この日、皇太子家にお姫さまが誕生しました。めでたいことですねぇ。(^^)
日本中がパアッと明るくなったような、そんな感じがしました。
これだけ女の子ばかり誕生するということは、そろそろ時代にあわせて女性天皇に登場
願いたいという天の意志やもしれませんねぇ。狂牛病の検査も確実に進められているようですが、3頭目の感染牛が発見されました。
3頭とも年令が近く、今回の発生ルートを解明するカギとなるかもしれません。
とはいうものの、一つルートを発見したからといって安全とはいえないでしょうし、
これからもずーっとこの全頭検査を続けていくつもりなのでしょうか。その検査費用、
人件費などを考えると、結構なモノです。いつまで続けるのかという問題もありますしね。
イギリスがとった方法のように、感染の考えられる年代の牛は全頭処分というような
方針を打ち出して、違反者は厳重処罰という形をとれれば国民も安心できるのでしょうけど。
消費者保護というより、生産者や業者を救済するためなのでしょうか。なかなかそうは
いかないようです。暮れになるといろいろイベントがありますが、この日熊本で、もちつき大会を楽しんだ
保育園児と保護者330人が嘔吐などの症状をしめして病院に運び込まれたとか。
どうやら食中毒のようですね。(まぁ、場合によっては毒物混入もありえるかもしれませんが)
食べた人の話によると、使った餡子の味が変だったとのことです。前日に調理されたモノ
とのことですから、毒素型の食中毒の可能性が高いかも。食中毒は夏場だけのものではありません、冬こそ本番になる種類もあります。(例えば牡蠣
による食中毒など)o157に関しては季節を問いませんしね。
ここのところ暖かい日も多かったですし、日光の当たる場所に保管していたとしたら…
食中毒細菌が増えたり、毒素を大量に産生したりもします。
参加した人数の大半が被害にあっているようです。味がおかしかったと気がついた時点で
食べるのをやめさせるとか、先に保護者が味見してみるとか、自己防衛が必要だったようです。
とくにこういう野外で多くの人々が参加するようなイベントの時は、何があってもおかしく
ない世の中ですしね。せち辛い世の中になってしまったようです。
『リスクの時代と日本』 2001年12月02日(日)
ネオトキオ瓦版もVol.500、いやぁ、ちゃんと続いているなぁ。(^^)
読んでくださっている皆さま、どうもありがとうございます。週末は読書。また新しい本を読みました。
長谷川慶太郎著、『リスクの時代と日本』という題名の本です。(徳間書店)
これは毎年、年末近くになると発刊されるシリーズもので、まぁ副題で
2002年 長谷川慶太郎の世界はこう変わる…と書いてあるように、次の
年がどのような年になりそうか、長谷川さんの予測を語ったモノですね。長谷川さんは経験も豊か、見識も豊かで、その洞察力にはいつも感心させ
られてしまいます。今回はやはり、同時多発テロに対する世の中の動き、
起きた背景とその影響、今後の動きなどが書かれています。また、中国
に関してかなりのページを割いていまして、今まで進出した日本企業が
損ばかりさせられていて難しいということをずーっと述べられてきましたが、
この本ではユニクロの成功をもとに、中国とつき合う場合にはどういう点に
気をつければ良いか、指摘されています。(ただ、特殊例だと指摘されて
いましたが)そしてここ何年か、ずっと指摘され続けているデフレについても、いろいろと
語られていました。この中で印象的だったのは、経済状況が悪くなって不景気
になったのではなくて、世の中が変化して景気は変わったのだという指摘には、
納得させられました。だから人々が考えている(望んでいる)ような景気回復
の形にはならないということです。右肩上がりの時代は終わり、本格的に
デフレの世の中に変わっていくだろうとのこと。こんな中、長谷川さんが小泉内閣に寄せる期待はかなり大きいようで、その
改革路線を支持しておられました。これについてもいろいろ書かれていますので、
ぜひ本書を読んでくださいませ。21世紀、どのような時代がやってくるのか…そのヒントが満載の一冊かと
思います。時代を先取りしたい方、ご一読を。(^^)
洗剤のいらない洗濯機 2001年12月03日(月)
不景気が長引く中、ヒット商品が全然ないわけではありません。
今年の8月、三洋電機が洗剤ゼロを売り物にした超音波と電解水で洗う
全自動洗濯機を発表しました。環境保全が話題になる中、注目の一品と
いった感じでしょうか。家電製品に関してはすでに形が完成され、日本のように人件費などの
コストがかかりすぎる国では、中国をはじめとするアジアの国々に製造
を任さざるをえません。ですが新しい技術、新しい発想を持ってすれば
まだまだ日本でも家電製品分野で稼ぐことができることを証明した製品
ともいえましょうか。子供のアレルギーなどが問題にされていますし、水質汚染の原因として
家庭からでる生活廃水があげられる昨今、画期的な製品として主婦層に
受けたようですが、新しいモノがでてくると旧来の勢力からの抵抗が
あるのも当然で、逆に言えば洗剤メーカーにとっては死活問題となります。
「本当に洗剤なしでおちるのか?」
洗剤メーカーと三洋電機のの間で論争が巻き起こっているとのこと。結論からいえば、パーフェクトではない、ようで、ひどい汚れには
きちんと洗剤を使って洗う必要があるようです。それはメーカー側も認めて
います。要は消費者の判断ということになりそうです。今まで何も考えずに
