ニューイヤーコンサート 2002年01月04日(
 
みなさま、新年おめでとうございます。
まだ世間さまはお正月モードいっぱいの様子ですが、仕事始めのところも
多かったでしょうか。

暖冬だと思っていたところに西日本は大雪に見舞われました。なんでも
名古屋では41年ぶりの大雪だったとか。西のほうにお里帰りしていた私も
帰省ラッシュに巻き込まれ、ダイヤの乱れもあって新幹線も指定席の通路
まで人が溢れる状態。席を確保してあったので比較的楽チンに帰ってこれ
ましたが、どさくさまぎれに券なしで指定席に座っていた人もそれなりに
いただろうなぁ…。まぁ、とにかく電車がストップしなくてなによりでした。

お正月はさまざまな特番がありますが、そのひとつがウィーンフィル
ハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートだったのではないでしょうか。
今年注目されたのは、小沢征爾さんが日本人ではじめて、というか東洋人で
はじめてこのコンサートで指揮を取ったからでしょうねぇ。
海外旅行を避ける人が増えたこの年末年始ですが、このチケットにはプレミア
がついて40万円まで高騰する人気ぶり。実際、会場には多くの日本人の姿が
見られました。

世界43カ国(でしたでしょうか?)に衛星中継されたコンサートは、とても
華やかで素晴らしいモノでした。日本人におなじみの「美しき青きドナウ」とか
「トロツキ行進曲」とか…とても楽しい演奏会となりました。生で聴くともっと
もっと迫力なのでしょうねぇ。

小沢さんみたいなタイプの人は、日本ではなかなか才能が認められるのが
難しいようですが、それは日本人の悪い傾向性ですよねぇ。これから日本、
そして日本人が世界で活躍していくためには、こういう才能に対し嫉妬したり
排除したりするのではなく、優れたる人々を愛し、尊敬する心をもつことが
大切かと思います。豊かさや美しさを愛でる心といいましょうか…。

まず、こういう華やかな話題が年頭を飾るのは嬉しい限り。
今年もさまざまな話題を取り上げていきたいと思いますので、よろしく
お願いいたします。


文化にも技術貢献 2002年01月05日(

 

昨日の続きみたいな内容になりますか。(^^)
ウィーンフィルのニューイヤーコンサートですが、楽団の主席フルート奏者
ヴォルフガング・シュルツ氏が使用していたフルートは、メードインさいたま
なのだそうです。
埼玉県所沢市にある村松フルート製作所。ここのつくる「MURAMATSU」
ブランドのフルートは、世界のプロ、セミプロの6割が使っているという
記事を読みましたが、すごいことですねぇ。(まぁ、値段もシュルツ氏が
購入したもので90万円と、それなりに張り込みますが)

手先の器用な日本人の本領発揮というところでしょうか、ここでは一つ一つ
が手作業で行われ、0.1ミリのずれがあってもやり直しという妥協のない
楽器づくりが世界中の人々に認められているのでしょう。とても手間のかかる
作業を喜んでやっている社員たちは、八割がフルート愛好家というのも特徴で、
音大出身者やコンクール入賞経験者もいるとか。
奏者の特性に合わせてモデルチェンジも繰り返すため、新製品開発でも世界を
リードしていて、銀製のみならず、金製、そしてプラチナ製のフルートも開発
しており、世界中のフルート奏者を魅了しているようです。

世界シェア6割〜7割、場合によってはそれ以上の部品や製品を持つ、小さな
大企業が日本には数多くあります。不景気不景気といいながら日本がそれなりに
ふんばっているのは、こういう企業が頑張っているからなのでしょう。
規格大量生産品に関しては、人件費のかかりすぎる日本ではもう製造していくの
は、難しいでしょう。ですが、こういうところはまだまだ日本がリードしていける
分野なのではないでしょうか。というより、文化にかんしてはこれからかも
しれませんねぇ。

同じ奏者が演奏しても、楽器によって全然音色が違うのを以前テレビで聴いて、
一台何百万、何千万もするような楽器を音楽家が買い求めるのを納得した
ことがあります。村松フルート製作所の方々には、どんどん素晴らしい楽器を
生み出していって欲しいと思います。(^▽^)
 
 


中食産業は花盛り 2002年01月06日(

 
アメリカのアフガニスタンへの攻撃があったために、注目が集まりづらかった
と思いますが…インド・パキスタン状勢ですが、ネパールの首都カトマンズで
開催されていた、南アジア地域協力連合首脳会議において外相同士が会談、
衝突は一時回避されたようです。あまり詳しくないのですが、こちらも背景に
いろいろと難しいことがありそうですねぇ。とにかく大事にならないように、
きちんと話をつけて欲しいものです。

年明けの株式市場ですが、NY市場の動きを受けてか幸先のよいスタートを
切ったようですね。これからは企業が資金を調達するのは市場から直接と
いうことになりそうです。となればこちらがもっと活発化しないと景気が
回復していかないことになります。小泉内閣には株式市場が活性化するような
政策を取っていっていただきたいと思います。とくに機関投資家ばかり重視
する従来の政策は改めて、個人の投資家がもっと参入しやすいような制度を
導入していただきたいものですね。

不景気とはいうものの、株価を何千円もつけている企業が日本にはたくさん
あります。もうけているところは儲けているということですね。
そういう分野として中食産業があります。
最近、街でよくみかけるようになった「オリジン弁当」のオリジン東秀、
そしてデパ地下の惣菜を扱ったり、「そうざいや地球健康家族」を展開する
ロック・フィールドあたりがその代表でしょうか。
それぞれ店舗を覗いてみると、惣菜の種類も豊富で味もなかなか、店内の
衛生管理も行き届いているのではないかと思います。(日本の消費者は
世界一厳しいとは、邱永漢さんのお言葉でしたでしょうか?)

