、しっかり
ニュースでながされてしまった武部大臣。消費者の安全や健康
よりも生産者重視の姿勢こそが、国民から叩かれる原因となって
いたわけですが、今回の動きは『生産者サイド』から『消費者
サイド』への政策のスタンスを鮮明にするのが目的のようですね。

まぁ、農家よりの政策を取ることは、選挙の時のいい集票
マシーンともいわれていますから、仕方のない面もありましょう
が、パフォーマンスでもそういう動きが本格化してきたことは
喜ばしいことです。

やはり今まで、「消費者」の大多数を占めるサラリーマン層
が自己主張を怠ってきたことも、今回の事件を引き起こす土壌
を生み出してきたと思います。やはり選挙の時にはきちんと
投票をし、機会があるごとに自分の意見や立場を表明していく
努力は必要ではないでしょうか。何も言わなければ、現状を
追認した、認めたことと一緒になってしまいますしね。




 

教育の大切さとエリートの必要性 2002年04月14日(

 
報道2001のゲストに、ノーベル化学賞を受賞した野依教授
と、伊藤忠商事の丹羽社長の2人が招かれていました。
片方は学問や教育の世界で、もう片方はビジネスの世界で、
立派な業績をあげてこられた方々です。

それぞれの専門分野の話から、いろいろな話を聞くことができ
ましたが、2人とも「分かりやすい」話し方を心掛けておられる
ところが共通していました。

野依教授は研究者、というばかりではなくて、哲学者といって
も良いような語り口で、『科学』の分野の魅力、素晴らしさに
ついて語られていました。そして教育に携わる者として、今
進められようとしている『ゆとり教育』の問題点を指摘されて
いました。ゆとりという言葉自体は歓迎するが、独創性という
ものは基礎学力があってこそ発揮されるもので、読み書き算盤
はきっちりできてこそのものとのご意見でした。

丹羽社長は、業績の落ち込んでいた伊藤忠商事を立て直した
人物ですが、世界をまたにかける総合商社の社長として、
誰にでも分かりやすい目標、『清く、正しく、美しく』、
を掲げておられました。まぁ裏を返せば、『汚いことはしない』、
『不正はしない』、『醜いことはしない』といった感じでしょうか。
こちらも『ゆとり教育』については否定的で、そういったことは
年寄りのもので、若者はもっとがむしゃらにやるべきだと
おっしゃられていましたか。

丹羽社長はもっと手厳しく、日本の社会では教育の分野が一番
立ち後れており、文部科学省のやることはピントがずれている
とも指摘されていましたね。

とはいうものの、お二人とも日本の将来については明るい展望を
お持ちで、もっと日本人は自身をもつべきだとおっしゃっていました。
適切な方向が示されればきっちり仕事をこなし、後について行く
優秀な国民であるから、問題はリーダーが不在なところにあると。
日本は戦後長らく、エリートの存在を否定してきたが、社会には
いい意味でのエリートは不可欠であり、今こそその存在見直し、
その養成に力をそそぐべきである、そのように語られていました。

日本もまだまだ捨てたものではありません。勇気の出る話でした。(^^)



図書館の存在理由 2002年04月16日(

 
政府が臨時閣議を開き、日本が直接武力攻撃を受けた場合に備える有事
法制関連3法案を決定したとのこと。武力攻撃事態法案、自衛隊法改正案、
安全保障会議設置法改正案の3つです。これから衆議院に提出されるわけ
ですが、日本もまた一歩、普通の国へと前進ですね。
 

少し前から新聞で取り上げられていることで、気になっていたのですが、
千葉県船橋市の図書館で、渡部昇一さん、日下公人さん、長谷川慶太郎さん、
を始めとした、いわゆる保守系といわれる著者の本が大量に廃棄された
ことが明らかにされたとのことです。廃棄の理由は「汚れ、破損がひど
かった」からということですが、購入後わずか5ヶ月で廃棄されたモノ
もあるということで、ホントにそうなのかは疑わしいところです。

