10日め(1月1日)
 いよいよ、この旅行も終盤になってきました。夕方オークランドへ移動するため、クイーンズタウンで日中過ごしました。”クイーンズタウンガーデン”で午前中はゆっくり散歩と芝生の上で眠ったり。「あ〜あ、こんな国に住んでみたいなあ」とつくづく思いました。お昼は”マクドナルド”でハンバーガー買って芝生の上で食べました。ニュージーランド限定”キウイバーガー”というのがあります。果物のキウイではなくて、野菜がたっぷりはいったジューシーなバーガーです。お昼食べて、カフェでお茶したりしている内にもう、そろそろ空港にむかう時間です。本当に子供と一緒だと何をするではなくても忙しく、時間がすぐにたちますね。
 ホテルに乗り合いタクシーみたいな車を予約してもらってたので、ロビーで待っているとちゃんと迎えにきてくれます。他のホテルやモーテルなど廻っていくのですが、私たちは17時に出発の便でホテルの人から「16時ここを出るタクシーで充分間に合う」と言われていたのでのんびりしていました。空港まで30分程です。ところが、途中のモーテルで乗って来ない人がいて、運転手の人も何度も探しに行ってるうちに時間がどんどん過ぎていきます。私達もちょっと不安になってきて、「これに乗れなかったら、明日朝の日本に帰国する飛行機にも乗れないよ〜」と最悪の事態まで想像してしまいました。しかし後ろの席の方も焦ってて、私達より20分程早い別の飛行機に乗られる方らしくって必死で運転手さんをせかしていました。結局、探してた人をあきらめて、車を飛ばしました。私達はまだ少し余裕があったのですが、その方達は着くやいなや走って駆けこんでいました。それでもクイーンズタウンの空港は小さく、カウンターでチェックインすると、横に外の出口があって、飛行機がすぐそこにあります。だから、慌てる必要もなかったのでした。娘のおむつ替えもその辺の椅子であわててしましたが、あとでトイレに行くとちゃんとおむつ替えできるようなソファーとお湯のサービスもありました。アンセット航空でオークランドまで1時間半ほどなので、直行と思ってたら、クライストチャーチでいったん下りる乗り継ぎ便でした。私は相変わらず、風邪で鼻がつまっていたため、着陸時のたびに耳が異常に痛くなって、うずくまって顔も上げれない程で辛かったです。鼻ずまりがとれるアメをなめたり、いろいろしてたんですが。娘の方は横に他の方がいる席だったので、食事なんかも気を使いはしましたが、おりこうでいてくれました。
 オークランドに到着したのは、夕ぐれ近い時刻だったので、あらかじめ予約していた空港近くのモーテルに電話して迎えに来てもらうつもりでした。ところがニュージーランドの電話はほとんどテレフォンカード方式。当然テレフォンカードなど持っているはずもありません。あきらめて、タクシーに乗ることに。頭にターバンをまいたインド人風の運転手にホテルの名前を告げると、「そこは電話したら、迎えに来てくれる」と親切に言われましたが、事情を話し乗せてもらいました。しかし、降車時に払った料金は距離を考えるとかなり、割り増しでした。モーテルに着いてすぐ、翌日の朝は何時の飛行機に乗るのか、バスは何時に乗るのか、モーニングコールは何時ということを聞かれました。さすがに朝早い飛行機に乗る人のためのモーテルらしく、何時の出発でも対応してくれるみたいです。オークランドはもちろん北島には、今回の旅行ではこの宿泊のみになってしまいましたので、観光は全くしていません。

11日め(1月2日)
 翌朝、かなりの早朝というか夜明け前に娘が夜泣きしたため、結局私は眠れず、気がつくともう6時になっていたので、着替えて1人でレストランに行きました。しかし真っ暗。モーニングは7時からみたいで、ジュースやコーンフレークなどだけ、セットされているだけでした。何故かお腹がペコペコの私はどうしようと思ってると、アルバイトの男の子が電気をつけてくれました。そして「今はこれしかないけど、食べる?」と言うので「他にも食べたい」と食いしん坊の私。「じゃあ、作るけど、何が要るのか?パン?ソーセージ?ポテト?トマト?・・」と聞いてくれるのに「イエス、プリーズ」とどんどん答えて、それから待つこと20分。目の前にはボリュームたっぷりのおいしそうな朝食!!パクパク食べていったんですが、時間もあまりなく、かなりお腹もいっぱいになって残してしまってごめんなさい。もう一人のウェイトレスの女の子にお金を渡して、朝早くから作ってもらったのでチップも渡したら、笑って返してくれたんです。急いで部屋に戻るともうバスの時間が近づいて、「1人で朝食食べに行ってた」と言うとまた呆れる夫。
 空港に着いて朝食を娘や夫が食べて、あとお土産見たりしてると、あっという間に出発時間、ようやく12日の旅行も終わりです。その前にまだ、娘と共に密室で過ごす12時間が残ってますが。しかしそれも、行きに熱がでて真っ赤な顔をした娘とは違って、元気すぎるくらい、すっかり回復した娘と一緒と思えばたやすいものです。