外食するまででもないけど、ちょっと贅沢したい。時間を節約したい…
そんな日本人のニーズを捕らえたのが中食産業ではないでしょうか。
そうやって考えると、日本という国は豊かなんだなぁと感じますねぇ。
その豊かさを十分生かしきれていないのが現状のようです。

景気回復と構造改革…両方を実施するのは難しいという意見も耳にしますが、
両方押し進めていくしかないところまで来ているのでしょう。「できる」と
いう意見を述べている方々も何人もいますよねぇ。「できない」と言って
しまえばそこで思考停止してしまいますが、「やる」んだと覚悟を決める
ことでその方法を見い出すことが可能になると思います。
政治家の方々の奮起に期待します。
 
 


規制緩和を進めよう 2002年01月08日(

 
江ノ島の不振船の虚偽通報騒ぎですが、奥さんとけんかが原因で、こんな
時期にこんなことをするとは…。虚偽の通報をして周囲を振り回したのは
41歳の無職男性で、本人は反省しているとのことですが、結果も考えず
無責任も甚だしいことです。今回の騒ぎでかかった費用(ヘリの出動代等)
など、きっちり弁償していただきたいものですねぇ。(税金ですし)

今いろいろと規制緩和が進められようとしていますが、その効果がありありと
出ているのは、通信分野ではないでしょうか。インターネットの利用者は
ここ数年で爆発的に増加し、今年にも世界第二位の利用率になるかもしれない
との見通しとの記事を目にしました。

このコラムを書きはじめた頃になりますので、3〜4年は前のことになると
思いますが、日本でインターネットが普及しない諸悪の根源はNTTである、
と書いたことがあります。一社独占、高い通信費用などがネックとなって、
なかなか一般の家庭での利用には至りませんでした。ところがどうでしょう。
他の企業が参入し、NTTがずっとISDNにこだわり続けていたため、
その導入を拒んで来たDSLが解禁されて通信費がグーっと下がった結果、
各家庭のPCがネットにつながりつつあります。
また、携帯電話の普及もあってインターネットの利用が日常的になりました。

JRといいNTTといい、民営化され規制緩和が行われた結果、国民の生活
は豊かになりました。規制緩和が行われようとすると、やはり既得権を持つ
勢力から対抗はありますが、日本のような先進国では官による規制よりも
民により競争させた方が活力がでますよねぇ。今後は郵政事業をどうするか
でしょうか。すでに荷物に関しては、宅配などが発達してさまざまなサービス
が民間企業によって提供されています。(運輸省と闘ったヤマト運輸の社長
さんには感謝ですねぇ)いろいろと郵政族といわれる議員さんからの抵抗が
あるとは思いますが、郵便事業の民営化も小泉内閣には進めていって欲しいと
思いますねぇ。

国民の大多数はそのサービスを利用する消費者です。今までの日本は少数者
である生産者重視できすぎたのかもしれません。ですが世界の流れがデフレ
傾向にあり、その流れを止められないのだとしたら、日本の社会も変わって
いかなくてはならないでしょうねぇ…。
 



 

『情報戦に勝つ技術』 2002年01月09日(

 
新しい本を読みました。長谷川慶太郎著、『情報戦に勝つ技術』(幻冬社)
です。

長谷川慶太郎さんのコメントや著書は、その鋭い観察力と分析力、そして
その事象の背景になにがあるのかをしっかり捕らえ、将来、どのように展開
していくか…かなり正確に予測されているので、大変参考になります。
この本では、高度情報化社会が到来すると思われる21世紀、どのように
情報に接していったらよいか、ヒントが満載の一冊です。

とくにテレビ、新聞、ラジオ、インターネット…と、情報があふれかえっている
昨今では、情報の取捨選択能力が必要で、コンピューターと違って情報の
許容量に限りのある人間にとっては、これができる人がこれからの社会では
成功していくと指摘されています。注意が必要なこととして、日本のマスコミ
からの情報だけでは諸外国、そして日本で何が起こっているのか、正確に
把握することは難しいので、英語媒体から情報を仕入れることを勧めて
いました。具体的なやり方や情報源については、本書を参照されて下さい
ませ。

2001年の最大の出来事であろう同時多発テロ事件、そしてアフガニスタン
への攻撃について、本書ではその背景や今後の展望など、日本のマスコミ
の伝える情報では見えてこないことも詳しく書かれていまして、なかなか
興味深かったですねぇ。

21世紀、成功されたい方や活躍されたい方、ぜひご一読を。(^^)
 


スローフード 2002年01月10日(

 
スピードや効率が重視される現代社会。この世相にマッチしているのでしょう、
ファーストフード店が流行っています。とくに去年あたりからの値下げ競争
によってさらに売り上げを伸ばしているようです。安くて早い、が売り物の
ファーストフードですが、これに対し日本の伝統的な食文化を見直そうという
「スローフード運動」がおきているとか。

とはいえファーストフードを否定するものではなくて、伝統的な食材や料理、
酒を守ることや、子供達に味の教育をすすめることなどを目的とした運動
とのこと。その起源はイタリアのとある田舎の街のようです。

日本の伝統料理は、おでんなどに代表されるように時間をかけて味をしみ
こませたり、ダシを取ったり、漬け物をつけたり…と海外に比べて凝って
いるのが特徴ですよねぇ。またお酒の製造法も原料、素材にこだわったモノ。
このこだわりから日本の文化が形成されていることもあります。

