日米首脳会談 2001年07月01日(
 
 
昨日、佐々木英信さんの話を聞いたことを書きましたが、肝心なことを書きそびれていました。
日本の景気は大きく見ると、これから21世紀の半ばごろまでは上昇気運のようです。ただし、
間で多少変動はあるようですけど。
また、佐々木さんが物事を考える上で参考にしている人物がいるそうなのですが、小説「坂の上の雲」
で有名な名参謀・秋山真之だそうです。(私は秋山兄の方が好きかも)

小泉首相の歴訪が始まったようですね。まずアメリカを訪れたのは当然でしょうか。
今までならアメリカ側の言い分ばかり聞こえてきて、日本側がそれに押しまくられて苦慮しているのが
対談時の様子でしたが、今回は双方で歩み寄りがみられたようなのでよい傾向です。「揺るぎない同盟」
を確認したとのこと。日米安保はこの極東地域の安全を守るために重要なもの。これを確固たるものに
できればお隣の国あたりが妙なマネをしてくることもないでしょう。

この時期にまた沖縄で米軍兵士によると思われる暴行事件が起きましたが、ブッシュ大統領はすぐ小泉総理に
陳謝したようで、今回は容疑が固まり次第日本側に身柄を引き渡す意向とのこと。あちらも大分、気を使って
くれていますね。(それにしても、狙ったようにこういう事件が起きるのって何なのでしょうねぇ?)
まぁ、あとは温暖化防止問題でしょうか。アメリカもかなりヨーロッパ各国から攻め立てられているようなので、
何とかしたいところ。技術的には日本が世界一ですのでサポートできることは多いかも。

佐々木さんではないですが…小泉総理の腕の見せ所かもしれませんね。総理就任時には各国から無名の政治家
だからと危ぶむ声も聞かれていましたが、これを機会に大いに株をあげてほしいものです。大いに頑張ってきてくださいませ、純一郎さん!(^▽^)



 

さまざまな動き 2001年07月02日(
 

小泉総理の歴訪、アメリカに続き舞台はイギリスへ。
やはり議題の中心は京都議定書へのアメリカの批准問題となったようです。「議定書に実効性を持たせる
には米国の参加が不可欠との認識で一致し、米国が復帰できる方策を日英両国が協力して探ることで一致 」
とのことで。

攻め立てるばかりでなく、きちんとアメリカが参加できるようにお膳立てをしようと約束してきたのは
当然でしょうか。ですが、今までの日本政府だとアメリカに気兼ねしてせいぜい、「アメリカの復帰が望ましい」
くらいで抑えていたと思うので、そういう意味ではかなりの進歩かも。

中国のWTO加盟問題も大詰めの様子。なんか中国を農業への補助金の問題で実質上途上国扱いすると、
米中ですでに合意ができているとか。相変わらず大国の顔をしながら国際舞台では振る舞うのに、こういう
ところはちゃっかりしていますよね。さすがに利に聡いお国柄、こういうところ日本とは近くて遠い国って
感じがします。WTOに加盟するからにはルールにのっとったフェアな取り引きをして欲しいものです。

沖縄での婦女暴行事件の容疑者が容疑を一部認めたとのニュース。
警察は身柄の引き渡しを米軍に要請するつもりのようです。これが実現すれば日米地位協定の運用が改善されて
以降沖縄では初とのこと。(長崎で先例があるとか) さてどうなるか。

いろいろな動きをあげてみましたが、なんか日本も大分当たり前の国に変貌してきたなぁと嬉しいかぎり。
確実に世の中は動きだしていますね。日本は変化しだすとジェットコースターみたいなところがあるので、
得意な分野は最先端に、それ以外の分野でもアーリーマジョリティー(まぁ、半分より前の人たちでしょうか)
には属したいなぁと思いますねぇ。これからの時代は常に自己変革が必要となりそうです。
 


郵政三事業民営化 2001年07月03日(

 
大リーグのオールスター投票の結果がでましたね。
イチローが最高得票数で選出されたとのことで、めでたいことです。(^^)
日本人ばかりではなくアメリカ人も多くの人々が票を投じてくれたということでしょうねぇ。
今、「パールハーバー」なんていう映画が物議をかもしていますが、ああいう映画が上映されても
日米の間柄は大丈夫かなぁとなんとなく安心したり。
あと野茂くんとかも監督推薦枠で選ばれるとさらに嬉しいですねぇ。

小泉内閣の改革の目玉、郵政三事業の民営化についても動きがみられてきました。
総務省・郵政事業庁は現在約30万人いる郵政3事業の職員を、今後5年以内に2万人以上削減する方向で
労働組合との調整に入ったとのこと。17年ぶりに本格的な合理化に踏み切ることになるそうで、
これにより早期に黒字化をはかるとか。

実際、国民の郵便貯金のかなりの部分はすでになくなっていると、政府税調で活躍された加藤寛さんが
テレビやご著書で指摘されているのを何度か目にしました。国民が一斉に貯金を引き出したら…
金融パニックにはならないうでしょうが、税金で穴埋めしなければならないのは確実ですよね。
(財政投融資の財源として活用されたはいいが、還されていないということでしょうねぇ)

郵便事業の民営化で僻地でのサービスが低下するという声も聞こえてきますが、クロネコヤマトなどの
サービス内容をみている限り、そういう心配はないかと思いますね。配達時間指定サービスや再配送も
ネットや電話での指定も24時間受け付け可能ということで、郵便局よりずっとサービスがいいと
感じているのは私ばかりではないのでは?

