『戦争が嫌いな人のための戦争学』 2002年03月02日(
 
久しぶりに新しい本の紹介を。(^^)
戦争が嫌いな人のための戦争学』(日下公人著、PHP研究所)という題名の本です。
日下さんの出される本は題名がユニークなモノが多いですが、この本もかなり刺激的な
タイトルがつけられていますね。ついつい期待して手にとってしまいました。

戦争が好きな人間はいない!…そんな反応がでてきそうですが、実際、世界に目を向けて
みると各地に紛争が耐えないのが現状です。日本のマスコミの情報に頼っていると世界
状勢が分からない、という長谷川慶太郎さんの意見に従って、英語媒体からも情報を
仕入れる努力(すらすら読めないので(^^ゞ)をするようになったのですが、兵士や泣叫ぶ
人々の写真などが多く掲載されているのを目の当たりにすると、確かに不景気かもしれ
ないけれど、生命の安全がまず保障され、3度の食事に事欠かず、寝る場所にもまず困って
いないのが大多数の日本人だと思うので、「ああ、なんて恵まれているんだろう」と
改めて感謝の念いでいっぱいになりました。

で、この本ですが、普段日本の社会ではきちんと話題に登ることのすくない「戦争」に
ついて、なぜ起きるのか。どうしたらその危機を回避することができるのか。個人としても
国家としてもヒントがいっぱいの本かと思います。

日本では民族問題が表立って噴出してくることはあまりないようですが、それは日本が
豊かで政府が多額の地方交付税を払っているせいだとのご意見。(そうやって考えると、
東京や大阪の反乱が起きないのが不思議とも指摘されていましたが)

日本人はともすれば国民とか国家という言葉を嫌う傾向があるけれど、人間には国家
が必要であり、特に日本人には国家が必要であるということ。なぜかといえば、文明国
であり他国よりも豊かな国であり、また地球上で一番住み心地がよいところを占有して
いるからだとも述べられていました。(要するに、他国の羨望の的、嫉妬の対象になって
いるということです)

また日本では少子化が問題になっていますが、人口増加が問題になっている国の方が戦争が
起こりやすいとも指摘されています。そういう意味では少子化も悪いことばかりではないの
かもしれませんねぇ。

この本を読んで、自分の現状がいかに恵まれているか実感しました。そして日本のよい文化や
習慣が広めることができれば、世界も平和になっていくとも感じました。ただし油断は禁物
ということですよね。平和な時代が長く続けば、必ず現状に満足しない人々によって反乱が
起こされてきたのが歴史のようですし、人間はそういうものだと踏まえた上で、平和で豊かな
社会を維持し、発展させる努力が必要なのかなぁと思いました。
 



『社長も成果主義も不要になった!』 2002年03月03日(

 
昨日に引き続き本の紹介を。(^^)
社員の幸せを追求したら社長も成果主義も不要になった』…という長い題名の本
です。(日下公人著、ソニー・マガジンズ)

またまた日下さんのご本なのですが、この本のタイトルもユニークですねぇ。
何について書かれた本かといいますと、安売り競争が激しいメガネ業界にあって、
その型破りな経営方法で注目されているメガネチェーン「21」という会社の
設立や会社経営、また苦労話、裏話についてです。

広島が本拠地のこの会社ですが、もともとリストラされた人々が中心となって
興されたモノです。経営方針として、

1.利益はすべて、社員で山分けし、顧客に還元する(利益を残さない)
2.株主は社員で、社員による共同経営
3.人事破壊で合理化(管理職がいない)
4.会社の業績、財務状況、全社員の給与・賞与明細などの情報開示
5.社員間の競争排除(ノルマなし、成果・能力主義ではない)

こんなことで会社が成り立つのか!?…と思われた方、どうやって実際に運営
されているかは、ぜひ本書を読んでみてくださいませ。(^^)

とにかくこの会社で感心することは、日本的な経営が悪く言われがちな今日この頃
ですが、その良さを存分に取り入れていること。そして、「人間」や「組織」と
いうものが良く研究され、会社経営に生かされていることだと思います。

また素晴らしいと思ったのは、「商売」というものは顧客のためにするものだと
いう点が徹底されていること。そしてメガネ業界というのは他人の不幸を飯のタネ
にしているのだから、視力を回復させる治療法なり薬なりが開発されればそれを
喜び、他業種への転換を進んではかるべきである、と代表の方が常々口にされて
いることですねぇ。なかなかできませんよねぇ、そういう事って。

日本人が忘れてしまった精神を思い出させてくれる一冊ですね。お勧めです、ぜひ
ご一読を。(^▽^)
 



株価上昇、週5日制の実施率、スイスの国連加盟 2002年03月04日(

 
準大手ゼネコンの更生法申請など、日本の市場がどのように反応するのかと思いま
したが、これで不良債権処理が進行して日本経済が良くなる、と投資家は判断して
いるようですねぇ。ここ二日ばかり株価が大幅に値上がりしています。
このままいけば3月危機はどうやら起こらなくてすみそうです。
 

2002年度から始まる学校完全5日制で、全国の私立小学校、中学、高校のうち、
約45%が当初は実施を見送ることが4日、文部科学省の調査で分かったとのこと。
大学受験への影響を懸念したり、「授業以外の活動も含め5日では足りない」と
判断した学校が見送りを決めた結果とみられているようです。