洗濯機をまわしていたけれど、もっと頭を使って行動しよう…そんな感じ
でしょうか。不景気、不景気といいますが、新しい発想や、人々のニーズのあるところ、
儲け話しのネタは転がっているようです。日本人はオリジナリティーがない
とかよく言われますが、そういうことはありませんね。日本発の最先端文化や
製品がどんどん飛び出てくることになりそうな予感がします。
名門校復活 2001年12月04日(火)
日本の教育システムにかなり問題があることが、ここ数年指摘されています。
石原都知事などはすでに教育改革に着手されているようですが…。
その一つが公立高校の学区撤廃ですが、東京都に引き続き和歌山県でも、
平成15年度入試から公立高校の学区撤廃を決めたようです。地盤沈下著しい公立高校ですが、以前はそうではありませんでした。
東京都などでは日比谷高校など、全国でもトップクラスの公立高校が
めじろ押しであったと聞きます。ところがそういう名門校へ優秀な生徒が
集中し、受験戦争が激化するのを防ぐという目的でしょうか、学校群制度
(というのでしょうか)が導入されました。成績の優秀な生徒を順番に割り振って行き、自由に学校を選択できなくなった
結果どうなったか。優秀な生徒は魅力のなくなった公立高校を避け、私立高校
を目指すようになってしまい、かえってそういう学校では受験競争が激化して
しまいました。反面、公立高校の生徒の学力はだんだん低下することとなりま
した。競争することを「悪いこと」と考える、戦後の悪しき結果平等主義の賜物かも
しれません。切磋琢磨することによって学力も伸びて行く…そんな当たり前の
ことが見直されてきています。公立高校には税金が使われています。でしたら有効に機能させたいものですよね。
私立高校に優秀な生徒が集中するということは、子供の才能や努力によってでは
なく、親の経済力の有る無しによって子供の進路が左右されてしまうことになり
かねません。それでは才能がありながら埋もれてしまう子供が多くなってしまう
でしょう。そんな状況では経済大国の名が泣きますし、文化大国にもなれそうに
ありませんよねぇ。日本は人材が財産の国です。次世代を担う子供たちの教育はとても大切です。
皆が憧れるような魅力的な学校が存在することによって、子供達の勉強の目標や
励みにもなります。そして努力次第でどんな家庭の子供でも進学できるような
道を作っておきたいものですねぇ。(^^)
コンピューターウイルス対策 2001年12月05日(水)
今年はコンピューターウイルスの当たり年でしょうか?
ここのところ新手のウイルスの被害が急増している様子。私のところにも
何通も「Re:」という題名のメールが届いています。ネットの恐いころで、
心当たりのない方からのメールもかなりあります。うかつにメールアドレス
をあちこちには教えられないですねぇ。(といいながら、HP上に公開して
いるのですけど(^^ゞ)とりあえず私の場合はMacなので直接の被害はありませんが、それでも
添付ファイルを開いただけ、プレビューしただけで感染してしまうという
手合いのモノというのは無気味なので、やはりプレビューしないようにしたり、
むやみに開封しないようにしたり、添付ファイルのみのメールはさっさと
削除しています。プロバイダーの方で対策を錬っているところもあるようなので、お使いの
プロバイダーのHPやメールはきちんとチェックされた方がよいですよね。
例えば私の利用しているアサヒネットでは、有料ですがメールボックスに
届いた時点でウイルスチェックしてくれるサービスを提供しています。
また、標的ブラウザになっている(メジャーの宿命か?)IEの作成元の
マイクロソフト社のHPにも対応策が紹介されています。まず、W32/BADTRANS-B(WORM_BADTRANS.B)については…
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/current.asp?url=/japan/technet/security/frame_prekb.asp?sec_cd=MS01-020そして、W32/Aliz (TROJ_ALIZ.A)については…
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/prekb.asp?sec_cd=MS01-020またウイルス駆除ソフトも有効と思います。(入れなくちゃ…(^^;)
ただしこまめなバージョンアップが必要のようです。まぁ、安全はただでは
手に入らないということでしょうね。ある程度の手間とお金をかける必要は
ありそうです。違うテーマで書くつもりが…ちょくちょく感染メールが来るものなので、ついつい。
皆様もお気を付けくださいませ。(^^)
学習到達度調査 2001年12月06日(木)
いろいろと物議をかもしている田中外相ですが、肝心の「外交」ができていないのには
困りものです。代わりに小泉総理が獅子奮迅の働きをしているようですね。とくに
日本にとって重要なのは日米関係ですが、アメリカ側は田中外相の言動については
全く注意を払っていない様子。信用できない、というのがその理由のようです。
本来でしたら仕事ができない外相は更迭すべきなのでしょうけど、田中真紀子さんが
国民、とくに主婦層へのうけがよく、小泉内閣の高い支持率へとつながっていることも
あるのでしょう。なかなかそうはいかないようです。様々な改革を進めるにあたっては