あと問題なのは自民党議員からの反対でしょうか。なんせ全国にかなりの数ある特定郵便局というのは
有力な票田のようですし。ほとんど世襲制のこの制度、結構特典もあるようなので携わっている方々
からの反発もあるでしょう。小泉内閣最大の目玉かもしれないこの改革を実行できるかどうか。
見守っていきたいと思います。
 


最近電車内で目につくこと  2001年07月05日(

最近、通勤電車内で目につくこと、でしょうか。

学生や若いサラリーマンがケータイの画面とにらめっこして、一心不乱にキーを叩いているシーン。
かなり見かけますよねぇ。うーんどうなのでしょうか、私なんかはあんなことしていたら目が悪くなって
しまうとちょっと心配になってしまいます。
本来なら混雑した通勤電車内ですので、電源自体をオフにしておいて欲しいものですけどねぇ。

あの風景を見ていると、これからの若い人は格差が大きくなるなぁと感じます。
なにかと言えば、知的格差が広がるかなぁ…ということです。
指先の運動にはなるのでボケ防止には役立つかもしれませんけれども、知的訓練にはならないでしょうし。
あれにかなりの時間を費やしてしまって、考えたり想像したり、心静かに過ごす時間が昔の人にくらべて
かなり減っているのではないでしょうか。

ですからそういう時間をきちんと持てる習慣のある人とそうでない人の差が、かなり広がってくるかも
しれません。どちらがこれからの高度情報化社会に有利かは言うまでもないとは思います。
幼少時、入ってくる情報量が多すぎる状態というのは良くないと聞きます。情緒不安定になるといいますか。
今はテレビもゲームもパソコンもケータイも…とにかく情報量が多く、刺激の強いものが多いです。
いくら子供にねだられても、やはり親御さんがしっかりガードしてあげないとダメかもしれませんねぇ。

また新聞を読んでいる人を眺めてみると、たいてい日経新聞を読んでいますねぇ。
最近は女性でもこういう新聞を読む時代になったのですね。日本では経済のことといいますか、
いわゆる「お金」の話ってあんまりしないものでしたけど、さすがに時代は変わってきていますね。
そうなると、日経の記事に明るい話題が多い方が世の中の景気が上向くかもしれませんねぇ。

日常風景からも世の中が変わりつつあるなぁと感じる今日この頃でした。
 



隠れ屋的レストラン  2001年07月07日(

久しぶりにグルメな話題を。(^^)

昨日、日本でもあまりないらしいギリシャ料理のレストランに行ってきました。
六本木駅を降りてすぐ、俳優座の向かいの区画に「ダブルアックス」というお店があります。
今は大江戸線(石原都知事が東京環状線というネーミングにまったをかけて話題になった電車)
が開通したおかげで新宿からもアクセスしやすくなったので嬉しい限り。

なんか隠れ屋みたいな雰囲気で、地下に続く階段をおりると洞窟みたいなお店があります。
金曜だったせいもあってか席は満員でした。(30〜40人くらいのスペースでしょうか?)

お酒ですが、松やに入りのワインというものに挑戦しました。
不思議な飲み物だったなぁ。

オリーブオイルばっちりのお料理と聞いていたのですが、思ったよりあっさり目の味付け。
バケットにはジャガイモのペーストをぬって食べるのですが、なかなか美味しい♪
サラダ、イカの唐揚げと鱈の揚げ物にはニンニクソースをつけてトライ。
ひき肉の上にチーズをばっちりのせて焼いたものと、チキンのトマトソース柔らか煮。
ここら辺はイタリアンっぽいでしょうか。
最後は牛ひれ肉のデミグラスソース煮。うーん、かなりのボリューム。
デザートにはレモン風味のシャーベットと、コーヒー。
コーヒーは甘く入れてあり、上澄みだけ飲むタイプでした。

食事が進むとショータイムがあります。
客全員による「お皿割り」が行われました。(8時半過ぎごろから)
全員に直系20cmくらいのお皿が渡されまして、それに好きなこと、願いごとを書き入れます。
(各テーブルには、ちゃーんとマジックペンが準備されていました)
で、店長がお手本を示した後、全員でまん中のスペースに向けてお皿を投げます。
いやぁ、結構飛び散りますねぇ。
願いごとがかなうとかかなわないとか…さてさて、どうなるのか。
あとは店員さんによるダンス(フォークダンスみたいだったなぁ…)が披露されてショータイムは
終了。日本で言う盆踊りなんでしょうかねぇ。(笑)

ちょっと値段ははりますが、ボリュームは満点、珍しい体験ができたので楽しかったです。
話の種に皆様も一度、行かれてみてはいかがでしょうか?
 