スローフード協会という組織も存在しており、海外へ日本文化の紹介を
積極的におこなっているとか。最近、海外で日本料理が「ヘルシー」で
「繊細」な料理として広まりつつあるのには、こういった方々の努力も
あるのでしょうねぇ。

これからは食文化も二極分化していくのでしょうか。スピードとゆとり。
どのように共存、もしくは両立させていくのか。これからの商売のネタが
ここら辺にも転がっていそうな気がしますねぇ。(^^)
 
 


アジアでさまざまな動き 2002年01月12日(

 
アフガニスタン状勢が落ち着いたせいでしょうか、あちこちで国際外交が
いろいろと繰り広げられていますね。同時多発テロの影響で延期されていた
ブッシュ大統領の訪日も、2月にも実効されそうです。同時に中国や韓国
も訪問するということですから、新しい動きがいろいろとあるのでしょうか。

この時期を狙ってかはわかりませんが、アメリカで中国に関する論文が発表
されたようです。日本が集団的自衛権を見直し、日米同盟がいっそう強化
されることを嫌う中国が、巨大市場を武器に経済困難の日本を離反させる…
そんな長期戦略を中国がスタートさせた。そのような内容のようです。
まぁ、実際にそうなのかもしれませんが、こういうことを発表するのも
駆け引きの一種なのでしょうねぇ。日本の政府もこういうことに敏感で
あって欲しいものです。中国は人口の多い国ではありますが、国民の
購買力は、まだそれほど高くないと思いますし、国内に多くの民族を抱えて
いるわけですから、現在の共産党政権が崩壊したとしたら…どうなっていく
か分かりません。甘い言葉に振り回されることがないように気を付けたい
ものですね。

小泉首相自身はアジアを訪問中ですか。タイのタクシン首相と会談した
とのこと。すでにフィリピンやマレーシアも訪問したようですね。
ASEAN5カ国にとっては、日本との関係を強化したいところでしょうねぇ。
アメリカ一辺倒ではなくて、アジアの国々との関係もきちんとしていかな
くてはならないですよね。小泉さん、頑張ってくださいねぇ。(^^)
 
 


福袋 2002年01月13日(

 
お正月、初売りで目玉なのはやはり福袋ですよねぇ。
銀座のプランタンなどではその行列ぶりがニュースになったりしますが、
今年はデパートの売り上げは上々、しかも高い福袋から売れたとのこと。
同じように福袋を売り出したスーパーは、今いちだったと聞きました。
去年、海外旅行を控えた分でしょうか、日本ってお金がないわけでは
ないということですね。

福袋ですが、東京と大阪での消費者の反応の違いということで、
面白い記事が載っていました。「見てのお楽しみ」が売りの福袋に対して、
大阪では中身にクレームをつける客が多いとか。東京では考えられない
現象で、大阪のデパートでは対応に苦慮しているとのこと。

購入前に店員に返品可能という約束を取り付けて、後でゴリ押しで返金
させたりとか、購入前に袋を破って中身を確認したりとか…なんか他の
人の迷惑顧みず、といった感じでしょうか。大阪の人たちからすれば
東京はカッコつけ、とでも言いたいのでしょうが、さてさて。

以前、松下幸之助さんが著作で述べられていたと思うのですが、契約
内容をきちんと守って取引きのできる東京の方が、仕事もやりやすいし、
後々、気持ちよく取引きを続けることができるとのことでしたか。
何でも、きちんと期日や値段の契約をかわしているのにもかかわらず、
実際納入にいった際に値切り、時間や手間がかかるのは大阪での取引き
だったそうです。(ご存知の方も多いと思いますが、松下さんはバリバリ
の関西人でした(^^))

そして世界で成功するには、東京で通用しないとダメなようです。
東京の消費者の目は世界一、厳しいのかもしれません。
例にだして申し訳ないですが、ヤオハンというスーパーが大陸に進出して
失敗したのもそのせいでしょう。地方で成功したからといって一足とびに
海外進出をはかった結果の倒産でしょうか。
東京の消費者はシビアです。悪い商品を一度でも提供したら、場合によっては
二度と購入してはもらえないところですから。
 


成人式はマチマチ? 2002年01月14日(

 
ここ数年、騒動が多いことでマスコミに注目されてきた成人式の記念
式典。今年はどうだったでしょうか。ただ単に目立ちたいだけのハメを
外す若者もいたりしたようですが、去年のような大混乱はなかったの
でしょうか。ディズニーランドで式典を開いたり、お喋りタイムを
設けたり、来場した若者に5万円プレゼントしたり…そうまでして
自治体の式典を開く必要があるのかなぁと正直感じましたね。なにせ
税金で行われるわけですから。

まだまだ日本が貧しかった時代、自分達ではなかなかお祝いもできなかった
時代に、二十歳を迎えた若者を激励しようという目的で始められたものだと
思いますが、これだけ日本人が豊かになった現在、行政主導で開催する
こともなくなったのかもしれません。

まぁ、役所の方は惰性といいますか、いままでずーっと実施してきていますし、
仕事が減ることを嫌いましょうから、批判がでてきてもなかなか止められない
かもしれません。かといって政治家の方々も選挙への影響があるでしょうから、
簡単には止められないかも。それにしても、大部分の若者の意見はどうなの
でしょうねぇ。マスコミが注目するのは暴れる若者、目立ちたい若者ばかりで、
普通にきちんとしている若者達の意見が伝わってきませんよねぇ。

自分はどうだったか…学生だった当時、自分には関係ないなぁと思い、振り袖
も作らなかったし、式典にも参加しませんでしたか。普通に休日として過ごして
いたように記憶しています。大部分の子供が大学に通うようになった現在では、
各家庭ごとに子供の成人の日が違ってくるかも。一律に二十歳になったからと
いって成人式のお祝をする世の中でもなくなったのかしれませんねぇ。
 