進学校といわれる学校ほど、授業時間および学習内容の削減の影響を深刻に受け
とめていることでしょうねぇ。MXTVのトーク番組で、石原都知事と渡部昇一先生
が話されていたのですが、確実に学生のレベルは低下している様子。ちょっと前
なら早慶レベルを受けていた者が東大を受験し、さらに学力レベルの低い者が早慶
を受験し…。留学生も日常英会話こそ上手くなっているものの、中身のある話しが
できる若者が少ないようで、「せめて君たちくらいの話ができる人をこさせて
欲しい」と海外の大学教授からクレームを受けているとか。

こういってはなんですが、文部省、現在では文部科学省に教育を任せれば任せて
いくほど悪くなっていくようにも感じてしまいます…。もっと自由に、世の中の、
そして教育を受ける子供や親御さんたちのニーズにあった教育が実施されるように
なればなぁと思います。
 

永世中立国として名をはせてきたスイスですが、国民投票で国連加盟が決定した
ようですねぇ。時代の流れなのでしょうか。とはいえ僅差だったようで、国民には
アメリカ主導の国連に疑問を持つ声も大きいようで、今後どうなっていくのか注目
かもしれません。高度情報化社会を迎え、物の流れも人の流れも変わってしまい
ました。起こりうる「戦争」の内容も変化してきています。今は国同士が正面切って
闘うスタイルにはなりにくい世の中です。去年の同時多発テロのような、敵味方が
一見はっきり分からないような状況が生まれてくることでしょう。こういう時代です。
正確な情報を入手したりテロリスト対策をきちんとするためにも、国際強調が
欠かせないというのがスイス国民の判断、ということでしょうか。
 


鶏肉の偽装工作と国会の動き 2002年03月05日(

 
雪印食品ばかりでなく、あちこちで食肉の偽装工作が行われていたようですねぇ。
全農系列の全農チキンフーズが昨年、中国産やタイ産の鶏肉を国内産・無農薬
と表示して販売していたとのこと。「国内産」「無農薬」を売りに顧客獲得を
していたことから、欠品は出せないと判断したせいとのことですが…。

確かに、売り文句と違う状況になればクレームが来たり、顧客数が減少するかも
しれません。ですが、きちんと状況を説明していろいろなサービスを付加するなど
の工夫をこらせれば、日本の消費者も理解をしてくれそうに思えます。嘘をつく
ことでその場しのぎはできても、長い目でみれば、消費者の信頼を失ったツケは
後々に響いてくることになるでしょう。

いわゆる「黒豚」なんかも、生産量からすればこんなに流通しているのも妙な
話で、このうちのどれだけがホントに「黒豚」なのかなぁ…と考えてしまいます。
価格設定が低めの商品は、やはり疑ってしまいますよねぇ。
 

日本の株式市場に機関投資家や外国人が戻っってきたようで、積極的な売り買いが
進んでいる日本の株式市場。日本政府のデフレ対策が評価され、佐藤工業の経営
破たんについては、不良債権処理の進展への期待感の現れのようですねぇ。

政治と経済は密接な関係にあります。で、現在の日本の国会はというと、鈴木宗男氏
の問題に集中してしまっている様子ですねぇ。なんかもったいないです。
もちろん、この問題もきちんと処理していく必要はあるかと思いますが、こちら
ばかりに集中してしまうことで、せっかくの浮上するチャンスを逃してしまうかも
しれないのはもったいないですし…。まぁ、もっとも、小泉内閣では次に繰り出して
くるデフレ対策案はきっちり錬られているのかもしれませんけど。それに期待しますねぇ。
 
 


国民の意識、マスコミの意識 2002年03月07日(

 
とりあえずここ数日、日本の株式市場は取引きが活発に行われている様子。とはいえ
本格的に景気が回復したわけではないようです。政府がデフレ対策をきちんと取る
であろうという期待の表れなのかもしれませんし。ここで気を緩めることなく、
小泉内閣には政策の実行をお願いしたいものです。
 

いろいろな出来事がおこっているせいもあるのでしょうか、なかなか事態が進んで
いかない不審船問題ですが、日本政府が引き上げに向けて動きだしたことに関して、
中国の唐外相が「(日本側は)事態をエスカレートさせ、複雑化させる行動を
とってはならない」と事実上、船体引き上げの見送りを促したとのこと。また
唐外相は、不審船が海保巡視船との銃撃戦の末に沈没したことについて、改めて
「強い不満」を表明したようですが…。

もっとも、中国も同じように対応したと思いますし、(場合によってはもっと過激な
行動に出ていたかもしれません)中国の立場上、このように引き上げ反対を表明
することは不思議なことではないでしょう。なぜこのように報道されるかといえば、
これも日本のマスコミの体質なのかもしれません。『中国が日本に対してこんな
不満を持っている』というシチュエーションをあえて作り出したいのかも。

ここ数年でかなり日本政府も「普通の国」の対応ができるように変わってきたようで、
オタオタすることなく冷静に対処している様子。「記者会見で記者団側から質問が
出なければ、積極的にあのようなコメントをするつもりはなかったのではないか」
と見ているようです。

まだまだ日本には、心の祖国は中国といいますか、日本や日本政府を悪者にするのに
熱心な記者が多く存在しているのかも。政府や国民の意識の方が、ずーっと先に進ん
でいるのかもしれませんよねぇ
 


マクドナルドの新事業、2つ 2002年03月09日(

 
国会でのやりとりが国民の注目を集めていますねぇ。
うーん、鈴木宗男氏の疑惑を解明することも大切なことかと思いますが、もっと大切
な問題が山積みのハズ。野党の議員さんたちが、ここぞとばかり生き生きして見える
のは私だけでしょうか。もっと別の場面でも生き生きとした議論を目にすることを
期待してしまいます。
 