お金に関する教育  2001年07月08日(

「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」という本を少し前に紹介したと
思いますが、ようやっと読み終わりましたのでもう一度御報告。
前作の「金持ち父さん 貧乏父さん」をさらにパワーアップしたものであるとは
書きましたでしょうか。

作者のキヨサキ氏が貧乏父さんとして取り上げているのは実の父親なわけですが、
決して彼を否定しているわけではなく、熱心な教育者であった自分の父から受けた
影響の大きさも認識しているようでした。現在、キヨサキ氏が力を注いでいるのは
「お金に関する教育トレーニングプログラム」を作り、人々が一定のトレーニング
をつめば裕福になれるように教育することのようです。
(このプログラムはアメリカでは特許をとっているとのこと)

ものすごくユニークなことですよね。日本でこのような取り組みをしている人が
いるのかどうか…。まぁまず伝統として引きずってきた、金持ちを妬むマインド
を克服しないと難しいかもしれませんね。

一番印象的だったのは、感情をコントロールすることが大切だという指摘でしょうか。
人々の生き方を4つのカテゴリーにわけて、その行動パターンを解説したり、
現在のカテゴリーから別のカテゴリーへの移り方(頭の切り替え方)なども説明されて
いるところがとても分かりやすいと思いましたね。

日本の現状にそのまま当てはまらない部分もありますが、大部分、参考にできる本かと。
ぜひ一度ご一読を。(^^)
 


ケータイのパソコン化  2001年07月09日(

規制緩和とともに通話料がやすくなったせいもあって、携帯電話が普及するのは
あっという間でしたね。とはいえまだまだ高いのが現状でしょうか、子供達の
電話代に頭を悩ませている親御さん達も多いかと思います。
私自身はまだ自前の携帯電話を持っていないのですが(職場では仕事用の電話が
あるし…)、携帯電話がパソコン化したら手をだそうかと考えています。

将来、コンピューターがどんな進化を遂げていくか…いろいろな可能性がありますが、
どうやら「ケータイが高機能化してパソコンになる」というのが近い将来実現しそうな
形ですねぇ。これはモノをコンパクトにするのが得意な日本ならではの商品になるのでは
ないでしょうか。

電話として機能するのはもちろんのこと、そのままネットにも接続でき、さまざまな
書類作成、表計算等々、どこででも利用可能。折り畳んでこちらもコンパクトにできる
画面が開発されればバッチリ、という感じでしょうか。

森前総理あたりから声高らかに唱えはじめた「IT革命」ですが、小学校にパソコンを
たくさん設置したりしても、マイクロソフトの商売の手助けをしているだけに終わりそう。
いつまでもアメリカ追随ではいけないのですよね。
日本には素晴らしい技術力があります。日本で開発された新しいコンピューターと
それに対応したOS等のプログラム。ちょっとワクワクしちゃいますねぇ。
(トロンでしたっけ?ああいうのも再登場してくるかも…)

こうなると今の形のコンピューターって、限られた分野で生き残ることになるかも
しれませんねぇ、デザインとか音楽とか…。そうなるとかえってMacみたいに
日本のクリエイターに好まれているパソコンの方が生き残る可能性が…って
これはひいき目かなぁ。(笑)
 


日本、いままでのツケとこれからの課題  2001年07月10日(

京都議定書の二酸化炭素等の削減目標の達成ですが、日本がその数値をクリアーするのが
難しい情勢になってきたとのこと。うーん、非常にまずいですねぇ。
技術的には十分可能なハズなのに、国をあげてきちんと取り組んできていないということ
なのでしょうか。本気でやる気がないのだったら、いっそアメリカのように「やらないよ」
と言ってしまう方がよっぽど上手いような気がしますね。(道義的な責任は生じますし、
実際、地球の汚染が進んでしまうのでまずいですけど…)

結局アメリカがこれを批准しないと、自国の企業ばかり厳しい条件下で国際競争にさらされる
ことになるせいもあって、ヨーロッパ各国で「日本悪者論」が飛び出しそうな様子とのこと。
「米国の(離脱)決定と日本のはっきりしない態度が、温暖化対策を危機に陥れている」
と国連の地球温暖化防止会議のプロンク議長が発言しているそうです。

こういう時に普段の外交の成果というか、結果が出てしまうのですよねぇ。
ずっとアメリカ追随の外交を展開してきた日本。本当の意味での友人(友好国)はヨーロッパ
には存在していないのかも。(残念ながら人種差別的な面もあるやもしれませんし)
そして日本に好意的な国々に対して、かなり冷たい態度をとっているようにも見受けられます。

お金をばらまくばかりが能じゃないはずです。ここら辺は日本の今後の課題でしょうか。

そして教科書問題。
相変わらず中国と韓国(この二国は完全につるんでいますねぇ…)からのクレームが続いている
ようです。結局、相手に言うべきことをきちんと言っていないから、こうしてダラダラ続いて
しまうのでしょう。国内でもそれを歓迎する勢力がまだまだはびこっているために、中国とかに
あわよくば援助とかを引き出してこの状況を有利に活用しよう、という気にさせてしまうのかも
しれませんね。

まぁこれが国際外交というもの。ただ日本の側もすぐに「はいはい、申し訳ございません」と
謝ってしまうことはなくなったのは進歩でしょうか。長年のツケはこういうところにもかなり
蓄積されています。少しずつ改善していくしかないのでしょうねぇ。
がんばれ、小泉内閣!


