飛行機の中はまるでキッズルーム?

 前回ニュージーランド出発当日に娘が熱をだすという最悪な事態だけは今回は絶対避けなければいけないということで6月は何処にも出歩かず旅行に備えておとなしくしておこう!と心に決めた私でした。

 しかし・・・。親の思いが強すぎたのか、6月は下痢を伴う夏風邪のあとヘルパンギーナというひどい夏風邪にやられてしまい、娘の体調には神経質すぎるほど旅行当日はもちろん旅行中も気をつかいました。今回はそれに時差が7時間あったので、体調を崩さないことを願いました。
 関空からウィーンまで12時間。朝の11時に出発して、ウィーンに現地時間の16時ごろ着きます。朝早めに家を出て、空港で十分遊ばせたあと飛行機に乗り込もうということで、2時間前の9時頃には空港に着いてチェックインを済ませました。行きの空港バスですでに眠って汗ビッショリの娘を着替えさせ、持参したおにぎりを食べさせました。無料で利用できるキッズルームで機嫌良く遊ばせ、しっかりおむつやレトルトの食品などももらいました。ゲートに着いたらすぐに「小さなお子様やビジネスクラスの方はご搭乗ください」とアナウンスが始まっていましたので、先に乗り込みました。バシュネットはいくらなんでも小さいし、空席あればラッキーと思っていました。結局スクリーン前の4人がけの席で1人座っておられた方が移動してくださって、1列4席自由に使えることなりました。
 機内での食事ですが、幼児食をリクエストしていたのに、出てきたものはベビーフードの瓶詰めが3つで、目が点になってしまいました。日本のベビーフードでしたが、いくらなんでもこんなドロドロしたものは食べないので、結局大人と同じものをもうひとつ用意していただきました。
 今回はやはり歩き回りたがり、通路をウロウロしたり、おもちゃやお菓子も袋にいっぱい持っていたのですが、ぐずったりして間がもちません。どうしようと思っていたところ、ちょうど娘と同じ年齢の男の子を持ったお母さんがいて、やはり大変ということで席も私達の所に来てもらいました。それからは娘も機嫌も直り2人、私たちの足元でおもちゃで遊びまくりました。通路の横を通る人も私達のおもちゃの広げように笑っていました。その男の子はお母さんが日本人でお父さんはオーストリア人のオーストリア在住の親子でした。2人で日本に里帰りしてその帰りという事でしたが、それにしても私たち夫婦2人でも大変なのに、お母さん1人で1歳半の子供を連れて強いなあと感心するのみでした。その方がとてもとてもいい方で、ウィーンの見所を教えてもらったり、また着いてからご主人も一緒にウィーン郊外を案内してくれる約束までしてくださって、さっそく飛行機の中でいい出会いがありました。子連れだからこそのラッキーな出会いです。
 そうしてお話ししたりしている内に時間も過ぎていよいよ、到着時間となりました。娘は日本時間では深夜となるため着陸近くで眠りだしましたが、さて、この後時差はどうなるんでしょう!?


えっ、これが飛行機の中!?