廃棄されたのは去年の8月ということで、当時は中国や韓国との間で
教科書問題が取りざたされていたころでしょうか。それに合わせて
「新しい歴史教科書をつくる会」の動きに反対する勢力の圧力がかかった
可能性はあるのかも。うーん、公共の図書館での動きとしては心配な
ことです。

私自身はもう何年も図書館を利用してはいません。本というものは自腹を
切って購入して、何度も読み返すことで自分のモノとしていくことが
可能になると思いますし、とくに新刊では本の『旬』があります。図書館に
並ぶ頃にはすでに時期を外してしまっている本もあります。それでは
もったいないですしね。(まぁ、本の置き場に困ることになるのですけど)
あとは時間の節約という点でしょうか。

とはいうものの、あまりお金のない子供や学生が、勉強のために気楽に利用
できる場所として大切かと思います。(今時の子供は本を読まないとは
聞いていますけど…) せっかく税金を使って運営されている施設です。
幅広い知識の吸収できる場として、きちんと機能していくことを期待
しますねぇ。
 


もっと有効な援助のやり方を! 2002年04月17日(

 
有事法制3法案ですが、いろいろと物議を醸している様子。内容としては
残念まがらテロ対策等が不十分とのこと。また不審船が現われた場合も、
漁業法違反適用で対応することになりそうで、いろいろと課題が多そうです。
連立与党内で公明党とかの反対があるからだそうですが、民主政治には『数』
が必要とはいえ、なかなか難しいですねぇ。
 

日本のODAのあり方が問題視されていますが、特に対中国のODA について
問題が大きいと思いますね。日本からは先月、総額1613億円にものぼるお金を
援助したそうですが、その一方で中国政府がパキスタン、インドネシア、
ペルー、北朝鮮など、どんどん大型の対外援助を行っていることも明らかに
なっており、単純計算しても日本からのODAの45%にあたる額のお金が
使われているようです。

とてももったいないお金の使い方を、日本の政府はしているわけですよねぇ。
そのお金の出所は税金なわけで、日本の政治家や官僚は何を考えているの
でしょうね。中国からすれば『いい金づる』といったところでしょうか。
きっとこういう方々が中国に招待されると、思いっきり歓待を受けて
その気にさせられて帰ってくるのでしょう。そこら辺、中国という国は
したたかかと思います。

ホントの意味での援助を必要としている国は、他にたくさんあると思います。
日本にとっても、他の国々にとっても、世界の発展においても、ためになら
ないような援助の仕方はそろそろ見直されてしかるべきではないでしょうか。
政治家の方々には、よくよく考えていただきたいですねぇ。
 
 



 

新しい動き、あれこれ 2002年04月18日(

 
最近の企業は、いわゆる本業だけではなくていろいろな分野に進出して
いますねぇ。このほどホンダは、子会社の本田技術研究所と名古屋大学とが
共同で、稲の背丈を低くする遺伝子の作用メカニズムの解明に成功したと
発表しました。これを品種改良に応用することで、背丈が低く倒れにくい
イネを作り出すことが可能になるとか。

ホンダがバイオ関連事業で成果をあげるのは初めてのことで、これを機会に
植物遺伝子の研究に積極的に取り組んでいくようです。バイオ関連技術では
立ち後れがみられ、企業と大学との結びつきも弱いと言われている日本の
社会ですが、資金力のある大手製造業にこのような動きがでてきたのは、
頼もしいですねぇ。(^^)
 

デフレ社会到来といわれ、安くしないと物が売れないと、ここ数年いわれ
続けていますが、消費不況といわれている日本。実は動きたいお金が
うようよしているようです。

ディスカウントショップやスーパーなどで、売り上げが伸びず苦戦する中、
高級食材などを揃えた高級スーパーの出店が、東京都内を中心に増えている
とのこと。都心の賃料が安くなったことにくわえて、ここのところ相次ぐ
食品業界の不祥事に、消費者が安さより『食の安全』を重視するであろう
との読みもあるとか。実際、売り上げも好調とのこと。