世論の後押しがあった方がやりやすいですからねぇ。OECD学習到達度調査というものが実施されました。一応、数学や科学の応用問題
では日本の子供達は上位の成績を納めている様ですが、勉強をするにあたって、その
基礎となる読解力に関しては、今一つの成績であったとのこと。数学や科学に関しても
ずば抜けているということはなくて、他国の子供達との差はあまりないようです。
そして内容をみてみると…6割いる中間層が日本の成績の底上げに貢献していて、
将来国や各界を引っ張って行くべきトップ層が薄い結果となったようです。日本の資源は人材です。やはり優秀な子供の能力をもっともっと伸ばすような教育
が必要でしょうねぇ。そしてそれを「差別だ!」という風に捕らえるのではなくて、
その人たちに頑張って稼いでもらい、日本全体がその恩恵に被れるような、そういう
優れたる人々を祝福できるようなマインドが必要かと思います。今、日本人は本を読まなくなったといいます。読んでも新聞とか雑誌ばかりであると。
子供に本を読む習慣をつけさせるためには、小さいころから本を読んであげるなどして、
親御さんが工夫するのが一番でしょうねぇ。テレビやゲームにばかりお守をさせていては
いけないのではないでしょうか。また親御さん自身も読書をしている姿を見せれば、
なおいっそう効果的ですねぇ。(^^)
命名の儀とウイルスとタリバン 2001年12月08日(土)
また新しいコンピューターウイルス情報が入ってきました。
GONE ワームというもので、添付ファイルを実行することによって感染するようです。
またしてもOutlookやOutlook Expressが標的のようですねぇ。(いっそのことメールソフト
を代えるのも手かも…)
詳しい情報は以下のところで入手してください。* シマンテック株式会社
http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/data/w/w32.goner.a%40mm.html
* トレンドマイクロ株式会社
http://www.trendmicro.co.jp/virusinfo/default3.asp?VName=WORM_GONE.A
* 日本ネットワークアソシエイツ株式会社
http://www.nai.com/japan/virusinfo/virG.asp?v=W32/Goner@MM
アフガニスタンでは、タリバンが南部本拠地のカンダハルを引き渡したようですね。
新体制づくりでいろいろ勢力争いが起きているようですが、一応の決着をみたわけですね。
第二のタリバンが政権を握るようになってしまっては困りますから、国内が安定するまでは
国際社会が見守る必要はありそうです。ただし、今回の軍事目的であるビンラディン氏の身柄
拘束にはいたっていませんから、アメリカの空爆などはまだまだ続きそうです。新宮ご誕生からちょうど一週間。命名の儀がおこなわれて、「敬宮愛子」さま、という
お名前が発表されました。うーん、シンプルで日本的、かつ愛らしい名前でなんとなく
嬉しいですねぇ。欧米風の発音で、意味もどちらかといえばこじつけっぽいなぁと感じる
子供の名前が増えている中、皇室には日本の文化をきっちり伝承していって欲しいものですねぇ。
映像で観た愛子さまは、さすが3000グラムを超えているだけあって立派な赤ん坊。
髪の毛もフサフサで、とにかく元気そうでなにより。愛らしいプリンセスへと成長する
ことかと思います。(^^)暗いニュースが多いですが、マスコミが伝えないような明るいニュースもあるかと思います。
そういう情報をできるだけ探してお伝えできればなぁ考えています。(^▽^)
東大の教育改革 2001年12月09日(日)
教育改革は小中学校や高校だけでなく、大学にも広がりつつあるようです。山梨大学工学部で少し前、学生の4%にあたる104人に退学勧告を行ったことは
ご存知の方も多いかと思いますが、全国の大学でも同じような動きが見られるとの
こと。一橋大学や統合によって新しく誕生する都立新大学などで、学生に対する
厳格な成績評価の導入を公表、全国でも60以上の大学にその動きが及んでいるよう
です。東大でも検討を開始したとのことですね。東大においても近年の学生の学力低下が問題視されているようで、「東大生の学習
意欲の低下」を改革の課題のひとつとして上げています。他大学で取り入れられて
いるGPA(グレートポイントアベレージ)制度というものを15年度から導入
するとのこと。これは科目ごとの成績を5段階評価し、一年間の平均ポイントが
一定数値未満の学生に改善や退学の勧告を行う制度で、私学の約60校が取り入れて
おり、国立大学で全学規模で導入するのは初めてとのこと。少子化時代到来で、8年後には進学希望者全員が入学できる「全入時代」に突入して
しまうという危機感も背景にはあるようです。批判もあるようですが背に腹はかえら
れないといったところでしょうか。天下の東大卒業生のレベルを一定以上に保つため
にはとられた措置のようです。一方で、教える側の意識改革もはかっていくのも目的
のひとつであるとか。まぁ、大学本来の姿に戻そうということでしょうか。日本は変わる時は一挙に変わりそうです。子供達の教育そっちのけで組合活動などに
時間を費やしたりして問題になっている教師が増えている中、大きな目標である大学の
改革が進むことで、義務教育の現場の意識改革も進むことが期待されますね。
大学にまともに進学できない、しても退学になってしまうようなレベルの子供達しか
養成できないような高校、そしてその前段階である小中学校が淘汰される時代がやって
