ここは雑談のお部屋です。
今まで気になったこと、してきたことをツラツラ書いていくつもりです。

絵手紙

 絵手紙には篆刻といって石の判子で最後を締めくくるのが通なのだそうです。 私もなぜかこの篆刻にはまりました。横浜の世界堂で絵手紙セットなるものと篆刻セットなるものを手にいれました。

 絵手紙は基本、顔彩という絵具を用いて、絵筆に馴染ませてから、絵筆を紙に垂直に立てて描きます。顔彩 は色をまぜ過ぎると色がくずれますので、2色ぐらいでまぜるのがポイントです。描く時は、ゆっくり筆を動かして描きますので少し線が紙に滲んできますが、これが絵手紙の味のあるところでもあります。きれいな線ではなく、独特の線、強弱のある線とかが絵を引き立てます。紙の質はどれでもよいというわけではないですが、はがき等で使われているのでも問題はありません。でもやはり絵手紙用とか(少し材質のあらい)感じの方が味が出て送り先の人にも喜ばれます。絵の題材としては、一般 的に季節の果物、野菜、花とかが多いです。季節を感じるのが風流があってよいかと個人的には思います。でも今の思う気持ちを表現するのも絵手紙の醍醐味ですね。醍醐味といえばもう一つ。絵に体する言葉でしょう。「お変わりないですか?」などの一文を絵手紙の中に添えておくのもよいですね。

 最後に篆刻で御自分の名前を彫った判子で絵手紙のはしっこにちょこっと押すのがポイントです。篆刻は非常に簡単で柔らかい石に彫刻刀のようなものでごりごろ彫っていくだけです。石の掘り方にもいろいろあります。私は一番簡単な字を彫るだけ(判子を押す字が白地になる)のにしました。小さい石の判子ですが、30分ぐらいで作ることができました。できた後は朱肉でも構わないのですが、印泥を使うと高級感がでるのでさらにgoodです。