アニメ産業のバックアップ 2002年01月15日(

 
日本のアニメは世界一。子供のころからアニメにどっぷりつかって育った私
ですが、ラッキーだったなぁと思います。

去年あたりから、東京都や杉並区が「アニメ」を産業としてバックアップして
いく方針を示していましたが、その動きが本格化してきました。まず東京都では
この2月15日〜17日に東京ビッグサイトで「新世紀東京国際アニメフェア21」
を開催する予定とか。イベントではここ一年放映された作品のネットでの投票も
実施され人気作品賞を決めるとか。(まぁ、『あの作品』でしょうけど(^^ゞ)

表賞は「人気投票部門」「アカデミー部門」「公募部門」という構成で、アカデミー
賞のようにしたいという石原都知事の意向にそって、監督や声優、脚本家などの
専門家の約二百人の投票でアカデミー賞方式で最優秀作品を発表するようですね。
なんか楽しみです。

アニメと漫画を混同されている方が結構いますが、タイアップしつつも違う文化
といいますか、違う分野なのですよねぇ。多くの人々の共同作業であるアニメ。
その楽しみ方はいろいろです。まず絵ですが、キャラクター設定、作画監督そして
アニメーターと、同じ作品を手掛けていてもそれぞれ個性が発揮されるところが
面白いところ。そしてストーリー設定。また声優や音楽を楽しむこともできます。
そして物語に出てくる登場人物にはまることもできますよねぇ。(アイドルや
芸能人にはまるような感じかもしれません)

一見華やかに見えるアニメ業界ですが、指摘されてきた問題点は20年前と
変わっていないようです。少ない予算と時間、あまり保護されていない著作権。
昔からアニメを作ることが大好きな人々の情熱に支えられてきた産業かと
思います。完全に「民」主導で発展してきた結果、世界最高水準の文化として
花開いたといえましょうか。それを「官」がバックアップするようになるとは…。
世の中変わってきましたねぇ。(^^) まぁ、石原都知事みたいな人が登場したから
なのでしょうけど。

20年以上前に作られた『アルプスの少女ハイジ』をこの間テレビで観ましたが、
今でも違和感のない高レベルの作品づくりには驚かされます。どんどん新しく
楽しいアニメが生み出されますように。現場の方々には頑張っていただきたい
ですねぇ。(^▽^)
 


小泉首相、ガンバレー 2002年01月16日(

 
日本の成人式の騒動については、マスコミで大きく取り上げているせいか、
海外のメディアでも取り上げられているようですね。
イギリスの新聞では「若い女性は普段は髪をオレンジや金色に染めているのに、
成人式には高価な着物で訪れる人が多い」という風に紹介されている様子。
やっぱり奇妙な現象に感じているのかも。また式典で携帯電話をかけまくって
いる姿にもふれ、大人の仲間入りをするための式典という意味からすれば、
こちらも奇異に映っているかもしれません。

話題は変わりますが、小泉首相がいろいろ積極的に動かれているようですね。

緊張の続くインド・パキスタン状勢ですが、両国の主脳と電話で協議をした
とのこと。緊張緩和にむけた対応を要請、両国主脳もその方向で物事を進めて
いく意志表示をしたようですね。いろいろとあるのでしょうが、早く落ち着いて
欲しいものです。

また、アメリカの株式市場の低迷の影響を受けてか、日本の市場も株価が下落
するなどなかなか景気はよくなってきませんが、改めて改革路線の実行を宣言
していますね。小泉内閣でそれが達成されなければ、まぁ自民党も終わりかも
知れません。ホントに死ぬ気で取り組んでいただきたいです。(小泉さんは
総理大臣の地位に執着して妥協するタイプのお人ではないと思うので、
そこら辺の心配はしていないのですけど…)

教科書問題に関しても、またまた韓国の、しかも大統領からなんかクレームつけ
られていますねぇ。この問題に対して両国政府が介入する必要があるとか何とか…。
一国の大統領が他の国の制度、しかもきちんとした民主的な検定制度に対して
難くせをつけてくるとは…。日本としてはここはきっぱり断って、改めて日本の
検定制度について理解を求めていくしかないでしょうねぇ。それにしても金大中
大統領も、なんか国内で問題を抱えているのでしょうか。国内の不満分子に対しての
パフォーマンスかもしれないですし。きっぱり断ってあげた方が金大統領の顔も
つぶれず助かるのではないかと思ったりしちゃいます。(^^)b
小泉さん、きっぱりした対応をお願いしますねぇ。
 



選挙は忘れないうちにやってくる 2002年01月17日(

 
「災害は忘れたころにやってくるというが、選挙は忘れないうちにやってくる
かもしれない」。

小泉純一郎首相が、党本部で開いた全国幹事長会議のあいさつで、衆院解散・
総選挙を念頭に置いたともとれる発言をし、出席者をあわせさせたとのこと。
いやぁ、いろいろと話題を提供してくれますねぇ。
小泉首相は「今年は選挙のない年」と述べられていますが、「常在戦場の気
持ちで、自民党が常に国民の支持を得ることができるような活動をしてほしい」
ということで、「選挙の年」のような雰囲気だったとか。後で山崎幹事長が
一生懸命フォローに走ったとか…。

まぁ、実際には選挙という事態にはならないとは思います。政治家にとって選挙
というのは大仕事でありますし(落選したらタダの人、になってしまいますから)、
今の小泉内閣人気では自民党が圧勝する可能性があります。そうなると今までの
手痛い教訓をすっかり忘れ、数にモノを言わせて小泉はずしを行う可能性も
あるかも。小泉さんが総理大臣の椅子にしがみつくタイプの人だとは思いませんが、
そういうところはしたたかなような気がしますので。選挙カードは最後まで握って
おいた方がよさそうですねぇ。

こういうセリフまわしはご自分で考えられるのでしょうか。それともどなたか
知恵袋がいらっしゃるのか。今までにない、自分の言葉で語られる小泉さんだから
こそ、国民の支持率も高いのでしょうねぇ。昨日に引き続き、がんばれ小泉さん!
 