くるのかもしれません。厳しく感じるかもしれませんが、それが子供達のため、日本の
ため、そして世界のためになろうかと思いますねぇ。なんせ人材は世界の財産ですから。
『失敗を絶対成功に変える技術』 2001年12月10日(月)
また、新しい本を読みました。和田秀樹&畑村洋太郎著『失敗を絶対成功に
変える技術』(アスキー)という題名です。和田秀樹さんは何冊か紹介していますが、心理学の専門家です。そして
畑村さんは「失敗学」というものを提唱されています。何だ?と思われ
た方も多いかもしれませんね。日本の社会は減点主義社会で、一回失敗すると再起できなくなく傾向が
あります。それが悪い方にでているのが近年、官庁や企業でさまざまに
起きている事件や事故なのかもしれません。悪い点が分かっていながら
自分が失敗することを異常に恐れる結果、それを隠そうとして事態の
悪化を招いてしまうという…(例としては去年の雪印の食中毒事件や、
薬害エイズ事件などをあげられていましたね)個人がこういう社会で、どのように「失敗」「ミス」といったモノと
上手くつき合っていったらよいか。それが畑村さんの失敗学のすすめ、
といったところでしょうか。場合によっては逃げることを考えてもよい、
責任を他の人に押し付けて逃げもよい、という意見は一見無責任に
思えるかもしれません。が、すべての人が様々な責任やリスクを負える
ほどの強靱な精神を持っているわけではありませんし、いまいち適材
適所という人材活用のできていない日本の社会においては、このような
考え方は必要かもしれませんね。まぁ逃げた場合、左遷されたり、不景気の世の中ではリストラされたり
ということもあるかもしれませんが、その責任をかぶることで自分自身
の健康を害したり、時には追い詰められて自殺したりしてしまうことを
考えれば、その方がずっといいかも。この本のなかには、どのように
立ち居振る舞いをしてそういう事態を避けたらよいか、についても書か
れています。詳しくは本を参照されてください。自分を攻めてしまう傾向のある方には、役に立つ一冊ではないかと思い
ますねぇ。
軍事行動のその後 2001年12月12日(水)
最終局面に突入しながら、なかなかビンラディン氏の身柄確保にいたらないアフガン
への攻撃。そんな中、アフガニスタン国内の調整にもいろいろと難儀している様子。
タリバン政権後を巡ってはさまざまな思惑が入り乱れているようです。今は味方でも
反タリバン勢力には寝返り組も多数含まれているらしく、信用性を欠くといのが
実態のようです。たとえビンラディン氏を捕まえたとしても、アフガニスタンの
その後については責任を持たなくてはいけなくなるでしょうねぇ。同盟国の日本も無関係を決め込んではいられません。もうすぐそこにせまった
2002年はワールドカップ開催の年です。テロ声明の中に「日本もテロの対象国」
とのべられていたように、戦闘が終わったらすべて終わりではなくて、今後ずっと
警戒が必要になります。そうやって考えると、よく日韓共催なんて条件を飲んだなぁという気がします。
まずとにかく、暴れることが目的のフーリガン対策が必要なのは当然として(これは
開場近辺の商店街などにもいえること)、また韓国との行き来がかなり緩やかになる
でしょうから近くのテロ国家の動きも注意しなくてはならないし、そして今回の
同時多発テロです。お祭り騒ぎのどさくさにまぎれて、日本の国内で報復テロが
行われたら…うーん、考えるとうすら寒いかも。まぁ良かったことは、いざテロの対象になった場合でも今回の軍事行動の支持表明を
小泉総理がきちんとし続けたことでしょうね。これで日本は孤立しなくて済みますね。
(それが国際社会というものです)世界はものすごい勢いで変わろうとしています。日本はその波に上手く乗るか、できるなら
その波をつくり出すパワーを持った国へと成長していってほしいですねぇ。
税金は安い方がいいけれど 2001年12月13日(木)
税金の話、花盛りといったところでしょうか。
自民党の税制調査会は平成14年度の税制改正でほぼ固まっていた、発泡酒とたばこの増税
を見送ることに決めたようです。発泡酒は含有アルコール度のわずかな差を利用して、ビール
会社などが製品を送りだしていたわけで、値段の安さから消費者にも受けていたわけですが…。
ほとんどが税金といわれるお酒ですから、ビールの消費量が落ち込めば当然税収も減りますよねぇ。
政府としては当てにしていたお金が入らなくなって、アップアップといったところか。取りやすいところからとろうという感じでしょうか。ちょっと安易かも。
もともと確実に入るか入らないか分からないお金なのだから、ここをあんまり当てにしていても
いけないとは思います。さらに消費を抑えてしまう結果になってしまうやもしれません。
お酒ややばこのために、他の部分での支出を抑えてしますとか…。
まぁたばこが苦手な私としては、喫煙を控える方が増えれば、道を歩く時に息をとめて歩くことが
減っていいかなぁとか思ってしまったり。
喫煙される方にはまた違ったご意見がおありですよね。(^^ゞまた東京都で導入を検討していたホテル税ですが、こちらは石原都知事が導入に積極的ですが、
都議会側が難色をしめしているようです。鳥取県知事から反論されるなど話題になった新税
ですが、さて、どうなるか。まぁ税金は安いにこしたことはないのですが、それには「小さな政府」を目指さなくては
なりませんよね。国民一人ひとり、細かいことでもなんでも、国や地方自治体にクレームを