ついつい動向を注目してしまうマクドナルドですが、少し前に取り上げた電子商取引
事業が本格的に導入される様子。大前研一氏と協力して新会社を立ち上げるようです。
顧客に発行した情報誌に記載されたバーコードを携帯電話に取り付けた装置で読み取り、
インターネットを介して商品購入やチケット予約ができる仕組みとか。従業員14万人、
年間延べ来店者数が約十三億人にも達するマクドナルドです。大きな事業になりそう
ですねぇ。

また新しいチェーン店も展開するようです。英国のサンドイッチチェーン『プレタ・
マンジェ』と組んでサンドイッチを売り出すとのこと。旬の野菜や果物をふんだんに
使った新鮮さが売りとのことで、いままでマクドナルドが弱かった部分ですよねぇ。
まず銀座から出店を始める予定とか。ちょっと楽しみです。

藤田田社長によれば、「もうデフレは終わった。円安で輸入原価が上がり、二年後には
物の値段があがる」とインフレ時代を見越して先手を打ったとのことですが…。
マクドナルドにくらべ値段設定が高めになるようで、ターゲットが10代から20代の若者
とのことですからそうそう上手くいくのかなぁ、って感じもします。

日下公人さんや長谷川慶太郎さんのご意見では、21世紀の先進国ではデフレ社会が基本
となりそうとのこと。ただし、日下さんはこれからインフレになるであろう分野もある
との分析もされています。なにかと言えば、これからニーズが増えることはあっても減る
ことはなかろうシルバー産業です。とすると藤田社長の思惑通りにはいかないかもしれない
ません。日本ではかえってお年寄りに受けたりとか、受けるような方針でやった方がいい
ような気もしますねぇ。さてさて、どうなりますか。
 
 


ゆとり教育の波紋 2002年03月10日(日

 
今春から実施される新学習指導要領で、学習内容が3割削減されることになることは
何回か取り上げてきましたが、これに対し当事者の小中学生の半数近くが「削減する
必要はない」と考えていることが、民間教育団体の調査で分かったとの記事を読み
ました。学校の完全週休5日制についても肯定的な意見は5割に過ぎなかったとの
こと。

調査対象は語彙力検定を受けた子供たちということで、勉強熱心な子が中心だった
ためにこういう結果になったのかもしれませんが、将来まじめに働いて、社会を
しっかり支えていってくれるのはこの層かとも思います。当事者たちは不安に感
じているわけですよねぇ。

ちょっと視点を変えて、検定の不合格者に限って結果を見ると、学習内容の削減や
週休5日制導入に対して好意的な回答が増えるようで、このままいくといわゆる
「出来る子」と「出来ない子」との2極分化に拍車がかかりそうです。親御さんが
よっぽどしっかりしないといけないかもしれません。

『金持ち父さん貧乏父さん』というベストセラーがありますが、この中では学校
教育に対して必ずしも好意的なことがかかれていません。ですが、この本の作者や
引き合いに出されているビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズなどは、学校以外
で磨く必要のある能力、才能に恵まれた人物だったわけで、全ての人々にこれが
当てはまるわけではないと思います。大多数の人々は学校教育をきちんと受けて、
知的トレーニングを積んだ上で社会に出て行かないと、使い物にならないかも
しれませんよねぇ。(親御さんがきちんと子供に教育を施すことができれば
話は別でしょうけど)

一回決まって走り出してしまうと、なかなか軌道修正ができないのが日本の社会の
欠点ではありますね。教育の影響がでてくるのは1世代後、30年ぐらい後のこと
になります。国を滅ぼすのに武器はいらない、教育をダメにすればよい。という
話を聞いたことがあります。ホントにそう思います。注意深く見守っていかないと
いけないでしょうねぇ。
 


国会の証人喚問とビザの免除 2002年03月11日(月

 
この日は鈴木宗男氏の証人喚問ということで、テレビの視聴率もかなり高かった
のではないかと思います。ニュースでみた限りでは野党も役割分担して時間を
有効活用することで、かなり突っ込んだ追求を行うのかなぁと思ったのですが、
終わってみれば尻切れとんぼ、不完全燃焼といった感を受けました。まぁ、
これに関しては、与党も野党も、そしてマスコミも、このようなことが行われて
いることは前々から把握していたようでもありますし、皆、あまりえらそうな
ことは言えないのかもしれませんね…。
 

Wカップですが、期間中の韓国人のビザを免除することで日韓政府が合意した
との記事を読みました。Wカップ観戦目的でなくとも韓国人であればビザは不要
なるとのことです。うーん、ちょっと恐い話しかも。実際問題、韓国からの不法
滞在者は五万六千人にものぼるとのことですし、またすぐ近くのテロ国家の動向
も気になります。もちろん韓国政府も万全の体制をとって望んでくれるとは思い
ますが、日本人自身がきちんとリスクを引き受ける覚悟があるのかどうかが、一番
不安かも。なにか起これば「国が悪い」「自治体が悪い」「警察が悪い」…等々。
他に責任転嫁することになるやもしれません。日韓共催になった時点で大変な事を
引き受けたものだと正直思いましたが、何ごともなく過ぎてくれることを祈る
ばかりです。
 


日本人拉致疑惑解明と週5日制導入への反対表明 2002年03月12日(火

 
昭和58年に英国留学中に失踪した女性は北朝鮮に拉致されたらしい…
こういう記事がこの日の一面を占めています。よど号乗っ取り犯の妻だった
女性が最近になって警視庁に対して供述したとのこと。これを受けて警視庁
は北朝鮮に拉致された疑いが強いと断定したようです。