いよいよ参院選  2001年07月12日(

 
今年の夏はとにかく暑いですねぇ。しょっぱなに37度、38度を体験してしまうと、
30度くらいで「やれやれ」という感じになってしまいます。
今の人は冷房などに慣れ過ぎているせいか発汗能力が低下しているようです。
適温の幅がせまいということですから、熱中症や日射病になりやすいのかも。
たまには汗をかいた方が身体にはいいようです。

参院選が公示されましたね。
各政党の党首も各地で第一声を発した様子がニュースで流れました。
自民党VSその他政党って感じでしょうか。連立を組んでいる公明党や保守党とも
一線画しているような…。
まぁもっとも、小泉総裁と自民党のその他議員さんたちも足並みがそろっているとは
言えなさそうなので、聖域なき構造改革が実現するにはまだまだ障害が多いかもしれません。

問題になりそうなのは8月の靖国神社参拝でしょうか。小泉さんはやるといったらやる人
だと思うので実現しそうですが、周囲がどのような反応をするかですよね。
中国や韓国の反応よりもそれを受けて国内の勢力がどのように反応するのか…。
A級戦犯が祀られていることを問題視する方もいるようですが、そもそもA級戦犯って
なんなのでしょうねぇ。敗戦当時、戦勝国(つまりアメリカ)から大平洋戦争の責任者として
処罰された人々だと思うのですが…。勝てば官軍といったところでしょうから、日本人自身
がきちんと検討する必要があるのではないでしょうか。

小泉総裁の話も改革の具体策になるとまだまだぼんやりという印象を受けました。
そろそろ形になってあらわれてきて欲しいなぁと思いますねぇ。
 


李登輝学校の教え  2001年07月14日(

新しい本を読みました。小林よしのり&李登輝共著、『李登輝学校の教え
という本です。小林よしのり氏は「ゴーマニズム宣言」とかで有名ですよね。
(実は立ち読みしかしたことがなかったのですが…)
李登輝氏は台湾の前総統であり、20世紀を代表する偉大な政治家の一人かと
思います。このお二人がお知り合いだったとは、ちょっと驚きでした。
(まぁ、普段の小林氏の行動を考えれば不思議はなかったのですけどね)

日本のマスコミには普段取り上げられることのない国防のこととか、訪日に
際して起きた舞台裏とか、中国とのこととか、蒋経国、宋美齡夫妻のこと
(婦人は映画『宋家の三姉妹』で有名ですね)興味深い話が満載でした。
一部ニュースで報道されていた通り、訪日の時に外務省のチャイナグルー
プと言われる一派から、妨害工作が行われていたこともきちんと記述されて
いましたね。

全く知らなかったことで驚いたのは、日本からのODAが西部開発に投入
されているらしいのですが、チベット地区にどんどん漢民族の入植を進め
ているとのこと。セブン・イヤーズ・イン・チベットという映画を御覧
になった方はお分かりでしょうが、あの地域は中共が侵略して、指導者
であったダライ・ラマを追放し植民地支配してきた所です。日本は知らず
知らずのうちに中共の侵略を正当化するお手伝いをしつつあるということ
です。周辺地域を脅かすことにODA(つまり税金ですね)が投入されて
いくことは避けなければならないでしょう。

また、日本人として教育を受けた李登輝さんからは、日本の教育を憂える
話もでましたね。日本のテレビや新聞では伝わってこない話満載で、読み
ごたえのある本です。ぜひご一読を。(^^)


人物判定による入学試験  2001年07月15日(

全国の私立大のほぼ半数が来年度入試で、面接や書類選考を軸に人物を総合的に判断する
というアドミッション・オフィス(AO)入試の実施を予定しているとのこと。
一般入試・推薦入試と並ぶ入試の三本柱の一つに成長したとの見方を、調査を実施した出版社
ではしているようですが…

AO入試というのは推薦入試と似ているとは思います。一つの方法としてあるのはいいかも
しれませんが、これがメインになるのは問題なようにに感じました。「子供達が受験戦争に苦しむ
のはかわいそう」とか、「部活動やボランティア活動を一生懸命やった生徒を救い上げるべきだ」
とか…そういう親心から出たものかもしれませんが。

ただこの時期の子供達は非常に可塑性に飛んでいます。つまりいくらでも大化けする可能性が
あるということ、まだまだ「人物」が固まってはおらず「人物」を判定しようとしても正確には
できないハズです。そんな時期の判定で一生が左右されてしまうのも問題かもしれませんよねぇ。

そういう意味では、昔から実施されている学力試験と言うのは一番客観的で公平とも言えるかも
しれません。あくまでも自分の実力によって判定されますし。その点、人物判定によってとなると
判定する人の主観とかが入ってしまいかえって不公平になる可能性もあります。こういう試験に
落ちたことで一生悔やむことになっても怒りの持って行き場がありませんよね。
(感情の処理をうまくできない若者も多そうですし)

もちろん特殊な才能(音楽や美術など)を救い上げるには有効な手かと思いますが、一般の大学生
に要求されるのはやはり基礎的な学力ではないかと思います。今問題なのはそれがすべてになって
しまっていることでしょうねぇ。他のものさしもあるんだということになれば、勉強ができないことで
劣等感をおぼえることもなくなるでしょうに。

これからは、今まで社会のはずれ者と言われていたような人々が活躍する時代に突入しそうです。
ただし、そのベースとして物事を筋道をたてて考える力、豊富な知識など、学生時代に錬られる能力が
余計に大切になってくるのではないでしょうか。
 
 


高速道路、無料化へ?  2001年07月16日(

選挙活動もたけなわになってきましたね。選挙カーが暑い中、たくさん走り回っています。
帰宅途中、某タレント議員が同じ政党の候補者の応援に回っているのに出くわしました。
なにげなしに通り過ぎようとしたらチラシを渡されてしまいました…。