持ち込むようなことは改めて、自分のことはなるべく自分で解決していく姿勢を身に付けて
いく必要がありそうです。
ユニークな金融機関 2001年12月14日(金)
2001年ももうすぐ終わりに近付きました。来年の四月にはペイオフ解禁を控え、
各金融機関は不良債権処理などその体質改善に取り組んでいるのだとは思います
が、なかなか済みそうにありません。(まぁ株価自体は統廃合が進んだせいも
あって、かなり上がっているようですが…)そんな中、きちんと不良債権処理を終了し、健全な経営の地域の中小企業への
融資に積極的で、ユニークな商品をいろいろと繰り出し、預金者向けの漫画版
パンフレットを用意したり、と頑張っているのが城南信用金庫でしょうか。この信用金庫が有名になったのは、業界初の懸賞金付き定期預金というモノを
売り出したことからでしょうか。実は私も少しずつではありますが、これに預けて
おります。この信用組合を利用するようになったのは、その商品のユニークさに
惹かれたばかりでなく、会長の真壁寛さんのファンになったからでもあります。テレビに出演された時とか著書を読んだ際に、地域で頑張っており、かつ経営
方針のしっかりした中小企業を中心に融資をしているところや、懸賞金付き
定期預金を世に送りだす時に、時の大蔵省と対決したエピソードなどを聞き、
真壁会長のファンになってしまいました。(^^)懸賞金付き定期預金は「スーパードリーム」という商品で、10万円一口で
それぞれ番号が割り振られます。そして満期が来るごとに抽選会が行われて
当選番号が発表されることになります。今は一等前後賞あわせて最大で30
万円があたる可能性がありますね。その他にコシヒカリ賞、宝くじ賞などなど
ユニークな企画がいっぱい。もともとの利息分はきちんともらえるわけだから、
預金者が損することはありませんよねぇ。これからはお金を預ける方も自己責任が求められる時代になります。
銀行にはお金を「貸している」わけですから、もっともっと選別する目を
もたなくてはいけないでしょうねぇ。探せば各地域に頑張っている金融機関が
見つかるかもしれませんよね。
身を守るということ 2001年12月16日(日)
パレスチナ情勢が緊迫していますね。
自国の近代史についてもきちんと学校で学ぶ機会のない日本人にとって、
なかなか分かりづらい話ではありますが、根っこは何千年前のことに遡る
わけですよねぇ。聖地が共通というのも興味深いことではあります。
本来、神仏の光は同じ所から別れて出ているのに、その子供達が本家を
めぐって長年争い続けているのかもしれません。アメリカやイギリスと
しては、自分達でイスラエルを建国した以上支持せざるをえないので
しょうが、もう少しなんとかできないものでしょうか。交番勤務の警察官をニセの通報で呼び出し、待ち伏せして鉄パイプなどで
襲い掛かるというひどい事件が千葉県の農村で起きました。犯人は地元の
若者グループとのことですが…。その理由がまたひどいもので、「帰るの
がつまらないのでやった」と一人が自供したとのこと。新聞やニュースで取り上げられたこの事件、マスコミの報道姿勢に疑問を
感じました。はっきりいってフーリガンと変わりませんし、警察官と
しては自分の身を守るため、そして犯人を制止させ捕まえるためにも
拳銃を発砲したのでしょう。ところがニュースのとりあげ方は警察官が
発砲したことにポイントが置かれ、拳銃の使用が適切であったかが焦点
のような印象を受けました。結局若者が警察官を襲おうと思い立ったのも、こういうマスコミの影響が
あるのやもしれません。相手が有効な手段で反撃してこれないのが分かれば、
気も大きくなるというもの。自分達の身が危ないということであれば、こんな
バカなことは思い立たないでしょう。武装しなければ、持っていても武器を使用できないようにしておけば、周り
から攻められることもなく平和が保たれる…残念ながらそういう世の中では
なさそうです。国レベルでもそういうことは日常的に起こっています。
地球レベルの文明が築ければ、そういうことの頻度も減るのでしょうが、
まだまだ世界の国々のレベルにはかなりの差があります。今しばらく、攻撃されたら少なくとも自分(自国)を守れるだけの備えは
必要な世の中が続きそうですが、21世紀にそれを乗り越えるような思想と
文明の出現を望みます。
テロ後の動き、あれこれ 2001年12月17日(月)
アフガニスタンではなかなかテロの首謀者が捕まりませんね。反タリバン政権
はすでに勝利宣言を出したようですが…。ただアメリカにとってはビンラディン
を捕まえるまでは終わらない(終われない)わけでして、ビデオ公開後の
アメリカ国内の世論調査でも6割をこえる人々が、首謀者の捕捉ないし殺害を
望んでいるとか。アメリカはすでに「その後」を見据えているとの報道もありますね。
当初からテロ事件の裏でイラクが糸を引いている可能性が示唆されていましたが、
関与があきらかになればアメリカ政府が次の軍事行動に出ることも外務省あたり
で懸念しているとのこと。とくにテロへの関与が明確にできないまま軍事行動に
出た場合、石油エネルギー確保を中東地域でおこなっている日本に対し、相応の
負担を求めてくることになるとも…。さて、その時はどのように日本政府は対応
するのか。いい加減な事はできませんよねぇ。自由主義国家全体を震撼させた同時多発テロ事件ですが、終わりが見えてきたと
思ったら、いままで行動を控えていた国々がいろいろな動きをみせてきたよう。