日本の公安幹部の記者会見で、「国家の使命は国民の生命の安全を守ること」
という発言がきかれました。うーん、日本も普通の国になってきたなぁと実感。
今までだったらマスコミからの批判をあびるのを恐れてなかなかその手の発言
はできなかったと思いますが、遅ればせながら拉致されたであろう人々を救出
すべく、日本政府にはあの手この手を使って頑張っていただきたいと思います。
 

石原都知事が4月から毎週土曜日が休みとなる完全学校週5日制に関し、各
都道府県を通じ私学にも実施指導を求めた文部科学省の通知に、異を唱えたと
いう記事を読みました。都議会予算特別委員会での質問に答えたもので、
「愚劣な通知を右から左へ伝達するつもりは毛頭ない」と述べ、通知を無視
する構えを見せたようですねぇ。通知は「国家にとって致命的で、危険なもの」
とも発言されたとか。

私も文部科学省の通知に関しては『行政指導』?って感じましたし、日本の将来
を担う若者達の学力を低下させるモノだとも思います。まず、東京都知事が反対
姿勢を鮮明にしたことで、これに追随する自治体も多く出てくるのではない
でしょうか。まぁ全国一律でなんでも行う時代は過ぎたのでは。
これからは各自治体ごとに特色のあるサービスを展開し、それにより住む場所を
選ぶ時代がやって来るのかもしれませんよねぇ。
 



領土問題と日本の漫画のハリウッド進出 2002年03月13日(水

 
鈴木宗男議員が北方領土返還要求を打ち切るべきだと外務省幹部に発言した
ことが議論をよんでいますね。ニュースとかで取り上げられた時、オフレコ
発言をあえて大きく取り上げられてしまったのかなぁ?とも思ったのですが、
どうもそうでもない様子。自国の領土問題よりも経済交流を優先させるという
姿勢は、個人的にそういう意見を持つことは構わないとは思うのですが、
一国の政治家がそういうことでは困ります。あわよくば領土をかすめとろう
とする国があるかもしれませんし、現実に日本だっていくつか領土問題を
抱えています。国家の主権を守るためには譲ってはならないところがある
ハズですね。
 

全然話題は変わりますが…
ドラゴンボールがアメリカで実写映画化、そんなニュースが流れました。
スターウォーズシリーズなどでおなじみの20世紀フォックスが取り組むそうで、
ひょっとするとジェームズ・キャメロンやリドリー・スコットという大物監督が
撮ることになるかもしれません。(日本の漫画がハリウッドで撮られるのは
初めてとのこと)

ドラゴンボールは日本の漫画やアニメファンにはおなじみの作品ですが、
世界各国で漫画が翻訳され、テレビアニメシリーズも多くの国々で放映されている
と聞きます。作品はシリーズものとして作られ、制作費も約1億ドルをこえる
見通しとか。いやー、なんかさすがハリウッドっていう感じがします。

まぁ、アメリカの映画監督の中には日本のアニメや漫画の影響を色濃く受けた
方々もいらっしゃるし、どんな感じに仕上がるのでしょうか?マトリックス風
な作品になりそうな気がしますね。

私が観に行くかどうか…キャスト次第でしょうか。(^^ゞ



お金を預けるのも自己責任 2002年03月14日(木

 
春闘花盛り、といったところですが、ベアゼロ回答が多かった
ようで、ない袖は振れないといったところでしょうか。この時に注目される
のはトヨタをはじめとする自動車業界ですが、トヨタが労働コストの抑制を
しなければ国際競争に勝ち抜けないという理由で、ベアゼロを表明、従来
だと右に習えになるのですが、今回はゴーン氏率いる日産は満額回答だった
ようで、何でも横並びの日本の社会もだんだん変わってきましたねぇ。
 

そんなこんなで慌ただしい年度末になってきましたが、延び延びになって
いたペイオフがいよいよ解禁になります。実際には社会の混乱を招かない
ように日本政府が行動するでしょうが、「何をやってもつぶれない」から
「下手な経営をすればつぶれる」という風に変わったことで、各金融機関
の経営陣も気を引き締めることにつながりそうですね。

預金者の側も安穏とはしていられなくなりました。あくまでもお金を
「預けている」わけではなく、実際には「貸している」のですから、
自分達で金融機関を吟味していく必要がでてきました。そして経済の
ことは難しいかわ分からない、と匙をなげてしまうのではなくて、きちんと
世の中の仕組みを勉強して行くことも必要ですね。これからは「知らなかっ
た」では済まない時代がやってきます。

郵便局に預けているから大丈夫とか、何個か口座をわけてもっているから
大丈夫だとか、個人用と事業用にわけているから大丈夫だとか…単純に
そういうことにはならないようなので注意がいりそうです。自分の資産です
し、賢く守っていきたいですよねぇ。

これを機会に今まであまり注目されてはこなかったようですが、各金融機関
の経営姿勢などにも注意を払ってみるのもいいのかも。預金者に分かりやすい
ディスクロージャー(情報公開)を心掛けているところとかですねぇ。(^^)
 


北朝鮮からの亡命 2002年03月16日(土

 
北朝鮮からの脱出難民25人が、北京のスペイン大使館に韓国への亡命を
希望して駆け込んだ映像がニュースで流れました。25人はフィリピン経由
で韓国入りする予定とのこと。比較的警備の手薄だったスペイン大使館を
狙ったようで、観光客に見せ掛け、ツアーガイドまで仕立てた逃亡劇だった
ようです。