ダイエーの再建と民主党の党大会 2002年01月19日(

 
ダイエーへ4200億円にのぼる金融支援要請が含まれる「新三カ年計画」が
発表になりました。賛否両論わきおこっていますね。ダイエーを再建させる
のも大変だけど、つぶした場合の影響も多大なものになりそうですよねぇ。
次々に閉鎖していく店舗…駅前のスーパーやデパートなどが閉店してしまった
地域はどんどん寂れていく感じを受けます。有楽町のそごうなど、一等地に
ある物件は次に入る店舗もさっと決まっていますが、そうではない所の方が
多いのではないでしょうか。実際、近所のスーパーが撤退したビルは何年も
テナントが入っていませんねぇ。もっと債務が小さいうちなら、話は簡単
だったのかもしれませんが、日本的解決と海外から批判されようとも、
一旦決めたからにはホント、死にものぐるいで頑張っていただきたいです。

民主党も党大会があったようですが、なかなか大変なようですね。
「小泉自民党政権と対峙(たいじ)・対抗し、政権交代をめざす」との活動
方針を決定したとのこと。うーん、野党第一政党の苦悩は大きいといった
ところでしょうか。賛成を表明しても反対を表明しても、マスコミからは
批判されてしまっていますしねぇ。
小泉内閣に対して反対意見をのべていくのは構わないと思います。その方が
より良い意見が出されていく可能性もありますし。ですが、「日本の明るい
未来を切り開いていく」という観点を忘れないでいただきたいです。
自民党だって一枚岩ではないわけですし、場合によっては小泉さんおよび
小泉首相に賛同する勢力を取り込むこともできるかもしれません。
鳩山さんも本音では、小泉内閣に賛同している部分も大きいのではとも思います。
時には荒療治も必要かもしれませんねぇ。
 



 

アフガン復興と税制改革 2002年01月20日(

 
アフガニスタンの復興支援会議が東京で開かれるそうですね。
東京が会場に選ばれたということは、日本にそれだけ復興費用を負担しろよ、
というアメリカを始めとする各国の意思表示ということでしょうか。
まぁ、ある程度負担するのは仕方ないとして、言うべきことは言っておかないと
いけませんよねぇ。戦争の原因として、アフガニスタンの国土が荒廃している
ことがあるのでしょうが、この原因を作ったのは欧米諸国のハズ。本来責任を
持つべき国の肩代わりをするのですから、そこら辺ははっきりさせておかないと。
相手の好意を素直に感謝するのなんて、日本くらいかもしれないし。
またこれを機会に人的貢献のあり方も考えてみるといいのかも。一番しがらみの
ない国だと思いますので、日本は。

この週末は税制改革問題がかなり議論されていましたね。
最高所得税率を法人税率並みに下げるということですが…。実際に行うとすると、
「小さな政府」を目指さなくてはなりませんよねぇ。国民にはきちんと今までの
ように国がサービスを行えなくなるということも説明しなくてはならないと
思います。とくに土木工事の分野で無駄が多い現状をなんとかしなくては
ダメでしょうか。ですが、きちんと未来図を描いて示せば、日本人は理解し納得
してくれるレベルの高い国民だと思います。政府には今までのようにあいまいに
せず、きちんと国民に必要なことを語りかけて欲しいものですねぇ。

また、最低課税限度額の引き下げ等も議論されていましたね。国民の4人に1人と
いっていましたか、所得税を免除されている人がいるということですが、
そういうのも変ですよねぇ。様々な控除というものが存在するからだとは
思いますが、この控除を実施するために費やされている時間や人件費もかなり
の無駄かもしれません。(役所、民間の両方で)
見直すべきことは多そうです。



アフガン復興支援会議 2002年01月21日(

 
この日、一番目立った人はアフガニスタン暫定行政機構のカルザイ議長だったの
ではないでしょうか。

東京で開かれたアフガニスタン復興支援会議で、壇上に立ったカルザイ氏。
スピーチは15分くらいの予定だったようですが。、なんでも37分も準備した
原稿とは違った熱っぽい演説を展開したようです。
印象としてはとてもかっこいい人ですねぇ。民族衣装を着こなすファッション
なんかもヴィトンあたり(でしたか?)から評価されていたような…。

具体的にいついつまでにどの程度、どういったところに必要か。そういう演説
だったようで、とくに教育問題には力を入れていきたい意向のようですねぇ。
日本にはとくに(1)道路、水力発電、通信の各分野のインフラ整備(2)文化財保存
など文化復興(3)教育やメディア、への重点的な支援を要請した とのことです。

結果的にかなりの額のお金がアフガニスタンに向かうことになったわけで、
有効に計画的に使われるように、最大額の支援を行う日本を始めとした世界
各国がチェックしていくのは当然のことでしょうか。

あと、小泉首相も英語のスピーチも、なかなかカッコよかったと思いました。(^^)
 



