オペラ耳より情報

(2002/10/5 更新)

  オペラっていうと何だか別世界という気がしますが、実は身近なCMやドラマ、映画などでちょっとずつオペラの曲が使われていたりするんですよぉ!
  ここでは、私が聴いたり見たりした中でオペラに関係のありそうなものをご紹介いたします♪まだ以前のコンテンツとほとんど変わってないんですけど、ちょっとずつ更新していきますねー。

 後、無料またはかなり安い値段でオペラを楽しめる施設なども結構あるので、友達をオペラの道にひきずりこみたいけど、何かいいきっかけはないかなぁ?....という方にお得な情報などもまとめていこうと思います。(ただし関東近辺だけです・・・ごめんなさい。もしその他の地区でこういう情報をお持ちの方は教えてください)

映画 DE オペラ
 「トスカ」
 プッチーニの人気演目の1つ「トスカ」が映画になりました。情熱的な歌姫トスカと、正義感あふれる画家カヴァラドッシを美貌のソプラノ歌手アンジェラ・ゲオルギューとポスト3大テノールの筆頭ロベルト・アラーニャのゴールデンカップルが演じます。敵役のスカルピアには大ベテランのルッジェーロ・ライモンディという超豪華キャストです!

 オペラ歌手というとビジュアル的にはあまりいいイメージはないかもしれませんが(笑)、この2人は見るだけでため息の出るような美男美女カップルで歌もさることながらその演技力も高く評価されています。日頃オペラを見る機会のない方でも、きっとひきこまれてしまうと思います(*^-^*)

公式サイトはこちらです
  http://www.alcine-terran.com/(配給元)
  http://eee.eplus.co.jp/s/Gheo/tosca.html (イー・プラス)
   ※イー・プラスでは2人の歌や映画のプロモーションビデオも観ることができます。

  10/12(土)より、シブヤ・シネマ・ソサエティにてロードショー

連日 10:40 13:15 15:50 18:25

映画館の窓口で、映画の前売りを購入するとオリジナル・ポストカードのプレゼントがあります。

今回、オペラ映画ということでイベントや特典がいっぱいあります!

★ 公開初日:先着100名にオリジナルしおりと、9/13発売の新作のフェラガモの香水のサンプルのプレゼント
★渋谷エクセルホテル東急25F「レストランアビエント」にて21時よりアフターコンサートディナー(\2,800)実施中。公開中に映画『トスカ』の半券持参の方にはグラスワインをサービス
★ リピーター特典スタンプラリー:指定のカードに1人1回(複数回通うか同伴の人達の分を1枚にまとめてもOK)のスタンプを押してもらうと、3・4・5・7・10ごとにいろいろな特典があります。中には非売品やDVDやサイン入りポスターがあります。(ただし限りがあるので先着順)
★ 毎週金曜日 18:25〜:生ライブやトークショーがあります。
 10/18 「もっと身近にオペラ!蛭田千恵トークショー」
 10/25 「所谷直生(テノール)生ライブ」
 11/1、8、15、22 「木下周子(ソプラノ)生ライブ」
★ オペラ入門講座: 10/11(金) 堀内修〜映画『トスカ』を観る〜(朝日カルチャーセンター 03-3344-1965)
★ オリジナルサウンドトラック『トスカ』 全曲版、ハイライト好評発売中(東芝EMI)


 「トゥーランドット」

1998年9月5日、オペラ史と映画史に偉大なる足跡を残す一大イベントが幕を開けました。中国の美しい王女と、彼女の愛を得ようとする求婚者たちの運命を描いたプッチーニの未完の壮大なオペラ『トゥーランドット』が、物語の舞台である北京の紫禁城で初めて上演されたのです。

 過去にもカラヤンが熱望し企画はあったものの歴史的な文化遺産である紫禁城での上演は許可がおりず今回の上演にこぎつけたのは異例のこと。今回指揮をとったフィレンツェ歌劇場の主席指揮者ズービン・メータのたっての願いで、今や世界中でその名を知られる中国を代表する映画監督、『紅いコーリャン』『あの子を探して』『初恋のきた道』のチャン・イーモウが演出を手がけることになりました。もちろん彼にとってはオペラは未知の世界で欧米のオペラを演出するのは初めてだったのですが、中国の才能と文化を世界に示したいという熱い思いから、このプロジェクトに挑戦することを決めたそうです。(映画で彼の口から語られています)