中国国内にはこのような北朝鮮からの逃亡者が数多く潜伏していて、韓国
への亡命の機会を伺っているとも聞きました。中国は北朝鮮との関係を悪化
させることを恐れてか、この人々を難民とは認めずに発見次第強制送還して
いるようですね。今後、各国大使館周辺の警備が強化されることが予想され
ます。

北朝鮮には韓国を始めとして、日本、アメリカを中心として「人道的援助」
と称して多くの物資や資金の援助を実施してきましたが、人民のためには
ちっとも役にたっておらず、軍事政権を生き延びさせるのに一役買って
しまった形になってしまいました。その結果、日本もその安全を脅かされ
ようとしています。

北朝鮮の実態、欺瞞が次第に明らかにされてきました。相変わらず日本の
大物政治家の中には北朝鮮を擁護する姿勢の方も見受けられますが、そろそろ
日本人の安全や利益を優先させるように、頭を切り替えて欲しいものです。

さらに、一人の日本人女性が北朝鮮に拉致されていたことが明らかになりま
した。よど号事件の日本人たちの妻にすることが目的だったとのことですが、
ひどい話です。北朝鮮を素晴らしい国だと思い亡命したというのに、なぜ
現地の女性と結婚しなかったのでしょうねぇ…。まぁ、本人たちの口から
聞かなくてはホントの理由は分かりませんけれども。

きっちりした対応を、日本政府にはお願いしたいと思います。



国益と省益 2002年03月17日(日

 
スギ花粉が飛びはじめるのがはやいと思ったら、桜の開花も例年になく
早いようですねぇ。街を歩いていると、周囲の花が開きはじめて、次第
に春めいてきました。(花粉のピークもすぎた感じで嬉しいかも)

昨日北朝鮮は拉致された女性のことについて書きましたが、拉致目的に
ついて勘違いしていたようです。北朝鮮に拉致した男性と結婚させる
目的で拉致したということで、それならば納得もいきます。無理矢理
連れて来られて現地の女性と結婚したがるとも思えませんし、拉致目的
が工作員の日本人教育のための先生役ということですから。
いずれにしてもひどい話です。さらに2人が拉致されていた(うち1人
は既に帰国?)疑いがあるとのことですから、早く真相を究明して欲しい
ものですねぇ。

最近、「国益」という言葉がよくとりあげられますよねぇ。
鈴木宗男氏の問題では、北方領土問題で領土問題解決よりも経済交流を
優先させようとした鈴木氏に対し、日本の主権を守ろうとする外務省幹部
が殴られたりしたということですが、一方で北朝鮮による日本人拉致疑惑
を巡っては「外務省幹部から『政治家が拉致問題にこだわるために日朝
国交正常化がうまくいかないのは国益に反する』と言われた」と安部官房
副長官がテレビ番組で述べ、外務省の対応を非難していたようです。

うーん。後者に関しては「国益」というより「省益」?という感じを持って
しまいます。領土を守ることと国民の安全を守ること、この二つとも国の
大事な役割のハズ。外務省の姿勢には正直不安を覚えます。

ただひと昔前に比べれば、「国益」について語りやすい雰囲気に大分
変わってきています。良い方向に国の舵取りをしていって欲しいと思います。
 


グルメブームの裏には 2002年03月18日(月

 
テレビのスイッチを入れれば、グルメ番組花盛りの日本の社会。格安
のグルメツアーの特集も数多くみられます。そんな中取り上げられる
ことが多いのが「かに食べ放題」を売りにしているタイプでしょうか。
「安いし、美味しそうだ」と素直に感心していましたが、そうそう
喜んでばかりいられない記事を目にしました。

北海道近海では、ロシア漁船によるズワイガニなどの高級海産物の
密猟・密輸問題が横行し問題になっているとのこと。偽造証明書を
使い10年以上にもわたって続いてきたようで、密輸で得た不当利益
は一年間で焼く1500億円にものぼるとか。しかもそれら水産物の
行く先は日本市場。日本のホテルや料亭などへの供給には密輸モノが
かなり入っていて、もし密輸がストップすれば国内市場が大混乱に
陥る可能性は大きいようです。

乱獲による水産資源の枯渇を心配するロシア政府から、取り締まり
への協力を求められている日本ですが、本格的に取り締まるのは
なかなか難しい様子。市場を混乱させたくないでしょうし、また
ロシア国内でのゴタゴタもあるためとか。(ロシア政府は積み出し
証明書は「偽物」と言っていますが、ロシアの一部地方当局が発行
しているという情報もあるようです)

カニのお刺身とか、カニしゃぶを豪快にぱくつくシーンが数多く
流されていますが、かつて庶民にはなかなか手が出せなかった
高級海産物の値段が下がっている背景には、このようなことがある
のですねぇ。あんまり度が過ぎれば、世界中から浅ましい国民と
侮られるようになるかもしれません。不景気といわれながらも
豊かさを享受し続ける日本人。もっといろいろと考えなくては
いけないのかも。



企業をみる目を養う 2002年03月20日(水

 
3月、この月に決算期を迎える企業も多いですねぇ。去年から
今年にかけては事件が多かったためか、影響を受けた企業も多か
ったようです。

特に大きな影響を受けたのは、牛肉を扱う関連企業だったのでは
ないでしょうか。「狂牛病」という恐ろしいネーミング(この名前
だと狂犬病をイメージしてしまいますよねぇ。日本では長年発生
していませんけど)のせいでしょうか、とくに家庭の食卓をあず
かる主婦を中心として、牛肉の消費を控えることが多くなってし
まいました。