ダイエーの株価急落とゴミ収集の民営化 2002年01月22日(

 
ダイエーの再建計画が発表されましたが、ダイエーの株価が急落している
ようです。計画内容にあった「普通株50%減資」に個人株主の多くが
拒否反応を示した結果、大量の売り注文がでたようで、この日はストップ
安値をつけ、売買の成立しなかった注文を438万件も残す結果となったとか。
「減資」は株主の損益に直結しないとのことですが、さすがにその影響は
大きいようです。まぁもっとも、倒産したらその会社の株式は単なる紙屑に
なっていたわけなのですが…。このまま市場が過剰反応して株価が急落と
いうことになれば、再建計画自体がダメになる可能性もあるやもしれません。
一旦決めた再建計画が上手く運ぶように、政府も個人株主に働きかける必要
がありましょうし、個人株主も冷静に判断していただきたいとも思います。
(いろいろな思惑がからんでいて難しいこともありましょうが)

どこの地域でも問題になっているのが「ゴミ収集」なのではないでしょうか。
大量の職員を抱え毎日のようにゴミ収集を続けてきた川崎の直営方式。
これが見直しをせまられているとの記事を読みました。
財政がひっ迫する中、職員の手当てが高額なことや、モラルの低下により
職員の不祥事も相次いでいるとのこと。また雇用創出への期待感からか、
民間委託を推進する声も市長に寄せられているとか。
一番のネックであるのがやはり人件費なのでしょう。最近は不景気からか
ゴミ収集の現場に大卒の人物も増え、入ったはいいが現場作業を嫌がったり
などの問題も出てきているようです。また民間委託にすることにより、
各地域にあった収集方法、例えば繁華街などではカラス対策で深夜の
ゴミ収集が可能になります。そうなれば当然「民営化」が具体的に議論
されることになってきますよねぇ。
多くの職員の身の振り方などが問題になりそうですが、マンモス組織で
あった国鉄の民営化などの例もあります。昼間に街を走り回るゴミ収集車
の姿を見かけなくなる日も近いのかもしれませんねぇ。
 
 



 

景気のいい話、悪い話 2002年01月23日(

 
アメリカなどで10月から12月の決算報告が続々となされている様子。
中でもエクソンンモービル社の純利益が全米第一位とか。販売価格は下落
しているので前年比としては減少しているにもかかわらず、過去2番目の
高水準とのこと。まぁ世界の景気が低迷するなかでも、儲けているところは
儲けているようですねぇ。

アメリカのKマートが破産申請をおこなったようですね。格付け会社の
社債格下げとそれに伴う株価下落、そして融資の資金繰りが上手く行か
なかったためのようです。アメリカ小売り史上最大規模の倒産になる
ためアメリカ経済への影響はかなりありそうです。日本でもちょうど
ダイエーの再建計画が発表されたばかり、ダイエーの株価も乱高下して
います。悪循環から再建計画がダメにならないように注意しないと
いけないでしょうねぇ。(Kマートの場合はアメリカ政府のバックアップ
はない点が異なりますけど)

一昨年になりますか、雪印乳業の食中毒事件が世間をにぎわせましたが、
関連企業の雪印食品が国産牛買い取り制度を悪用し、国産牛肉に偽装した
豪州産牛肉を業界団体に買い取らせていたと報道されましたね。
うーん、という感じです。この企業のモラルというものはどこにいって
しまったのでしょうか。国の狂牛病対策を悪用したようですが…。
こういう消費者を裏切るような出来事があると、ただでさえ冷えている
牛肉や乳製品の消費がさらに落ち込むかもしれません。
詐欺容疑で兵庫県警は捜査を開始しているようなので、全容を明らかに
して欲しいものですねぇ。それにしても、何でまたこんな真似をしたのか。
かなり美味しい制度なのでしょうか?

景気のいい話と景気の悪い話が入り乱れていますね。まぁ、成功する企業は
景気の悪い時こそ儲けているとはいいますね。
 



電子投票の実施とペイオフ解禁前の騒ぎ 2002年01月24日(

 
いよいよ、コンピュータの端末を使った電子投票実施されそうですね。
政府は24日、地方選挙で投票用紙の代わりにパソコン端末などを使った電子
投票を認める地方選電子投票特例法の施行日を2月1日とすることを決めたと
のこと。自分の名前を手書きしてもらうことにこだわっている議員が多い、
と前に書いたことがありますが、これも小泉内閣になったおかげでしょうか。
もともと日本には世界に誇る技術があります。この制度導入によって、選挙
にかかっていた、膨大な人件費と時間を節約することが可能になりますねぇ。
もっとも、導入時にはお金がかかりますけど。

ペイオフ解禁を前にして、いろいろな風評といいますか、2月・3月の金融
システム危機が取りざたされているせいか、日本の株価がまた下がってきて
います。同時多発テロ発生後も割っていなかった、TOPIXの最安値を更新
してしまったとか…。小泉内閣も金融危機をおこさせないように動くと
思いますので、なんとなく「狼が出たー」って感じの騒ぎのような印象を
受けますねぇ。こういう時って必ず儲ける人がでているというか、そういう
人たちが仕掛けていることもありえますよねぇ。

何年か前に行われた平均株価銘柄の大幅な入れ替え。その結果、以前の平均
株価とは懸け離れたものになってしまい、IT関連株を中心になったせいで市場
の実態とは離れた株価になってしまいました。
詳しくはないのですが、海外で日本の平均株価が下がることによって儲ける
ことが可能なファンドがあり、そういった勢力によってしかけられたのでは?
という話を聞いたことがあります。こういう時は冷静さを失った方の負け
ですね。きちんと情報収集をして冷静な反応をしていかないといけませんねぇ。
 