西友がてがけているのが、「フードマガジン」というお店。有名シェフが
プロデュースする総菜店。高級イタリア食材などを扱い、店員の制服も
シェフ風にしているとか。23区内の西友を「フードマガジン」に
転換していく方針のようです。他にも「ザ・ガーデン」(西武系列)
「クイーンズ伊勢丹」(伊勢丹系列)など、いろいろ出てきているようです。

デフレ、そして消費低迷になやむ流通業界の救世主となるのでしょうか。
ちょっと注目してしまいますね。



言葉が仕事をする 2002年04月20日(

 
「ドラゴンボール」の実写版がハリウッドで製作されるというニュースを、
少し前に取り上げたと思いますが、今度は「AKIRA」を実写化する
という話がまとまったとか。うーん、すごいお金がかかりそう…(^^;
日本の文化が世界の文化になっていくのかも。日本のアニメ界や漫画家
さんにとっては大チャンスが到来するのでしょうか?
 

最近、言葉の大切さを実感しています。
その人物がどういう人間かを知るためには、どんな言葉を普段語って
いるか、使っているかをチェックするのは一つの手ですねぇ。
実際、失敗が多い人、悩みごとが多い人などと話しをしていると、
否定的な言葉が多いように感じます。
逆に言えば、成功してる人、豊かな人が使うのは、力強い言葉が多い
ですよねぇ。聞いているこちらも勇気づけられます。

『言葉』というものはそのものが仕事をします。それ自身が力をもって
います。『金持ち父さん貧乏父さん』というベストセラーにも、その
ことが取り上げられていましたね。お金持ちになりたければ、お金に
関する語彙を増やし、お金持ちになることを肯定するセリフを常々
口にすること。そうすれば現実がそのようになってくるということです。

政治家の方々にとっても、言葉というのは最大の武器であろうかと思い
ますが、今の日本の政治家をみていると、それを分かっている人が少ない
のではないでしょうか。そんな中、石原都知事は『言葉』の大切さを
分かっている政治家の一人でしょう。いろいろと物議をかもすことも
ありますが…。

国民に明るい未来像を語る…。政治家の方々には心していただきいです
ねぇ。
 



石原都知事の動向 2002年04月21日(

 
あんまり注意を払っていなかったのですが、W杯開催まであと40日
くらいになっていたのですねぇ。ちょっと心配なのが、イングランドの
エース、ベッカム選手がアルゼンチンとの試合で全治2ヶ月のケガを
負ってしまったということでしょうか。イングランドVSアルゼンチンの
試合は6月7日に札幌で行われるとのこと。うーん、フーリガン対策を
しっかりしないと危険かも…(^^;
 

この日大きく注目されたのは、石原都知事ではなかったでしょうか。
報道2001に出られた都知事。はじめは、外形標準課税に関連しての
ことかなぁと思ったのですが、どうもそれだけではなかった様子。番組の
キャスターがしつこく、「新党結成は?」と聞き続けるので。「んー?」
と不思議に感じていたら…どうやら息子の石原伸晃氏が、「(知事が)
新党をつくると言っている」と述べたと報道されていたのを受けての
ようですね。

都知事の反応と言えば、相手をけむに巻くといいますか、「いちいち
奇襲しますといってするバカはいない」といったもの。うーん、さすがに
一筋縄ではいかんお人だとちょっと感心。(^^ゞ

まぁマスコミとしては、国会議員を辞職し、自民党を離れた石原氏が
新党を結成し、国政の場に戻ってくるとしたら格好のニュースネタです
から期待するのはわかりますが、無責任にあおるような報道の仕方は
止めていただきたいかも。