その狂牛病のショックが少し和らいだところで、不正表示問題が
発覚。やっと回復しかけていた景気にも冷水を浴びせる形となって
しまいました。これはさまざまなところで行われていたようで、
皆良心が痛んでいたのでしょう、国産豚肉、国産鶏肉と次から次
へと不正表示疑惑が浮上し、消費者としてはいったい何を信じたら
よいのだろうという雰囲気になってしまいましたよねぇ。
(私の場合は外国産の食肉を食べていることが多いため、あんまり
気になりませんでしたけど)

『国産』にこだわる消費者心理をついたものかもしれませんが、
困ったものです。うーん、こういう場合には契約農家と直接やりとり
している企業などが信用できるでしょうか。私が知っている企業だと
日本ケンタッキー・フライド・チキン社などでしょうか。フレッシュ
さを売り物にするために国産にこだわっているようで、契約内容も
厳しいようでした。(ただ、チルド技術が進歩すれば外国産に
切り替える可能性もありますねぇ) またマクドナルドでは
もともとオージービーフしか使用していないようですし。

不正を働いていた一部企業のおかげで、関連業界全体が消費不況
にあえいでいます。潰れる企業や個人営業店などが多くでてくる
かもしれません。生産者は同時に消費者でもありますから、さら
不景気に拍車をかけてしまうかも。ここは消費者側も賢くなって、
企業を研究する必要がありますねぇ。全部が全部ダメということ
ではなくて、こういう時こそきちんとしている企業を見分ける目
を養っていかなくてはならないのではないでしょうか。
(明日は我が身かもしれませんしね)
 


善悪を教えるのは 2002年03月21日(木

 
例年になく早い春の訪れでしたが、桜も満開になってしまいました。
各地で桜まつりが開催される予定がありそうですが、桜なしでの
開催になってしまいそうですねぇ。

お休みだったこの日、夕方のニュースを見ていたのですが、
最近の書店における万引きの実態の特集を組んでいました。その
映像を観てあぜん。最近では中学生ばかりか小学生までも、どう
しても読みたかったから1、2冊万引きするというかわいいもの
(といったら語弊があるか?)ではなくて、最初から売りさばく
のを目的として盗むケースが増えているとのことでした。
うーん、という感じです。

相手が商売でやっていて、それで生活しているのだということに
は全く思いが至らない様子。つかまった子供達の謝罪文には、
「お金を出して買うのがバカバカしくなった」というような一文
もみられました。
物事の善悪、そしてお金に関する教育をきちんとしてこなかった
ツケでしょうか。一度に20〜30点もの書籍(コミックを中心)
をカバンに詰め込んでいく姿…どういう大人に成長していくので
しょうか。

捕まった子供達のうち、後で母親と一緒に誤りに来た子供もいた
ようですが、こういう時こそ父親の出番かと思うのですが、最近
の父親は影が薄いですねぇ。善悪を教えるのは基本的には父親の
役割だと思います。接する時間も少ないせいでしょうか、苦労して
仕事して子供達を養っているのだということが伝わっていないの
でしょう。逆に自分の父親が同じような目に合わされているかも
しれないとは想像もしないのでしょうねぇ。(母親が父親を
立てなくなったのも一因かもしれません)

ビデオに写っていたのは男の子が中心でしたねぇ。
渡部昇一先生が指摘されていましたが、『男は鋼、女は金』なの
だとか。男性はそのままでは大成せず、鍛えることによって初めて
大物になっていくとか。男の子をお持ちのお父さん、ガンバレー!
 
 


道路工事&拉致疑惑解明 2002年03月23日(土

 
年度末、車で街を走っているとあちこちで道路が掘り返している
のが目にはいってきます。迂回しなければならない場合もあるので
ちょっと面倒くさいですねぇ。毎年掘り返しているところがある
ように感じる反面、長年掘り返していないところ、痛んでいるのに
なかなか掘り返さないところがあるようにも感じています。ホント
ならばもっと頑丈な道路を作ることも可能だし、手をつけるべき
道路は別にあるのかも。役所と土建屋さんのための道路工事だなぁ
と正直思ったりしてしまいます。ここら辺も変わっていかなくては
いけないですよねぇ。
 

新たな日本人女性の拉致疑惑が発覚などで、すっかり冷え込んでいる
日本と北朝鮮との関係ですが、アメリカなど他国との関係も上手く
いっていないようですので、さすがに北朝鮮も参ってきたようです。
「行方不明者」の調査再開を表明したのに続き、拉致されたとみら
れる日本人の生死に関する情報を日本側に示唆していた可能性が浮上
してきたとのこと。日本政府は慎重な姿勢を崩してはおらず、北朝鮮
の真意を探っていくようです。

今まで日本が人道的措置としておこなってきた米の援助などは、結局
北朝鮮の人民を救うことにはつながらず、現政権を生き延びさせるだけ
の結果に終わっている感も受けます。日本政府の弱腰外交のせいもあり
ましょうが、いまだに日本人を拉致した事実を認めず、「行方不明者」
などという言葉を使ってくるような相手です。日本も一国家としての
対応をきちんとしていかなくてはいけないでしょう。
小泉内閣にはきちんとした対応をお願いしたいと思います。
 
 


