コーディネーショントレーニングについて

「ジュニア指導者講習会」で紹介された「コーディネーショントレーニング」について、またまた少し調べて見ました。
インターネットを使って「コーディネーショントレーニング」で検索をすると「日本コーディネーショントレーニング協会」
のHPが
最初に現れます。このHPの文章を転載させて頂くと、

「コーディネーショントレーニング」とは

一般に、スポーツ選手について「あの選手は身のこなしがよく、運動神経が優れている」とか、「状況判断がいい」

「ボールさばきがうまい」といった表現をします。
子どもたちの動きに目をやると、バランスをとるのがうまい子や、リズムに合わせてからだを動かすことが得意な
子がいます。

このような人たちの動きに隠されているのが「コーディネーション能力」であり、この能力を高めようとするのが、
「コーディネーション トレーニング」です。

という事だそうです。

1970年代に、旧東ドイツで開発され、その後いろいろな検討が加えられ、現在7つに分類されているそうです。
その7つとは、1.定位能力、2.変換能力、3.リズム能力、4.反応能力、5.バランス能力、6.連結能力、
7.識別能力です。


それでは具体的にどのような事なのでしょうか。

1. 位能力とは
   決められた場所や動いている味方・相手・ボールなどと関連付けながら、動きの変化を調節することを可能に
   する
能力です。この実践例で代表的な物はオニごっこだそうです。
   将来、アクロバティックな技術系や状況対応が求められるボールゲーム系種目を目指すには、欠かせない
   能力と
いわれています。

2.変換能力とは
   急に状況が変わり違う動きをしなければならなくなったとき、条件にあった動作の素早い切替を可能にする
   能力です。
   予測し、先取りする力でもあり、フェイント動作がポイントのようです。

3.リズム能力とは
   ひとつは耳による音や音楽、あるいは真似をするときの目からの情報を、動きによって表現することを可能に
   する
能力です。
   もう一方では、イメージとして持っている動きのリズムの現実化を可能にします。
   音楽の伴奏に合わせて演技する種目や、ボートあるいは集団演技では特に大切です。
   リズム能力は、あらゆるスポーツにおいて、上達に欠かすことのできない基礎となるようです。

4.反応能力とは
   ひとつないし複数の合図を素早く察知し、適時にそして適切な速度によって、合図に対する正確な対応動作を
   可能にする能力です。
   合図には、スタートの音や味方の動き、柔道やレスリングなどの触覚または筋感覚によるものも含みます。
   ジャンケンやボールを使ったたくさんの実践例があるようです。

5.バランス能力
   空中や動いているときの全身バランスを保つことや、崩れた体勢を素早く回復することを可能にする能力です。
   あらゆる運動の基礎をなす前提条件だそうで、回転や旋回を加え三半規管を刺激したり、ケンケンなどで
   意図的にバランスを崩したうえで行うようです。
   技術系や格闘技系には特に必要で、スキー・スケートや水上種目などでは、それ次第で優劣が決まり
   かねないようです。

6.連結能力
   からだの関節や筋肉の動きを、タイミングよく無駄なく同調させることを可能にする能力です。
   フィギュアなどの連続ジャンプや器械体操の旋回、あるいは複数の動作を連続する場合などでこの能力は
   発揮され、技術系やボールゲーム系種目で重要で、力加減やスピード調節によって、動きをスムースにする
   能力だそうです。

7.識別能力
   手や足、頭部の動きを微調節する際の視覚との関係を高め、ボールやハンドルなど用具操作を精密に行う
   ことを
可能にする能力です。
   テニスや野球などは、ボールを見てラケットあるいはバットを操作するので、特に重要であるといえます。
   ボール感覚と呼ばれるものも、識別能力に含まれるそうです。
   
   どうですかお分かりいただけましたか?
   
   もっと詳しく知りたいという方は

   NPO法人日本コーディネーショントレーニング協会 JACOT
  
コーディネーショントレーニング ドットコム(現在活動休止中)

   のHPへアクセスしてみて下さい。

今回の講習会で実践された内容をまとめておきます。
なかなか言葉では表現が難しい物も有り、分かり難いかと思いますがご容赦下さい。
 
@ 左手で○、右手で△を同時に書く

A 両手にボールを持ち、同時に投げ上げて落ちてきたボールをキャッチする。


B 両手にボールを持ち両手を外側へ開きボールが見えなくなる手前でボールを投げ上げ落ちてきた
   ボールをキャッチする。


C 2人1組になりジャンケンをして勝った人は逃げる、負けた人は勝った人にタッチする。

D   ボールを2個持ち片手でジャグリングする。これを左手と右手両方で行う。

E ボールを2個使ってショートストロークをする。

F ワンバウンドでの「ボレー・ボレー」
   1:ステップを踏みながらボールを打つ。
   2:ボールを打ったらラケットを放す。
   3:ボールを打ったらラケットを腰で一周させる。
   4:ボールを打ったらラケットを足にくぐらせる。
   5:ボールを打ったらラケットを放し手を叩く。
   6::ボール2個を使って「ボレー・ボレー」。

G ショートストローク
   1:ボール1個で。
   2:ボール2個で
   3:ネット際の対角線で。

Hロングストローク
   1:ボール2個で

I2人1組でお互いに手を持ちお互いの足を踏もうとする。

Jボールを高く投げ上げて地面ぎりぎりの所でラケットの上にボールを止める。

K2人1組で前を歩く人の後をついて行き、前の人は進む方向を急に変えたり、フェイントをかけたりする
 後ろからついてゆく人は前の人の後ろに素早く移動しついて行く。

Lケンケンしながらボールを打つ。

Mボール2個で片手でジャグリング、左右両方出来るように。

ジャグリングなどはお家でも出来ますので是非チャレンジしてみてください。