リゴレット/ヴェルディ

Rigoletto / Giuseppe Verdi

1.主な登場人物

2.あらすじ

 道化師のリゴレットは、毎日女性を追いかけ、享楽の限りを尽くしているマントヴァ公爵に仕えています。派手な衣装に身を包み、みんなを笑わせるのが彼の仕事ですが、根が皮肉屋で、ついつい人を傷つけてしまいます。殺し屋のスパラフチーレが人を剣で殺すのと、自分が口先で相手を傷つけるとかわらない。とつくづく自分の仕事に嫌気がさしてきました。

 ところが、そんな苦悩に満ちたリゴレットにも唯一の生きがいがあります。天使のようだったリゴレットの亡き妻との間に生れた一人娘ジルダ。公爵のような男に手出されないよう町外れの一軒家んいひっそり育てて、今では清純で美しい娘に成長しました。

 ところが、マントヴァ公爵が偶然そんなジルダを見初めて、貧乏な学生と偽り、純情なジルダはひとめぼれ。公爵の家来に誘拐され、陵辱されたことを知ったリゴレットは激しい苦悩と怒りで復讐を誓い、殺し屋のスパラフチーレ公爵殺しを依頼します。

 公爵がスパラフチーレの妹のマッダレーナにまで手を出している現場を見ても、恋におちたジルダの気持ちは募るばかり。マッダレーナスパラフチーレの公爵殺しの話を立ち聞きしたジルダは、公爵の身代わりになって死ぬ覚悟をします。

 公爵の死体を受け取りに行ったリゴレットが見つけたのは瀕死のジルダジルダは死の間際に先立つ親不孝を詫びながら息をひきとります。

3.ちょっと一言・・・

イタリアオペラといえば、ヴェルディ、プッチーニが1、2を争う代表の作曲家です。中でも『リゴレット』はヴェルディの出世作となったオペラです。ストーリーは最後にヒロインが好きな人の身代わりになって実の父親に殺されてしまう悲惨な物語だけど、素敵なメロディが全編に散りばめられているのが救いかも?

オペラにはききどころの曲がいくつかありますが、『リゴレット』にも聴きどころの曲がいっぱい!マントヴァ公爵の歌うアリア<女心の歌>は誰でもどこかで1度は聴いたことがあるはずです。ジルダの<慕(した)わしい御名>のコロラトゥーラも有名です。

今回ジルダを演じるエディタ・グルベローヴァ(1946〜)はコロラトゥーラの女王と言われる現役のソプラノ歌手です。楽器のようにクリアな声で正確に音を刻んで、情感たっぷりに歌うのが素敵です!
  今回のジルダもいいけど、《ランメルモールのルチア》の狂乱の場は何度聴いてもため息が出てしまいます。私はアリア集しか持ってないけど、おすすめがあったら教えてください〜。たくさんCDがありすぎてどれから聴いていいのかわからないんです・・・


4、今回上演するLD

指揮:シャイー(1981〜2年、ロンドン)
演奏・合唱:ウィーン国立歌劇場管弦楽団・合唱団
リゴレット(バリトン)・・・ヴィクセル
ジルダ(ソプラノ)・・・グルベローヴァ
伯爵(テノール)・・・パヴァロッティ