「東京から日本を変える」と常々口にされてもいますし、生き生きと
仕事をされてもいるようなので、私としてはあまり自由のきかないで
あろう国政に復帰するよりは、東京というマンモス組織を使って、
思いっきり活躍して欲しいと石原慎太郎氏には切望するのでありました。

結局、東京や大阪といった大都市の活力が吸い取られていることも、
日本の経済が低迷している一因と感じていますので、ある程度道がつくまで、
(再選する必要はありますが)きっちり都知事として仕事をしていって
欲しいと思いますねぇ。
 




先生の素質 2002年04月22日(
 
以前にニュースで取り上げられた時に、「どういった人物が対象になった
のだろう?」と興味深く思ったことでしたが、東京都教育委員会が昨春採用
なったばかりの教員5人を、指導力不足として試用期間満了時に不採用に
したことに関して、さらに記事を読みました。

それによると、不採用になった人物は、心身理由で不採用になったのが2人。
「教え方が稚拙」「教室が騒いでも、収めることができずにヒステリーを
起こしてしまう」「子供の意見をうまくとりまとめることができない」など
が理由だったのが後の3人だったとか。この3人は校長や教頭が指導を繰り
返しても改善が見られなかったということで、教育の世界も次第に変わって
きましたねぇ。

不採用になった人たちにとってはショックなことでしょうが、学校の勉強
やペーパーテストで良い成績をとること以外の部分に、全然磨きをかけて
こなかったということでしょうから、自業自得といえば自業自得なのかも。
5人とも小学校の教師とのことで、とくに感受性の豊かな子供達を教える
という大切な仕事を請け負っているわけですから、その責任は重大です。

大変なのはベテランの教師も同じことで、指導力の不足が指摘された教師
に対しては、ステップアップ研修を行い鍛え直しをはかっているとか。
この東京都の動きに今後追随してくる自治体も多いことかと思います。

様々な分野において、確実に変化が起こってきていますね。暗いニュース
が多いですが、日本の社会も良い方向へとだんだん向かっているのを感じ
ますねぇ。(^^)
 
 


新製品開発と新しい指数 2002年04月23日(

 
たいていの家電製品は形が完成されてしまっていると思ったのですが、
松下電器産業と三洋電機が洗濯機の新製品を発売したとか。
松下のは泡で汚れを落とすタイプのモノ。三洋は縦型のドラム式のモノ。
前者は衣類の傷みをおさえることができ、後者は使用水量を抑える節水
効果が望めるようです。まぁ、商品開発をするメーカーも大変ですよねぇ。

とはいうものの、一方で消費者は『高機能』よりも『シンプルさ』
『使い勝手のよさ』を求める傾向にあるとか。少子高齢化がすすんで
きた日本の社会、小さなボタンに多くの機能があっても、使いこなせない
お年寄りが多いのも事実かも。私自身、家電製品売り場にいくと、ゴテゴテ
した日本の大手メーカーの製品よりは、シンプルな無印良品の製品とか、
すっきりとしたデザインでモデルチェンジの頻度も少ない外国製品の
方に目がいってしまうかも。

こういった日本の消費者の心理を組めていないところも、消費不況の
一因なのかもしれませんねぇ。メーカーの奮起に期待したいところです。
(女性社員の活躍がカギをにぎるのかも!)
 

最近、上向いてきたとも見える日本の株式市場。これを裏付けたいという
願望からでしょうか、『コポック指数』なるものを取り上げて、「これが
上昇に転じたからには、株価も底を打ったに違いない」と見る東京・兜町
の面々がいるとか。

『コポック指数』という言葉は私も初めて聞きましたが、アメリカの牧師
コポック氏が教会の資金を運用するために開発した指数とされ、過去より
最近の動きの方が心理面からみて市場に与える影響が大きいという発想から
生まれたとのこと。これが上向いてきているとか…。

ところが一方で、日本のように官製相場といわれる政府が市場に介入する
ことが多い国では通用しにくいとの指摘も。うーん、明るい材量が欲しい
証券業界が飛びつきたいのも分かりますねぇ。市場は感情的でもありますから。
過去に一度だけ外れたことがあるという指数。さて今回は当たるのか?!