拉致された全ての日本人の解放を 2002年03月24日(日

 
中国がインドネシアに対して4億ドル(約530億円)の特別借款供与
を約束したという記事を読みました。他国に援助したり、軍備増強に
いそしんでいる国に多額の援助をする必要はないと思うのですが、
日本政府も中国に対するODAなどの援助を見直した方がいいですよねぇ。
本当に援助を必要としている国は他にたくさんあるでしょうし。
 

北朝鮮当局が日本との日朝交渉非公式接触で、有本恵子さんの生存と
他2名の拉致された(とされる)日本人男性の死亡確認を示唆する形
で伝えていたことが明らかになったとの記事を読みました。『示唆』
というのが何ともいえませんが…。水面下の交渉ですし、日本政府も
北朝鮮からの安否確認は否定しているようですね。まぁ外交駆け引き
が行われている最中だからなのでしょうか。

この3人についてだけ安否確認がもちだされたのは、3人とも「仕事
がある」とか「もうけ話がある」とか、騙されて連れて行かれている
ため、いざとなれば本人の意志で北朝鮮に行ったと言い逃れが可能な
ためという見方もあるようです。

アメリカがテロに対して強行姿勢をとっている中、北朝鮮の立場も
かなり厳しくなっているということですよねぇ。とにかく日本から
の謝罪と補償(援助ではないのがミソかも)を引き出そうとしている
のかも。

今まで何度も日本側の期待を裏切り続けてきた相手です。他に何人
もの人々が拉致されているわけですから、今回こそは安易な決着は
避けていただきたいものです。そろそろ北朝鮮びいきの政治家も目を
さまして欲しいとも思いますねぇ。



美味しい話には御用心を 2002年03月26日(火

 
厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所は、2030年には35道県
で高齢者が3割を超えるとする都道府県別の将来推計人口を発表した
ようです。30年に2000年と比べて人口が増加しているのは東京、
神奈川、滋賀、沖縄の4都県だけで、30道府県では1割以上人口が
減少する見込みだとか。

こうなると『高齢者』という言葉の定義を、2030年ごろまでには
変えないといけないでしょうねぇ。社会が高度化すれば人間の寿命
が伸びていくのは予想できることなので、これからのトレンドは
「いかに元気よく、若々しく、健康に歳を重ねていくか」ということ
になっていきそうです。アメリカよりもアジアの国々の方が勢いが
ありそうですから、「老い」を認めない文化よりは、老人を大切に
する文化が主流になっていることも予想されますね。

まぁ、今の若い世代の身体はそれほど頑丈ではなさそうですから、
長生きできるのかはどうかはまだ分かりませんが。
 

またマルチ商法が摘発されたようですねぇ。いつもニュースを
見ていて皆さん感じているかも知れませんが、なぜこう次から次
へと引っ掛かるのか不思議になりますよねぇ…。

『美味い儲け話が、むこうから転がってくることはない』
ということを、ふだんから肝に命じておかなければならないので
しょうねぇ。多分セールストークが絶妙なのかもしれませんが、
セールスマンに手渡されるマニュアルや、セールスマンを教育する
システムが優秀なのでしょうか?(これはこれで、すごいことかも)

ベストセラーになった『金持ち父さん貧乏父さん』の中でもでてきて
いましたが、お金を儲ける人というのは自分の頭を使って、物事を
考える人たちだということで、頭脳を使うのはかなり過酷な労働のため、
世の中の金持ちというのは数が少ないのだとか。とにかく美味しい話
は知っているのが少数派な場合に美味しい話なわけであって、
受身な人のところにやってくることはないということです。

あなただけに特別にお教えします…この手の甘〜い話には御用心ですねぇ。
 


『金持ち父さんの投資ガイド入門編』 2002年03月27日(水

 
日本でも100万部以上を売り上げ、話題となった『金持ち父さん貧乏父
さん』シリーズの第3弾が書店に並びました。2冊同時の発売でしたけど。
その一冊が『金持ち父さんの投資ガイド入門編』です。

日本でも、お金儲けや自己実現の方法について書かれた本は数多く出版
されていますが、中でも優れたシリーズのひとつではないでしょうか。

この本では実際に投資家として行動して行くためには、どのような心構え
が必要なのか。どのように物事を考えていくのか…等々、投資家をタイプ
別に分析し、詳しく解説しています。まず日本の学校に通っていただけでは
学ぶ機会がないであろうことがいろいろと学べると思います。
ただし間違えてはいけないことは、学校教育を否定しているわけではない
ということです。その有効性は十分に評価しながらも、人にはさまざまな
生き方があるのだということを示していると思います。

投資家として成功しお金持ちになる…この本のメインの内容はそういうこと
ですが、自分の生き方を見直すきっかけにもできる一冊かもしれません。
お勧めです。とりあえずご一読してみてくださいませ。(^^)



『金持ち父さんの投資ガイド上級編』 2002年03月29日(金

 
金持ち父さんシリーズ(といっていいのかな?)の第3弾の2冊目が
『金持ち父さんの投資ガイド上級編』です。これはさらに内容が高度化
していて、実際に起業家として活動するためにはどうしたらよいのか。
自分の例や、金持ち父さんの例などを上げて説明していきます。

一般の人が資産を築く方法としてポピュラーなのが、やはり基本は貯金、
そして投資信託や国債などを購入していくことになりますが、この手の方法
では若いうちからはじめた場合はそれなりの資産となる可能性はあるけれ
ども、あまり効率的な方法とは言えないようです。