中国は日本に対し「自衛艦インド洋派遣」は憲法違反などと、自分達がやられたら
怒りだすであろう内政干渉を行ってきています。また北朝鮮は拉致された日本人
(あちらの表現では行方不明日本人)の捜索を打ち切るとの通告があったとか。
どちらも日本が悪いからだと主張していますが、それはあの国々の常套手段で
あって、そうすれば日本が恐縮して謝罪し、いろいろな援助を引き出せると
考えてのことでしょう。とくに中国は自国の利に聡いお国柄ですから、そういう
国々だという前提で日本政府には交渉にあたっていただきたいものですねぇ。アメリカ、中国、北朝鮮…それぞれに対し、毅然とした態度を。日本の政治家
の方々にはお願いしたいです。
景気回復への動き 2001年12月18日(火)
アメリカの経済は同時多発テロのダメージから脱した…そんなコラムを読み
ました。評論家の長谷川慶太郎さんの書いたモノなのですが、それによると
株価も一万ドル台を回復して、アメリカ人の自身も完全に回復したとのこと。
それが、アメリカ政府の迅速かつ的確な政策の賜物であるとのことです。もともと米国政府の経済政策の運営は、一挙に動員できる全ての資源を投入して、
なるべく早期に結論を出そうとする点を特徴としているので、この点はいわゆる
兵力の逐次投入しかできない日本とは大きく異なっているそう。
長谷川さんの見通しでは、アメリカの景気回復は日本の大方の予測を裏切って
かなり早く実現する。恐らく来年の前半には景気回復の兆候が表面化してくる
可能性がある。とのことでした。これに対し日本はどうか。アメリカにくらべると景気回復のテンポが遅いのは
やむを得ないが、それはアメリカと違って日本は財政危機を抱えている点で、
小泉政権が一切の行き掛かりを無視して徹底した制度改革を断行しなくては
いけないと指摘されています。それができれば、一年以上の遅れはあるで
しょうが、2003年ごろまでには本格的な好況が到来する可能性を述べられて
いました。長谷川さんの経済に対する目はかなりするどいモノがあります。何年か前に
出版された本などを読み返すと、かなり予測があたっていることに驚かされ
ます。今回の長谷川さんの予測も良い方に当たることを願いますねぇ。
(前提条件がクリアされなくてはならないのですけどね)
高い支持率の背景には 2001年12月19日(水)
Wカップですがいろいろありますねぇ。
日本各地で各国代表チームのキャンプ地の誘致合戦が繰り広げられて
いるようですが、ブラジルを誘致している広島市が練習試合などのギャラ
として400万ドル(約5億円)の要求があったとか。この要求は飲まない
ことに決めたようですが、お金のかかるイベントだなぁ…。昨日の続きになりますが、長谷川慶太郎さんは小泉政権を高く買って
いることは、他の本を紹介した時にも書いたとは思います。
14年度の予算審議も大詰めでしょうか、デフレによる金額で表示される
経済規模の縮小はこれまでにない新しい財政政策の導入になりそうで、
伝統的な不況対策との訣別を意味する政策の導入には、当然強い反対が
生じても不思議はないと予測されています。ただし国民の大多数が小泉
政権を支持するであろうことは、反対派議員も薄々感づいていて、
14年度予算審議での対決も中途半端に終わるであろうとも。予算編成は年内いっぱいで完了しそうですが、年明けには反対論が高まりを
みせ、自民党内で小泉おろしが本格的に始まりそうとの見通しも。そうすると
解散総選挙カードを切ることも考えられますね。小泉総理は市場の支持は
自分の方にあると自信をお持ちだろうとのこと。本格的なデフレ社会到来に
向けて、着々と動いて来ています。デフレ社会は消費者には天国を、生産者には地獄をみせる社会だといいます。
国民もそれに気が付いてきました。大多数が消費者であろう国民が小泉政権を
支持するのは当然かもしれませんねぇ。
元気いっぱいの光産業 2001年12月20日(木)
日本の産業の空洞化が言われはじめて久しいですが、確かにもう製品として
完成をしてしまったテレビや洗濯機、コンピューターなどの電気製品を
人件費等さまざまなコストがかかりすぎる日本国内で生産するのは、企業に
とっては大きな負担となりますから、生産拠点をコストの安いアジア諸国へ
と移して行くのは当然のことですね。それが国内でのリストラなどにつながって
いるのも事実でしょう。それでは日本には生き残る道がないか、というとそうでもありません。
最先端の技術開発に関しては日本はまだまだ元気いっぱいのようで、とくに
光産業については不景気の中でも年率20%以上の成長率をみせているとの
記事を読みました。(IT関連機器や半導体などの数字をはるかに抜くようです)
具体的には液晶パネル、光ファイバー、DVDなどなど。
日本の技術力、そして圧倒的な世界へのシェア率。
ここら辺の分野はものすごく元気なのに、マスコミは暗い話を伝えるのが使命と
ばかりに明るい話題が伝わってきませんね。最先端をいく先進国になった日本。日本人がこれからも今のような豊かな生活
を享受していくためには、世界の人々を魅了する新しい技術、製品を造り出して
いく必要があります。そのためにも次世代を担う若者たちの教育はとても
大事なのですが…。ゆとり教育と称した教育内容三割削減が実施されようと
しています。若者の基礎学力低下が懸念されます。
日本人にそういう製品を生み出す力がなくなったら…外国から力のある人たちを
日本に呼んで働いてもらうのも選択肢の一つではありますねぇ。
自動翻訳機の実現化? 2001年12月21日(金)