日本の体質なのでしょうか 2002年01月26日(

 
雪印食品の牛肉の偽装問題ですが、やはり国産牛肉の買い取り制度自体が、
かなり甘い制度だということですね。関係者の間では偽装は可能だと、
もっぱらの噂だったとか。日本の社会は消費者重視ではなくて生産者重視
だといわれますね。今回もそれが出たのではないでしょうか。
狂牛病対策でやる必要があったのは、感染している可能性のある牛を
どうするのかということだったと思います。風評被害といいますか、
その影響で畜産家、食品産業などが苦しんでいます。その責任は、狂牛病
発生の原因が肉骨粉であることが判明した時点で手を打たなかった農水省
にあったハズです。その責任をうやむやにしたままで業者対策を行うと
いうのも問題がありますねぇ。そのお金は税金から出ているわけですし。

アフガン復興支援会議へのNGO団体の参加を外務省が拒否した問題で、
田中真紀子氏と鈴木宗男氏が(マスコミの表現を借りれば)因縁のバトル
をしているようですねぇ。あの会議ではカルザイ議長のさっそうとした姿
が印象的だったですが、開催国の日本がこんなことではみっともないです。
小泉首相は外務省内でケリをつけろと言っていたようですが、それが正解
かも。国会で時間を費やすのはやめていただきたいものです。
結局は外務省がNGO団体の活動を快く思っていないということかも
しれませんね。

日教組集会が宮崎で開催されているようですが、内容3割削減の新学習指導要領
導入で子供の学力低下が巷では懸念されていますが、さすがにその動きは無視
できなくなっているようですね。学校行事や運動部活動を大胆にリストラし、
子どもの学力向上に専念しようとする報告が目立っているとか。
始業式、終業式、プール清掃、児童総会などの学校行事を削減し、教科の
指導や教育相談の時間を充実、PTAの反応は「基礎基本の勉強が充実する
のは良い」などおおむね好評だといいますが、さてさて…。
まずは公立学校の先生達に子供達を教える技術があるかどうか。そこが問題かも。
また前倒ししてカリキュラムをこなすことができないであろう公立学校よりも、
私学に流れる動きは止められないでしょうし。けじめやメリハリをつける行事
まで削減してしまっては、ますます我慢のできない子供達が増えていきそうです
ねぇ。家庭で子供のしつけがきちんとできれば問題はないのですけども。
 


スリム&コンパクト 2002年01月27日(

 
農水省は27日、業界団体に買い上げ申請された国産牛肉の目視検査を、全倉庫
を対象に実施することを決めたようです。具体的な実施方法を詰め、早ければ
今週から検査を始めるとのことですが…。
生体の牛が全頭検査されているのとは対照的に、抽出検査になりそうとのこと。
まぁ数が多いことはありましょうが、狂牛病が発生する確率にくらべたら、
ひょっとして不正が行われている可能性の方が高いかもしれない、なーんて
疑ってしまうのは私だけでしょうか。それに目視できちんと確認する方法がある
のかなぁとも思ってしまったり。
うーん、制度自体の見直しという話がでてこないところが、日本的といえば日本
的かも。

今の時代のヒット商品のキーワードは「スリム&コンパクト」…そんな記事を
読みました。例えばティッシュペーパー。最初にスリム化を手掛けたのは
ネピアで、まず詰め方の工夫をして、8.3センチあったのを6.5センチに縮めた
とのこと。そして次に薄くても強度の高いティッシュペーパーを開発し、さらに
5センチの薄さの商品を開発しました。かさばらないだけでなく、出るゴミの量
を減らすことにも成功しました。そういえば、うちのティッシュの箱も小さくな
っていますねぇ。ストックするのにも便利になりました。
また、掃除機も軽量化が進んでいるようです。高齢化が進む日本社会。重い
掃除機ではお年寄りも掃除が大変ですよねぇ。モーターの小型化・軽量化に
成功したのは松下電器産業で、これにより2.9キロの商品を作り出すことができ、
ヒット商品になったとか。
そして自動車。今はスリムな車が走っているのを多くみかけます。

何度も書いていますが、不景気不景気といっても、ニーズがあれば売れるという
ことですよねぇ。生産者本位の商品づくりはもはや通用せず、消費者本位の商品
開発をしなければ生き残れない時代がやってきたようです。補助金や公共事業など、
手厚い保護を受けなければならないような企業は、次第に淘汰されていくのかも
しれませんねぇ。
 
 


捕虜とテロリスト 2002年01月28日(

 
アフガニスタンへの攻撃で、アメリカが捕まえたアルカイーダのメンバーが
キューバのグアンタナモ基地に収容されているとのことですが、この扱いについて
問題になっているとの基地を読みました。

ヨーロッパ諸国からジュネーブ条約にのっとって、メンバーを「捕虜」として
扱うようクレームがついたのが発端で、どうやら全身をすっぽり覆われた状態
や裸に近い状態で、両腕をアメリカ兵に抱えられて移動する映像に「人権侵害
ではないか?」とヨーロッパの人々は感じたようです。
これを受けてブッシュ大統領は当初、テロリストは捕虜として扱えない旨を表明。
ヨーロッパ諸国との関係悪化を懸念したパウエル国務長官が、ジュネーブ条約を
適用するように進言した様子。

うーん、難しいですねぇ。
戦争とはどういうものか、議論されることが少ない日本人には分かりづらいかも
しれませんが、戦地では誰でも「捕虜」になれるわけではありません。なるため
の要件というものがあります。これはジュネーブ条約に定められていると聞き
ました。で、要件というのは…
1 統率する指揮官が存在する
2 遠方から認識できる固着の特殊標章を有している(軍服を着用している)
3 公然と武器を携帯している(隠し持っていた場合はダメ)
4 戦争の法規および慣例にしたがって行動している
ということです。アルカイーダやタリバンのメンバーがこれに該当するか否か…
戦時国際法の専門家アンソニー・アンドレ教授によれば、「大多数は捕虜には
該当しないと思う」とのことです。かといってアメリカの扱いに関しては、一部
が捕虜に該当する可能性がありそうと懸念されており、「早急に拘束した全員の
身分を確定する裁判を実施しべきだ」とも提言されていました。