小泉内閣の改革の具体策が見えてこない…数日前、そう書いたかと思いますが、ひとつ、
今まで意見は出てもなかなか形にならなかった「高速道路の無料化」が打ち出されてきました。
八月上旬にも具体的になってきそうとのこと。うーん、日本もまた普通の国へ一歩前進といった
ところでしょうか。
特殊法人改革に関連してのようですね。建設費のプール制(高速道路の交通料金で道路の建設費
を返済する方式)を打ち切り、採算のとれない路線建設を避け、借金の早期返済を求めていくようです。

日本の高速道路は高いお金を徴集するにもかかわらず、渋滞が日常茶飯事の「低速道路だ」なんて
悪口も言われてきました。渋滞する大きな原因のひとつが料金所にあるようです。ここで全ての車を
一旦停止させる影響ははかり知れません。機械による自動徴集システムを導入すればという意見も
あるようですが、諸外国ではハイウェーはタダなのが当たり前のようですから、何十年も前に作った
道路がいまだに有料なのはやはり道路公団存続のためなのでしょうねぇ。

21世紀は時間の質を高めることが重要になりそうです。
道路渋滞のために無駄になっている時間、人件費、燃料費。経済的損失はとても大きいと聞きます。
このエネルギーをもっと前向きなことに活用できれば…

もちろん簡単にことは運びそうにありません。小泉内閣最大の障害は自民党内の道路族といわれる
議員からの反発でしょうか。まぁ当然といえば当然ですよね、自分の支持基盤の道路整備が進まない
うちに計画がなくなるかもしれないのですから。(採算性はおいておくとして…)

どう調整をつけるのか、高い支持率を誇っている今こそやらないといけないのかも。
小泉内閣の「本気」に期待しますねぇ。
 


温暖化防止への努力を  2001年07月17日(

どうやら日本自身も京都議定書で定めた数値を達成できなさそうと書いたと思いますが…
地球温暖化防止ボン会議で日本政府は17日、森林が吸収する二酸化炭素を温暖化ガス削減量に
算入する新たな手法をカナダ、オーストラリアと共同で提案したとのこと。
うーん、日本も変わってきましたね。アメリカが頼りにならないわけで、どうするのかと
思っていましたら。他の利害を同じくする国と組んでことにあたるのはいい傾向ですね。

森林吸収量の算入に上限を付けず、各国が独自に吸収量を見積もって先進国間の交渉で数値を
決める方式とのこと。京都議定書で定めた削減目標を大幅に減らすことにもなるようで、欧米
諸国の反発が当然でてきそうです。今後はそれにどのように対応にするか…

新手法は各国が国内事情を考慮しながら自国の森林が吸収する二酸化炭素を算定して提示し、
先進国間の交渉で数値を決定する仕組み。日本は削減目標の6%のうち3.7%は森林が吸収する
分と算定していくようです。

ロシアもこれに同調しそうとのことです。ただ問題は自己申告では目標数値が骨抜きになって
しまうおそれがあることでしょうか。政治的かけひきをきちんとしていくのは結構なのですが、
温暖化防止が地球の将来にとって重要な仕事であることも確かです。きちんと取り組んでいか
なくてはならないでしょう。

本来、地球は人間が守っているものではなくて、地球によって人間がはぐくまれているものかと
思います。地球にも自浄作用があるでしょうから、人間があんまり勝手なふるまいをすると…
天変地位などをおこして排除しにかかるやもしれませんね。
 


きちんと開催はできるのかなぁ…  2001年07月18日(

金大統領が「過去の出来事にこだわるのはこれで終わりにして、未来に向けての関係を構築
していこう」といった内容の発言をしたのはいつのことだったか。やっぱりダメみたいですね。

歴史教科書問題をめぐり、日韓交流行事の中止や延期が相次いでいるとか。夏休みを利用した
小中学生らのイベントが中心で、目立つのは対岸交流を進めていた日本海側の自治体や、来年
開かれるサッカーのワールドカップ(W杯)開催地が多いようです。「国内の事情を考慮する
と見送らざるを得ない」などと韓国側が求めてきたのが原因とのこと。

ワールドカップが例をみない日韓共同開催になった時も「やれやれ」と正直思ったものでした。
アジアの国々をバカにしているなぁと感じたのが一点。また韓国も自国の威信をかけて招致運動
をやってはきたものの、一国だけでは資金の問題等から開催できなさそうなのでいいとこどりで
日本を巻き込もうとしたのも感心しないですし。そして日本もそれに「ハイハイ」と唯々諾々
従うところがさらにいただけない。わざわざ面倒を背負い込むことないのになぁと。

とくに共同開催が決定した当時、北朝鮮という国がかなり物騒な動きを見せていたと思います。
朝鮮半島で近い将来一騒動起きる可能性があったのに、そういうことはお構いなしってところが
日本って無防備な国だなぁと思いましたね。

せっかく決めた共同開催なのに結局は政治的に左右されてしまうのですから、関係者の御苦労も
大変なものでしょうねぇ。日本から文化が入ってくることも阻止しようというのですから、ワールド
カップという大イベントを利用した日韓交流も上手くいかないかも。

フーリガンとか治安が悪くなることも考えられますよね。
サッカーは好きなのですが、そんなこんなで観戦にいくこと自体を考えてませんねぇ。
まぁ、チケットも手に入れられないでしょうしね。とりあえず観るとしてもテレビ観戦ってとこ
でしょうか。きちんと開催されることを願いますねぇ。