金持ち父さんが作者に示した方法は、「起業家になる」という方法です。
まぁ自分でビジネスを興したり、会社創業期に投資したり…かなりリスク
は高いようですが、それを補ってあまりあるリターンが得られる様です。
ただし成功するためには、数字を読む能力と優秀なチーム、社会状勢を
分析し予測する目を持つ必要があるとのこと。

ここがきちんと出来れば、どんな人でも億万長者になる可能性がでてきます。
とくに現代はインターネットにより情報は瞬時に世界を駆け巡るため、
昔にくらべるとその速度はかなり早まっています。マイクロソフトのビル・
ゲイツ、ヤフーのジェフリー・ヤンなど、若くして億万長者の地位に登りつめた
人物が多く存在しています。

「お金がないから資産を買うことができない」…そのような言い訳をする人
も多いかと思いますが、この本では『お金がない状態から資産を作り出す』
方法はどのようなモノか。そういうことが書かれています。
うーん、人によってはとっつき難い内容かもしれないので、万人向けの本と
はいえないかもしれません。ですが、本気で資産形成を考えている人は
読まれることをお勧めしますね。(^^)
 



年度末の風景あれこれ 2002年03月30日(土

 
とりあえず13年度の仕事は終了したところがほとんどでしょうか。
(私はこの日が最後の出番でした(^^ゞ)
懸念されていた金融の3月危機も避けられたようで、やれやれです。
とはいうものの、空売り規制の効果で一旦上昇しつつあった株価も、最終
的には「この程度でいい」と市場関係者に思わせるような政治家や官僚の
言葉を受けたせいか、また下落。一番低いときよりはマシ、という状態
でしょうか。まだまだ問題は解決されていないようです。

デフレ時代の勝ち組と言われていたマクドナルドも、さすがに狂牛病と
長引く不況の影響でしょうか、店舗の閉鎖を行うとは聞いていましたが、
私がたまに利用する駅前の店舗がいきなり閉鎖、ということになりました。
かなり乗降客数の多い駅のすぐそばの店舗の閉鎖ですから、ちょっと
ショックかも。以前にくらべるとメニューも増えて、なんとなく味も良く
なった(?)ように感じる今日このごろ。マック頑張れーです。(^^)

経費の節約というのは、別に日本だけの問題というわけではないようで、
海の向こうのアメリカでは、男性でも大変な自家用車の整備を、家庭の
主婦がやるようになってきているという記事を目にしました。だもので、
ガールスカウトが車の販売店や整備工場に出向いて、修理などの手ほどきを
受けたり、自動車用品店では女性専門コーナーを設置するなど、この分野
でも女性客ニーズは見逃せない存在になっているとか。
不景気不景気といっても、儲かっているところは儲かっているわけで、
日本でも何年か後には、週末に家庭の主婦が車を整備する姿が当たり前に
なるかもしれませんねぇ。



人を祝福する心、人に感謝する心 2002年03月31日(日

 

日本のマスコミでは加藤紘一氏の騒ぎばかりクローズアップされている
ようですが、ここのところパレスチナ・イスラエル間の紛争が激化して
いる様子。爆破テロが多発しています。アラファト議長が監禁されたり
していますが、アメリカがどのようにでてくるのか。アラファト議長を
見限る動きも出て来ているとか…。どうなっていくのでしょうか。

これに関しては、なかなか手が出せない日本かと思っていたら、川口順子
外相が、イスラエルのペレス外相と電話で会談し、パレスチナ情勢が緊迫
化していることについて「パレスチナ自治区への侵攻やアラファト自治政
府議長の監禁は事態の沈静化に資さない。自治区からの即時撤退を含め最
大限の自制をお願いしたい」と要請したという記事を読みました。
こう言ってはなんですが、前任者と違って、きちんと地道な仕事をこなさ
れているようですね。すぐ結果がでないことにしろ、日頃からのマメな
アプローチが将来実を結んでいくかと思います。
 

話題は変わりますが…。
最近の田中真紀子氏の騒動や、辻本氏の騒動をニュースなどで見ていて正直
思ったこと。「品がないなぁ」ということでした。

田中氏は小泉総理の韓国訪問と時を同じくして、中国の招待に嬉々として応じ、
あれこれマスコミのインタビューに応えていましたが、なんとなくあちらの
政治宣伝に利用されているような感を受けてしまいました。そして外国の
メディアに対して一国の、そして自国の総理大臣の悪口を言いまくる…。
やはり外相としての素質には恵まれていなかったというべきでしょうか。

それから辻本氏。テレビに出演して言っていたことといえば、「なぜ、私
だけが辞めなければいけないのか?」。あまり自分のやっていたことに
対して反省の様子も見られず仕舞い。これもなんとなくスピード違反で
捕まった人が「他の人もやっているのに、なんで自分だけが!?」と言う
のに似ていますよねぇ。

日本のマスコミの残酷なところですが、時の人を最初は思いっきり持ち上げて
おいて、あちこちでちやほやされ、目立つようになると今度は一転して
こき下ろす…。そして国民もそれを喜んでみている…。日本人にはそういう
傾向性があるように見受けます。人を羨んだり、妬んだりする傾向性とでも
言いましょうか。

人を妬む心というのは、自分にそのまま跳ね返ってくるといいます。成功
している人を否定してしまうわけですから。21世紀に日本が世界をリード
していく国になるためには、国民が逆の心をもたなくてはいけないでしょう。
相手を妬む心ではなくて、祝福する心、自分もあやかりたいと思う心とでも
いいましょうか。

人を祝福する心、人に感謝する心。今の日本人に必要なものかもしれません。
 



 
 

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