 本編は既にDVDやCDで発売されており、オペラとメイキングビデオの様子(30分程度)はDVDなどで見ることができます。映画はところどころにオペラ歌手の歌や本番の舞台の様子が出てきますが、ストーリーはチャン・イーモウに焦点を当て、言葉や文化の違いによるヨーロッパスタッフとの対立、中国人としての想い現場のスタッフや出演者の素顔をアラン・ミラー監督がまとめています。

 オペラファンには、舞台の裏側で起きたドラマ、有名な歌手や舞台をドアップで見られるという面白さ、チャン・イーモウ監督の映画ファンには彼の人となりや彼の作品の根底に流れる中国への熱い想いをあらためて知る作品だと思います。いつもの映画と違ってドキュメンタリーなのでこの映画を観てオペラの『トゥーランドット』に興味をもたれた方は、ぜひこの機会にDVDやビデオでごらんください!きっと映画を見た後に見ると違う感動があると思います。

公式サイトはこちらです
   http://www.turandotproject.com/

 3月30日(土)〜5月2日(木)まで渋谷道玄坂・ザ・プライム6F シネセゾン渋谷 にて上映中

連日 11:00 13:00 15:00 17:00 19:00
※ 5月3日(金)以降は21:20からのレイトショーがあるそうです。

映画館の窓口で、映画の前売り+食事券(東急百貨店東横店 地下1F フードショー内「トゥーランドット 游点心」の特別メニュー)が3,000円で上映期間中でも購入できるそうです。

 「コレリ大尉のマンドリン」コレリ大尉のマンドリン
 第二次世界大戦下のギリシャ・ケファロニ島での実際にあった占領軍のイタリア軍とドイツ軍の衝突による惨殺事件、大地震を背景にイタリア軍のコレリ大尉と島の娘ペラギアのラブストーリーを描いた作品です。単なるラブストーリーではなく、戦争下での人間の残酷さや哀しみが克明に描かれていて胸に迫るものがあります。ちょうどNYであんな事件が起こり、まさに戦争が起きようとしている今、こんな悲劇がくりかえされないようにと願ってやみません。

 この前オリジナルの『猿の惑星』のビデオを借りて見たばかりなのですが、ラストの衝撃はまるでこの前の事件そのもののような気がします。「哺乳類で同じ種族同士で殺しあうのは人間だけだ。」というセリフがありましたが、こんなことを繰り返していたら、本当にいつか人類が滅びる日がくるのかもしれません。。

 本編そのものはオペラとは何の関係もないのですが、主人公のコレリ大尉(イタリア語ではコレッリですよねー)と仲間の兵士が「スカラ・ボーイズ」なる合唱団を結成しており、ことあるごとにカンツォーネやオペラの歌を陽気に歌っています。
 私が気がついただけでも、
 「O mio babbino caro(私のお父さん)」:プッチーニ作曲 オペラ『ジャンニ・スキッキ』より
   コレリ大尉がドイツの大尉に向かって歌いかけた曲
♪ 「鍛冶屋の合唱」:ヴェルディ作曲 オペラ『トロヴァトーレ』より
  コレリ大尉とその部下が兵舎でみんなでハモっていた合唱曲
♪ 「女心の歌」:ヴェルディ作曲 オペラ『リゴレット』より
  海でスカラ・ボーイズのメンバーがトップレスの女性と盛り上がって上機嫌で大合唱していた曲
♪ 「?」:プッチーニ作曲 オペラ『トスカより』
  どんなシーンだったかも覚えていないのですが、「妙なる調和」の後でトスカが歌っていたメロディだった気が・・・もしわかる方があったら、どんなシーンで使われていたかと、曲名を教えてくださいませ。他にもこの曲もあった!というのがあれば教えてください。m(__)m