 

日本の中の外国語  2001年07月20日(

街を歩いていて外国人の姿(欧米人、アジア人、アラブ人その他)を見かけることが
普通のことになってきましたよね。ふと耳にはさむ言葉が英語だったり、中国語だったり、
スペイン語だったり…。

そんなわけで道路標識や看板などにローマ字が併記されることも多いですが、文化庁が
日本語教室に通う在住外国人を対象におこなった調査で、ローマ字併記はあまり役立って
いないという結果がでたようです。かえって平仮名を並記した方が役立ちそうとのこと。

うーん、どうなのでしょう。調査対象にアジア人(中国、韓国)が多い可能性もありますよね。
いくら英語圏といってもアジアの英語圏の国々かも。欧米人に聞くとどうなのでしょうかね、
日本語をローマ字に置き換えた表記って。

まぁ、これから交流が多くなるのも人口が多いのもアジア諸国でしょうから、それらの国からきた
人々に便利なように工夫していく必要はありますね。とくに生活に必要な手続きをする役所や
病院とかで対策が必要でしょう。(こういうところではやることはある程度決まっているでしょう
からイラスト入りボードを利用するなどできそう)

日本人の側がもっともっと努力しなくてはならない、といったニュアンスの調査結果ですが…
うーんどうなのでしょう。日本が好きで来ているとか、日本に稼ぎに来ているとか、そんな人
が多いでしょうからホントにそんなに困っているのかなぁとか思ったり。
アメリカとかだって英語のできない人々が大勢くらしているわけで、必要があれば覚えざるを
えないでしょうしね。

とはいえ、これからは日本の中でも英語とか外国語ができることが、昇進とか商売をやっていく上での
武器といいますか、条件のひとつになるのは確実ですね。お給料をたくさんもらっている人が
きちんと外国人客への対応ができないようでは困ってしまいますしね。(責任とれませんものね)
 



「自分の意見が言える人になれ!」  2001年07月21日(

相変わらず週末は読書三昧。
また新しい本を読みました。竹村健一著「自分の意見が言える人になれ!
です。サブタイトルが、言うべきはナンバーワンよりオンリーワンの内容だ、
というモノ。21世紀に日本で、そして世界で活躍できるのはどのような人間
か。鋭く指摘されています。

竹村健一さんという方は昔から「我が道を行く」を実行されてきた方です
よねぇ。ユニークな経歴をお持ちであり、その交友関係もものすごく幅広
いようです。この本でも各界の第一人者、著名人…さまざまな人々のエピ
ソードがちりばめられています。

竹村さんがこれだけ多くの友人をお持ちなのは、この方が聞き上手だとい
う証明なのでしょう。相手が本気で自分の話を聞いてくれると、人は打ち
解けて本音を語るうようです。そしてただ聞くだけではなくて、自分も常
に新しい知識を吸収し勉強を怠らないことも大事だと指摘されていました。
相手に提供できる新鮮な情報を持っているからこそ、人は話を聞いてくれる
のだと。その意味で「読書」の習慣の大切さも述べておられましたね。

そしていい意味で「金太郎飴人間」になることを勧めていました。
その意味は…本を読んで確認してみてくださいませ。
昔でいうはみだし者、今でいうユニークな人間が活躍する時代に突入した
ということでしょうか。(^^)
 


ネズミが増えているとか  2001年07月22日(

花火大会で痛ましい事故が起きました。やはり危機管理の問題なのでしょうけど…
関東でも花火大会は何ケ所も行われています。実際、警察官が会場近くを水上で
調べているのを見かけました。大変な仕事とは思いますが、大勢の人々の安全が
かかっています。しっかり警備してほしいものです。
(ひょっとして今回の事故を受けて開催を自粛することもあるか…)

話は変わりますが…カラスの被害が全国的に増えていることは問題になっていますが、
カラスばかりでなくネズミの被害も問題になっているようですね。各家庭の屋根裏で
ネズミが走り回っているという苦情も増えているとか…。まぁ、自分の家の事はまず
自分で解決するしかないですよね。(ネズミ捕りを仕掛けるとか…)

自然界のバランスが崩れているということなのでしょうねぇ。今は天敵はいないで
しょうし、隠れる所はたくさんあるでしょうし、餌も豊富でしょうし。
ネズミといえば天敵は猫ですが、今は餌だけあげている人がいます。(しかも近所
や場合によっては出張してばらまいています)これによって猫は自分で狩りをする
必要がなくなった上、栄養もいいからどんどん増えることになります。この餌が結果
としてカラスやネズミの餌にもなっているハズです。まぁ、人間の身勝手さが一番の
原因なのでしょう。

ゴミの処理や回収の方法から、実際の駆除にいたるまで…根本的な対策が必要になって
きています。とくにネズミは病気を媒介する動物だということもありますが、狭い場所に
侵入していろいろな物をかじったりします。電気ケーブルなどへ被害がでると、都市機能
全般が麻痺する恐れもでてきますよね。

この状況、人にとっても動物にとっても望ましいことではないと思います。
ひとり一人がもっともっと大きな目をもって行動していかないといけないのかも。
 
 



 