昨日の続きを。(^^)日本の最先端技術ですが、まだいろいろとあるようです。
その一つが「自動翻訳機」でしょうか。前にもこのテーマで書いたように
記憶していますが、人工知能研究からでたこの機械、実現化に向けて一歩も
ニ歩も前進しているようです。東海大学教授の唐津一さんによると、今、
英語と日本語、中国語と日本語の試作が進んでいるとか。そのうち電卓並みの
大きさの翻訳機が実用化されるだろうとのことです。楽しみな話ですねぇ。(^^)
日本人が外国と渡り合ったり、海外で活躍するためにネックになっているのは
言葉です。やはり英語がメジャーですし。高度な自動翻訳機が開発されれば、
言葉のハンデは解消されますねぇ。とはいうもののそうなると今度は、個人個人の実力が本当の意味で試される時代が
到来することとなりますか。今までのように「言葉のハンデがあるから仕方ないな」
と外国の人々から大目にみてもらえることはなくなります。その人自身の
キャラクターで勝負しなければなりません。とくに欧米諸国の人々には、その人が語るに値しない人物だと判断すれば相手にも
してもらえないと聞いた覚えがあります。ですからまず、日本語できちんと語る
べきモノを持つ自分へと磨きをかけていかなくてはなりませんねぇ。
その上でさらに相手の母国語で語ることができれば…相手の信頼度も断然アップ。
出張やら旅行やら、さまざまな場面で有利になること請け合いです。最先端技術について知ることも、自分がどのように努力していけばよいかの方向
性をきめるための有効な手段なのではないかと思いますねぇ。(^▽^)
不審船問題 2001年12月24日(月)
ちょっと研修に行ってました。(^^)
その間、新聞もテレビもラジオも、当然ネットもシャットアウト。すっかり
リフレッシュしてまいりました。帰ってくれば、ニュースは不審船の話題で持ち切りですね。
まだはっきりしていませんが、どうやら北朝鮮の工作船のようですね。
不審船は自沈したとかいわれていますが、とにかく相手がロケットランチャー
で攻撃してきたというのですから、それだけで敵対の意志があるのは明らか
です。相手側は海上保安庁船の心臓部を狙って攻撃してきたといいます。
とにかく海上保安庁の乗り組み員の生命が無事で良かったです。これに対するマスコミの報道の仕方が興味深いですねぇ。
政府や自衛隊に対しては否定的な意見、慎重論を述べるのが進歩的と考える
傾向がありますし。今回もそういうコメンテイターの意見が多く聞かれました。
ですがまぁ、ひと昔前のことを思えばその声も弱くなっている印象を受けました。残念ながらこの極東地域は、平和、平和とお題目を唱えていれば、平和が
保たれる時代にはまだ到達していないと思います。ヨーロッパが何百年も
かけてきたパワーゲームが、これからこのアジアの地で起きてくる可能性は
高いです。(中国と台湾、北朝鮮、インドとパキスタン等々)やはり、相手につけいる隙をみせないことも大切です。現場で身体を、そして
生命を張ってがんばっている方々に対して、十分なサポートをできるように、
政治家の方々も頭を切り替えていって欲しいと思います。
利用者が利用しやすい社会づくりを 2001年12月25日(火)
自動翻訳機のことについて先週とりあげましたが、実力のある人には言葉も
ハンデにはならないのかもしれないと先日思いました。クリスマスイブのこと
になりますが、イタリア人ピアニストのミニコンサートに足を運びました。
後で一緒に食事をする機会がありまして、英語でコミュニケーションが
とれるかと話してみたのですが全然通じず、何でも昔やったことがあるものの
英語は苦手とのこと。こんな状態だと日本人の場合でしたら、初めて訪れた国
ではまごついてしまうかもしれません。ところがくったくなくユーモアたっぷりな
彼を見て、「すごいな」と感じました。やっぱり一芸に秀でている人は強いの
ですねぇ。この連休で、各デパートやスーパーなどでの売り上げがかなり伸びたようですね。
冷え込みもあり、普段海外で年末年始をすごす人たちが、その分国内で消費した
こともありましょう。とくに婦人服とか衣料品の消費が増えたとか。
とはいうものの、売り上げだけをとりあげる報道の仕方だと、どうしても値下げ
合戦の影響があるため良くて横ばい、売れていても減収ということになります。
デフレ経済向きのニュースの報道の仕方など、マスコミも頭を切り替えていって
欲しいなぁと感じています。
また話は全然変わりますが、保育所の設置に関するコラムを読みました。
よく知らなかったのですが、従来は市町村と社会福祉法人しかできなかった保育所
の設置が、去年の四月から企業などの参入が可能になり設置の規制緩和措置が図られ、
民間枠が広がったとのことでした。そこで参入が進んだかというとそうではなく、
9月時点で10件くらい。その原因は「民間主体で」というわりには企業活動を制約
する要因が多すぎることで、建物の整備に対する公的援助はないし、剰余金は他の
事業に回せない。さらには利用者を直接募集できないなど、企業努力が報われない
システムになっているからだと指摘されていました。少子化対策、遠距離通勤、女性の社会進出等々。これらの問題を解決していくには
利用者が利用しやすい保育施設の設置がかかせませんよねぇ。一番都合がいいのは
職場に近接した保育園です。そうなれば保育園に送り迎えするための時間を節約
できますし、子供のとの接触時間も増やすことが可能になりますねぇ。こういう