昔日本で、きちんと投資活動をおこなって、一代で財産を築いた本多静六氏
がおられました。この方の時代にはきちんと一定の方針を決めて投資を行って
いけば大金持ちになれたようですが、現在は投資活動も複雑化しているよう。
なかなか昔のようには簡単にはいかないようです。

とはいうものの、今の若い世代は年金も当てにはできなさそうですし、
自分達で財産を築く努力をしていかなければいけないでしょうねぇ。
ひと昔前みたいに政府が老後の面倒を見てくれるということはないでしょう
し。まずはいろいろな『用語』『言葉』から知っていくのがいいかも
知れませんね。
 
 


新学習指導要領がもたらすもの 2002年04月25日(

 
4月の頭に合併・始動してからトラブル続きのみずほ銀行。さらに25日、
30日と決済やら振り込みやら、かなりの件数をこなさなくてはならない
ということで、まだまだ気は抜けない様子。とりあえず25日は乗り切った
ようですが…。

合併により資本力では日本一の銀行へと変身する予定が、とんだことに
なってしまったようです。準備に2年間半をかけたわけですから、技術的
な問題というよりは、人的な問題なのかも。『信用』によりなりたって
いる金融業界です。大口の顧客離れが進んでいるとか。

なんとなく雪印の時と同じような印象を受けますねぇ。日本の社会の
問題点が、どんどんあぶり出されてきているような感も受けます。
天の意志なのやもしれません。とにかく、みずほ銀行の方々には心を
入れ替えてふんばって欲しいものです。
 
 

新学習指導要領の導入について、精神科医の和田秀樹氏のコラムを読む
機会がありました。以前から手厳しい反対論を展開してきていますが、
今回も文科省を医者に、児童・生徒を患者に例えて、持論を述べられて
いました。

アメリカなどですでに同じような仕組みが試され、失敗に終わってる
ことを指摘しながら、「人体実験に相当する教育法」とかなり厳しく
批判されています。日本国内でもすでに二回程、77年と89年の
学習指導要領改訂の際に『ゆとり教育』と銘打ち試みられたが、
子供達の平均学力が上がることも、メンタルヘルスが改善することも
なかったと述べられていました。

99年の調査で、中学二年生の学習時間を世界38カ国で比較すると、
日本の子供達の平均学習時間は1.7時間と、世界平均の2.8時間を大きく
割り込み、36位であったとか。確かに、こんな状況でさらなるゆとり
が必要なのかは疑わしいところです。

このままいくと、日本が治療困難な重病人になる可能性が「大」と
結ばれていました。文科省の方々もこの調査結果とかはきちんと目に
されているハズ。一度決めたことだからと突っ走らないで、一旦
足をとめる余裕をもっていただきたいですね。
 


郵便事業の行方 2002年04月27日(

 
GW初日のこの日、少し肌寒かったですが、皆さんいかがおすごし
でしたでしょうか?

小泉内閣発足後一年が経過し、なかなか手厳しい評価が下されて
いる様子。支持率もかなり落ち込んでいます。ですがこれが妥当な
姿なのかも。空気といいますか、ムードに流されやすい日本人です
から、熱が冷めたこれからが落ち着いてやれるのかもしれません。

変化を嫌う国民性なのか、とにかく変化が起こるのには時間がかかる
日本の社会です。最初から完璧な制度改革を行う方が無理かとも
思います。とりあえずまな板にのせてから、不具合な部分を直して
いく方が良いのかも。小泉改革が失敗するようであれば、それこそ
日本丸が沈没しかねません。とにかく小泉内閣には頑張って欲しい
ものです。
 