小泉内閣もいよいよ正念場!?  2001年07月23日(

小泉内閣の支持率が低下しているとか。とはいっても65%くらいはあるようですので、
まだまだかなりの人気を誇っているのは間違いありませんね。
一時期のブームは去ったのかもしれませんし、少し時間がたったので小泉内閣が取り組んで
きたことへの評価が出始めたのかもしれません。

京都議定書の批准に関しては、結局どっちつかずで終わってしまったようですねぇ。
態度が不鮮明であった日本に対して批判が集まっているとか。かえってアメリカなど
の態度の方が(身勝手ではあっても)解りやすいのかも。
ただ、あとの世代に対して良い環境を残していくことはとても大切なことかと思います。
実際問題として技術的にどこまで可能かも含めて、日本国内でも議論していかないと
いけないのではないでしょうか。(実行できない約束をする人間(国)は信用されませんしね)

国内の株式市場はまたまた低迷しています。マーケットは今の所様子見といいますか、
なかなか見えてこない小泉内閣の改革に失望感を示しているようですねぇ。
これに関して選挙が近いせいもあるのでしょうか、野党が内閣を批判しまくっている様子。
とはいうものの、他の政党が政権をとっても株式市場活性化がされるかというと…疑問です。
現在のような連立政権では思いきった改革は実行できないと思います。自民党を含め政治家の
方々には、21世紀の国家造りという大きな課題にとりくんで欲しいものですね。

とにかく今度の参院選の結果次第で、景気が上向くかどうか…
よい方向に動き出すことを期待して、一票投じてこようと考えています。
(みなさん、選挙にいきましょう!)
 
 


地球文明建設を目指して  2001年07月24日(

どうなるかと心配した京都議定書への批准ですが、どうやら発効に向けて動き出しそうです。
ただし当初の形からは大分修正されて、アメリカは議定書からは離脱する意向のようですね。
なんとなく歴史の教科書で習った、アメリカが自分で提案しておきながら参加しなかった国際連盟
のことを思い出しました。アメリカ合衆国という国はやはり自国の利益第一なんだなぁと、
妙に感心してしまいました。

その態度が悪いとは必ずしも言えないとは思いますが、世の中がこれでけ発展すると
一国で起きたことの影響が地球全体に及ぶ可能性もでてきます。ようやっと地球規模の文明が築ける
レベルに達しつつあると感じています。そういう時代に自国のことばかり考えているようでは…
世界から尊敬される国とはいえないですよねぇ。

地球の環境を守ることは、未来の人々のためにやっていかなくてはならないことでしょう。
良きことの種は常に播き続ける必要がありますが、その成果を播いた本人が全て刈り取ることも
ないでしょうねぇ。私達自身、すでに先人達の播いた種からの実りを享受しているのですから。

地球文明時代にふさわしい国のあり方を。
それを模索できるのはこの日本かもしれませんね。
 
 


先陣をきって進んでいこう  2001年07月26日(木)

 
田中真紀子外相が、中韓の外相と相次いで対談していますが…
それぞれ歴史教科書問題と小泉首相の靖国参拝についてクレームをつけてきたようです。
まぁ、むこうにとっては有効な外交カードであり、また日本にクレームをつけることが
国内をまとめていくための一手段であるようですから当然といえば当然のこと。
教科書問題に関しては、再修正には応じない姿勢をきちんと示したようなのでよかったですが、
靖国参拝については小泉首相に再考を促すつもりのようです。

うーん、どうなのでしょう。本気で再考を促すつもりなのか、とりあえずリップサービスと
いいますか、言っても首相が断行すればそれまでという形にするのか…。
もし前者ならばやはり外相としての資質を疑ってしまいますが、後者なら結構策士かも。
アメリカに対する父親の無念をはらし、父親の功績である日中友好路線を堅持したい気持ちが、
外相就任当初ビンビン伝わってくるような感じがしてハラハラしましたが、大分落ち着いて
きたのでしょうか?いろいろ問題のでてきた外務省を従えるのも大変でしょうが、大きな目を
もって仕事をしていって欲しいものですねぇ。

とにかく中国と韓国がそのように言ってくるのは、自国にとって利益があるからだと判断している
からでしょう。とくに中国からクレームがつくとおたおたした対応を日本政府がするのは、外務省に
チャイナスクール(だったか?)という一派がいるからだとか。きっとこういう人たちが訪中した時は
ものすごーい歓待を受けているんだろうなぁ。良い目をみさせてもらえれば友好的になるのは当然か。
そうやって考えると、戦後の日本の動きって他の国(アメリカ、ソ連、中国、北朝鮮等々)によって
かなり左右されてきたんだなぁと実感。そろそろ自分の足で立って先陣をきって進んでいく気概を
もたないといけないのでしょうねぇ。
 
 



 

さぁ、参院選に投票に行こう!  2001年07月28日(土)

 
この日、とある私鉄に乗っていたら車内アナウンスが流れました。
「なんだ?」と思ったら…参院選の投票を呼び掛ける内容でした。
うーん、社長さんの方針なのかな?