ところへの支援がかかせないと思います。まぁこの動きが進めば、バスや鉄道会社
にも、もっともっと輸送力アップのために踏ん張っていただかなくてはいけないとは
思いますが…とくに鉄道。二階建て車両への切り替えなど、小さい子が窒息しない
程度のスペースが確保できるように頑張っていただきたいと思います。なんの分野でもそうですが、古い設置基準などにしばられずに、利用者が利用しやすい
ように。人の動きにあわせたインフラの整備をしていくことで、日本はまだまだ
発展して行くことが可能になるかと感じています。
やはり素質はないのでは…? 2001年12月26日(水)
年の瀬も押し迫って参りました。行き交う人々が慌ただしい反面、ちょっと街が
空いてきた印象も受けます。一足早くお休みに入られた方も多いのかもしれませんねぇ。不審船ですが、やはり北朝鮮の船である可能性が濃厚とのことですね。例によって
かの国は「日本の謀略だ」と主張しているようですが…。一歩間違えば海上保安庁の
隊員の命が奪われていたのですから、沈没した船舶の引き上げなど、ここはきっちり
けりをつけておくべきかと思います。(小泉さんはやりそうですね)いろいろなところで騒ぎが起きていますが、そんな中、田中真紀子外相の発言が
また海外からのクレームを引き出してしまったようですねぇ。
中台問題についてですが、「台湾問題は香港方式で解決することが望ましい」と
の主旨の発言があったようで、まずいなぁと思っていたら案の定、駐日大使に相当
する立場の人物から、外相の発言は「内政干渉であり、不当な発言を撤回するよう
慎重に要求する」と表明しているとのことです。まぁ当然ですね。前にも書いたことがあるかもしれませんが、田中外相自身にとっても思い入れの
あるのが中国かと思いますが、本人がきちんと考えて発言しているのか、はたまた
今は亡き田中角栄氏の亡霊のなせる技か…。これを受けて小泉総理を始めとした
日本政府の閣僚達が外相をいさめて、マスコミを牽制して…いつまでたっても
自覚のない外相を抱えていて、御苦労がたえませんねぇ。とはいうものの、
内閣の高い支持率を支える閣僚をバッサリも斬れず、対応に苦慮しますね。更迭はない、と小泉総理から御墨付きをもらったようでもありますので、そういう
ことからも気が大きくなっているのかもしれませんが…素質、という点に関しては
やはり?マーク付きの人物なのでしょうか。
アフガニスタン、インド、そして日本の状勢 2001年12月27日(木)
2001年は最後まで落ち着かない年になりそうです。年内に決着をつけたかったであろうアフガニスタン状勢ですが、なかなか最終目標
である、テロの首謀者のビンラディン身柄確保にはいたらず。検討されていた
海兵隊の投入も危険すぎるとの判断から見送られたとのことです。すでに日本では
興味自体が薄れてしまっているような感も受けます。(某有名人の保釈問題で
マスコミはてんやわんやのようですし)
今回のテロ事件、アメリカ政府は政治的問題として対応しようと腐心してきた
ようですが、その内状は宗教文明の激突といってよいものでしょうか。本当の
問題解決は戦闘が終わってからのことになりますね。また、インド・パキスタン状勢も緊迫しています。
インドの国会議事堂をイスラム武装勢力が襲撃したことから始まったわけですが、
パキスタンとの国境にインドがミサイルを配備、すでに臨戦体制をとっている
ようです。場合によっては新しい戦争によって新年が始まるやもしれません。日本は日本でさまざまな問題を抱えています。しかし、ひとつひとつ的確に
そして迅速に処理して行くしかありません。明るい材料は、日本が普通の国として、
自分の責任で物事にあたろうという動きが明確になりつつあるところでしょうか。明日で、2001年のひとこと&ネオトキオ瓦版はとりあえず終わりということで、
今年を振り返ってみようと思います。(^^)
地球文明の建設を目指して 2001年12月28日(金)
2001年も仕事納めです。(^^)ここ数年、何でもありの年が続いているような気がしますが、今年は日本にとっても
重大な事件、大きな節目の年になったようです。とくに日本の安全保障という大きな
課題と、正面きって向き合わざるえない状況に追い込まれました。本来ならば、地下鉄
サリン事件、阪神淡路大震災などがおこった時点でいろいろと手をうっておかなくては
いけないことだったのですが…。やはり最大の出来事は同時多発テロでしょうか。これが世界中の人々に与えた衝撃は
ものすごいものであったと思います。未だに決着のついていないアフガニスタン状勢
ですが、この出来事はこれから地球人類が立ち向かわねばならない課題を、皆につき
つけたのかもしれません。21世紀、地球規模の文明を打ち立てるためには、今までの
各地域ごとにあらわれた偉大な宗教の壁を乗り越えなくて無理でしょう。キリスト教、
仏教、イスラム教、その他さまざまな教えはバラバラなものではなく、地域の特性、
そしてそこに住んでいる人々のレベルにあわせて説かれたものかと思います。数千年の時を耐えた偉大な教えの底には、共通のモノがみえてきます。まだ時間は
かかるかもしれませんが、21世紀には世界中の人々が手を取り合って暮らしていける
社会が到来することを感じています。さて来年ですが、いよいよ小泉内閣、そして日本人の覚悟が試される年になりそうです。
キーワードは「自助努力」と「自己責任」ということになってきそうです。とりあえず今年は〆ということで。来年は1月4日に更新予定です。
みなさま、よいお年をお迎えくださいませ。