 オペラの歌以外でも、「サンタ・ルチア」など一般に広く愛されているカンツォーネも流れます。劇中でコレリ大尉がペラギアを想ってマンドリンを奏でる「ペラギアの歌」(映画オリジナル)がありますが、エンド・クレジットでは歌詞がついて歌われています。ここで席を立っちゃうと思い切り損をします!!歌っているのは、イギリスの人気歌手ラッセル・ワトソン。元々ポップス系の人なのですが、最近出したオペラのアリア集が大人気で、今回の映画の公式サイトではオペラ歌手となってました。。。でも、オペラ歌手といっても遜色のないほどいい声なんですよねー。きちんと声楽を学んだわけでもないのにこんなに歌えちゃうって天性のものがあるのでしょうか?見た目はもちろんかっこいーです♪普段オペラは聴かないという方でも入りやすいCDだと思います。タワーレコードなどで試聴ができますので、一度きいてみては?サントラ盤は9/21に発売しています。

<収録曲リスト>
1. ペラギアの歌
2. 着任した将校
3. アルバニアへ
4. ホルゴタ・ビーチ
5. アルバニア
6. イタリア兵の上陸
7. ラ・スカラ・ボーイズの歌:女心の歌(ウ゛ェルディ)、リリー・マルレーン
(シュルツェ/ solo voice ヌッチオ・シアーノ)
8. タンゴ
9. サンタ・ルチア(コットラウ)(solo voice エンリコ・カルーソー)
10. マンドリン
11. ダンスのあとに
12. アッジ・ファネント
13. レモニ
14. ギター
15. 降伏
16. 桟橋の上で
17. 戦闘
18. センツァ・ディ・テ 〜君なしで(performed by ラッセル・ワトソン)
19. 島からの脱出
20. 余波
21. イアニスの手紙
22. リコルド・アンコール(「ペラギアの歌」)
(performed by ラッセル・ワトソン)
23. 再会

ラッセル・ワトソンの公式ページ(英語版のみ)は
  http://www.russellwatson.com/index.phtml

です。歌声もちょっときけます。
後、UMCの公式サイト(日本語)ではこの主題歌についての説明と、歌声が入っています!!まだCD化はされてないようですねー。
  http://www.universal-music.co.jp/classics/watson/

 そのほかにもドイツ将校が「ハイル ヒットラー!」と言ったのに対して、「ハイル プッチーニ!」(イタリア人がたぶん2番目くらいに好きな有名なオペラの作曲家)とこたえたり、スカラ・ボーイズに入るメンバーはヴェルディ(イタリアでは国民的な人気を誇る有名なイタリア人のオペラ作曲家)よりドニゼッティが好きな奴には「フニクリ・フニクラ」(イタリアのベスビオ火山の登山電車を歌った小さな子供でも知っている有名な民謡。日本語では「行こう、行こう火の山へ〜♪」という訳詞で有名。)を歌わせる」とか、「ヴェルディよりワーグナーを好きな奴は・・・」という、イタリア人とちょっとオペラを知ってる人は思わず大笑いするエピソードが随所にあります。
公式サイトはこちらです。
   http://www.movies.co.jp/corellis/top.html

 9/22より全国ロードショー


 「はじまりはオペラ」 はじまりはオペラ
 イタリアオペラの巨匠ヴェルディ没後100年にあたる今年度2001年に ノルウェーから大人の恋愛映画が公開されます。2000年上海国際映画祭で銀杯を受賞した 『プロンプター(原題)』。オペラのプロンプターとして働く女性が自分の生き方をしていく様が、『アイーダ』の舞台と音楽に乗せて描かれています。主人公の女性はオペラのプロンプター(歌詞をこっそり歌手に教えてくれる人!)。

 ストーリーは適齢期を過ぎた女性がバツ一の男性との結婚生活を始めていく中で、次第に自分を理解してくれない自分勝手な夫やその子供達との生活を捨て自立するまでを描いたものです。ちょっと違うけど現代版『人形の家』(イプセン)でしょうか?女性は結構共感する方が多いんじゃないでしょうか。