さて、いよいよ参院選の投票日。小泉内閣にとっては初の国政選挙ということでしょうか。
小泉内閣の功績の一つとして、今まで政治に興味のなかった層にまでその興味を喚起したと
いう点でしょうか。その証拠に夏休みに入って旅行に出かけている人が多い時期ですが、
不在者投票率が例年の1.7倍くらいあるとか。いい傾向ですね。(^^)

ですが本番はこれからです。
この間の選挙みたいに投票率50%で「わぁ、すごい」とニュースになるようではお寒い限り。
自分一人が投票に行かなくても、とか、どうせ誰がなっても同じだとか…そんなことではいけない
と思うのです。その街の、その地域の、そしてその国の雰囲気というものはそこに生活している
人、ひとり一人の思いが集まってつくり出しているものです。ですから自分の生活している国を
善くしたいと願うこと。そして行動に移すこと(今回の場合は投票することですね)が大切だと
思うのです。

意思表示しない人は現状を追認したのと同じこと。だから文句をいう資格はないですよね。
まず投票しようと思うこと。そして実際に投票すること。それからいろいろ始まっていくことに
なるのではないでしょうか。
 
 


最後のチャンス  2001年07月29日(日)

 
参院選の結果がぞくぞくニュースで表示されています。どのチャンネルでもやっているようですが、
NHK、民放各社でカラーがでていておもしろいものですねぇ。

さて体制が判明してきたようですが、自民党はとりあえず議席を伸ばしてきたようです。
投票率といえば…残念なことですが前回をさらに下回るということに。(前回が58%)
元プロレスラーの大仁田さんが当選しているところを見ると、若者が選挙にいった反面、
それ以外の人々が投票所に足を運ばなかったということでしょうか。

そして連立与党政権はまだまだ維持していく様子。こちらも残念なことですがそういう工作を
しないと過半数以上の議席を確保できないのかなぁ。結局、公明党などと組んでやったことは
地域振興券という税金のばらまき政策でした。景気振興が目的だったこの政策を実施して
どうなったか。景気振興どころか国に借金を増やすだけの結果に終わったのではなかったでしょうか。
きっちりやることをやって、次回の選挙時には本来の姿に戻って欲しいモノです。

ただし、今回が現・自民党にとっての最後のチャンスかと思います。自民党の中でもそれを
自覚する若手議員の声も聞こえてきました。日本国民がくれたチャンス、きっちり生かして
日本を持ち上げる政策を。21世紀に大きな夢をもてる政策の実行をお願いしたいものです。
(今回、失敗するならば…ホントに若手議員を中心とした政界の大改編が必要になろうかと
思いますねぇ)
 


選挙のあと  2001年07月30日(月)

 
参議院選挙が終わりました。いろいろな問題点も指摘されているようですね。

今回から新しい投票様式が導入されて、比例区では政党名もしくは候補者名を書くことが
可能となりました。これが多くの無効票を生む結果となったようです。
例えば東京の北区では、無効票数が第6位の候補者の得票数と同じくらいだったとか…
せっかく投票しにいってもこれではもったいないですよねぇ。(白紙票とはわけがちがうし)

投票所では選挙区と比例区(これもまた紛らわしい)のコーナーがそれぞれあって、テーブル
ごとに書き方とかきちんと貼り出してありました。ですが、仕事上人に接する機会が多いので
感じるのですが、自分で考えたり工夫したり、例えば製品でしたら取扱い説明書をきちんと
読んで取り組むことを面倒くさがるタイプの人は案外多いです。例え目の前に案内が会っても
読まない人はいるでしょう。もう少し投票の仕方は工夫されてもいいかもしれません。

それにしても投票率は前回の選挙の時を下回ってしまったとか…
国民の二人にひとりは今後の結果に対して文句をつけられないでしょうねぇ。

週明けの株式市場はさらに安値を更新中。まだまだ小泉内閣の改革が本格的に着手されて
いないとか、具体像がみえてきていないとか…市場はそう判断しているということでしょうか。
とはいえ市場の判断がすべて正しいわけではありません。小泉内閣のふんばりに期待といった
ところです。また路線の似ている民主党にも協力できる所は協力してがんばって欲しいものですねぇ。

しかし…不景気不景気っていっても、結構値の張るレストランなんかでも人気店は予約をとるのが
大変な現状。国民のマインドの問題なのかもしれませんねぇ。
 
 


ふたたび政治の舞台へ  2001年07月31日(火)

 
朝のニュースでみたのですが、いったん引退を表明していた台湾の李登輝前総統が、
ふたたび政治の表舞台に登場してくることになったとか。新しい政党を旗揚げするようです。
現在政権を握っている陳総統率いる民進党と連係をとって、国民党との対決姿勢を明らかに
していくとのこと。

もともと国民党は李登輝氏が長年率いてきた政党ではあるものの、民進党に政権を握られて
野党になって以来、どうやら中国共産党との接近をはかっているとか。
この状況、中国とはつかず離れず、中国共産党政権を下手に刺激しないように、しかし、
ミサイル攻撃などの威嚇を受けても容易には屈せず、慎重に舵取りしてきた李登輝氏にとっては
看過できない状況なのでしょう。

これは日本にとってもありがたくない状況かと思います。
ここら辺の海がきな臭くなることは、貨物船が安全に航行できないことにつながります。
日本の産業界にとっては大打撃になるおそれもありますし…。

日本政府も国内のことで大変かもしれませんけど、国外のこともきちんと目を配っていって
欲しいモノです。それにしても時代は変わっていくもの、政治は妥協の産物というのは本当の
ことなのですねぇ。第二次世界大戦当時、共産党から中国を追い出された蒋介石が打ち立てた
政権が、当の国民党政権だというのに…。
 
 



 

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