場所・・・前橋市嶺町字城岸
田中城ともいう。現在の地主は田中健三さんという。上毛国風土記、上野国志、上州古城塁記に「北城安芸守の家臣田中大弐の古城」と記されているが、安芸守は高定で、北条高広の父である。城は並郭式の丘城で、本丸は以外な程小さく南北40ｍ、東西70ｍにすぎない。その北に連なる三郭は大きく、東西の幅、最大200ｍに及ぶ。南北の全長は500ｍである。
本丸北の堀切 （比高5ｍ位）
北の二の丸
北の二の丸 北の堀切
本丸
本丸の虎口
訪問記
丘城に属すであろう。本丸は竹薮で、まわりに１ｍ位の土塁があり、地主の田中健三さん方のおばあさんの話しによれば、本丸に竪穴が掘ってあったという 。掘切は深く、本丸西にも深い空掘がある。北の二の丸の西と北にも深い空掘と堀切があり、北の二の丸は畑である。近くにこんな素晴らしい城郭があるとは驚きである。もう一度攻めてみたい。