小泉改革の大きな柱のひとつが郵政事業改革ですが、郵便事業が
民営化された場合に参入を表明していたヤマト運輸が、現時点では
郵便(信書便)事業参入を見送ることを明らかにしたとのこと。
そうなると、せっかく民営化されても参入する民間企業がでない
こともありえます。

見送る理由として、「民間企業を官業化する法案。民間企業の一挙
手一投足が総務省の許認可に縛られかねない」と有富社長は説明した
とのこと。具体的には
(1)信書便法成立後も郵便法5条で信書事業は原則として郵政公社の
 独占と規定される
(2)信書の定義も依然として不明確
(3)信書の定義の詳細は今後ガイドラインで決めるとしているが、
 過去の経緯から総務省との信頼関係は失われている
などを挙げたようです。

まぁ、旧運輸省とさんざんやりあって、宅配事業をここまで発展させ
てきたヤト運輸側としては当然の反応でしょうか。政治家の方々も
役所のための郵便事業ではなくて、国民のための郵便事業だという観点
を忘れないようにして、より良い選択をお願いしたいものです。



投資セミナー 2002年04月28日(

 
連休を利用してとあるセミナーに行ってきました。
GW中に物好きと感じた方もいるかもしれませんが、いわゆる
「投資」について学ぶセミナーなので、私達の世代には絶対必要だと
以前から考えていたため、思いきって受講してきました。

都内某所で開かれたセミナーには、連休中の天気の良い日にも関わらず、
多くの人が足を運んでいました。そのほとんどが20〜30代の若者
ばかり。中には関西から来られた方もいたようで、なかなか盛況でしたね。
なぜか日本では、「お金」のことについて語るのは下品なことと、という
意識があるのでしょうか。この手のセミナー自体が少ないようにも感じ
ます。(私もネットでたまたま見つけました)

私達の祖父母や親の世代ならば、一流大学を卒業して、一流企業に就職
して、一生その会社を勤め上げれば、老後は国や自治体が面倒をみてくれ
る仕組みになっていました。要するに、この「投資」の部分を、会社や国
が代わりにやっていてくれたわけです。今、若い人たちについてはそうは
行かないでしょう。給料は上がっていかないでしょうし、年功序列では
なくて能力給にになっていくでしょうし、リストラも昔にくらべれば、
かなり頻繁に行われるようになりました。自分のことは自分で考えていか
なくてはいけない時代に突入しつつあります。

『金持ち父さん 貧乏父さん』というベストセラーには、ファイナンシャル
・インテリジェンス、つまりお金に関する知識を身につけることの大切さ
が説かれています。ここら辺は学校では学べません。カリキュラムには
全然入っていませんし。私も、この部分を少しづつ学んでいきたいなぁと
考えています。(^^)
 


景気回復のきざし 2002年04月29日(

 
補欠選挙の投票がおこなわれましたが、自民党が圧倒的に強かった新潟で、
自民党推薦の候補が敗北してしまいました。この結果を受けて、新聞など
では「小泉政権の人気にもかげりが?!」という感じで大きく取り上げて
います。とはいうものの、対立候補者も民主、社民、共産の推薦候補と
結局は政策面から選挙が争われたわけではなくて、単に自民党の勢いが
衰えた結果のように思えてしまいます。いずれの候補者が勝利したと
しても、とにかく日本の未来をどうしていくか。それを真剣に考える政治家
であって欲しいものです。
 

相変わらず、暗い見出しのニュースが多い中、経済には明るさも見えて
きたかもしれません。

まずはアメリカ経済ですが、今年1-3月期の実質成長率は前期比で年率
5.8%と極めて高い水準になり、米国の不況長期化で世界経済が失速する
というシナリオを回避できたことがはっきりしたとの記事を読みました。
世界経済を牽引していく役割を担うアメリカの景気が回復しつつある、
というのは日本にとっても明るい話題です。まぁリスクもあるようで、
最も懸念されるのは原油価格の動向とのこと。中東情勢が依然として不安定な
ため、原油価格は高水準で推移している。この価格がさらに上昇し、
ガソリン価格が高騰すれば、自動車を多く利用する米国人の心理に悪影響
を与えかねないということです。