今回の同時多発テロは、新しいタイプの戦争ともいえます。これからいろいろと、
法律も変えていかないといけないのかもしれませんねぇ。
 


CDオリコン5位に登場、国会のゴタゴタの顛末 2002年01月29日(

 
今年はじめのひとこと&ネオトキオ瓦版は、小沢征爾さんが指揮したウィーンフィル
のニューイヤーコンサートの話題でしたが、それを納めたCDが売れているとの
こと。オリコンの5位に登場しているようですねぇ。(^^)
クラシックとしては快挙。ここ2週間で5、6万枚を売り上げているとか。
さらに売り上げは伸びそうな様子。私も買おうかなぁ。
小沢さんのコメントがなかなかユニークでした。
「日本人は音楽が好きな国民なのは分かっていました。なんせカラオケは日本人が
発明した文化ですからねぇ」
なんとなく笑ってしまいました。

外務省内のごたごたが国会の場にもちこまれ、混乱してしまった様子は連日報道
されていましたが、ついに田中真紀子氏、野中外務次官双方が更迭、鈴木宗男氏も
衆議院運営委員長辞任の意向を示したとのこと。まぁこうなると仕方ないですね、
いい機会だったかもしれません。
田中真紀子さんも順番を間違えましたね。確かに外務省は体質改善が必要な省庁
ではありますが、まずは自分が外相としての仕事をきっちりこなして、内外に自分
の実力を示し、実績を作ってから取り組むべきことだったように思えます。
たとえその人の言い分が正しくとも、相手側にも言い分があります。時と場所を
間違えた場合は上手くことが運ばないということですねぇ。

一方、民主党でも大橋巨泉氏が議員を辞職したとのこと。まぁテレビでなどで
やっているようには、好き勝手できなかったということでしょうか。
代わりにツルネン・マルティ氏が繰り上げ当選になるようで、この人は名前からも
分かりますが、もともとフィンランドの出身。1979年に日本国籍を取得しています。
大分はりきっているようで、日本が好きで日本に帰化してくれた元は外国の方が
国政の場で活躍するというのは嬉しいですね。なんか期待しちゃいますねぇ。

いろいろとゴタゴタが片付いたところで、一挙に物事が運んでいくことを期待します。



価格破壊への貢献 2002年01月30日(

 
29日、マクドナルド社が平成12年2月から行っていたハンバーガーの平日半額
セールを来月14日で打ち切ることを発表しました。来月からはハンバーガーを
80円とし、土日は130円から値下がりということになりそうです。

平日の半額セール打ち切りは残念ですが、それでも1個80円なわけで、かなり
安いことには違いありませんよねぇ。知り合いに言わせると「平日半額」という
よりも「週末倍額」というイメージとのこと。もともと平日に落ち込む客足を
カバーしようと始められたであろうこの企画、大成功だったのではないでしょうか。

さすがの大企業も狂牛病の影響は免れず、本来ならば狂牛病の発生が認められない
オーストラリア産の牛肉を使っているわけなので平気なハズなのですが、
牛肉の消費全般が落ち込んでいるせいで、ハンバーガーの消費も落ち込んでいる
ようです。今度は逆に、週末や祝日の家族客を呼び戻したいとこういう動きに
なったとのこと。

値上がりはいやなものですが、ユニクロなどともに日本の社会の価格破壊の牽引役
を果たした功績は大きいと思いますねぇ。デフレ社会が到来すると大変という
論調の記事なども目にしますが、日本の消費者はデフレになると生活が楽になる
というのを実体験したわけで、この流れは止められないでしょう。

「世の中が豊かになれば、本来物価は安くなるハズ」
というのは金持ち父さんのセリフでしたか。
いろいろと新製品、新企画を打ち出してくるマクドナルド。応援したいなぁと
思いました。



外相の後任人事 2002年01月31日(

 
田中外相が辞任して2日ほど経過しましたが、やはり支持率には影響が出た
ようです。テレビ東京が31日に実施した緊急世論調査では、小泉純一郎内閣の
支持率は55.6%に急落したとのこと。ワイドショーなどはあんまり観ていないのですが、
田中真紀子氏に対する同情、小泉内閣への不満といった論調で、NGOの大西氏の
記者会見をあちこちで流していました。あの調子では国民の支持率も下がって
当然でしょうねぇ。

会見で大西氏は「なぜ、田中真紀子さんが止めなければならないのか分からない」
と述べておられたようですが、確かに今回の件だけ考えればそうかもしれません。
ですが、田中外相が就任して9ヶ月間、どのような仕事をできたか、出来なかったか。
それを全て考慮した結果だったと思います。

外務省も改革が必要な省庁だとは思いますが、まず外相として果たさなければならない
役割は国際外交ではないかと思います。日米関係重視を打ち出している政府に
反発するかのように、お隣の中国の方を重視するような姿勢が目立ちましたし、
その結果、アメリカは田中外相のことは丁重にはずして、小泉首相や福田官房長官
らといろいろとやり取りするようにもなりました。これでいいハズはありませんよねぇ。

問題は後任人事ですが、緒方貞子さんの就任を要請する声が相次いだとのこと。
この間のアフガニスタン復興支援会議での活躍、成功を評価されたようですねぇ。
引き受けて下さるといいのですが、なにぶん72歳とご高齢と聞きます。サポート
体制はきっちり整えていただきたいですねぇ。

早く、ゴタゴタが治まって、正常な外交が営まれますように。ホントに祈って
しまいますねぇ。



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