 面白いのが全編に渡ってオペラの舞台裏が描かれていることです!最後にはわがままな夫と、プロンプターを無視して、間違った歌詞を堂々と歌いつづけるわがままなオペラ歌手にそれぞれガツン!と一発怒鳴ってしまう主人公に思わず「いいぞー!」と叫んでしまうかもしれません(笑)私はかなり楽しめました!(*^_^*)

 映画好きの方、オペラ好きの方、どっちも興味がない方にもぜひ見ていただきたい作品です。

公式サイトはこちらです。
   http://www.alcine-terran.com/

10/13(土)より、シブヤ・シネマ・ソサエティにてロードショー
 10/13(土)の初日のお客さま全員に、ロッテより梅のど飴のプレゼントがあるそうです♪
   連日12:40/14:45/16:50/18:55



1999年アカデミー賞外国語映画賞ノルウェー代表ノミネート
1999年上海国際映画祭 銀杯
モスクワ「フェイス・オブ・ラブ」映画祭 最優秀女優賞(ヘーゲ・ショーエン)
ルーアン北欧映画祭 最優秀女優賞(ヘーゲ・ショーエン)

モントリオール国際映画祭出品
フランダース国際映画祭出品
釜山国際映画祭出品
ストックホルム国際映画祭出品
サンダンス映画祭出品
プエルトリコ国際映画祭出品
ポートランド国際映画祭出品
ミネアポリス国際映画祭出品
あいち国際女性映画祭2000出品



 「眺めのいい部屋」 
 これは以前に上演された映画のニュープリントバージョンです。
 ストーリーはオペラとは関係ありませんが、テーマ曲がキリ・テ・カナワの歌うプッチーニ作 オペラ『ジャンニ・スキッキ』で流れるアリア「O mio babbino caro」(「私のお父さん」、とか「お父様にお願い」という邦訳が多いです。)が、映画でとても効果的に使われています。もともとのオペラでも、父親に結婚を反対されているラウレッタが父親にむかって「私はほんとに、ほんとに彼のことが好きなの。どうしても許してくれないのならあのベッキオ橋からとびおりてアルノ川に身投げしちゃうんだから!!」と結婚の許しを請う(脅迫に近い!?)歌で、この映画の主人公のシチュエーションと全く同じなんですねー♪

  主人公はイギリスの良家の子女でバカンスをイタリアで過ごしそこで出会った青年と恋に落ちる。ところがそれを知った両親に反対され一度は親の決めた相手と婚約するものの、最後には自我に目覚め、真実の愛のために自分の愛する人とともに新たな人生を歩んでいく・・・とこれもまた↑と似たテーマですが、とにかく映像と音楽が美しいのです〜♪細かいストーリーは忘れたのですが、広い麦畑で主人公の女の子と男性が突然キスをして、その瞬間時間が止まったみたいに一枚の絵のようなスクリーンに、キリ・テ・カナワの歌声が流れる・・・という夢のような美しさなのです!

 最初に公開されたとき実は映画館で見ていたのですが、その頃はオペラなんて知らなかったので歌ってる人がオペラ歌手だとも知らなかったのですが、とにかくなんてきれーな声、音楽なんでしょー!と感動したのを覚えてます。とにかく映像が美しい!アメリカ映画とは違って(当時の私はヨーロッパ映画好きだったので・・・)、独特な甘美な世界に連れていってくれます。ちなみに私にとってこの曲はオペラにはまるきっかけになった歌でもあります。さらに声楽のレッスンまで受けて、とうとう今年の発表会で歌ってしまいました。もちろんキリ・テ・カナワの足元にも及びませんが・・・(^^ゞ

 イタリアのフィレンツェが舞台なので、イタリア好きの方もおすすめです!
 イタリア年ということで、ニュープリントバージョンでこの夏公開されます。

 公式サイトはこちらです。
  http://www.crest-inter.co.jp/nagame/

  8/14初日の1回目、2回目の上映にて、イタリア年公開を記念して、各回先着10名様にアラミスの香水、フィレンツェのあるトスカーナから名前が由縁する『タスカニー』か、イタリア産『キトン』のいずれかをプレゼントしてもらえるそうです!チャンス!!

8/14(火)〜9/1(土)ル・テアトル銀座にて全日ロードショー
9/1(土)〜    銀座テアトルシネマにてレイトショー