日本経済はどうかというと、こちらも回復の基調にあるとの見通しを、
長谷川慶太郎さんがコラムに書かれているのを読みました。それによると、
次第に日本の景気は回復する方向にあるとの判断に傾く動きになってきており、
とくに米国の景気回復の好影響を受ける業種は、受注の急増を経験し、
改めて一時解雇した従業員を再雇用する企業すら生じているとのこと。

日本の企業の強みは、機械を中心とする資本財と部品、素材の生産財が
輸出全体のほぼ80%以上を占めるという点で、円高などに左右されない
ところだとか。米国の景気回復が本格化するにつれて、日本の機械製作力
に依存する米国向けの輸出は増加の一途を辿り、それにつれて米国向けの
商品輸出に依存している東アジア向けの輸出も急速に増加するとの見通し
を示されていました。

底力があるにもかかわらず、長引く不況下で必要以上に自信をなくして
しまっているのが今の日本人なのかも。ですが、こういう時にこそ、次に
成功する人たちが着々と準備を進めているのでしょう。落ち込んでばかり
いずに、次の成功の流れにきっちり乗っていきたいものですねぇ。(^^)
 


銀行のシステム障害とコメ支援 2002年04月30日(

 
システム障害がつづくみずほ銀行。1200万件という膨大な取引き
処理が行われる予定のこの日、どうなることかと思いましたが、
何ごともなく乗り切った様子。やれやれです。代わりと言ってはなん
ですが、東京三菱銀行で一瞬ひやりとする場面があったとか。まぁ、
こちらも大したことはなかったようですが…。

おそらく現場の方々は寝る間も惜しんで、復旧作業に追われたことかと
思いますが、今回の事件は、合併前のトップ同士の主導権争いが引き金
になっているようです。ここでもまた、利用者よりも仲間内のことや
自分達のメンツを優先させてしまう、日本の企業の悪しき体質が浮き彫り
になったのかもしれません。「お金」という本来ならば実態のないものを
扱う商売です。「信用」がなければなりたたない商売なのですから、
みずほ銀行のトップの方々も基本に立ち返り、頑張ってほしいものです。
 

北朝鮮がコメ支援を露骨に要求している…そんな記事を読みました。
北朝鮮いわく「行方不明者」問題などを協議する日朝赤十字会談が、
北京のホテルで開催されたとか。「行方不明者」の調査再開を正式に
確認したということですが、具体的なことはなにもなかったようです。

かなり北朝鮮も切羽詰まっているのでしょうか、日本に対する米や
医薬品などの支援を期待しているようです。とくに年間200万トン
といわれる米不足を解消するためのようです。

日本政府としては、拉致者のことを出されれば交渉のテーブルにつか
ざるをえませんが、もう少し骨のある対応ができないものなのかと
いつも思います。北朝鮮としては日本から「コメ支援」を引き出す
最大のカードとして「行方不明者問題」をあつかっているのは明らかです。

日本の政治家や外務官僚の交渉力、駆け引きの能力の問題なのかも
しれませんねぇ。言葉のハンデというよりは、そういった技術を修得
していないということと、きちんと歴史から学んでいないということ
なのでしょう。確かに、政治家の方々もいろいろとお忙しいのでしょう
が、国際舞台で活躍する上では、絶対必要な技術です。本来ならば
こういう技術を身に付けていない人間を、こういった場面で登用しない
くらいの心構えでのぞんでほしいのですが…。

ぜひ毅然とした対応を、日本政府にはお願いしたいものです。
 
 



 

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