(2002/5/31 更新)


あなたもオペラのアリアが歌える!・・・かも?


 オペラファンには、聴くのが専門という方が圧倒的に多いかもしれません。上映会に初めていらっしゃる方も歌をやってる人は少ないかも?
オペラはやっぱり歌---つまり歌手が命ですが、他にも演出だったり、オーケストラだったり、いろんな要素があるので人によっても楽しみ方もいろいろです。でも、もともと楽器が得意だったり、カラオケ大好きだったり、お芝居を自分でやったりしたことがある人は「自分もやりたいっ!!」という衝動にかられると思います♪私もそんな一人です。(^^ゞ

 あの舞台で歌ってる人みたいな声が出たら気持ちいいだろうなぁ〜!あのアリアを自分がかっこよく歌えたらかーっこいい!でも、どうやって??

 ちょうどその頃、何か音楽やりたい病になってて、ピアノか歌か?と迷っていたとき、「とりあえず歌がいいんじゃない?楽器買わなくてももいいし、ピアノよりはわりと早くモノになるかも?」という声楽科出身の子の言葉を素直に信じて歌に決めた単純な私・・・したい!と思うともうとまらないタイプなのでとにかく情報収集。カラオケなら「うまいねー」と言われたことはあっても、音楽の授業で歌をほめられたことは一度もありません。。、自己流じゃ絶対に歌えないと思ったのでちゃんとした先生探さないといけないかなぁと。でも、バンドのヴォーカルスクールとかカラオケ教室みたいなとこはあっても、オペラの歌って素人なんかに教えてくれるのでしょーか??

 教育学部だった私は、必修で「声楽I」という講義をとったことがあります。そのときの先生は体格といい、雰囲気といい、声といいみるからに歌の人!!というオーラがありました。その頃全く興味のなかった私は『Caro mio ben』を歌ったことくらいしか覚えてません。たぶんソルフェージュとかやったはずなのですが。。。母が言うには、地元ではかなり有名な声楽家だそうで、そんな先生に教わるなんてすごい!と言っていましたが、私には豚に真珠って感じでした。今思うともったいないことした。。。

 でも、その先生のイメージはかなり強烈なものがあって、せっかく習うんだったらああいう先生に教わりたい!という野望を持っていました(^^ゞ

でも、今は何のつてもなく・・・ということで私が調べたのは
  •  『音楽の友』・・・クラシック関係の雑誌でたぶん一番有名なのでは?後ろのほうにスクールや、個人レッスンの広告がいろいろあります。
  •  『ケイコとマナブ』・・・いまさら説明いらないですね。習い事を始めたい人が必ず買う雑誌です。ヴォーカル、声楽のコーナーにのってます。
  • カルチャースクール・・・もう、ありとあらゆるところのパンフレットをゲットしました。新聞社系、東急、パルコなどなど。歌といっても、「カンツォーネを歌おう」とか「日本の童謡を歌おう」というのもあるし、「声楽I」みたいになんとなく本格的かも?というものまでいろいろです。グループレッスンが多いみたいですが、個人レッスンもあるみたいです。3ヶ月単位で結構安いのは魅力かも?
  • タウンページ・・・意外と思うかもしれませんが、自分の住んでる近くにあったりするのです〜
今だったら、友達に歌手の方もいるので紹介してもらうなんてつてもあるし、声楽家の方のHPから情報をもらうとかいろいろな方法がありますが、当時全く何の知識もなかった私はこんな感じで探してみました。

カルチャースクールはやっぱり専業主婦をターゲットにしているらしく、昼間の時間とかグループレッスンが多いし、安いけど短期間なので私の希望に合いません。音友とケイコトマナブをベースに「○○スクール」とか「○○音楽学院」みたいなところに電話していろいろ質問したり、パンフレットを請求したりしました。私の勝手なチェックポイントとしては、
  • 平日の夜、会社帰りに受講できて、個人レッスン。週1回で1時間程度。
  • 体験レッスンとか見学ができて、複数の先生がいるところ(個人のところは場所も遠かったし、断りにくそうだなと思ったので。。)
  • 演奏家としての活動より、教えるベテランの先生。年齢的には40〜50才程度。
 3つ目は人によって違うかもしれませんが、実は私の場合絶対に譲れない条件でした(笑)。たぶん、大学で教わった先生の印象があったからかなぁ?
 いろいろ問合せてみると音大出てすぐくらいの若い女性の先生が多いスクールが結構ありました。他にも、先生の演奏活動の最中はお休みになったり、代わりの先生(現役の音大生)が教えますとか。たしかに若い先生のほうが話しやすいし、現役の演奏家のほうがいい!という方ももちろんあるとは思うのですが、私は素人ながらも本格的に歌えるようになりたかったので(むぼーにも!)、長年いろいろな生徒を教えている「教えるプロ」の先生に習いたかったのです。素人でも手加減しないで教えて欲しいし、かといって音大生みたいに専門教育はないのでそれをふまえて教えられる人に習えたらいいなーって。。歌って他の楽器と違って自分の体をつかって表現するから、その人の人間性がそのまま歌になっちゃうと思うんですよねー。だから教わるんなら人間として尊敬できる人がいいし、人生経験のいっぱいある方のほうがその分歌にも深みもあるだろうし。なーんて(^^ゞ。
 そうすると、結局絞り込まれたのは2つで、そのうち電話で「ちょうど年齢もそのくらいですごーくいい先生がいますよ」と言われたところに見学にいってみました。
 まだ習いはじめたばかりで、音楽は全くの素人という、たぶん私よりちょっと上かなー?というOLさんでした。そんな人相手に、頭や腰をぐいっとひっぱって「仙骨をなんとかっ!」とか聴いたことのない単語がとびかってびっくり!、ご自分の体をさわらせて具体的に筋肉の使い方、力の入れ方などを教えてくださっていました。使っている本は大学で見た堅苦しいソルフェージュじゃなくて、かわいい絵がついてて、曲も音楽の授業できいたものの抜粋が多いみたいで楽しそうだなーと思いました。45分のレッスンが終った頃には、もうすっかり「この先生しかいないっ!運命だーー!」と思ってしまった私は、すぐに申し込みしてました。初めての見学ですんなり。人との出会いってこんなものなのかも♪

 私の場合は、幸運にも1回でこういう先生にめぐり合えて本当にラッキーだったと思います。歌はもちろん人間として尊敬できる素晴らしい先生です。スクールに来る生徒って結構入れ替わりが激しいそうですが、私と同じ頃に入った人たちはみんな仕事もあるのに、誰もやめずにもう4年も先生についています。みんな先生の人柄にほれこんでる!って感じです。